JPH0125484B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0125484B2
JPH0125484B2 JP59063064A JP6306484A JPH0125484B2 JP H0125484 B2 JPH0125484 B2 JP H0125484B2 JP 59063064 A JP59063064 A JP 59063064A JP 6306484 A JP6306484 A JP 6306484A JP H0125484 B2 JPH0125484 B2 JP H0125484B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
polymerization
copolymer
parts
conversion rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP59063064A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60206809A (ja
Inventor
Masao Nakagawa
Kyoshi Mori
Toshiaki Sugita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP6306484A priority Critical patent/JPS60206809A/ja
Priority to US06/714,759 priority patent/US4560735A/en
Priority to EP85103416A priority patent/EP0157314A1/en
Publication of JPS60206809A publication Critical patent/JPS60206809A/ja
Publication of JPH0125484B2 publication Critical patent/JPH0125484B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Polymerization Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アルフアメチルスチレン10〜80重量
%、アクリロニトリル5〜50重量%、さらにスチ
レン、クロルスチレン、パラメチルスチレン、t
−ブチルスチレン、アクリル酸エステルから選ば
れた1種または2種以上の化合物0〜70重量%の
使用割合にある単量体を用いて、特殊な過酸化物
系開始剤により懸濁重合又は塊状重合に於て、短
かい重合時間で高転化率の透明性,耐熱性,強度
に優れた共重合体を製造する方法に関するもので
ある。 アルフアメチルスチレンにアクリロニトリル、
さらにこれらと共重合しうるスチレン、クロルス
チレン、パラメチルスチレン、t−ブチルスチレ
ン等の各種置換スチレン;メチルアクリレート、
エチルアクリレート、ブチルアクリレート等のア
クリル酸エステル;メチルメタクリレート、エチ
ルメタクリレート、ブチルメタクリレート等のメ
タクリル酸エステルから選ばれた1種または2種
以上の化合物を共重合させて、実用性に於て充分
な程度に耐熱性の優れた共重合体を得るには、ア
ルフアメチルスチレンを前記使用単量体のうち少
なくとも10重量%以上、好ましくは20重量%以上
使用して、アルフアメチルスチレンの含有量が10
重量%以上、好ましくは20重量%以上占める共重
合体とする必要がある。 しかるに、かかる観点に基づいて、従来、アル
フアメチルスチレンを上記の如く大量使用し耐熱
性の優れた共重合体を懸濁重合又は塊状重合によ
り得るには、ターシヤリ−ブチルパーオキシベン
ゾエート、ターシヤリ−ブチルパーオキシアセテ
ート、ジーターシヤリ−ブチルパーオキシサイド
等の有機過酸化物を重合開始剤として用いる方法
があるが、これらの開始剤を用いる方法に於て
は、重合温度の如何に拘らず、はなはだ多量用い
ることが必要であり、従つて得られる共重合体は
その重合度が極度に低く、成形材料として有用性
に乏しいものであつた。さらに、これら開始剤に
より重合度を上げるため開始剤を少なくすると、
いわゆるdead end重合となり、工業的に求めら
れる高転化率は得られないか、高転化率を得よう
とすると極めて長時間の重合時間を要し、著しく
生産性の悪いものであつた。又、ベンゾイルパー
オキサイドの如き有機過酸化物を使用するとき、
これに適する重合温度を用いても工業的に利用し
得る高転化率の共重合体は全く得られないのであ
る。 以上の如く、従来の懸濁重合又は塊状重合での
アルフアメチルスチレン−アクリロニトリル系重
合体の製造に於ては、工業的に成形材料として利
用可能な共重合体を製造し得る技術は得られない
か、もしくは工業的に見て著しく生産性の悪いも
のであつた。 本発明者は、かかる点に鑑み鋭意研究した結
果、懸濁重合又は塊状重合により短時間で高転化
率の透明性、耐熱性、強度に優れたアルフアメチ
ルスチレン−アクリロニトリル系共重合体の製造
方法を見い出し、本発明を完成するに至つた。 すなわち、本発明は、アルフアメチルスチレン
10〜80重量%、アクリロニトリル5〜50重量%、
さらにスチレン、クロルスチレン、パラメチルス
チレン、t−ブチルスチレン、アクリル酸エステ
ル、メタクリル酸エステルから選ばれた1種又は
2種以上の化合物0〜70重量%の使用割合にある
単量体を用いて、2,5−ジメチル−2,5−ジ
(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンを開始剤とし
て重合温度110〜135℃で懸濁重合又は塊状重合さ
せることにより、短かい重合時間で高転化率の透
明性、耐熱性、強度に優れた共重合体を得る製造
方法を要旨とする。 本発明に用いる単量体は、アルフアメチルスチ
レン10〜80重量%、アクリロニトリル5〜50重量
%、さらにスチレン、クロルスチレン、パラメチ
ルスチレン、t−ブチルスチレン等の各種置換ス
チレン;メチルアクリレート、エチルアクリレー
ト、ブチルアクリレート等のアクリル酸エステ
ル;メチルメタクリレート、エチルメタクリレー
ト、ブチルメタクリレート等のメタクリル酸エス
テルから選ばれた少なくとも1種の化合物0〜70
重量%の混合物であり、よに好ましくはアルフア
メチルスチレン20〜80重量%、アクリロニトリル
10〜40重量%、さらにスチレン、クロルスチレ
ン、パラメチルスチレン、t−ブチルスチレン等
の各種置換スチレン;メチルアクリレート、エテ
ルアクリレート、ブチルアクリレート等のアクリ
ル酸エステル;メチルメタクリレート、エチルメ
タクリレート、ブチルメタクリレート等のメタク
リル酸エステルから選ばれた少なくとも1種の化
合物0〜70重量%である。 上記の如き組成の単量体を用いて、工業的に利
用し得る高転化率の共重合体を得る為には、開始
剤として2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブ
チルパーオキシ)ヘキサンを用いる必要がある。
その使用量は0.1〜2.0重量%、より好ましくは0.2
〜1.5重量%であり、0.1重量%未満では工業的に
実用性のある転化率が全く得られないか、もしく
は極度に長時間を要し、著しく生産性の悪いもの
となる。2.0重量%を越えると短時間で高転化率
のものは得られるが、著しく分子量が低下し、成
形した場合に強度が大巾に低下する。 以上の様に、開始剤として、2,5−ジメチル
−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン
を用いることにより、懸濁重合又は塊状重合でア
ルフアメチルスチレン−アクリロニトリル系共重
合体が極めて短時間に、しかも高品質のものが得
られることは、従来の技術・知見からは全く予想
され得なかつた事であり、現在その機構は不明で
ある。本発明に於る共重合体を得る重合方法とし
ては、公知の懸濁重合又は塊状重合が採用され
る。特に、懸濁重合の場合、水媒体中に公知の分
散剤が用いられる。分散剤としては、ポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドン、メチルセル
ロース等の有機分散剤、又は第三燐酸カルシウ
ム、燐酸マグネシウム、ケイ酸ソーダ、酸化亜
鉛、炭酸マグネシウム等の無機分散剤があり、無
機分散剤の場合にはドデシルベンゼンスルフオン
酸ソーダ、α−オレフインスルフオン酸ソーダ等
のアニオン界面活性剤を併用して用いると分散の
効果は著しく良好となる。 又、本発明に於る転化率を用いる場合、重合温
度を選定することは重要である。即ち、重合温度
は110〜135℃が良く、さらに好ましくは115〜130
℃である。110℃未満では開始剤のラジカル発生
量が少なく転化率が極めて低くなり、また135℃
をこえると分子量が低下し、工業的に有用な共重
合体が得難い。 次に実施例を示すが、各実施例のそれぞれの表
に於て、得られた共重合体の転化率を百分率(重
量%)で示し、また得られた共重合体の性質に関
しては、各共重合体を射出成形により成形したサ
ンプルについて得られた結果であり、熱歪温度は
耐熱性を表わすものとして測定したもので、JIS
−K−6871の方法による値を示し、衝撃強度も
JIS−K−6871の方法による。尚、比粘度である
ηspは、溶媒をジメチルホルムアミドとし、その
0.3%溶液を用い30℃で測定した値を示し、重合
度の比較基準とした。 実施例 1 撹拌機付きオートクレーブに水110重量部、リ
ン酸三カルシウム0.24重量部、ドデシルベンゼン
スルフオン酸ソーダ0.003重量部、塩化ナトリウ
ム0.2重量部を入れ、次いで、撹拌状態で2,5
−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキサン0.5重量部を溶解したアルフアメチ
ルスチレン50重量部、アクリロニトリル30重量
部、スチレン20重量部の混合単量体を該系に導入
し、懸濁状態とし、直ちに125℃に昇温、7時間
重合を行なつた後、40℃に冷却、脱水、乾燥を行
なつて樹脂(A)を得堂。 得られた樹脂の転化率、比粘度、熱歪温度、衝
撃強度の測定値を表−1に示した。 比較例 1 実施例1に於て、2,5−ジメチル−2,5−
ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン0.5重量部
をベンゾイルパーオキサイド0.5重量部に、重合
温度を90℃に変更した以外は同様にして樹脂(B)を
得た。その結果を表−1に示した。 実施例 2 実施例1に於て、2,5−ジメチル−2,5−
ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンの使用量を
0.3重量部にし、重合時間を10時間とした以外は
実施例1と同様に行なつて樹脂(C)を得た。結果を
表−1に示した。 実施例 3 実施例1に於て、単量体をアルフアメチルスチ
レン30重量部、アクリロニトリル10重量部、スチ
レン60重量部とした以外は、実施例1と同様にし
て樹脂(D)を得た。結果を表−1に示した。 比較例 2 実施例3に於て、2,5−ジメチル−2,5−
ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン0.5重量部
をベンゾイルパーオキサイド1.0重量部に、重合
温度を90℃に変更した以外は同様にして樹脂(E)を
得た。結果を表−1に示した。 【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アルフアメチルスチレン10〜80重量%、アク
    リロニトリル5〜50重量%、さらにスチレン、ク
    ロルスチレン、パラメチルスチレン、t−ブチル
    スチレン、アクリル酸エステル、メタクリル酸エ
    ステルから選ばれた1種または2種以上の化合物
    0〜70重量%の使用割合にある単量体を用いて、
    2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパー
    オキシ)ヘキサンを開始剤として、重合温度110
    〜135℃で懸濁重合又は塊状重合により共重合さ
    せることを特徴とする共重合体の製造法。
JP6306484A 1984-03-29 1984-03-29 共重合体の製造法 Granted JPS60206809A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6306484A JPS60206809A (ja) 1984-03-29 1984-03-29 共重合体の製造法
US06/714,759 US4560735A (en) 1984-03-29 1985-03-22 Process for preparing copolymer
EP85103416A EP0157314A1 (en) 1984-03-29 1985-03-22 Process for preparing copolymer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6306484A JPS60206809A (ja) 1984-03-29 1984-03-29 共重合体の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60206809A JPS60206809A (ja) 1985-10-18
JPH0125484B2 true JPH0125484B2 (ja) 1989-05-18

Family

ID=13218535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6306484A Granted JPS60206809A (ja) 1984-03-29 1984-03-29 共重合体の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60206809A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62169808A (ja) * 1986-01-23 1987-07-27 Mitsui Toatsu Chem Inc 共重合体の製造方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5242592A (en) * 1975-10-02 1977-04-02 Nippon Steel Chem Co Ltd Process for preparing styene-acrylonitrile copolymers
JPS5242834A (en) * 1975-09-26 1977-04-04 Lilly Co Eli Diphenylamines* preparation thereof and its use
JPS5328685A (en) * 1976-08-28 1978-03-17 Nippon Oil & Fats Co Ltd Preparation of styrene (type) polymers
US4169195A (en) * 1976-12-29 1979-09-25 Borg-Warner Corporation Process for preparing alpha-methylstyrene polymers
JPS54150493A (en) * 1978-05-18 1979-11-26 Nippon Oil & Fats Co Ltd Production of styrene polymer or copolymer
JPS55725A (en) * 1978-06-19 1980-01-07 Denki Kagaku Kogyo Kk Copolymerization
JPS56167706A (en) * 1980-05-30 1981-12-23 Denki Kagaku Kogyo Kk Polymerization of styrene type monomer

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5242834A (en) * 1975-09-26 1977-04-04 Lilly Co Eli Diphenylamines* preparation thereof and its use
JPS5242592A (en) * 1975-10-02 1977-04-02 Nippon Steel Chem Co Ltd Process for preparing styene-acrylonitrile copolymers
JPS5328685A (en) * 1976-08-28 1978-03-17 Nippon Oil & Fats Co Ltd Preparation of styrene (type) polymers
US4169195A (en) * 1976-12-29 1979-09-25 Borg-Warner Corporation Process for preparing alpha-methylstyrene polymers
JPS54150493A (en) * 1978-05-18 1979-11-26 Nippon Oil & Fats Co Ltd Production of styrene polymer or copolymer
JPS55725A (en) * 1978-06-19 1980-01-07 Denki Kagaku Kogyo Kk Copolymerization
JPS56167706A (en) * 1980-05-30 1981-12-23 Denki Kagaku Kogyo Kk Polymerization of styrene type monomer

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60206809A (ja) 1985-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4618663A (en) Process for preparing α-methylstyrene-acrylonitrile copolymers
EP0501288B1 (en) Process for producing styrenic polymer
KR950006125B1 (ko) 머캡탄 사슬전이제를 이용한 안정한 콜로이드 할로겐화 비닐의 중합법
JPH0125483B2 (ja)
JPH0582405B2 (ja)
US4560735A (en) Process for preparing copolymer
JPH0125484B2 (ja)
JPH0694492B2 (ja) 耐熱性樹脂の製造法およびそれからなる光学用素子
JPS60206810A (ja) 共重合体の製法
CA2382285A1 (en) Resin-fortified sugar-based vinyl emulsion copolymers and methods of preparing the same
JPH0832749B2 (ja) 共重合体の製造方法
JPH0582406B2 (ja)
JPH07100725B2 (ja) 耐熱性、透明性に優れた新規メチルメタクリレート―スチレン系樹脂の製造方法
JP3524594B2 (ja) メタクリル系樹脂の製造方法
KR20020091230A (ko) 열흐름 프로파일이 최적화된 폴리부타디엔 라텍스의 제조방법
JPS63182309A (ja) 熱可塑性耐熱樹脂の製造方法
KR100527298B1 (ko) 응집현상이 감소된 아크릴계 수지의 제조방법
JPH0684409B2 (ja) 耐熱性熱可塑性樹脂の製造方法
JP3067297B2 (ja) 不飽和ポリエステル樹脂組成物
JPS60203619A (ja) 熱可塑性樹脂の製造方法
JP2778916B2 (ja) 光学用素子
JP2840645B2 (ja) 耐熱性熱可塑性樹脂及びその製造方法
JPH0125485B2 (ja)
KR100231260B1 (ko) 가공성이 우수한 스티렌계 수지조성물의 제조방법
JPH04288310A (ja) 透明成形体用熱可塑性樹脂の製造方法