JPH01258930A - 表皮材の製造方法 - Google Patents

表皮材の製造方法

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JPH01258930A
JPH01258930A JP8688288A JP8688288A JPH01258930A JP H01258930 A JPH01258930 A JP H01258930A JP 8688288 A JP8688288 A JP 8688288A JP 8688288 A JP8688288 A JP 8688288A JP H01258930 A JPH01258930 A JP H01258930A
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JP
Japan
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sheet material
mold surface
molding die
vacuum
sheet
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Application number
JP8688288A
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English (en)
Inventor
Takafumi Kaneko
隆文 金子
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Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、プラスチックシート等からなるシート材を
、加熱状態下型面に真空吸引して型面形状に付形する表
皮材の製造方法に関する。
(従来の技術) プラスチックシート等のシート材(例えばプラスチック
シート単体、あるいはプラスチックフィルムとファブリ
ック等の績層体)からなる表皮材は、家具用または自動
車用座席、またはインストルメントパネル等の自動車用
内装部品において、クツション体表面を覆うものとして
広く用いられている。
従来、そのような表皮材の簡便な製造方法として次の方
法がある。それは、第5図に示すような真空成形型10
上にプラスチックシート等からなるシート材14を加熱
状態で保持し、型面12とシート材14の間を減圧にす
ることにより、そのシート材14を型面12に真空吸引
して型面形状を付与し、その後の冷却により形状を固定
するものである。
なおその真空成形型10は、そのままクツション体の成
形に使用される場合もある。その場合は、上記のように
して表皮材を製造した後に、その表皮材を型面に密着さ
せたまま、その表皮材内面にクツション体形成原料、例
えばポリウレタン発泡体原料を注入し、表皮材と一体に
なったクツション体を発泡成形するのである。
(発明が解決しようとする課題) ところで上記表皮材の製造方法において、型面12形状
は、表皮材の用途等により四部の深いもの(深絞り)と
される場合がある。そのような深絞りの型面の場合、加
熱により軟化したシート材は、真空吸引により僅かに引
き伸ばされた状態でまず型面上部16に吸引密着し、そ
の後さらに引き伸ばされて型面下部18に吸引密着する
ことになる。
しかし、その型面下部18にシート材14が吸引密着す
る際には、既に型面上部16にシート材14が吸引密着
しているため、その型面上部の密着部分ではシート材の
伸びが制限される。その結果シート材14は、まだ型面
に密着してない部分のみが更に伸びて型面下部18に吸
引密着することになる。
従って得られる表皮材は、型面の下部18に対応する部
分が極端に薄くなったものとなる。そのため、後に表皮
材内部に形成される、または配置されるクツション体の
色等が表皮材の外から透視されたり、あるいは製品使用
中にその表皮材の薄い部分で破れ易い等の問題が発生す
る。
また、上記の問題を解決するために、加熱状態のシート
材を治具等で型面に押さえつけて、型面形状の表皮材を
製造する方法もあるが、その場合にはシート材が治具等
との接触により冷却されて十分に伸びなかったり、ある
いは治具との接触によりシート材に傷が付くことがある
ため、良好な表皮材が得られない欠点がある。
そこでこの発明は、上記の問題点および欠点を解決して
、深絞り形状からなる表皮材についても、均一な厚みお
よび良好な表面状態のものが得られる表皮材の製造方法
を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、この発明は、シート材を加熱
状態下所定形状の型面上に保持し、そのシート材と型面
間を減圧にしてシート材を型面に真空吸引し、型面形状
に行形する表皮材の製造方法において、シート材を型面
に真空吸引する前に、シート材と型面間に圧搾空気を吹
き込んでシート材を一旦外方に膨らませた後、そのシー
ト材を型面に真空吸引することとしたのである。
(作用) 加熱状態にあるシート材は、そのシート材と型面間に吹
き込まれた圧搾空気により、外方に膨らんで伸びる。そ
の時シート材は型面に触れることなく膨らむため、同等
制約を受けることなく全体が均一に伸びる。
その伸びたシート材は、その後真空吸引されて型面に吸
引される。その際シート材は、型面の面積と比べて足ら
ない分だけ真空吸引により更に伸ばされることになる。
従って、シート材は、その真空吸引時に従来と同様の理
由によって、厚みが部分的に薄くなる。しかし、既に上
記圧搾空気によりシート材が均一に伸びているため、真
空吸引によりシート材が伸ばされる量は、従来に比べる
と極めて少ない、そのため、型面に吸引されたシート材
は、厚み変化が伍かであり、全体に互ってほぼ均一な厚
みとなっている。
このようにして型面に吸着されたシート材は、その後の
冷却により硬化して形状固定され、所望の表皮材になる
(実施例) 以下実施例について説明する。
第1図ないし第4図は、この発明による表皮材の製造時
における真空成形型20の断面図である。
まず、真空成形型20等について説明し、その後表皮材
の製造について説明する。
真空成形型20は、両側が隆起した自動車用座席に用い
られる表皮材を製造するためのもので、その座席形状と
同一形状の型面22を有する。その型面22には、真空
吸引孔24が多数穿設されていて、その真空吸引孔24
同士は、型面22内側の中空部26においてつながって
いる。中空部26は、型20底部に設けた開口部28に
よって型20の外部とつながっている。またその開口部
28には、三方コック等の切り換え装置29を介して真
空吸引ポンプP+ と圧搾空気吹き込み用ポンプP2が
接続されている。
30はシート材両端の保持手段である。その保持手段3
0は、シート材を型20上部に張設するためのもので、
種々のものがある。たとえば細長い板状体をボルト等で
型20上部の両端に固定し、その板状体と型20上部と
の間でシート材の端部を挟む等である。
用いるシート材32としては、例えばファブリックとポ
リウレタンフィルム間にポリウレタン発泡体シートを設
けてなる積層シート、あるいは塩化ビニル樹脂シート等
の熱可塑性プラスチックシート単体からなるもの等があ
り、表皮材の用途および装飾性等を考慮して最適のもの
が選択される。
次に、上記真空成形型20等を用いて行う表皮材の製造
について説明する。
まず、第1図のように真空成形型20上にシート材32
を保持する。これによって、シート材32と型面22間
に空間34が形成される。そしてその状態でシート材3
2を所定温度に加熱して軟化させる。その加熱方法とし
ては種々の方法があるが、例えばシート材32上に電熱
ヒーターを配置して(図示せず)、あるいはシート材3
2に熱風を吹き付けて行う等である。
次に、型20の開口部28に接続している切り換え装置
29を操作して、開口部28と圧搾空気吹き込みポンプ
P2とをつなぎ、圧搾空気を第2図のように型内の中空
部26に吹き込む。中空部26に吹き込まれた圧搾空気
は、真空吸引孔24を通って型面22とシート材32間
の空間34に吹き出る。それによって加熱軟化状態にあ
るシート材32は、上方に膨らみ均一に伸びる。この時
におけるシート材32の伸長量は、圧搾空気の吹き込み
量によって所望量となるように調節する。なおその具体
的量は、圧搾空気の吹き込みにより伸びた後のシート材
の大きさが、型面22の面精よりも僅かに小なるように
する。
次に第3図のように、切り換え装置29を切り換えて型
の開口部28に真空吸引ポンプP1を接続し、その真空
吸引ポンプP1の作動により、シート材32と型面22
間の空間34に存在する空気を型外に吸い出し、その空
間34内を減圧にする。
それによって、シート材32が型面22に真空吸引され
る。その際、シート材32は、上記圧搾空気による膨張
で所定景仰びているため、まずそのまま、即ち更に伸び
ることなく型面上部35および凸部36に吸着する。そ
して、前記圧搾空気によるシート材32の伸びが、シー
ト材32を型面22に完全に密着させる程のものでない
ため、その凹部38においてはシート材32が型面22
から僅か離れた状態になる。
そして、更に続く真空吸引により、第4図のように型面
凹部38上のシート材32が伸びて型面凹部38に密着
する。この時のシート材32の伸びは、型面凹部38上
にあって型面22から僅かに離れた状態にあるシート材
32が、凹部38の型面に密着するのに必要な量だけで
あり、僅かである。そのため、シート材32は、型面の
四部38に密着してなる部分と型の他部に密着した部分
とで厚みが殆ど変わらないものとなる。
その後、型面22に密着しているシート材32に冷水を
噴霧等して、そのシート材32を冷却硬化させ型面形状
に固定すれば、所望形状の表皮材が得られる。
このようにして製造された表皮材は、その後にクツショ
ン体(図示せず)に被着されて、使用に供される。なお
その表皮材の被着は、表皮材を上記真空成形型20から
取り外すことなく、その表皮材内面にクツション体形成
原料を注入して、表皮材と一体になったクツション体を
発泡成形すれば、クツション体の成形と同時に行うこと
ができる。
勿論、表皮材を真空成形型20から収り外して、別途形
成したクツション体に被せてもよい。
(効果) この発明は、上記のような構成からなるため、深絞り形
状の表皮材であっても、殆ど均一な厚みでもって製造す
ることができる。その結果、表皮材の一部が薄くなるこ
とがないので、表皮材が破れたり、また、その表皮材を
クツション体に被着した際に内部のクツション体が外部
から透視されることもない。
更に、表皮材製造時に加熱軟化したシート材を治具によ
り押さえることもないため、表面に傷等のない、極めて
良好な外観の表皮材が得られる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は、この発明の一実施例により表皮
材を製造する際の真空成形型の断面図である。また第5
図は、従来の製造法を説明する断面図である。 22:型面、24:真空吸引口、28:開口部、29:
切り換え装置、32:シート材 特許出願人  井上エムチービー株式会社第、。   
  第2因 第3図    第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. プラスチックシート等からなるシート材を所定形状の型
    面上に張設し、そのシート材の加熱状態下、シート材と
    型面間を減圧にしてシート材を型面に真空吸引し、型面
    形状に付形することにより、所定形状の表皮材を製造す
    る方法において、シート材を型面に真空吸引する前に、
    シート材と型面間に圧搾空気を吹き込み、シート材を一
    旦外方に膨らませた後、そのシート材を型面に真空吸引
    することを特徴とする表皮材の製造方法。
JP8688288A 1988-04-08 1988-04-08 表皮材の製造方法 Pending JPH01258930A (ja)

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