JPS61117345A - Ｒｃラ−メン架構の柱・梁接合部における梁主筋の定着装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、ＲＣラーメン架構の柱・梁接合部における
梁主筋の定着装置に関する。

従来技術およびその問題点 従来、ＲＣラーメン架構の柱・梁接合部において梁主筋
の端部は、コ／りＩＪ−トとの付着力によって定着耐力
を確保する必要があるため、柱に溢って略直角に折曲げ
られ、相当の長さが柱のコン、　　クリート内に埋めこ
まれている。

このため、梁主筋の配筋に際し、梁主筋の端部を折曲げ
る必要があシ、その加工がきわめて面倒でかつ不経済で
あるのみならず、柱部への配筋作業を煩雑にしていた。

さらに施工の簡略化、合理化を目的とした鉄筋のプレフ
ァブ化が進行しつつある現在、鉄筋の曲げ加工は鉄筋の
プレファブ化を阻害するネックにもなっている。

発明の目的 この発明は、前記従来の問題点を解消するために提案さ
れたもので、梁主筋端部の曲げ加工を一切なくして梁主
筋端部の配筋作業の簡素化を図り鉄筋のプレファプ化を
さらに前進させることができるＲＣラーメン架構の柱・
梁接合部における梁主筋の定着装置を提供することを目
的とする。

発明の構成 この発明は、柱・梁主筋にねじ鉄筋を用いて柱主筋の梁
接合部に定着金具をその両端部のスリーブに左右柱主筋
を挿通させて所定の位置に配し、少なくとも左右スリー
ブの下側部に固定ナツトを螺着して固定し、かつ前記定
着金具の孔に梁主筋を挿通し、その端部に固定ナツトを
螺着することにより前記目的を達成するものである。

実施例 以下、この発明を図示する一実施例によって説明すると
、ＲＣラーメン架構の柱・梁接合部において、ねじ鉄筋
からなる柱主筋１，１に複数枚の定着金具２，２が取付
けられている。

定着金具２，２は所定厚さおよび所定幅を有して横長の
長方形板状に形成され、その中央部には複数個の孔８，
８が横方向に所定間隔おきに形成されている。また、定
着金具２，２の左右縁端部には上下方向に貫通する略円
筒形のスリーブ３゜３が形成されている。

さらに、スリーブ３，３のほぼ中央部には小穴４．４が
形成されている。

かように形成された定着金具２は左右スリーブ３．３に
左右柱主筋１，１を挿通するとともに左右スリーブ３，
３の下側部と上側部とに固定ナツト７．７を螺着し、左
右スリーブ３，３を上下より挾み付けることによって左
右柱主筋１，１間に取付けられている。また、左右スリ
ーブ３，３の内側部には小穴４，４よりセメント系グラ
ウト材を充てんすることにより定着金具２と左右柱主筋
１．１間の一体化が図られ、定着金具２のがたつき、上
下移動が阻止されている。なお、固定ナツト７はスリー
ブ３の下側部にのみ螺着し、上側部の固定ナツト７は省
略してもよい。

係る取付は方法によって複数個の定着金具２゜２は手前
側左右鉄筋１，１問および前方側左右鉄筋１，１間に同
一高さで取付けられ、かつ片側につき上下二段に取付け
られている。

上側定着金具２，２および下側定着金具２，２の孔８，
８にはねじ鉄筋からなる梁上端主筋５゜５および梁下端
主筋６，６の端部がそれぞれ連続して挿通され、その貫
通部分と基端側部分とに固定ナツト７．７が螺着され、
かかる構成によって梁上・下端主筋５および６は定着金
具２，２に連結されている。

なお、定着金具２，２の寸法は特に限定されるものでは
ないが、梁上端主筋５および梁下端主筋６を介して定着
金具２，２に作用する力によって定着金具２，２の内側
部のコンクリートが支圧破壊をおこさないような厚さお
よび幅に設計するものとする。

第４図および第５図は、定着金具２の他の実施例を示し
だもので、柱の西側面に梁を接合し、梁上下端主筋５，
６が直交する場合に使用するものである。

定着金具２は略矩形の枠状に形成され、各コーナ部にス
リーブ３．３が形成され、かつ西側面に複数個の孔８，
８が形成されている。さらに、スリーブ３，３には小穴
４，４が形成されている。

なお、斜向いに相対する孔８，８は梁主筋径分だけ上下
にずれて形成され、直交する梁主筋５，６がぶつからな
いようになっている。この定着金具２の取付方法は第１
図に示す定着金具２の取付方法と全く同じである。

発明の効果 この発明は以上の構成からなり、この梁主筋の定着装置
によれば、梁主筋の定着長さは従来工法に比べ格段に短
くでき、しかも梁主筋端部を折曲げ加工する必要がない
ため鉄筋加工費の節減が計れる。さらに、梁主筋は接合
すべき柱部に鉛直に建てこむだけで容易に定着すること
が可能となり、配筋に際し、あらかじめ柱筋回りのフー
プ筋を配筋しておいても梁主筋を配筋することができる
。

また、梁主筋を工場であらかじめ組立て、現場で柱筋に
取付けるプレファプ化への適用にも適している。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は、この発明の一実施例を示したもので
、第１図は定着金具の斜視図、第２図および第３図はそ
の使用状態を示す柱・梁接合部の斜視図および断面図、
第４図および第５図は他の実施例の定着金具の使用状態
を示す柱・梁接合部の横断面図および縦断面図である。 １・・柱主筋、２・・定着金具、３・・スＩＪ−プ、４
・・小穴、５・・梁上端主筋、６・・梁下端主筋、７・
・固定ナツト、８・・孔。 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ＲＣラーメン架構の柱・梁接合部において、柱主
   筋間に定着金具をその両端部のスリーブに左右柱主筋を
   挿通するとともに少なくとも前記スリーブの下側部に固
   定ナットを螺着し、かつ梁主筋端部を前記定着金具の孔
   に挿通するとともにその端部に固定ナットを螺着してな
   ることを特徴とするＲＣラーメン架構の柱・梁接合部に
   おける梁主筋の定着装置。
2. （２）柱主筋及び梁主筋はねじ鉄筋であることを特徴と
   するＲＣラーメン架構の柱・梁接合部における梁主筋の
   定着装置。