JP2531578Y2 - ガス開閉電磁弁 - Google Patents

ガス開閉電磁弁

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JP2531578Y2
JP2531578Y2 JP1990406402U JP40640290U JP2531578Y2 JP 2531578 Y2 JP2531578 Y2 JP 2531578Y2 JP 1990406402 U JP1990406402 U JP 1990406402U JP 40640290 U JP40640290 U JP 40640290U JP 2531578 Y2 JP2531578 Y2 JP 2531578Y2
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JP
Japan
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plunger
valve
magnetic
solenoid valve
suction
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文一 岡本
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Kanbishi Corp
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Kanbishi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、テーブルコンロ等にお
けるガス器具やその他のガス開閉弁、特に小型で省エネ
ルギー形のガス開閉電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガス開閉用電磁弁としては、電磁
石の面に対して平行な平板が平行移動して吸着する謂ゆ
る平板吸引型(例えば実開昭49−63546号公報)
と、平板を支点駆動により揺動して電磁石端面に吸着す
る支点駆動型(例えば実開昭53−108634号公
報)が知られている。
【0003】上記の平板吸引型は、平板接触部の平面度
の精度管理が重要でその平面度のバラツキにより開弁保
持の電力が大幅にアップするという問題点を有する。
【0004】また、支点駆動型は、平板が枢軸を支点に
揺動し閉回路となるように構成するものであり、従って
接触部の平面度の精度と、支点の位置寸法等によっても
開弁保持電力が大きな影響を受けるという問題点を有し
ている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、従来の技術
の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、開弁保持電力を小さく
し、小型で安定した省エネルギー型のガス開閉電磁弁を
提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案におけるガス開閉電磁弁は、コイル1の通電
によって励磁されるように磁性材からなるカバー体10
の上部に形成された吸引部(ヨーク)2と、この吸引部
に対向してボビンケース3の中心の円筒部3a中を上下
摺動するプランジャー4と、このプランジャーの下端に
設けられてガス流出口5への弁口6を開閉する弁体7と
よりなる電磁弁において、プランジャー動部におけるボ
ビンケース円筒部内面にサイド部よりプランジャーを介
して磁気閉回路を形成するように小円筒部9aを有して
なる磁性ガイド体9設けるとともに、ガイド体9の小円
筒部9aに対する磁気ストロークL1と閉弁時のプラン
ジャー出代L2の関係寸法を、L1≦L2とし、吸引部
2の面積S1に対するプランジャ摺動部S2の磁気面積
比を、S1<S2に規定してなるものである。
【0007】そして、上記ガス開閉電磁弁は、プランジ
ャー摺動部における磁性ガイド体とプランジャーの両摺
動面に、モリブデン、フッ素樹脂等のコーティング処理
を施すことが好ましい。
【0008】
【作用】図1において、コイル1に電圧を印加しない非
通電時には吸引部(ヨーク)2とプランジャー4との間
に電磁力は働かず、引力はゼロである。従ってプランジ
ャー4は、自重及び弁ばね11による下向きの附勢弾力
によって下方へ押しやられる為プランジャー下端に設け
た弁体7が弁座6aに圧着し、これにより弁口6は閉止
させられている。
【0009】この状態で、次にコイル1に電圧を印加す
ると、吸引部2とプランジャー4との間に電磁力が発生
する為プランジャー4は、弁ばね11の附勢に抗して上
動し吸引部2の下端面に吸着する。その為弁体7は、弁
座6aから離れ開弁状態となり、ガスは、ガス入口8か
ら弁口6を経てガス出口5へと流出する。
【0010】上記の開弁保持作動時にはガイド体9及び
カバー体10が磁性材であるため、磁気回路は、図2に
示すようにプランジャー4の摺動部における磁性ガイド
体9のサイド部よりプランジャー4、吸引部カバー体1
0とで構成される。
【0011】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1において、吸引部2(ヨーク)はコイル1を巻装した
ボビンケース3の円筒部3aの上端部にプランジャー4
の吸引部となる上端面4aに対向して一体に設ける。こ
の吸引部2は、磁性材からなるカバー体10の一部を凹
状に形成することにより一体形成する。また、他の実施
例としては、前記の凹状部をフラットなままとしてその
内面に磁性金属の塊(ヨーク)を別体ものとして一体に
取付ける方法がある。
【0012】プランジャー4は、円柱体形に形成したも
のをガイド体9の円筒部に嵌合し、下端部を弁室13内
に臨ませるようにして上下動摺動自在となし、非通電時
には吸引部2との間に所定の距離L1があくように自重
及び弁ばね11の加圧力にて弁体7が弁口6の弁座6a
に圧接されるようになす。
【0013】ガイド体9は、磁性体にてプランジャー4
の摺動を案内する円筒部9aと、その下部に一体形成さ
れた大径部9b及びさらにその下端部を折曲げて形成し
た外鍔9cとよりなる。外鍔9cをカバー体10の内面
に接触させてプランジャー4と、ガイド体9、及びカバ
ー体10を電気的に接続したのものとなす。上記の構成
とすることにより、コイル1の通電時にガイド体9の内
面の側方よりプランジャー4と、カバー体10、吸引部
2を循還する磁速が形成される為プランジャー4は吸引
部2に吸引されて上方へ引上げられ開弁する。このとき
の、ガイド体9に対する磁気ストロークL1と閉弁時に
おけるプランジャー4の出代L2の関係寸法をL1≦L
2にする。また、吸引部2の面積S1に対するプランジ
ャー4摺動部S2の磁気面積比はS1<S2にする。
【0014】吸引部の面積S1よりガイド体の摺動面積
S2が小さくなると、磁気抵抗が増加し保持するエネル
ギーが同様に増加することになるから、上記の磁気面積
比とする必要がある。上記の結果、保持電力は従来のも
のに比べ約10分の1に改善された。プランジャー4の
外周部及びガイド体9の円筒部9aの内面には、モリブ
デン、フッ素樹脂等のコーティング処理を施す。
【0015】
【考案の効果】本考案は上述のとおり構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
【0016】本考案は、プランジャー摺動部におけるボ
ビンケース円筒部内面にサイド部よりプランジャーを介
して磁気閉回路を形成するように小円筒部9aを有して
なる磁性ガイド体9を設けるとともに、ガイド体9の小
円筒部9aに対する磁気ストロークL1と閉弁時のプラ
ンジャー出代L2の関係寸法を、L1≦L2とし、吸引
部2の面積S1に対するプランジャ摺動部S2の磁気面
積比を、S1<S2に規定してなるので磁気ギャップを
僅少にして開弁保持時に小電流で維持できるものであ
り、そのため小さい開弁保持電力で安定した開閉動作を
保証することができるとともに、小型で高性能なガス用
電磁弁が得られ、コスト的にも安価なものを提供するこ
とができる。
【0017】プランジャー摺動部における磁性ガイド体
とプランジャーの摺動面にモリブデン、フッ素樹脂等の
コーティング処理を施してあるので、摺動面間に極少の
ギャップ(25−50μ)が保有されて、磁性吸引力の
サイドフォースの軽減及び摺動性の良好な小型電磁弁を
得ることが可能となる。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案ガス開閉電磁弁の断面図である。
【図2】磁気閉回路を構成する作用説明図で、(a)は
閉弁状態を示し、(b)は開弁状態を示す。
【符号の説明】
1 コイル 2 吸引部(ヨーク) 3 ボビンケース 4 プランジャー 5 ガス出口 6 弁口 7 弁体 8 ガス出口 9 磁性ガイド体 10 カバー体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル1の通電によって励磁されるよう
    に磁性材からなるカバー体10の上部に形成された吸引
    部(ヨーク)2と、この吸引部に対向してボビンケース
    3の中心の円筒部3a中を上下摺動するプランジャー4
    と、このプランジャー4の下端に設けられてガス流出口
    5のへの弁口6を開閉する弁体7とよりなる電磁弁にお
    いて、プランジャー摺動部におけるボビンケース円筒部
    内面にサイド部よりプランジャー4を介して磁気閉回路
    を形成するように小円筒部9aを有してなる磁性ガイド
    体9を設けるとともに、ガイド体9の小円筒部9aに対
    する磁気ストロークL1と閉弁時のプランジャー出代L
    2の関係寸法を、 L1≦L2 とし、吸引部2の面積S1に対するプランジャ摺動部S
    2の磁気面積比を、 S1<S2 に規定してなることを特徴とするガス開閉電磁弁。
JP1990406402U 1990-12-14 1990-12-14 ガス開閉電磁弁 Expired - Lifetime JP2531578Y2 (ja)

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JPH0488578U JPH0488578U (ja) 1992-07-31
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JPS55111108A (en) * 1979-02-21 1980-08-27 Hitachi Ltd Proportional control valve
JPS6012245Y2 (ja) * 1980-01-30 1985-04-20 エスエムシ−株式会社 電磁弁におけるソレノイド
JPH01115084U (ja) * 1988-01-29 1989-08-02
JPH0342285U (ja) * 1989-08-31 1991-04-22

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