JP4015377B2 - インキ装置およびその側板 - Google Patents

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    • B41F31/00Inking arrangements or devices
    • B41F31/18Inking arrangements or devices for inking selected parts of printing formes

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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、輪転印刷機などの印刷装置に用いられるインキ装置およびこのインキ装置の一部を構成する側板に関する。
【0002】
【従来の技術】
印刷装置においては、版胴に対して均一な膜厚のインキを供給するため、多数のローラ群を具えたインキ装置が組み込まれている。このインキ装置は、インキ出しローラと、このインキ出しローラとでインキが貯溜されるインキ貯溜部を形成するインキ出し調節板とを具えており、インキ出しローラの外周面に付着するインキ貯溜部内のインキを複数のローラ群にて均一な膜厚に均し、これを版胴に供給している。
【0003】
印刷装置に組み込まれる従来のインキ装置は、印刷可能な印刷用紙の最大幅に合わせてインキ貯溜部を形成しているため、これよりも幅寸法の小さな印刷用紙を用いて印刷を行う場合、インキ出しローラから版胴に至るローラ群の幅方向両端側にそれぞれ付着するインキが使用されずに次第に過剰供給される状態となり、これらが個々のローラの回転に伴ってこれらの軸線に沿ったその両端側へと流動し、印刷装置を汚損する不具合を生ずる。
【0004】
このような不具合を回避するため、供給するインキの量を調節するインキ出し調節板の先端とインキ出しローラの外周面との間の微妙な隙間調整を隙間調整ねじで行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
インキ出し調節板の先端とインキ出しローラの外周面との間の微妙な隙間を調節するには、熟練した技術が要求され、この調節に手間取り、輪転印刷機の稼働率の低下を招来するおそれがあった。
【0006】
また、インキ貯溜部分割制御装置を組み込んだインキ装置は、上述したような不具合は生じないものの、極めて高価であって、輪転印刷機の低コスト化を妨げる要因となっている。また、インキ貯溜部を分割できるとは言っても、所詮インキ貯溜部の分割数しか印刷用紙の幅寸法の選択肢がなく、しかも印刷用紙の幅寸法に対して正確にインキ貯溜部の幅寸法を合致させることができない場合もあり、これを組み込むためのコスト増と得られる効果とを比較すると、小型の安価な印刷装置では未だ一般的ではないと思われる。
【0007】
【発明の目的】
本発明の目的は、インキ出し調節板などを交換することなく、容易かつ極めて低コストにてインキ貯溜部の幅を任意に変更し得るインキ装置およびこのインキ装置の一部を構成する側板を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の形態は、インキ出しローラと、このインキ出しローラの外周面に対して先端が近接状態に位置調整されるインキ出し調節板と、円弧状をなす先端面が前記インキ出しローラの外周の一部を囲むように前記インキ出し調節板にそれぞれ立設されて前記インキ出しローラおよび前記インキ出し調節板とでインキを貯溜するインキ貯溜部を形成する一対の側板とを具えたインキ装置であって、前記インキ出しローラの外周面に対して非接触状態となるように前記一対の側板の先端面側に埋設され、当該先端面を前記インキ出しローラの外周面に対して密着状態に保持するための第1の永久磁石と、前記インキ出し調節板に当接する前記一対の側板の底面側に埋設されて前記一対の側板を前記インキ出し調節板の所望位置に固定するための第2の永久磁石とをさらに具え、前記一対の側板を前記インキ出し調節板に対し前記インキ出しローラの軸線に沿って移動可能としたことを特徴とするものである。
【0009】
本発明において、インキ出しローラの外周面に対しインキの付着領域を変更する場合、永久磁石の磁力に抗してインキ出し調節板に対する一対の側板の固定を解除し、一対の側板をインキ出し調節板の所望の位置に移動し、再び永久磁石の磁力を利用してこれら一対の側板をインキ出し調節板に対し固定する。
【0010】
本発明の第1の形態によるインキ装置において、前記一対の側板の先端面に当該先端面と前記インキ出しローラの外周面との接触面積を少なくするための座ぐり部をそれぞれ形成し、前記第1の永久磁石をこれら座ぐり部内にそれぞれ固定することができる
【0011】
前記一対の側板は、これらの上部先端面側に形成されて前記インキ貯溜部側に傾斜した傾斜面をそれぞれ有することができる。
【0012】
前記一対の側板は、前記インキ出しローラの外周面よりも低硬度の材料にて形成されていることが好ましい。
【0013】
前記インキ出しローラの外周の一部を囲む円弧状をなす先端面と、前記インキ出しローラの外周面に対して非接触状態となるようにこの先端面側に埋設され、当該先端面を前記インキ出しローラの外周面に対して密着状態に保持するための第1の永久磁石と、前記インキ出し調節板に対して摺動可能に当接する底面と、この底面側に埋設されて前記インキ出し調節板の所望位置に固定するための第2の永久磁石とを有し、前記一対の側板の間に介装されて前記インキ出しローラに対するインキの非供給領域を形成するための中仕切部材をさらに具えることができる。この場合、前記中仕切部材の先端面に当該先端面と前記インキ出しローラの外周面との接触面積を少なくするための座ぐり部を形成し、前記第1の永久磁石をこの座ぐり部内に固定することができる。また、前記中仕切部材は、その上部先端面側に形成された一対の傾斜面を有することができる。さらに、前記中仕切部材は、前記インキ出しローラの外周面よりも低硬度の材料にて形成されていることが好ましい。
【0014】
前記インキ出し調節板の少なくとも上面が強磁性体にて形成されていることが好ましい。
【0015】
本発明の第2の形態は、インキ出しローラおよびこのインキ出しローラの外周面に対して先端が近接状態に位置調整されるインキ出し調節板と共にインキを貯溜するインキ貯溜部を形成し、前記インキ出しローラの外周の一部を囲む円弧状をなす先端面と、前記インキ出し調節板に対して摺動可能に当接する底面とを有すると共に前記インキ出し調節板に相隔てて立設される一対の側板であって、前記側板は、前記インキ出しローラの外周面に対して非接触状態となるようにその先端面側に埋設され、当該先端面を前記インキ出しローラの外周面に対して密着状態に保持するための第1の永久磁石と、前記底面側に埋設されて前記インキ出し調節板の所望位置に固定するための第2の永久磁石とをさらに有することを特徴とするものである。
【0016】
本発明の第2の形態によるインキ装置の側板において、前記側板の先端面にこの先端面と前記インキ出しローラの外周面との接触面積を少なくするための座ぐり部を形成し、前記第1の永久磁石をこの座ぐり部内に固定することができる。
【0017】
上部先端面側に形成されて前記インキ貯溜部側に傾斜した傾斜面を有することができる。
【0018】
この側板は、真鍮にて形成されていることが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明によるインキ装置を印刷装置に応用した実施例について、図1〜図12を参照しながら詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限らず、これらをさらに組み合わせたり、この特許請求の範囲に記載された本発明の概念に包含されるあらゆる変更や修正が可能であり、従って本発明に帰属する他の技術にも当然応用することができる。
【0020】
本実施例における印刷装置の概略構造を図1に示し、そのインキ装置の主要部を図2に抽出拡大して示し、その平面構造を図3に示す。すなわち、案内レール11上に設置された印刷装置12のベース13には、左右一対のフレーム14が立設されており、これらフレーム14には、円筒状をなす版胴15の軸線に沿った両端部が図示しない軸受を介して回転自在に支持され、版胴15の外周面には図示しない刷版が取り外し可能に装着される。版胴15との間にウェブWが挿通される圧胴16も同様に、その軸線に沿った方向の両端部が図示しない軸受を介して左右一対のフレーム14に回転自在に支持されている。版胴15と圧胴16との間のギャップは、図示しないギャップ調整機構により調整可能となっている。
【0021】
版胴15の上方には、本発明の一実施例によるインキ装置17が組み込まれており、これはインキ出しローラ18と、このインキ出しローラ18の外周面に対して先端が近接状態に位置調整されるインキ出し調節板19と、円弧状をなす先端面20がインキ出しローラ18の外周の一部を囲むように、インキ出し調節板19にそれぞれ立設され、インキ出しローラ18およびインキ出し調節板19とでインキIを貯溜するインキ貯溜部21を形成する一対の側板22と、インキ出しローラ18に転接するインキ移しローラ23から版胴15に転接するインキ着けローラ24に至る多数のローラ群とを具えている。インキ出しローラ18およびこれに続くインキ移しローラ23,インキ着けローラ24を含むローラ群もまた、一対のフレーム14に対して回転自在に支持されている。
【0022】
インキ出しローラ18からインキ移しローラ23に供給されたインキIは、多数のロール群で練られながらその膜厚が均一化された状態となってインキ着けローラ24により版胴15に装着された刷版に均一に塗布される。
【0023】
鋼板で形成されたインキ出し調節板19は、フレーム14に固定されたブラケット25の傾斜加工面26に対し、インキ出しローラ18の軸線に沿った両端側に摺動案内板28が設けられ、この摺動案内板28を介して摺動可能に載置されている。そして、その基端側に装着された隙間調整ねじ27のねじ込み量を調整することにより、インキ出し調節板19の先端とインキ出しローラ18の外周面との間の隙間を最適に調整することができる。
【0024】
本実施例における側板22の側面形状を図4に示し、その平面形状,正面形状をそれぞれ図5,図6に示し、図5中のVII−VII矢視断面構造を図7に示す。すなわち、インキ出し調節板19の表面に密着状態で当接する側板22の底面29には、側板22をインキ出し調節板19の所望位置に磁力を利用して固定するための永久磁石30が複数(図示例では3つ)ねじ止めされているが、側板22の底面29から突出しないように埋設状態となっている。従って、磁力に抗して側板22をインキ出し調節板19から引き剥がすことにより、インキ出しローラ18の軸線と平行な方向に沿って側板22をインキ出し調節板19に対し、例えば図3中の二点鎖線で示すような任意の位置に取り付けし直すことができるようになっている。つまり、一対の側板22の間隔をこの印刷装置12に用いられるウェブWの幅寸法に応じた間隔に設定することにより、余分なインキIがインキ出しローラ18の軸線に沿った方向の両端側に拡散して版胴15側に供給されるのを阻止することができる。
【0025】
本実施例では、インキ出し調節板19に対する側板22の底面29の密着性を良好に保つと同時に、インキ出しローラ18の外周面がインキ出し調節板19に形成された円弧状の先端面20によって損傷を受けないように、側板22をインキ出し調節板19やインキ出しローラ18よりも低硬度の材質の真鍮にて形成している。側板22の先端面20は、インキ出しローラ18の外周面との接触面積を少なくするため、その内側に座ぐり部31を形成しており、さらにこの先端面20とインキ出しローラ18の外周面との密着性を磁力によって高めるため、座ぐり部31内に永久磁石32をねじ止めしているが、永久磁石32の端面がインキ出しローラ18の外周面に対して当接しないように、永久磁石32の端面を側板22の円弧状をなす先端面20よりも後退させた状態で永久磁石32を側板22に埋設している。
【0027】
側板22の先端面20の上部には、インキ貯溜部21側に傾斜した傾斜面33が形成されており、この傾斜面33はインキ出しローラ18の外周面に付着してそれらの両端側に拡散するインキIをインキ貯溜部21内に掻き落とす機能を有し、これによってインキ出しローラ18の外周面全域にインキIが拡散するのを防止することができる。
【0028】
インキ出しローラ18の軸線に沿った方向の両端側へのインキIの拡散をより確実に防止するためには、上述した側板22を隣り合わせでインキ出し調節板19にそれぞれ複数配置することがさらに有効であり、同様な観点からこれら一対の側板22の間にインキ出しローラ18に対するインキIの非供給領域を形成するための中仕切部材34(図8参照)を介装することも可能である。
【0029】
このような本発明による他の実施例の平面構造を図8に示し、その中仕切部材34の側面形状を図9に示し、その平面形状,正面形状をそれぞれ図10,図11に示し、図10中のXII−XII矢視断面構造を図12に示すが、先の実施例と同一機能の部分にはこれと同一符号を記すに止め、重複する説明は省略するものとする。すなわち、片側に複数(図示例では2つ)の側板22が密着状態でインキ出し調節板19の所望の位置に磁力を利用して固定されており、インキ出しローラ18の軸線に沿った方向に対してそれぞれ内側に位置する一対の側板22の間隔が使用するウェブWに印刷する印刷面の幅寸法に対応する。また、中仕切部材34の基本的な形状や構造は、先の実施例における側板22とほぼ同じであるが、傾斜面33を両方の側面に形成した点が相違している。
【0030】
従って、インキ出しローラ18の軸線に沿った方向に対してそれぞれ外側に位置する一対の側板22,22がインキ出しローラ18の軸線に沿った方向の両端側に拡散したインキIをそれらの内側に導く。また、インキ出しローラ18に対するインキIの非供給領域は、中仕切部材34の幅寸法に対応した領域となり、幅寸法の異なる中仕切部材34を交換して併用することにより、インキ出しローラ18の軸線に沿った任意の位置に任意の幅のインキIの非供給領域を形成することができる。
【0031】
【発明の効果】
本発明のインキ装置によると、インキ出しローラの外周面に対して非接触状態となるように一対の側板の先端面側に第1の永久磁石を埋設すると共に一対の側板をインキ出し調節板の所望位置に固定するための第2の永久磁石をインキ出し調節板に当接する一対の側板の底面側に埋設したので、インキ出しローラの外周面に対して側板の先端面を密着状態に保持してインキ貯溜部内からのインキの漏洩を防止することができ、しかも印刷媒体の幅寸法に応じて一対の側板の間隔を変更するだけで余分なインキがインキ出しローラ側に供給されるのを未然に防止することが可能であり、インキ出し調節板の交換が不要になったことと相俟って、段取り換えに要する時間を短縮することができ、部品点数の増加を防ぐこともできる。
【0033】
側板の上部先端面側にインキ貯溜部側に傾斜した傾斜面を形成した場合には、インキ出しローラの外周面に余分に付着したインキをインキ貯溜部側に円滑に誘導させることができる。
【0034】
側板をインキ出しローラの外周面よりも低硬度の材料にて形成した場合には、側板の先端面によってインキ出しローラの外周面に損傷を与えるような不具合を未然に防止することができる。
【0035】
インキ出しローラの外周の一部を囲む円弧状をなす先端面と、インキ出しローラの外周面に対して非接触状態となるようにこの先端面側に埋設され、当該先端面をインキ出しローラの外周面に対して密着状態に保持するための第1の永久磁石と、インキ出し調節板に対して摺動可能に当接する底面と、この底面側に埋設されてインキ出し調節板の所望位置に固定するための第2の永久磁石とを有し、一対の側板の間に介装される中仕切部材を設けた場合には、中仕切部材の先端面をインキ出しローラの外周面に対して密着状態に保持することにより、インキ出しローラに対するインキの非供給領域側へのインキの漏洩を抑制することができ、しかもインキ出しローラに対して任意の位置にインキの非供給領域を形成することができる。
【0037】
中仕切部材の上部先端面側に一対の傾斜面を形成した場合には、インキ出しローラの外周面に余分に付着したインキをインキ貯溜部側に円滑に誘導させ、非供給領域へのインキの流動を抑制することができる。
【0038】
中仕切部材をインキ出しローラの外周面よりも低硬度の材料にて形成した場合には、中仕切部材の先端面によってインキ出しローラの外周面に損傷を与えるような不具合を未然に防止することができる。
【0039】
インキ出し調節板の少なくとも上面を強磁性体にて形成した場合には、永久磁石の磁力を有効に働かせることが可能となり、インキ出し調節板に対する側板および中仕切部材の底面の密着性を良好に保つことができる。
【0040】
本発明のインキ装置の側板によると、インキ出しローラの外周面に対して非接触状態となるようにその先端面側に埋設され、当該先端面をインキ出しローラの外周面に対して密着状態に保持するための第1の永久磁石と、底面側に埋設されてインキ出し調節板の所望位置に固定するための第2の永久磁石とをさらに有するので、側板の先端面をインキ出しローラの外周面に対して密着状態に保持してインキ貯溜部内からのインキの漏洩を防止することができ、しかも印刷媒体の幅寸法に応じて一対の側板の間隔を変更するだけで余分なインキがインキ出しローラ側に供給されるのを未然に防止することが可能となった。
【0042】
側板を真鍮にて形成した場合には、側板の先端面によってインキ出しローラの外周面に損傷を与えるような不具合を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインキ装置を組み込んだ印刷装置の一実施例の概略構造を表す概念図である。
【図2】図1に示した実施例におけるインキ装置の部分の抽出拡大図である。
【図3】図2に示したインキ装置の部分の平面図である。
【図4】本発明による側板の一実施例の外観を表す側面図である。
【図5】図4に示した側板の平面図である。
【図6】図4に示した側板の正面図である。
【図7】図5中のVII−VII矢視断面図である。
【図8】本発明によるインキ装置の側板を2個密着させて使用した他の実施例の外観を表す平面図である。
【図9】図8に示したインキ装置に組み込まれる中仕切部材の側面図である。
【図10】図9に示した中仕切部材の平面図である。
【図11】図9に示した中仕切部際の正面図である。
【図12】図10中のXII−XII矢視断面図である。
【符号の説明】
11 案内レール
12 印刷装置
13 ベース
14 フレーム
15 版胴
16 圧胴
17 インキ装置
18 インキ出しローラ
19 インキ出し調節板
20 先端面
21 インキ貯溜部
22 側板
23 インキ移しローラ
24 インキ着けローラ
25 ブラケット
26 傾斜加工面
27 隙間調整ねじ
28 摺動案内板
29 底面
30,32 永久磁石
31 座ぐり部
33 傾斜面
34 中仕切部材
I インキ
W ウェブ

Claims (13)

  1. インキ出しローラと、このインキ出しローラの外周面に対して先端が近接状態に位置調整されるインキ出し調節板と、円弧状をなす先端面が前記インキ出しローラの外周の一部を囲むように前記インキ出し調節板にそれぞれ立設されて前記インキ出しローラおよび前記インキ出し調節板とでインキを貯溜するインキ貯溜部を形成する一対の側板とを具えたインキ装置であって、
    前記インキ出しローラの外周面に対して非接触状態となるように前記一対の側板の先端面側に埋設され、当該先端面を前記インキ出しローラの外周面に対して密着状態に保持するための第1の永久磁石と、
    前記インキ出し調節板に当接する前記一対の側板の底面側に埋設されて前記一対の側板を前記インキ出し調節板の所望位置に固定するための第2の永久磁石と
    をさらに具え、前記一対の側板を前記インキ出し調節板に対し前記インキ出しローラの軸線に沿って移動可能としたことを特徴とするインキ装置。
  2. 前記一対の側板の先端面には、当該先端面と前記インキ出しローラの外周面との接触面積を少なくするための座ぐり部がそれぞれ形成され、前記第1の永久磁石はこれら座ぐり部内にそれぞれ固定されていることを特徴とする請求項1に記載のインキ装置。
  3. 前記一対の側板は、これらの上部先端面側に形成されて前記インキ貯溜部側に傾斜した傾斜面をそれぞれ有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインキ装置。
  4. 前記一対の側板は、前記インキ出しローラの外周面よりも低硬度の材料にて形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載のインキ装置。
  5. 前記インキ出しローラの外周の一部を囲む円弧状をなす先端面と、前記インキ出しローラの外周面に対して非接触状態となるようにこの先端面側に埋設され、当該先端面を前記インキ出しローラの外周面に対して密着状態に保持するための第1の永久磁石と、前記インキ出し調節板に対して摺動可能に当接する底面と、この底面側に埋設されて前記インキ出し調節板の所望位置に固定するための第2の永久磁石とを有し、前記一対の側板の間に介装されて前記インキ出しローラに対するインキの非供給領域を形成するための中仕切部材をさらに具えたことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載のインキ装置。
  6. 前記中仕切部材の先端面には、当該先端面と前記インキ出しローラの外周面との接触面積を少なくするための座ぐり部が形成され、前記第1の永久磁石はこの座ぐり部内に固定されていることを特徴とする請求項5に記載のインキ装置。
  7. 前記中仕切部材は、その上部先端面側に形成された一対の傾斜面を有することを特徴とする請求項5または請求項6に記載のインキ装置。
  8. 前記中仕切部材は、前記インキ出しローラの外周面よりも低硬度の材料にて形成されていることを特徴とする請求項5から請求項7の何れかに記載のインキ装置。
  9. 前記インキ出し調節板の少なくとも上面が強磁性体にて形成されていることを特徴とする請求項1から請求項8の何れかに記載のインキ装置。
  10. インキ出しローラおよびこのインキ出しローラの外周面に対して先端が近接状態に位置調整されるインキ出し調節板と共にインキを貯溜するインキ貯溜部を形成し、前記インキ出しローラの外周の一部を囲む円弧状をなす先端面と、前記インキ出し調節板に対して摺動可能に当接する底面とを有すると共に前記インキ出し調節板に相隔てて立設される一対の側板であって、前記側板は、
    前記インキ出しローラの外周面に対して非接触状態となるようにその先端面側に埋設され、当該先端面を前記インキ出しローラの外周面に対して密着状態に保持するための第1の永久磁石と、
    前記底面側に埋設されて前記インキ出し調節板の所望位置に固定するための第2の永久磁石とをさらに有することを特徴とするインキ装置の側板。
  11. 前記側板の先端面には、この先端面と前記インキ出しローラの外周面との接触面積を少なくするための座ぐり部が形成され、前記第1の永久磁石はこの座ぐり部内に固定されていることを特徴とする請求項10に記載のインキ装置の側板。
  12. 上部先端面側に形成されて前記インキ貯溜部側に傾斜した傾斜面を有することを特徴とする請求項10または請求項11に記載のインキ装置の側板。
  13. 真鍮にて形成されていることを特徴とする請求項10から請求項12の何れかに記載のインキ装置の側板。
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