JPH0636373Y2 - 閉止機能付き比例制御弁 - Google Patents
閉止機能付き比例制御弁Info
- Publication number
- JPH0636373Y2 JPH0636373Y2 JP1988051091U JP5109188U JPH0636373Y2 JP H0636373 Y2 JPH0636373 Y2 JP H0636373Y2 JP 1988051091 U JP1988051091 U JP 1988051091U JP 5109188 U JP5109188 U JP 5109188U JP H0636373 Y2 JPH0636373 Y2 JP H0636373Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- valve
- magnet body
- gas
- control valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Magnetically Actuated Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はガスの燃焼出力を広範囲に安全正確に制御でき
るようにしたガスガバナーと電磁装置とを利用したガス
制御弁、特に閉止機能付き比例制御弁に関する。
るようにしたガスガバナーと電磁装置とを利用したガス
制御弁、特に閉止機能付き比例制御弁に関する。
(従来の技術) ガス圧の変動をダイヤフラムでキャッチするようにした
ガスガバナーとダイヤフラムの動きを磁力により外的に
コントロールする電磁装置とよりなるガス比例制御弁
は、本願人等によって提案され従来から一般に知られて
いる(例えば実開昭61-162675号、特公昭59-36155号公
報)。公知の比例制御弁は第1図に示すようにダイヤフ
ラム51にマグネット体52をダイレクトに取付けて、この
マグネット体を対応する電磁装置53の鉄心54にて応動す
るようにし、電磁石の非通電時に永久磁石の磁力にて弁
59の閉止を行わせるものがあるが、ガス中に含まれるタ
ール分等の粘着性物質が弁体及び弁口の弁座に附着する
ことがある為に弁体を弁座に押し付けた閉弁状態に久し
い間放置すると、次に開弁の際に粘着力の為に弁が開き
難いといった問題がある。その為電磁力を大きくして必
要以上に強大な力で開弁を行わせることが必要となる
が、電磁力を強大にする為にはコイル部55もそれに対応
した大型のものとなり、電力省費も大きいという問題が
ある。
ガスガバナーとダイヤフラムの動きを磁力により外的に
コントロールする電磁装置とよりなるガス比例制御弁
は、本願人等によって提案され従来から一般に知られて
いる(例えば実開昭61-162675号、特公昭59-36155号公
報)。公知の比例制御弁は第1図に示すようにダイヤフ
ラム51にマグネット体52をダイレクトに取付けて、この
マグネット体を対応する電磁装置53の鉄心54にて応動す
るようにし、電磁石の非通電時に永久磁石の磁力にて弁
59の閉止を行わせるものがあるが、ガス中に含まれるタ
ール分等の粘着性物質が弁体及び弁口の弁座に附着する
ことがある為に弁体を弁座に押し付けた閉弁状態に久し
い間放置すると、次に開弁の際に粘着力の為に弁が開き
難いといった問題がある。その為電磁力を大きくして必
要以上に強大な力で開弁を行わせることが必要となる
が、電磁力を強大にする為にはコイル部55もそれに対応
した大型のものとなり、電力省費も大きいという問題が
ある。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、粘着
力により弁体が開き難い状態になっても開弁時に開弁方
向に瞬発的な衝激力を弁体に加えることを可能とするこ
とによって小さい力でも何等支障なく円滑確実に弁体を
開くことができるようにすると共に、コイル部も大型に
ならず、電力省費の少ない安定した閉止機能付き比例制
御弁を提供しょうとするものである。
てなされたものであり、その目的とするところは、粘着
力により弁体が開き難い状態になっても開弁時に開弁方
向に瞬発的な衝激力を弁体に加えることを可能とするこ
とによって小さい力でも何等支障なく円滑確実に弁体を
開くことができるようにすると共に、コイル部も大型に
ならず、電力省費の少ない安定した閉止機能付き比例制
御弁を提供しょうとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案における閉止機能付
き比例制御弁は、ガス圧により変位するダイヤフラム1
と、これに連動するように直結されてガス流入口10から
ガス流出口11へ向う弁口8を開閉する弁体3と、ダイヤ
フラム1の動きを磁力にて外的にコントロールする電磁
装置13と、電磁装置の固定鉄心4に非磁性体の隔板17を
介して相対向するようにダイヤフラム1側に設けたマグ
ネット体2とよりなり、前記マグネット体2をダイヤフ
ラムと別体に分離してこのマグネット体2を弁ケース本
体20側に固定した軸受部9に上下スライド自由に嵌挿支
持したスライドピン6の上端に設けると共に、スライド
ピン6の下端部6aを開弁時に磁力にてダイヤフラム1の
受圧板21上に一点で激突するように対向してなるもので
ある。
き比例制御弁は、ガス圧により変位するダイヤフラム1
と、これに連動するように直結されてガス流入口10から
ガス流出口11へ向う弁口8を開閉する弁体3と、ダイヤ
フラム1の動きを磁力にて外的にコントロールする電磁
装置13と、電磁装置の固定鉄心4に非磁性体の隔板17を
介して相対向するようにダイヤフラム1側に設けたマグ
ネット体2とよりなり、前記マグネット体2をダイヤフ
ラムと別体に分離してこのマグネット体2を弁ケース本
体20側に固定した軸受部9に上下スライド自由に嵌挿支
持したスライドピン6の上端に設けると共に、スライド
ピン6の下端部6aを開弁時に磁力にてダイヤフラム1の
受圧板21上に一点で激突するように対向してなるもので
ある。
そして、上記ダイヤフラム1の受圧板21の面上中央部に
は、スライドピン6が一点で激突するように突起状の頭
部23を設けることが好ましい。
は、スライドピン6が一点で激突するように突起状の頭
部23を設けることが好ましい。
(作用) 電磁コイル5に通電をしない非通電時の状態では、マグ
ネット体2は固定鉄心4に吸着する力が作用して上動し
ダイヤフラム1から離れる。従って弁体3はばね16の附
勢によりスライドピン6に追従するようにダイヤフラム
1と共に上動して弁口8の弁座8aに押付けられる為閉止
状態となる。
ネット体2は固定鉄心4に吸着する力が作用して上動し
ダイヤフラム1から離れる。従って弁体3はばね16の附
勢によりスライドピン6に追従するようにダイヤフラム
1と共に上動して弁口8の弁座8aに押付けられる為閉止
状態となる。
今、電磁コイル5に電流を通すと固定鉄心4が誘磁さ
れ、対応するマグネット体2とは磁力が反発するように
なる。その為マグネット体2は下方へ押動するからこれ
と一体のスライドピン6を介してダイヤフラム1が下方
へ押しやられるように動作して弁体3が弁座8aから離れ
るので弁口8は大きく開かれる。その結果ガスは流入口
10から弁口8を経て流出口11へ流出する。このとき、ガ
スの流量が大となり一次側のガス圧が増大するとダイヤ
フラム1は上方へ押動されるから弁体3は弁口8を閉ざ
すように動作して流量を制限する。この制限によりガス
圧が低下すると再びダイヤフラム1は下降し弁口が広く
なりガスの流量を所定の範囲に制御する。
れ、対応するマグネット体2とは磁力が反発するように
なる。その為マグネット体2は下方へ押動するからこれ
と一体のスライドピン6を介してダイヤフラム1が下方
へ押しやられるように動作して弁体3が弁座8aから離れ
るので弁口8は大きく開かれる。その結果ガスは流入口
10から弁口8を経て流出口11へ流出する。このとき、ガ
スの流量が大となり一次側のガス圧が増大するとダイヤ
フラム1は上方へ押動されるから弁体3は弁口8を閉ざ
すように動作して流量を制限する。この制限によりガス
圧が低下すると再びダイヤフラム1は下降し弁口が広く
なりガスの流量を所定の範囲に制御する。
コイル5に駆動電流を印加してマグネット体2が反発磁
力により開弁方向へ動作する際には、瞬間的にスライド
ピン6の下端6aでダイヤフラム1の上面側の受圧板21の
頭部23を叩打しダイヤフラム及び弁体3に衝激力が附与
される。この衝激力によって弁体の粘着及びガス圧力の
影響が軽減される。
力により開弁方向へ動作する際には、瞬間的にスライド
ピン6の下端6aでダイヤフラム1の上面側の受圧板21の
頭部23を叩打しダイヤフラム及び弁体3に衝激力が附与
される。この衝激力によって弁体の粘着及びガス圧力の
影響が軽減される。
(考案の効果) 本考案は上述のとおり構成されているので次のような特
有の効果を奏する。
有の効果を奏する。
マグネット体とダイヤフラムを分離してスライド自由
に設けると共に電流駆動印加時にスライドピンをダイヤ
フラム上面の受圧板頭部に激突させるようにしたので、
弁座に対する弁体の粘着の影響を大幅に軽減でき、円滑
確実に開弁を行うことができる。
に設けると共に電流駆動印加時にスライドピンをダイヤ
フラム上面の受圧板頭部に激突させるようにしたので、
弁座に対する弁体の粘着の影響を大幅に軽減でき、円滑
確実に開弁を行うことができる。
シール機能が向上する為、従来よりシール荷重を小さ
くすることができ、その結果小さい磁力で消費電力も少
ない省エネルギータイプの比例制御弁が安価に得られ
る。
くすることができ、その結果小さい磁力で消費電力も少
ない省エネルギータイプの比例制御弁が安価に得られ
る。
コイル部を小さくして全体に小型化が図れる。
構造が簡単で安価に実施できる。
(実施例) 第1実施例 第2図に示すように、ダイヤフラム1を弁側へ大きく膨
出して凹状の空所1aを有するようにU字形又はカップ形
状となし、その膨出部の外面に弁体3を取付ける。
出して凹状の空所1aを有するようにU字形又はカップ形
状となし、その膨出部の外面に弁体3を取付ける。
ダイヤフラム1は押えリング7により上部の周縁部1bを
本体ケース20に固定するように取付けられ、凹状空所1a
内にスライドピン6の軸受部9が嵌入されるようにす
る。
本体ケース20に固定するように取付けられ、凹状空所1a
内にスライドピン6の軸受部9が嵌入されるようにす
る。
受圧板21はダイヤフラム1の凹状空所1a内に、又下側の
受圧板22は膨出部外面に嵌合するようにして受圧板21の
軸18で三者を結合しストップリング14で固定する。
受圧板22は膨出部外面に嵌合するようにして受圧板21の
軸18で三者を結合しストップリング14で固定する。
マグネット体2は永久磁石の鉄片よりなり、これをスラ
イドピン6の上部に設けたホルダー15に抱持させて一体
となす。
イドピン6の上部に設けたホルダー15に抱持させて一体
となす。
ダイヤフラム1の上部の円板部に凸彎形の突隆条1cが環
状に形成されており、その下側の凹彎部1dに下から一部
を支持するように異常負圧時に生じるダイヤフラム1に
対する反転防止片12を臨ませる。
状に形成されており、その下側の凹彎部1dに下から一部
を支持するように異常負圧時に生じるダイヤフラム1に
対する反転防止片12を臨ませる。
電磁装置13の鉄心4とマグネット体2との間には非磁性
体の隔板17を設け、この隔板17を中間にして鉄心4とマ
グネット体2とを対向させている。マグネット体2は電
磁コイル5の非通電時には鉄心4側へ磁力により吸引さ
れるが、ダイヤフラムと分離し且つ中間に隔板12がある
ために隔板12に吸着される格好となる。
体の隔板17を設け、この隔板17を中間にして鉄心4とマ
グネット体2とを対向させている。マグネット体2は電
磁コイル5の非通電時には鉄心4側へ磁力により吸引さ
れるが、ダイヤフラムと分離し且つ中間に隔板12がある
ために隔板12に吸着される格好となる。
鉄心4はケース体23に対し固定するが、ねじ式にして上
下に調整できるようにする。
下に調整できるようにする。
第2実施例 第3図に示すダイヤフラム1は、一般に多く使用されて
いる平坦な皿状円盤からなる。受圧板21.22も平らな皿
状型であり、中間にダイヤフラム1を挟んで下側の弁体
3と共に四者をリベット等の止軸25で一体的に結合す
る。リベットの丸頭をスライドピン6の叩打部となす。
いる平坦な皿状円盤からなる。受圧板21.22も平らな皿
状型であり、中間にダイヤフラム1を挟んで下側の弁体
3と共に四者をリベット等の止軸25で一体的に結合す
る。リベットの丸頭をスライドピン6の叩打部となす。
その他は、前記第1実施例の場合とほぼ同様につき、作
用等詳細は省略する。
用等詳細は省略する。
【図面の簡単な説明】 第1図は従来の閉止機能付き比例制御弁の縦断正面図、
第2図は本考案における閉止機能付き比例制御弁の縦断
正面図、第3図は第2実施例の縦断面図である。 1……ダイヤフラム、2……マグネット体 3……弁体、4……鉄心 5……コイル、6……スライドピン 8……弁口、9……軸受部 10……ガス入口、11……ガス流出口 12……反転防止片、13……電磁装置
第2図は本考案における閉止機能付き比例制御弁の縦断
正面図、第3図は第2実施例の縦断面図である。 1……ダイヤフラム、2……マグネット体 3……弁体、4……鉄心 5……コイル、6……スライドピン 8……弁口、9……軸受部 10……ガス入口、11……ガス流出口 12……反転防止片、13……電磁装置
Claims (1)
- 【請求項1】ガス圧により変位するダイヤフラム1と、
これに連動するように直結されてガス流入口10からガス
流出口11へ向う弁口8を開閉する弁体3と、ダイヤフラ
ム1の動きを磁力にて外的にコントロールする電磁装置
13と、電磁装置の固定鉄心4に非磁性体の隔板17を介し
て相対向するようにダイヤフラム1側に設けたマグネッ
ト体2とよりなり、前記マグネット体2をダイヤフラム
と別体に分離してこのマグネット体2を弁ケース本体20
側に固定した軸受部9に上下スライド自由に嵌挿支持し
たスライドピン6の上端に設けると共に、スライドピン
6の下端部6aを開弁時に磁力にてダイヤフラム1の受圧
板21上に一点で激突するように対向してなることを特徴
とする閉止機能付き比例制御弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988051091U JPH0636373Y2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | 閉止機能付き比例制御弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988051091U JPH0636373Y2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | 閉止機能付き比例制御弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01154379U JPH01154379U (ja) | 1989-10-24 |
JPH0636373Y2 true JPH0636373Y2 (ja) | 1994-09-21 |
Family
ID=31277120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988051091U Expired - Lifetime JPH0636373Y2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | 閉止機能付き比例制御弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0636373Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61206881A (ja) * | 1985-03-12 | 1986-09-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ガス比例制御装置 |
JPS61162675U (ja) * | 1985-03-29 | 1986-10-08 |
-
1988
- 1988-04-15 JP JP1988051091U patent/JPH0636373Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01154379U (ja) | 1989-10-24 |
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