JPH01255770A - 閉止機能付き比例制御弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はガスの燃焼出力を広範囲に安全正確に制御でき
るようにしたガスガバナーと電磁装置とを利用したガス
制御弁、時に閉止機能付き比例１￥ｉｌ制御弁に関する
。

（従来の技術） ガス圧の変動をダイヤフラムでキャッチするようにした
ガスガバナーとダイヤフラムの動きを磁力により外的に
コントロールする電磁装置とよりなるガス比例制御弁は
、本願人等によって提案され従来から一般に知られてい
る（例えば実開昭６１−１６２６７５号、特公昭５９−
３６１５５号公報）。公知の比例制御弁は第１図に示す
ようにダイヤフラム５１にマグネット体５２を取付けて
、このマグネット体を対応する電磁装置５３の鉄心５４
にて応動するようにし、電磁石の非通電時に永久磁石の
磁力にて弁５９の閉止を行わせるものであるが、弁体５
９を平円盤形のダイヤフラム５１にダイレクトに取付で
いる為取付部となる支点部ａと弁シール部とが相当の距
離隔てた間隔にならざるを得す、従って第１図及び第４
図のベクトル図のように閉止ポイントｂの角度θが大き
くなる為謂ゆる弁体の首撮り現象によりシール部に偏荷
重が発生し、全周均一に安定したシール部を保持するこ
とが困難になる。このようなシール部の不安定性を解消
する方法としてマグネット体５２の磁力による閉止荷重
を大きくすることが必要となる。しかし閉止荷重が大き
いと、コイル部５５もそれに対応した大型のものとなり
、電力省費も大きいという問題がある。

（発明が解決しようとする課題） 本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、ダイ
ヤフラムの弁体取付部となる支点部をシール部となる閉
止ポイントに限りなく近づけることができるようにして
閉止ポイントの角度を小さくし、小さい閉止荷重でバラ
ツキのない安定した閉止敗能付き比例制御弁を提供しよ
うとするものである。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本発明における閉止機能付
き比例制御弁は、ガス圧により変位するダイヤフラム１
と、これに連動するように直結されてガス流入口１０か
らガス流出口１１へ向う弁口８を開閉する弁体３と、ダ
イヤフラム１の動きを磁力にて外的にコントロールする
電磁装置１３と、電磁装置の固定鉄心４に対応するよう
にグイイヤフラム１側に設けたマグネット体２とよりな
り、前記ダイヤフラムを弁口８側へ膨出して凹状の空所
１ａを有するように断面Ｕ字形又はカップ形状となし、
このダイヤフラムの膨出部外面に弁体３を取付けること
により弁体取付部となる支点部ａを弁シール部の閉止ポ
イントｂに限りなく近づけた位置に設けてなるものであ
る。

そして、上記マグネット体２は、スライドピン６を介し
てダイヤフラム１に取付け、スライドピン６をダイヤフ
ラムの押えリング７と同一体の軸受部９に摺動自在に貫
挿支持することが好ましい。

又、前記ダイヤフラム１の膨出部に上下両面から挟むよ
うに該膨出部と同形状の受圧板Ａ、Ｂを設けて、受圧板
Ｂの上端に負圧時のダイヤフラム反転防止片１２を設け
るようになす。

（作用） 電磁コイル５に通電をしない非通電時の状態では、ダイ
ヤフラム１側に設けたマグネット体２は固定鉄心４に吸
着する力が作用して上動し、従って弁体３はスライドピ
ン６に追従するようにダイヤフラム１と共に上動して弁
口８の弁座８ａに押付けられる為閉止状態にある。

今、電磁コイル５に電流を通すと固定鉄心４が誘磁され
、対応するマグネット体２とは磁力が反発するようにな
る。その為ダイヤフラム１が下方へ押しやられるように
動作して弁体３が弁座８ａから離れるで弁口８は大きく
開かれる。その結果ガスは流入口１０から弁口８を経て
流出口１１へ流出する。このとき、ガスの流量が大とな
り一次側のガス圧が増大するとダイヤフラム１は上方へ
押動されるから弁体３は弁口８を閉ざすように動作して
流量を制限する。この制限によりガス圧が低下ザると再
びダイヤフラム１は下降し弁口が広くなりガスの流量を
所定の範囲に制御する。

弁体３は下方へ大きく膨出したＵ字形又はカップ形のダ
ヤフラム１の膨出部下面に取付けられている為取付部と
なる支点部ａは弁体３の弁ゴム３ａが弁座８ａに接触す
る弁シール部、即ち閉止ポイントｂに対し限りなく近づ
いた位置にある。従って支点部ａに対する閉止ポイント
ｂの角度θ′は従来の角度θより小さい為弁シール部は
全周バラツキのない安定したものとなる。

（発明の効果） 本発明は上述のとおり構成されているので次のような特
有の効果を奏する。

■　　ダイヤフラムをＵ字形又はカップ形状としその膨
出部に弁体を取付けている為取付は支点部ａに対する弁
シールの閉止ポイントｂの角度θ′を小さくしてバラツ
キのない全周均一な安定したシール効果を期待できる。

■　　シール機能が向上する為、従来よりシール荷重を
小さくすることができ、その結果小さい磁力で消費電力
も少ない省エネルギータイプの比例制御弁が安価に得ら
れる。

■　　コイル部を小さくして全体に小型化が図れる。

■　　ダイヤフラムの押えリングと同一体の軸受部にス
ライドピンを貫挿支持している為スライドピンとダイヤ
フラムの軸のセンター振れをなくすことができる。

■　　受圧板Ｂの上端のダイヤフラム反転防止片１２に
より入口側の一次圧が負圧になってダイヤフラムの上面
部が反転しようとするのを反転しないように受は止める
ことができる。

（実施例） ダイヤフラム１は押えリング７により上部の周縁部１ｂ
を本体ケース２０に固定するように取付けられ、凹状空
所１ａ内にスライドピン６の軸受部９が嵌入されるよう
にする。

受圧板Ａはダイヤフラム１の凹状空所１ａ内に、又受圧
板Ｂは膨出部外面に嵌合するようにして受圧板Ａの軸１
８で三者を結合しストップリング１４で固定する。

マグネット体２は永久磁石の鉄片よりなり、これをスラ
イドピン６の上部に設けたホルダー１５に抱持させて一
体となす。

スライドピン６は下端部をダイヤフラム１と一体に結合
するか、又は第２図のように軸１８の上端に突き合うよ
うに当接させる。

スライドピンがダイヤフラム１と一体の場合はマグネッ
ト体２の動きがそのままダイヤフラム１に伝わるが、分
離している場合はマグネット体２が上動すると当接部が
離れる為ダイヤフラム１はばね１６にて追従する。

ダイヤフラム１の上部の円板部に凸彎形の突隆条１Ｃが
環状に形成されており、その下側の凹彎部１ｄに下から
一部を支持するように反転防止片１２を臨ませる。

電磁装置１３の鉄心４とマグネット体２との間には非磁
性体の隔板１７を設け、この隔板１７を中間にして鉄心
４とマグネット体２とを対向させている。

マグネット体２は電磁コイル５の非通電時には鉄心４側
へ吸引されるが、中間に隔板１２があるために隔板１２
に吸着される格好となる。

鉄心４はケース体２３に対し固定するが、ねじ式にして
上下に調整できるようにする。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の閉止機能付き比例制御弁の縦断正面図、
第２図は本発明における閉止機能付き比例制御弁の縦断
正面図、第３図は本発明に使用するダイヤフラムと弁体
の断面図、第４図は従来のベクトル図、第５図は本発明
におけるベクトル図である。 １・・・ダイヤフラム　　　２・・・マグネット体３・
・・弁体　　　　　　　４・・・鉄心５・・・コイル　
　　　　　６・・・スライドピン７・・・押えリング　
　　　８・・・弁口９・・・軸受部　　　　　　１２・
・・反転防止片Ａ、Ｂ・・・受圧板 出願人　　神菱電機製造株式会社 −＼−〜二ン

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）ガス圧により変位するダイヤフラム１と、これに
   連動するように直結されてガス流入口１０からガス流出
   口１１へ向う弁口８を開閉する弁体３と、ダイヤフラム
   １の動きを磁力にて外的にコントロールする電磁装置１
   ３と、電磁装置の固定鉄心４に対応するようにダイイヤ
   フラム１側に設けたマグネット体２とよりなり、前記ダ
   イヤフラムを弁口８側へ膨出して凹状の空所１ａを有す
   るように断面Ｕ字形又はカップ形状となし、このダイヤ
   フラムの膨出部外面に弁体３を取付けることにより弁体
   取付部となる支点部ａを弁シール部の閉止ポイントｂに
   限りなく近づけた位置に設けてなることを特徴とする閉
   止機能付き比例制御弁。
2. （２）マグネット体２をスライドピン６を介してダイヤ
   フラム１に取付け、スライドピン６をダイヤフラムの押
   えリング７と同一体の軸受部９に摺動自在に貫挿支持し
   てなる前記請求項１記載の閉止機能付き比例制御弁。
3. （３）前記ダイヤフラム１の膨出部に上下両面から挟む
   ように該膨出部と同形状の受圧板Ａ、Ｂを設けて、受圧
   板Ｂの上端に負圧時のダイヤフラム反転防止片１２を設
   けた前記請求項１又は２記載の閉止機能付き比例制御弁
   。