JPH01252754A - 軸受箱材料 - Google Patents

軸受箱材料

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Publication number
JPH01252754A
JPH01252754A JP8030288A JP8030288A JPH01252754A JP H01252754 A JPH01252754 A JP H01252754A JP 8030288 A JP8030288 A JP 8030288A JP 8030288 A JP8030288 A JP 8030288A JP H01252754 A JPH01252754 A JP H01252754A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
graphite
less
vibration damping
bearing box
cast iron
Prior art date
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Pending
Application number
JP8030288A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Kurikuma
栗熊 勉
Masayuki Tada
多田 雅之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Takaoka Co Ltd
Original Assignee
Aisin Takaoka Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Takaoka Co Ltd filed Critical Aisin Takaoka Co Ltd
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Publication of JPH01252754A publication Critical patent/JPH01252754A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は軸受箱材料の改良に関するものであり、転がり
軸受ユニット用軸受箱の素材として使用される。
(従来の技術) 従来の軸受箱は、ねずみ鋳鉄品の3種(FC20)から
形成されている(例えば、JIS  B1559 5、
材料)。
(発明が解決しようとする課π) 軸受箱は内部に転がり軸受を介在しているため、該軸受
の回転に起因する振動および該軸受に挿通された軸を介
して伝播された振動等によって騒音が発生するが、従来
のねずみ鋳鉄製軸受箱では、上記振動や騒音を充分に吸
収することが困難であった。そこで、本発明はかかる問
題点を解消するためになされたもので、従来のねずみ鋳
鉄の機械的強度を損なうことなく、優れた振動減衰能を
有する軸受箱材料を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は重量%で、C:3.5〜4.2%、Si:2.
0〜3.0%、CE値(=C+1/3 Si) :4.
4〜5.2%、Mn:1.0%以下、Pro。
2%以下、S:0.15%以下、残部がFeおよび不可
避的不純物よりなり、体積比で、20〜40%の残留オ
ーステナイトを有するベイナイトおよびマルテンサイト
よりなる混合基地組織に、面積率で、20%以下の共晶
黒鉛と片状黒鉛とが晶出した軸受箱材料である。
次に成分組成、基地組織および黒鉛形状について詳説す
る。
(1)C 鋳鉄において51とともに鋳鉄の振動減衰能を向干させ
る黒鉛の晶出を促進する元素であり、3゜59≦以下に
なると充分な防振効果が得られず、4゜2%以上になる
とカーボンロスが発生するため3゜5〜4.2%に限定
した。
(2) Si 上記のCととらに強力な黒船化促進元素であり、2.0
%以下では充分な黒鉛化が得られず、3゜0%以上にな
ると鋳造性が著しく悪くなるため2゜0〜3.0%に限
定した。
(3)CE値(工C+1/3 Si) 鋳鉄の黒鉛はCE値によって決まるが、CE値が4.4
%以下になると充分な防振効果が得られず、5,2%以
上になると強度が著しく低下するなめ4.4〜5.2%
に限定した。
<4>Mn Mnは含有率が1,0%を超えると濱析し著しく脆くな
るため1.0%以下に限定した。
(5)P Pは含有率が0.2%を超えると加工に有害なステダイ
トを析出するため0.2%以下に限定した。
(6)S Sは含有率が1.5%を超えると阿nS化合物が多くな
り脆くなるため0,15%以下に限定しな。
(7)基地組織 体積比で、残留オーステナイトが20%以下であると充
分な防振効果が得られず、4.0%以上になると加工硬
化が大きく、被削性が損なわれるため20〜40%に限
定した。
(8)黒鉛形状 面積比で、共晶黒鉛(D型黒鉛およびE型黒鉛)が20
%を超えると充分な防振効果が得られないため20%以
下に限定しな。
(実施例) 以下、本発明の実施例について述べる。
50Kg高周波炉で、C:3.7〜3.9%、Si:2
.5〜2.7%1Mn:0.4〜0.6%、P:0.2
%以下、S:0.15%以下、残部がFeおよび不可避
的不純物よりなる鋳鉄溶湯を溶製し、1470℃まで昇
温した後、Fe−3iによって接種3行ない、CO1鋳
型に鋳込み、試験片を採取した1次いで、試験片を90
0℃に1時間加熱保持した後、350℃に急冷し、該温
度で1時間加熱保持した後、水冷した。しかる後、成分
組成、振動減衰能およびv!ita的性質を調査し、そ
の結果を比較鋳鉄例とともに下記表に示す、比較鋳鉄は
FC20の片状黒鉛パーライト鋳鉄である。
なお、第1〜2図は本発明材料の謂v&鏡写真であり、
第1図は本発明材料の黒鉛形状を示す顕微鏡写真(腐食
なし、倍率100倍)であり、共晶黒鉛および片状黒鉛
が晶出している。第2図は本発明材料の基地組織を示す
ま微鏡写真(3%ナイタール腐食、倍率400倍)であ
り、残留オーステナイト、ベイナイトおよびマルテンサ
イトよりなる混合基地組織が示される。
本発明は以上の通りであって下記表からも明らかなよう
に、本発明材料は比較鋳鉄に比べ、極めて優れた振動減
衰能を有し、機械的性質も比較鋳鉄と比べて遜色ない。
(発明の効果) 本発明材料は、優れた振動減衰能および機械的性質を有
するので、振動が伝播される軸受箱材料として用いると
著しく振動が減少され、騒音の吸収および疲労破壊の防
止にきわめて優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】 第1〜2図は本発明材料の金属組織を示す顕微鏡写真で
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  重量%で、C:3.5〜4.2%、Si:2.0〜3
    .0%、CE値(=C+1/3Si):4.4〜5.2
    %、Mn:1.0%以下、P:0.2%以下、S:0.
    15%以下、残部がFeおよび不可避的不純物よりなり
    、体積比で、20〜40%の残留オーステナイトを有す
    るベイナイトおよびマルテンサイトよりなる混合基地組
    織に、面積率で、20%以下の共晶黒鉛と片状黒鉛とが
    晶出したことを特徴とする軸受箱材料。
JP8030288A 1988-03-31 1988-03-31 軸受箱材料 Pending JPH01252754A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000129361A (ja) * 1998-10-28 2000-05-09 Skf Gmbh 鋼製あるいは鋳鉄製部品の熱処理方法
JP2008050651A (ja) * 2006-08-24 2008-03-06 Ihi Corp 耐焼付き性鋳鉄

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