JPH01254960A

JPH01254960A - 処理液槽への給水方法

Info

Publication number: JPH01254960A
Application number: JP8251888A
Authority: JP
Inventors: Kiichiro Sakamoto; 坂本　喜一郎; Hideo Iwasaki; 秀雄岩崎
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 1988-04-04
Filing date: 1988-04-04
Publication date: 1989-10-11
Anticipated expiration: 2010-07-31
Also published as: JPH0769598B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は処理液槽への給水方法に係り、特に、処理液槽
の自然蒸発による水分の減少分を自動的に補給して処理
液の濃縮化を防止するようにした処理液槽への給水方法
に関する。

〔従来の技術〕

写真焼付処理装置は、例えば第４図に示されるように、
大きく分けて、カラーペーパーｌをロール状に収納した
マガジン２からカラーペーパー１を引き出し、これに現
像済みのネガフィルム等に記録された画像を焼き付ける
プリント部３と、焼き付けられたカラーペーパー１を現
像処理するプロセス部４と、現像処理したペーパー１を
乾燥する乾燥部５と、乾燥したペーパー１を１コマ毎に
所定の寸法に切断するカット部６とを備えている。

前記プロセス部４は、発色現像槽７ａ、漂白定着槽７ｂ
、カスケード接続した３つの水洗槽７ｃ〜７ｅ等の現像
処理のための複数の処理液槽を備えている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、上記各処理液槽７ａ、７ｂ内の処理液は、最
適な状態で現像処理ができるように、温度センサ、ヒー
ター等により一定の温度に保持されている。従って、こ
の加熱に起因して、または自然的に、現像液、定着液等
の各処理液が蒸発してしまい、処理液の溶液濃度を当初
の最適な状態に維持することができなくなる場合もある
。

これに対し、各処理液槽にレベルインジケータを設け、
これにより処理液の減少量を検出して水分を補給するこ
とも考えられる。しかしながら、このレベルインジケー
タで検出される各処理液の減少量は、水分の自然蒸発に
よるものの他、第１槽については、感光材料が連続処理
のため各処理液槽内を通過する際にこれに付着し、この
付着移送分による各処理液の減少分が含まれている。従
って、レベルインジケータによっては水分の蒸発による
減少量を正確に把握することができないことから、レベ
ルインジケータで検出した減少量相当分を給水するのみ
では、次第に各処理液が希釈されてしまい各処理液の濃
度を一定に保持することができないという問題がある。

このような問題は、第１槽より下流の第２槽等について
も同様であり、付着移送分による処理液の増減量を正確
に把握できないため処理液の濃度を一定に保持すること
ができない。

また、感光材料の処理量に応じて、処理液槽へ処理能力
の低下分を補充液で補充するものでは、減量分補充方式
の場合でも、オーバーフローをさせながら補充する方式
の場合でも、処理液槽の液面低下が生じないので、蒸発
による水分減少量を把握することができないという問題
がある。

また、各処理液槽内に濃度センサを取りつけてこれの検
出信号に基づき水分を補給して溶液濃度を一定に保持す
ることも考えられる。しかしながら、この場合には、高
価な濃度センサを処理液槽毎に設ける必要があり、しか
も濃度検出信号に基づき水分を補給する複雑な制御装置
が必要になるため、装置構成が複雑になるという新たな
問題も生じる。また、濃度センサ“を用いる場合には、
各処理液に接触するセンサ本体への溶剤の析出等の問題
もあり、メンテナンスが面倒になる。

本発明は上記課題を解決するためになされたものであり
、構成面単にして容易に各処理液槽の蒸発による水分減
少量を検出して、これに基づき蒸発減少分を自動的に補
給することができるようにした処理液槽への給水方法を
提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上記目的を達成するために、第１図にその要旨
を示すように、水を収容したモニター水槽を設け、この
モニター水槽内の水分蒸発量と処理液槽の水分蒸発量と
の相関を求め、モニター水槽の水分蒸発量を検出し、こ
の検出した水分蒸発量から前記相関に基づき処理液槽の
水分蒸発量を求め、この水分蒸発量に相当する量の水分
を処理液槽に補給するようにしたものである。前記モニ
ター水槽の水分蒸発量は、モニター水槽に水を補給する
バーズファウンテン貯水塔の水位変化量により検出する
ことで、構成を簡単にして正確に水分蒸発量を検出する
ことができる。

〔作用〕

各処理液槽の水分が自然蒸発すると、同様な雰囲気に置
かれたモニター水槽の水分も同様に蒸発する。この処理
液槽の水分の蒸発量とモニター水槽の水分蒸発量との相
関を予め求めておく。そして、モニター水槽の水分蒸発
量をバーズファウンテン貯水塔の水位変化量等により検
出し、この検出量から予め求めておいた相関に基づき各
処理液槽の水分蒸発量を求める。この求めた処理液槽の
水分蒸発量相当分の水が処理液槽に補給される。

従って、処理量に応じた能力低下分を補充液で減量分補
充する方式やオーバーフローにより補充する方式の場合
でも、高価な濃度センサ等を各処理液槽毎に用いること
なく、構成簡単にして各処理液槽の濃縮化を防止するこ
とができる。

〔実施例〕

以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
。なお、第４図に示される従来の写真焼付処理装置と同
一の構成部材には同一符号を付してその説明を省略する
。

写真焼付処理装置の自然蒸発による水分補給の必要があ
る処理液槽、例えば発色現像槽７ａ、漂白定着槽７ｂに
水分蒸発量に応じて水を給水するための自動給水装置は
、第２図に示されるように、モニター水槽１０と、この
モニター水槽１０の水分蒸発量を検出するための水分蒸
発量検出手段１１と、各種７ａ、７ｂに水を補給する水
補給手段１２と、水分蒸発量検出手段１１の検出信号に
基づき各種７ａ、７ｂの蒸発による水分減少量を求め、
この減少量に応じて水補給手段１２を制御するコントロ
ーラ１４とから構成されている。

前記モニター水槽１０は、各種７ａ、７ｂと雰囲気が同
じとなるように、これら各種７ａ、７ｂに近接して、写
真焼付処理装置内に配置されている。

前記水分蒸発量検出手段１１は、モニター水槽ＩＯに接
続されたバーズファウンテン貯水塔１５と、この貯水塔
１５の水位を検出する水位検出センサ１６とから構成さ
れている。バーズファウンテン貯水塔１５は、モニター
水槽１０の水面位置を常に一定とするようにその水分蒸
発によって減少した水を補給するものであり、その給水
口１７がモニター水槽ＩＯ内に位置するように配置され
ている。

水位検出センサ１６は、バーズファウンテン貯水塔１５
の底部に配置された圧力センサにより構成されている。

なお、この圧力センサの替わりに貯水塔１５内の水の総
重量を検出する重量センサを用いてもよい。さらには、
貯水塔１５を透明な合成樹脂等から構成し、この貯水塔
１５内にフロートを設け、このフロートの鉛直方向変位
を複数のフォトセンサ等により検出するようにしてもよ
い。

水補給手段１２は、給水タンク２０と、このタンク２０
内の水を所定量だけ各種７ａ、７ｂに給水するための流
量調節弁２１．２２とから構成されている。また、コン
トローラ１４はマイクロコンピュータから構成されてお
り、モニター水槽ＩＯの水分蒸発量に応じて各種７ａ、
７ｂに補給する水の量を求めるための換算表を記憶した
記憶手段１３を備えている。なお、図中の符号２５ａ。

２５ｂは、感光材料の処理による処理能力の低下を防止
するために各種７ａ、７ｂに各処理液を補充するための
処理液補充槽を示し、この補充槽２５ａ、２５ｂ内の処
理液は補充ポンプ２６ａ、２６ｂにより各種７ａ、７ｂ
に送られる。また、２７ａ、２７ｂは、各種７ａ、７ｂ
の液面を一定に維持するためのオーバーフローパイプを
示し、このオーバーフローパイプ２７ａ、２７ｂから流
出した処理液は廃液槽２８ａ、２８ｂに貯留される。

前記換算表は、モニター水槽１０の容積や水面の面積と
各種７ａ、７ｂの容積や液面の面積との関係、取り付は
位置関係等の総合的な関係を考慮して、予めモニター水
槽１０の自然蒸発による水の減少量と、各種７ａ、７ｂ
の各処理液の自然蒸発による水の減少量との相関を求め
ておき、これに基づき各槽７ａ、７ｂ毎に作成されたも
のである。第３図に、この換算表の１例を示す。

次に、本実施例の作用を説明する。先ず、写真焼付処理
の作業前に、モニター水槽１０及びバーズファウンテン
貯水塔１５内に所定量の水を入れておく。また、各処理
液も指定された方法で作成し、所定の濃度となるように
しておく。そして、現像処理作業前等に、オペレータに
より水補給信号が出されることで、又は電源投入と同時
に自動的に水補給信号が出されることで、水補給のシー
ケンス制御が行われる。

このシーケンス制御は以下のような手順により行われる
。先ず、水補給信号により、コントローラ１４は、水位
検出センサ１６によりモニター水槽１０の水分蒸発量を
検出する。具体的には、時間の経過により、モニター水
槽１０の水が自然蒸発してその水面が下がったなら、バ
ーズファウンテン貯水塔１５内に給水口１７がら空気が
入り、これに応じて貯水塔１５内の水がモニター水槽１
０に補給される。このモニター水槽１０への水補給量を
水位検出センサ１６で検出することにより、モニター水
槽１０の水分蒸発量が検出される。

コントローラ１４は、水位検出センサ１６の信号から、
換算表に基づき各種７ａ、７ｂの水分の自然蒸発量を求
める。例えば、モニター水槽１０の水減少量がｍの場合
には、発色現像槽７ａの水分蒸発量とモニター水槽１０
の水減少量との関係を示す曲線Ａ１により、発色現像槽
７ａの水分蒸発ｆｆ１ｎｌを求める。また、漂白定着槽
７ｂの水分蒸発量とモニター水槽１０の水減少量との関
係を示す曲線Ａ２により、漂白現像槽７ｂの水分蒸発量
ｎ２を求める。そして、コントローラ１４は、各流ｉｔ
調節弁２１．２２の開度及び開き時間を制御して、各槽
７ａ、７ｂ毎に求めた水分蒸発ｉｎ１、ｎ２相当分の水
を補給する。このようにして水分蒸発１１ｎ１．ｎ２相
当分の水が自動的に各種７ａ、７ｂに補給されるため、
各種７ａ、７ｂの処理液が濃縮化するのを防止すること
ができるようになる。

なお、上記実施例において、各種７ａ、７ｂの水分蒸発
量ｎｌ、ｎ２相当分の水補給は、流量調節弁により行う
ようにされたが、本発明はこれに限定されることなく、
解放時間により補給量を制御する開閉弁や、定量送りの
可能な定量ポンプ等により行うようにしてもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、モニター水槽を
設け、このモニター水槽内の水分蒸発量と処理液槽の水
分蒸発量との相関を求め、モニター水槽の水分蒸発量を
検出し、この検出した水分蒸発量から前記相関に基づき
処理液槽の水分蒸発量を求め、この水分蒸発量に相当す
る量の水分を処理液槽に補給するようにしたから、容易
に自然蒸発による水分減少量を検出することができ、こ
れに基づき各処理液槽に水を補給することで処理液の濃
度をほぼ一定に保つことができるようになる。従って、
水分蒸発により処理液が濃縮化するのを防止することが
できる。

しかも、濃度センサのような高価且つ複雑なものを用い
ることなく、処理液の濃度をほぼ一定に保つことができ
るため、装置構成を簡単にすることができる。また、濃
度センサによる場合には、各処理液槽毎に個別にセンサ
を配置する必要があるが、本発明の場合には、モニター
水槽を１個設けて、これと各処理液槽との相関を調べる
だけでよく、構成をより一層簡単なものとすることがで
きる。

また、モニター水槽の水分蒸発量は、モニター水槽に水
を補給するバーズファウンテン貯水塔の水位変化量によ
り検出することで、構成を簡単にして正確に水分蒸発量
を検出することができるようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の要旨を示すフローチャートである。第２図は、本発明を実施した自動給水装置を示す概略図
である。第３図は、モニター水槽の水分蒸発量と各処理液槽の水
分蒸発量の相関の１例を示す線図である。第４図は、従来の写真焼付処理装置を示す断面図である
。７ａ、７ｂ・・・処理液槽１０・・・モニター水槽１１・・・水分蒸発量検出手段１２・・・水補給手段１４・・・コントローラ１５・・・バーズファウンテン貯水塔１６・・・水位検出センサ２０・・・給水タンク２１．２．２・・・流Ｉ調節弁。第１図モニター水槽の木逓゛少曾　（ＣＣ）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）写真処理装置の処理液槽に水分を補給する処理液
槽への給水方法において、水を収容したモニター水槽を
設け、このモニター水槽内の水分蒸発量と処理液槽の水
分蒸発量との相関を求め、モニター水槽の水分蒸発量を
検出し、この検出した水分蒸発量から前記相関に基づき
処理液槽の水分蒸発量を求め、この水分蒸発量に相当す
る量の水分を処理液槽に補給することを特徴とする処理
液槽への給水方法。
（２）前記モニター水槽の水分蒸発量は、モニター水槽
に水を補給するバーズフアウンテン貯水塔の水位変化量
により検出することを特徴とする特許請求の範囲第１項
記載の処理液槽への給水方法。