JPH01256642A - 軽量気泡コンクリートパネルの取り付け構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は軽量気泡コンクリート（ＡＬＣＩパネルの取り
付け構造に係るものである。

［従来の技術］ 近年各種建築材料が提案され、これらのうちいくつかの
材料は独特の取り付け構造を要するものがある。

この様な材料のうち、ＡＬＣは予め鉄骨を組み立て、こ
の鉄骨にパネルを取り付けるようにして構築される。

従来、　ＡＬＣパネルの鉄骨への取り付けは、その典型
的な例として例えば、第２図に示した如く１脚部鉄骨に
対し、横方向に建物幅一杯の長尺の横通材２１を設け、
かかる横通材に対し、ＡＬＣパネルに挿着したボルト２
２を溶接するか、或は互いに隣り合うパネルの突き合せ
部上面に、パネルの目地溝２３に合せた穴２４を設けた
Ｌ状片２５を置き、かかるＬ状片２５を横通材２１に溶
接せしめる。そしてこの穴２４から鉄筋２６を目地溝２
３に挿通し、目地溝内をモルタルで埋め、鉄筋をＬ状片
に溶接するようになされていた。

［発明の解決しようとする問題点］ しかしながら、これら従来の構法にあっては、パネルの
取り付け位置を容易ならしめる為、横通材を建物幅一杯
に予め設けておく為、パネルの取り付け箇所以外の横通
材部分は不必要であるのみならず、他の部材を鉄骨本体
に取り付ける際に障害となり、その処置を別途行なわね
ばならない煩雑さがある。

又、横通材の取り付け精度によりパネルの建込精度が損
われると共に、横通材とパネルが密着しない場合も生じ
、この様な状態が生じると所要の設計強度が得難い欠点
があった。

［問題を解決するための手段］ 本発明者は従来法が有するこれら煩雑さや欠点を尽く排
除し、出来るだけ簡単確実にパネルを取り付け得る取り
付け構造を見出すことを目的として種々研究、検討した
結果、ＡＬＣパネル固定部と鉄骨基礎材の固定部とを雌
雄一対の螺子を用い、この螺子の捩じ込み具合を加減し
て固定することにより前記目的を達成し得ることを見出
した。かくして本発明は、パネルの所定位置に埋設され
たパネル取付用アンカー金物としての雌螺子に、Ｌ型状
雄螺子を捩じ込み、パネル取付型体に前記り型状雄螺子
端が接した段階で捩じ込みを止め、これらを溶接固定す
るようにした軽量気泡コンクリートパネルの取り付け構
造を提供するにある。

以下、本発明を添付図面を用いて説明する。

第１図は本発明の一例による軽量気泡コンクリートパネ
ルの取り付け構造を説明する為の部分破断説明図である
。

１はＬ型状雄螺子であり、２は予めＡＬＣパネル３中に
埋設された雌螺子である。５は横通材等のパネル取付型
体であり、６はパネル自重受金具である。

実際のパネルの取り付け方としては、先づパネル３をそ
の自重受金具６上に、パネル取付型体５の立上り面に沿
わせて載置する。そして雄螺子ｌを雌螺子２内に捩じ込
んでいき、該螺子ｌの螺子切り部と反対端が前記躯体５
の立上り部に接する迄になったら捩じ込みを止めてこれ
らの接触部分を溶接４することにより固定せしめる。

かくして、無理に螺子を捩じ込まないようにすれば両螺
子間に引張力が作用せず、従ってＡＬＣパネルにも局部
的な応力が働らかず、例えば地震に対しても雌螺子２を
軸としてＡＬＣパネルが面内方向に回転し得る余地が出
来、耐震性が得られる。

尚、雄螺子ｌのうち躯体５の立上り部に接する部分は、
該螺子の螺子切り部とほぼ同じ太さと形状を有している
のが普通であるが、所望により立上り部に接する部分だ
け例えば扇状等の平板状にし、溶接を容易ならしめるよ
うにすることも出来、この場合もその断面形状はＬ字状
となり、本発明におけるＬ型状雄螺子はこの様な形状を
も含むものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一例による軽量気泡コンクリートパネ
ルの取り付け構造を説明する為の部分破断説明図。 第２図は従来の軽量気泡コンクリートパネルの取り付け
構造を説明する為の部分破断説明図。 ｌ：Ｌ型状雄螺子、　　　２：雌螺子、３　：　ＡＬＣ
パネル、　　　　４：溶接部、５：パネル取付型体、　
６：自重受金具。 熟　１　　国 第２　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、パネルの所定位置に埋設されたパネル取付用アンカ
   ー金物としての雌螺子に、Ｌ型状雄螺子を捩じ込み、パ
   ネル取付駆体に前記Ｌ型状雄螺子端が接した段階で捩じ
   込みを止め、これらを溶接固定するようにした軽量気泡
   コンクリートパネルの取り付け構造。