JPH1031293A - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

Info

Publication number
JPH1031293A
JPH1031293A JP20665396A JP20665396A JPH1031293A JP H1031293 A JPH1031293 A JP H1031293A JP 20665396 A JP20665396 A JP 20665396A JP 20665396 A JP20665396 A JP 20665396A JP H1031293 A JPH1031293 A JP H1031293A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
photosensitive material
supply
tank
processing liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20665396A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Katsuma
義浩 勝間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP20665396A priority Critical patent/JPH1031293A/ja
Publication of JPH1031293A publication Critical patent/JPH1031293A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理液の温度調節を行うための無駄なエネル
ギーの消費がなく、処理液の蒸発や劣化が少ない感光材
料処理装置を提供する。 【解決手段】 感光材料処理装置は、感光材料Mを所定
の搬送路に沿って搬送するための搬送手段1と、処理液
を貯蔵しておく貯蔵手段2と、前記貯蔵手段2から感光
材料Mに対して処理液を供給する供給手段3と、感光材
料Mに供給される処理液を加熱する加熱手段4とからな
る。この装置では、感光材料Mが前記搬送手段1により
搬送される時に、前記供給手段3から搬送中の感光材料
Mに処理液が供給される。また前記供給手段3から処理
液が供給される時に前記加熱手段4が処理液を加熱して
温度調節を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フイルムや印刷
版等の露光した感光材料を処理液により処理する感光材
料処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】露光済の感光材料を自動的に現像処理す
る感光材料処理装置としては、温度調節された処理液の
入っている処理槽内に感光材料を順次搬送して現像処理
を行う装置が知られている。この種の装置においては、
処理液を所定の温度に加熱する熱交換タンクを前記処理
槽と接続するとともに、処理液を前記熱交換タンクと処
理槽との間で適宜循環するように配置し、常に処理液を
所定の温度に保つようにしている。なお、この温度は通
常の室温よりも高く、例えば30度〜50度ぐらいの温
度に調節される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の方式では、常に
処理液が室温以上の温度に加熱されて温度調節されてい
る。従って、感光材料の処理量が少ない場合や、処理が
不定期である場合、処理液を常に無駄に温度調節してい
るためエネルギーの浪費が大きいという問題がある。ま
た処理液を常に加熱しておくため、処理液の蒸発や劣化
が大きいという問題もある。
【0004】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであり、処理液の温度調節を行うための無駄
なエネルギーの消費がなく、処理液の蒸発や劣化が少な
い感光材料処理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、感光材料を搬送手段で搬送しつつ所定の温度に温度
調節した処理液に接触させて処理を行う感光材料処理装
置であって、前記感光材料を処理する処理液を貯蔵して
おく貯蔵手段と、前記搬送手段で感光材料が搬送される
時に、前記貯蔵手段から供給用配管を通して搬送中の感
光材料に処理液を供給する供給手段と、前記供給手段に
よる処理液の供給が行われる時に、前記供給用配管の途
中にて前記処理液を加熱する加熱手段とを有することを
特徴とする。
【0006】この発明に係る感光材料処理装置において
は、通常、処理液は貯蔵手段により貯蔵されており、感
光材料が搬送される時だけ前記貯蔵手段から取り出され
る。そして、取り出された処理液は、所定の温度に加熱
されてから感光材料に供給される。このように、本発明
の装置では、必要な時に必要な分の処理液だけを加熱す
るようにしているため、従来の装置のように無駄なエネ
ルギーを消費しない。また、貯蔵される処理液は無駄な
温度調節がなされていないため、蒸発等が低く押さえら
れる。
【0007】請求項2に記載の発明は、感光材料を搬送
手段で搬送しつつ所定の温度に温度調節した処理液に接
触させて処理を行う感光材料処理装置であって、前記感
光材料を処理する処理液を貯蔵しておく貯蔵手段と、そ
の底部に排出口が設けられており、処理液を一時的に貯
留可能な処理槽と、前記排出口を開閉する開閉手段と、
前記処理槽内を通って感光材料を搬送する搬送手段と、
前記処理槽に感光材料が搬送される時に、前記貯蔵手段
から供給用配管を通して前記処理槽に処理液を供給する
供給手段と、前記供給手段による処理液の供給が行われ
る時に、前記供給用配管の途中または前記処理槽内にて
前記処理液を加熱する加熱手段とを有し、前記処理液が
処理槽内に供給されている時は前記開閉手段により前記
排出口を閉鎖し、前記感光材料が前記処理槽を通過した
後は前記開閉手段により前記排出口を開放して処理液を
処理槽外に排出するようにしたことを特徴とする。
【0008】この発明に係る感光材料処理装置において
は、通常、処理液は貯蔵手段により貯蔵されており、感
光材料が搬送される時だけ前記貯蔵手段から取り出され
る。そして、取り出された処理液は所定の温度に加熱さ
れて処理槽内に一時的に貯留される。この処理槽内の処
理液は、感光材料が処理槽を通過すれば排出される。こ
のように、本発明の装置では、必要な時に必要な分の処
理液だけを加熱するようにしているため、従来の装置の
ように無駄なエネルギーを消費しない。また、貯蔵され
る処理液は無駄な温度調節がなされていないため、蒸発
等が低く押さえられる。さらに、処理液を一時的に貯留
する処理槽を備えているため、処理液を直接感光材料に
供給する場合に比べて液量が多く安定した処理が行え
る。
【0009】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕図1は本発明の実施の形態の1つ
である感光材料処理装置を示す主要部断面図であり、水
洗処理や乾燥処理に関する部分等は省略してある。図に
おいて、1は感光材料を所定の搬送路に沿って搬送する
ための搬送手段、2は処理液を貯蔵しておく貯蔵手段、
3は前記貯蔵手段から感光材料に対して処理液を供給す
る供給手段、4は感光材料に供給される処理液を加熱す
る加熱手段である。
【0010】搬送手段1は、感光材料Mを挟持して搬送
する複数対の対向ローラ10からなる。この対向ローラ
10の配置に従って、感光材料Mは所定の搬送路に沿っ
て搬送される。なお、この搬送路の入口近傍には、感光
材料Mの進入を検出するためのセンサー11が設けられ
ている。また、搬送路の下方には、処理液を回収するバ
ット12が設けられている。
【0011】貯蔵手段2は、現像液を貯蔵する補充タン
ク20と、定着液を貯蔵する補充タンク21とからな
る。両補充タンク20、21は、各々現像液および定着
液を出し入れする開口部22、23を下方にした倒立状
態で設置可能に構成されており、開口部22、23は後
述する供給用配管に接続されている。なお、両補充タン
ク20、21は、なんら温度調節手段を有していないた
め、現像液および定着液は室温近傍の温度で貯蔵される
ことになる。
【0012】供給手段3は、前記補充タンク20、21
に各々一端を接続した供給用配管30、31と、両供給
用配管30、31の他端側に設けられたノズル32、3
3と、両供給用配管30、31の途中に設けられた電磁
弁34、35とからなる。前記ノズル32、33は処理
液を均一に拡散して感光材料M上に滴下するように、感
光材料Mの幅方向(図1における紙面に垂直な方向)に
沿って設けられており、好ましくは各処理液が混合しな
いように、前記対向ローラ10により隔離された範囲毎
に各ノズル32、33が配置されている。また、ノズル
32、33の設置位置は前記補充タンク20、21より
も下方のレベルである。従って、補充タンク20、21
内の処理液は、前記電磁弁34、35を開放することに
より自然落下し、供給用配管30、31を通じてノズル
32、33から搬送中の感光材料M上に滴下するように
構成されている。上記の構成は、処理液の供給に対しポ
ンプ等の送液手段を必要としないため安価であるという
利点がある。なお、感光材料Mの搬送速度を変えること
で処理液の供給量を変えなければならない場合は、前記
電磁弁34、35を流量調節可能なものに置き換えても
よい。
【0013】また、現像液側の供給用配管30の途中に
は、加熱手段4から加熱を受けて処理液を加熱するため
の熱交換器36と、加熱された現像液の温度を検出する
ための温度センサー37とが設けられている。一方、定
着液側の供給用配管31には、熱交換器等が設けられて
いないが、供給用配管31を供給用配管30に適宜近接
もしくは接触させるように配置している。これにより、
定着液については間接的に加熱を行なうことができる。
【0014】加熱手段4は、所定のガス供給源に接続さ
れたガス管40と、このガス管40の先端に設けられ、
前記熱交換器36を加熱するためのガスバーナ41と、
前記ガス管40の途中に設けられた比例制御弁42と、
ガスバーナ41を点火するための点火プラグ43とから
なる。この実施の形態では、比例制御弁42を調節する
ことにより、ガスバーナ41に供給するガス量を制御し
て燃焼エネルギーを調整する。これにより、前記供給用
配管30を流れる現像液を適宜の温度に加熱することが
できる。
【0015】なお、加熱手段として本実施の形態ではガ
スの燃焼を用いている。これは短時間に十分な量の現像
液を加熱するのに好都合であるからであるが、可能であ
れば電気ヒータ等を用いてもよい。
【0016】次に、上記感光材料処理装置の動作につい
て図2のフローチャートを用いて説明する。
【0017】まずステップS1で、搬送路の入口近傍に
感光材料Mが挿入されると、センサー11が感光材料M
を検出する。なお、感光材料Mがない時には、省エネル
ギーのため対向ローラ10は停止または微速回転させて
おく方がよい。この場合は、感光材料Mの検出にともな
い対向ローラ10の駆動を開始してもよい。
【0018】次のステップS2では、バーナ41を点火
する。すなわち、図示しないガス供給源の元栓を開いて
バーナ41にガスを供給し、点火プラグ43により点火
を行う。なお、バーナ41の点火中は、温度センサー3
7の温度検出値に従って、適宜に比例制御弁42を開閉
制御して、バーナ41の燃焼量を調節する。
【0019】ステップS3では、電磁弁34、35を開
き、各処理液を搬送中の感光材料Mに供給する。これに
より、感光材料Mが各処理液により処理されることにな
る。なお、電磁弁34、35の開放は特に同時に行う必
要はない。すなわち電磁弁35の開放は、感光材料Mが
定着側のノズル33の下方に達する時点を見計らって行
ってもよい。
【0020】ステップS4では、前記センサー11によ
る感光材料Mの検出が終わったかどうかが確認される。
前記センサー11が感光材料Mの検出をしなくなった場
合、感光材料Mの後端がそこを通過したと判断し、次の
ステップS5に進む。
【0021】ステップS5では、所定の経過時間がタイ
マーにより計測されて、感光材料Mが搬送路を通過する
まで待機する。なお、このタイマー計測中に新たな感光
材料Mが挿入されれば、前記計測を中止し、かつステッ
プS4に戻って処理を続行すれば、感光材料Mを連続処
理することができる。
【0022】上記経過時間がすぎれば、ステップS6で
前記バーナ41が消火される。そして、ステップS7で
前記電磁弁34、35が閉鎖され、処理が終了する。な
お電磁弁34、35の閉鎖の時点も開放の時と同様に異
ならせてもよい。
【0023】〔第2の実施の形態〕図3は本発明の第2
の実施の形態の感光材料処理装置を示す主要部断面図で
あり、水洗処理や乾燥処理に関する部分等は省略してあ
る。図において、101は感光材料を所定の搬送路に沿
って搬送するための搬送手段、102は処理液を貯蔵し
ておく貯蔵手段、103は前記貯蔵手段から感光材料に
対して処理液を供給する供給手段、104は感光材料に
供給される処理液を加熱する加熱手段である。なお、こ
の第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同じ構成
については同じ符号を付けている。
【0024】搬送手段101は、感光材料Mを挟持して
搬送する複数対の対向ローラ10からなる。この対向ロ
ーラ10の配置に従って、感光材料Mは所定の搬送路に
沿って搬送される。なお、この搬送路の入口近傍には、
感光材料の進入を検出するためのセンサー11が設けら
れている。また、搬送路の下方には現像液を回収するバ
ット13と定着液を回収するバット14とが設けられて
いる。このように、現像液と定着液とを回収するバット
13、14を各々分離しておけば、回収された処理液を
再度使用することも可能である。例えばバット13、1
4からの回収処理液が各々補充タンク120、121に
適宜戻るように配管すればよい。
【0025】貯蔵手段102は、現像液を貯蔵する補充
タンク120と、定着液を貯蔵する補充タンク121と
からなる。両補充タンク120、121は、各々処理液
を出し入れする開口部122、123を有しており、こ
の開口部122、123は各々浮き蓋24、25により
気密状に閉鎖されている。この第2の実施の形態では、
第1の実施の形態とは異なり、補充タンク120、12
1内の処理液を自然落下により送液せず、後述のポンプ
P1、P2を用いて送液するので、開口部122、12
3の位置は下方に限定されない。
【0026】供給手段103は、前記補充タンク12
0、121に各々一端を投入した供給用配管130、1
31と、両供給用配管130、131の他端側に設けら
れたノズル32、33と、両供給用配管130、131
の途中に設けられ、処理液を汲み上げるためのポンプP
1、P2とからなる。前記ノズル32、33は、各処理
液を均一に拡散して感光材料上に滴下するように、感光
材料Mの幅方向(図3における紙面に垂直な方向)に沿
って設けられており、好ましくは各処理液が混合しない
ように、前記対向ローラ10により隔離された範囲毎に
各ノズル32、33が配置されている。
【0027】なお、供給用配管130の途中には、第1
の実施の形態と同様に、熱交換器36と、温度センサー
37とが設けられている。
【0028】また供給手段103の現像液側の供給用配
管130の途中には、2方向弁38が設けられている。
この2方向弁38は、補充タンク120から送液されて
くる現像液をノズル32に供給する側、もしくは回収用
配管39を介して再度補充タンク120に回収する側の
いずれかの方向に切り替えるためのものである。この2
方向弁38が設けられている理由は、この装置を比較的
短い時間停止後に再使用した場合、停止中に供給用配管
130に残留していた現像液が前回使用時の余熱により
設定温度以上になってしまう、所謂湯沸かし器等で言う
ところの「後沸き」を防ぐためである。この「後沸き」
した高い温度の現像液を感光材料Mに供給すると、現像
品質が変わる可能性がある。また、この「後沸き」によ
る現像液の高温度を温度センサー37が検知すると、処
理開始時にバーナ41の燃焼量が低めに制御されてしま
う可能性がある。この場合、「後沸き」後に現像液の温
度の落ち込みが生じる可能性がある。
【0029】従って、これを防ぐためには高温になった
残留現像液を次の処理開始前に放出すればよいが、単に
放出するのであれば現像液が無駄になる。
【0030】この第2の実施の形態では、現像液を無駄
にせず、上記「後沸き」現象を防止するために前記2方
向弁38と回収用配管39とを設けてある。すなわち、
感光材料Mの非処理中に、温度センサー37が所定温度
以上の検出を行った場合、前記2方向弁38を回収用配
管39側に切り替えて適宜の時間ポンプP1を稼働する
ことにより、配管中に残留する現像液の温度を低下させ
ることができる。これにより現像液を無駄にせずに、次
回使用開始時に不当に高い温度の現像液が感光材料M上
に供給されることを防ぐことができる。
【0031】なお、前記バット13からの回収現像液を
補充タンク120に戻すのであれば、前記2方向弁38
および回収用配管39は特に無くてもよいが、この場
合、現像液がノズル32から滴下することにより空気と
の接触が大きいため現像液の酸化が激しくなる。従っ
て、好ましくは上記第2の実施の形態のように、前記2
方向弁38および回収用配管39を設ける方がよい。
【0032】加熱手段4は、所定のガス供給源に接続さ
れたガス管40と、このガス管40の先端に設けられ、
前記熱交換器36を加熱するためのガスバーナ41と、
前記ガス管40の途中に設けられた比例制御弁42と、
ガスバーナ41を点火するための点火プラグ43とから
なる。この実施の形態では、比例制御弁42を調節する
ことにより、ガスバーナ41に供給するガス量を制御し
て燃焼エネルギーを調整する。これにより、前記供給用
配管130を流れる現像液を適宜の温度に加熱すること
ができる。
【0033】上述した第2の実施の形態に係る感光材料
処理装置の動作は、概ね第1の実施の形態と同じであ
る。すなわち、図2のフローにおけるステップS3、S
7における電磁弁34、35を開閉する替わりにポンプ
P1、P2を始動または停止すればよい。
【0034】〔第3の実施の形態〕図4は本発明の第3
の実施の形態の感光材料処理装置を示す主要部断面図で
あり、定着・水洗処理や乾燥処理に関する部分等は省略
してある。図において、201は感光材料Mを所定の搬
送路に沿って搬送するための搬送手段、202は現像液
を貯蔵しておく貯蔵手段、203は前記貯蔵手段から感
光材料Mに対して現像液を供給する供給手段、204は
感光材料Mに供給される現像液を加熱する加熱手段であ
る。なお、この第3の実施の形態では、第1及び第2の
実施の形態と同じ構成については同じ符号を付けてい
る。
【0035】搬送手段201は、感光材料Mを挟持して
搬送する複数対の対向ローラ10からなる。この対向ロ
ーラ10の配置に従って感光材料Mは所定の搬送路に沿
って搬送される。この搬送路は、前記複数対の対向ロー
ラ10と、この対向ローラ10の間に配置された複数の
案内ガイド15とにより湾曲状に形成されており、感光
材料Mが処理槽16を通過するように構成されている。
【0036】処理槽16は下部に排出口17を有し、そ
の排出口17は電磁弁からなる開閉手段18によって開
閉するように構成されている。また、処理槽16には、
現像液面の高さを一定レベルに制限するためのオーバー
フロー管19が設けられており、このオーバーフロー管
19は、後述する補充タンク220に接続されている。
また、前記排出口17も、前記開閉手段18を介して、
このオーバーフロー管19に接続されている。従って、
前記処理槽16を溢れた現像液と、前記開閉手段18を
開放して排出口17から排出された現像液とは、オーバ
ーフロー管19を通って補充タンク220に回収され
る。
【0037】なお、この搬送路の入口近傍には、感光材
料Mの進入を検出するためのセンサー11が設けられて
いる。
【0038】貯蔵手段202は、現像液を貯蔵する補充
タンク220を有する。補充タンク220は、現像液を
出し入れする開口部222を有しており、この開口部2
22は浮き蓋24により気密状に閉鎖されている。
【0039】供給手段203は、前記補充タンク220
に一端を投入した供給用配管230と、供給用配管23
0の他端側に設けられ、前記処理槽16内に配置された
ノズル232と、供給用配管230の途中に設けられ、
現像液を汲み上げるためのポンプP1とからなる。前記
ノズル232は、現像液を処理槽16内に拡散するよう
に、感光材料Mの幅方向(図4における紙面に垂直な方
向)に沿って設けられている。
【0040】なお、供給用配管230の途中には、第1
及び第2の実施の形態と同様に、熱交換器36と、温度
センサー37とが設けられている。
【0041】加熱手段4は、所定のガス供給源に接続さ
れたガス管40と、このガス管40の先端に設けられ、
前記熱交換器36を加熱するためのガスバーナ41と、
前記ガス管40の途中に設けられた比例制御弁42と、
ガスバーナ41を点火するための点火プラグ43とから
なる。この実施の形態では、比例制御弁42を調節する
ことにより、ガスバーナ41に供給するガス量を制御し
て燃焼エネルギーを調整する。これにより、前記供給用
配管230を流れる現像液を適宜の温度に加熱すること
ができる。
【0042】次に上記感光材料処理装置の動作について
図5のフローチャートを用いて説明する。
【0043】まずステップS10で、搬送路の入口近傍
に感光材料Mが挿入されると、センサー11が感光材料
Mを検出する。この検出にともない対向ローラ10を微
速回転させる。ここで、対向ローラ10を微速回転させ
るのは、現像液が処理槽16に貯留されるまで感光材料
Mが処理槽16内に搬送されないようにするためであ
る。
【0044】次のステップS11では、開閉手段18を
閉鎖する。ステップS12では、バーナ41を点火す
る。すなわち、図示しないガス供給源の元栓を開いてバ
ーナ41にガスを供給し、点火プラグ43により点火を
行う。なお、バーナ41の点火中は、温度センサー37
の温度検出値に従って、適宜に比例制御弁42を開閉制
御して、バーナ41の燃焼量を調節する。
【0045】ステップS13では、ポンプP1を駆動さ
せて、現像液を処理槽16に供給する。これにより処理
槽16に温度調節された現像液が貯留される。
【0046】ステップS14では、前記現像液の貯留が
完了されたかどうかを判断する。例えば、図示しない液
面センサーを用いて実際に現像液の量を検知して判断し
てもよいし、また、ポンプP1の駆動時間から判断して
もよい。なお、処理槽16一杯に現像液が供給されれ
ば、現像液のオーバーフロー分は随時オーバーフロー管
19により補充タンク220に還元されるので、現像液
面のレベルは常に一定に保たれる。
【0047】ステップS14で現像液の貯留が完了した
と判断されれば、ステップS15では前記対向ローラ1
0が通常速度で駆動を開始する。そして、感光材料Mが
処理槽16内に搬送されて処理が行われる。
【0048】ステップS16では、前記センサー11に
よる感光材料Mの検出が終わったかどうかが確認され
る。前記センサー11が感光材料Mの検出をしなくなっ
た場合、感光材料Mの後端がそこを通過したと判断し、
次のステップS17に進む。
【0049】ステップS17では、所定の経過時間がタ
イマーにより計測されて、感光材料Mが処理槽16を通
過するまで待機する。なお、このタイマー計測中に新た
な感光材料Mが挿入されれば、前記計測を中止し、かつ
ステップS16に戻って処理を続行すれば、感光材料M
を連続処理することができる。
【0050】上記経過時間がすぎれば、ステップS18
で前記バーナ41が消火される。そしてステップS19
で前記ポンプP1が停止される。次のステップS20で
は、前記開閉手段18を開放して処理槽16内の現像液
を補充タンク220に戻す。また、対向ローラ10の駆
動を停止または微速回転させて処理が終了する。
【0051】上記実施の形態では、供給用配管230の
途中に熱交換器36を設けて温度調節したが、この熱交
換器36を前記処理槽16内に設けても良い。この場
合、前記温度センサー37も処理槽16内に設ける方が
好ましい。
【0052】
【発明の効果】請求項1の発明においては、必要な時に
必要な分の処理液だけを加熱するようにしているため、
従来の装置のように無駄なエネルギーを消費しない。ま
た、貯蔵される処理液は無駄な温度調節がなされていな
いため、蒸発等が低く押さえられる。
【0053】請求項2の発明においては、必要な時に必
要な分の処理液だけを加熱するようにしているため、従
来の装置のように無駄なエネルギーを消費しない。ま
た、貯蔵される処理液は無駄な温度調節がなされていな
いため、蒸発等が低く押さえられる。さらに、処理液を
一時的に貯留する処理槽を備えているため、処理液を直
接感光材料に供給する場合に比べて液量が多く安定した
処理が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明における第1の実施の形態である感光
材料処理装置の主要部断面図。
【図2】第1の実施の形態である感光材料処理装置の動
作を表すフローチャート。
【図3】この発明における第2の実施の形態である感光
材料処理装置の主要部断面図。
【図4】この発明における第3の実施の形態である感光
材料処理装置の主要部断面図。
【図5】第3の実施の形態である感光材料処理装置の動
作を表すフローチャート。
【符号の説明】
1 搬送手段 2 貯蔵手段 3 供給手段 4 加熱手段 10 対向ローラ 16 処理槽 17 排出口 18 開閉手段 20 補充タンク 30 供給用配管 36 熱交換器 41 ガスバーナ 101 搬送手段 102 貯蔵手段 103 供給手段 104 加熱手段 120 補充タンク 130 供給用配管 201 搬送手段 202 貯蔵手段 203 供給手段 204 加熱手段 220 補充タンク 230 供給用配管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料を搬送手段で搬送しつつ所定の
    温度に温度調節した処理液に接触させて処理を行う感光
    材料処理装置であって、 前記感光材料を処理する処理液を貯蔵しておく貯蔵手段
    と、 前記搬送手段で感光材料が搬送される時に、前記貯蔵手
    段から供給用配管を通して搬送中の感光材料に処理液を
    供給する供給手段と、 前記供給手段による処理液の供給が行われる時に、前記
    供給用配管の途中にて前記処理液を加熱する加熱手段
    と、を有する感光材料処理装置。
  2. 【請求項2】 感光材料を搬送手段で搬送しつつ所定の
    温度に温度調節した処理液に接触させて処理を行う感光
    材料処理装置であって、 前記感光材料を処理する処理液を貯蔵しておく貯蔵手段
    と、 その底部に排出口が設けられており、処理液を一時的に
    貯留可能な処理槽と、 前記排出口を開閉する開閉手段と、 前記処理槽内を通って感光材料を搬送する搬送手段と、 前記処理槽に感光材料が搬送される時に、前記貯蔵手段
    から供給用配管を通して前記処理槽に処理液を供給する
    供給手段と、 前記供給手段による処理液の供給が行われる時に、前記
    供給用配管の途中または前記処理槽内にて前記処理液を
    加熱する加熱手段とを有し、 前記処理液が処理槽内に供給されている時は前記開閉手
    段により前記排出口を閉鎖し、前記感光材料が前記処理
    槽を通過した後は前記開閉手段により前記排出口を開放
    して処理液を処理槽外に排出するようにしたことを特徴
    とする感光材料処理装置。
JP20665396A 1996-07-16 1996-07-16 感光材料処理装置 Pending JPH1031293A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20665396A JPH1031293A (ja) 1996-07-16 1996-07-16 感光材料処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20665396A JPH1031293A (ja) 1996-07-16 1996-07-16 感光材料処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1031293A true JPH1031293A (ja) 1998-02-03

Family

ID=16526919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20665396A Pending JPH1031293A (ja) 1996-07-16 1996-07-16 感光材料処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1031293A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007242640A (ja) * 2004-04-09 2007-09-20 Towada Engineering:Kk カバーテープ除去装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007242640A (ja) * 2004-04-09 2007-09-20 Towada Engineering:Kk カバーテープ除去装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5307109A (en) Method and apparatus for processing photosensitive material
JPH02124570A (ja) 感光材料処理装置
JPH01254960A (ja) 処理液槽への給水方法
JPH1031293A (ja) 感光材料処理装置
US4358193A (en) Diazo development apparatus
JPH0635165A (ja) 感光材料処理装置
TW200301407A (en) Developing device and method thereof
JP2981431B2 (ja) 感光材料処理装置の補充液供給装置
JP3467132B2 (ja) 給排水装置
JP2708258B2 (ja) 感光材料処理装置
JPH10268493A (ja) 自動現像装置の給水警報装置
JPS60216349A (ja) 写真感光材料の処理方法及び自動現像機
JP2688108B2 (ja) 自動現像機のガス排出装置
JPH03150564A (ja) 感光材料処理装置
GB2063512A (en) Diazo development
JPH0667392A (ja) 感光材料の処理方法及び感光材料処理装置
JPH0437754A (ja) 感光材料処理装置の処理液温度調節方法及び装置
JPH02304559A (ja) 自動現像装置
JP2001215680A (ja) 感光材料処理装置の液外ローラの保守装置、及び保守用の軸受
JP2001159808A (ja) ローラ表面の薬品結晶防止方法及び感光材料処理装置
JPH0437752A (ja) 感光材料処理装置の処理液温度調節装置
US20020071681A1 (en) Device and process for processing photographic material
JPH04194934A (ja) 感材処理装置
JPH04237045A (ja) 感光材料処理装置
JPH08160628A (ja) 感光性平版印刷版自動現像機