JPH04232228A - Fe−Mn系振動減衰合金鋼とその製造方法 - Google Patents

Fe−Mn系振動減衰合金鋼とその製造方法

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JPH04232228A
JPH04232228A JP3214017A JP21401791A JPH04232228A JP H04232228 A JPH04232228 A JP H04232228A JP 3214017 A JP3214017 A JP 3214017A JP 21401791 A JP21401791 A JP 21401791A JP H04232228 A JPH04232228 A JP H04232228A
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alloy steel
vibration
mantensite
alloy
damping alloy
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JP3214017A
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Jong-Sul Choi
崔鍾述
Seung-Han Baek
白承翰
Jun-Dong Kim
金俊東
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U Shin Ltd
Woojin Co Ltd
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Yuhshin Co Ltd
Yuhshin Seiki Kogyo KK
Woojin Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/04Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing manganese

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動減衰性をもつ防振合
金に関し、より詳しくは高強度を維持しつつ優秀な減衰
性をもつ鉄系(Fe−Mn)系振動減衰合金とその製造
方法に関する
【0002】。
【従来の技術】近来、航空機、船舶、車両、機械類また
は精密計器などのような各種産業の機械および機器から
発生する振動と轟音を防止するために優れた減衰性をも
つ防振合金素材の使用が広まりつつある。
【0003】従来の防振合金としては双晶変態を利用し
たCu−Mn合金、Ni−Ti合金とステンレス合金鋼
が知られている。
【0004】このような合金は常温付近での減衰性が優
れているものの、高価な金属を使用するため製品単価の
上昇要因となっており、冷間加工性の劣化と各元素によ
る製造工程上の精密性と複雑性が要求されている。また
Al−Zn合金と主鉄系合金は引張強度ないしは硬度値
が充分でない。
【0005】一方、高Mn鋼であるオ―ストナイト(A
ustenite)系の低温用防振合金が日本国公開特
許公報第56−258号で知られている。この合金では
クロム(Cr)とアルミニュウム(Al)またはMo、
V、Nb、Tiなどの元素を添加するので、製品単価の
上昇要因となっており、安定したオ―ストナイト組成を
得るため含有成分中特に炭素(C)とCr含有量を厳密
に調整する必要があるなどのオ―ストナイトに適正な物
理的特性を要求している。
【0006】振動減衰を起こさせる主要な形態としては
緩和型、共鳴型、履歴型の3種類に大別される。緩和型
による減衰は振動の振幅に依存するものではなく、振動
数に依存するものであって防振の側面ではあまり考慮さ
れていない。
【0007】共鳴型は緩和型と同じ様に減衰性が振動の
振幅に依存するものではなく、振動数に依存するもので
、この場合の最大減衰性は共鳴振動数のとき得られるよ
うになる。しかし、このような形態の減衰性も防振合金
の側面ではその役割が大きく重要ではない。
【0008】履歴型は外部から応力を加えたときと応力
を除去したときの応力−変形率経路が互いに異なること
によって生じる減衰形態で、このとき弛力損失に該当す
る分のエネルギ―が減衰の原因となる。したがって、こ
の形態の減衰性は振動数とは関係なく、変形振幅に大き
く依存するという特徴がある。このような履歴型は振動
数とは関係なく優れた減衰性を示す場合があるので工業
的に防振効果をもたらすことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
合金は履歴型防振合金を開発したもので、鉄(Fe)を
基本としてこれにマンガン(Mn)を添加することによ
って従来のような高価な元素を使用せずとも高強度を維
持しつつ優れた減衰性合金を得ることができ、また、常
温で利用できるなど、単価の低廉な振動減衰性合金を提
供することにその目的がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】以下、本発明を説明する
と次の通りである。
【0011】本発明はFeとしてこれに重量%でMnを
10〜22%添加し、マンテンサイト(Martens
ite)組織であるFe−Mn系振動減衰性合金として
いる。
【0012】このような本発明の合金鋼を製造するたあ
たっては、まず電解鉄と電解マンガンを上記のような組
成比で準備し誘導炉または電気炉で炉の温度を1500
℃以上として電解鉄をまず溶解とたあと、これに電解マ
ンガンを入れ溶解させる。
【0013】そのあとモ―ルドに鋳造してインゴットを
作る。これを1000〜1300℃で20〜40時間均
質化処理し後、熱間圧延した所定形状の寸法に製造する
。そして、900〜1100℃で20分〜1時間30分
程度加熱し、次に空冷または水冷すればマンテンサイト
組織の本発の合金鋼が得られる。
【0014】本発明Mn量を10〜22重量%組成とし
たのは、10%Mnまではα´−マンテンサイトが生成
され、10%Mn以上ではε−マンテンサイトが形成し
はじめ、28%Mn以上ではオ―ストナイト組織となる
が、α´−マンテンサイト組織は振動減衰性が小さく、
ε−マンテンサイト組織は振動減衰性が非常に大きいの
で振動減衰性が優れた範囲は10〜22重量%とした。
【0015】本発明ではC、Si、P、S元素に対して
は特別に限定はしていないが、本発明は高Mn鋼として
マンテンサイト組織を得るためのものであるので、Cと
Siに対する影響は大きく作用しないと考えられる。
【0016】またPとSは不可避な不純物であって鋼に
影響を及ぼす範囲以上でなければ、特に問題とならない
ので別途に限定しない。
【0017】また、均質化処理条件(温度、時間)はM
nおよびその他不純物元素をオ―ストナイト中に完全に
固溶させるためのものである。
【0018】
【実施例】次に本発明の作用効果を表1〜表3と第1〜
3図の実施例を通して説明する。第1、第2は本発明の
基本となるFe−MnのZ元系状態図のFe側部分を示
したもので、本状態図の変態点は3℃/min の冷却
速度で冷却後、熱膨脹試験、磁気的分析、X線回折試験
および光学顕微鏡試験などを行って決定したものである
。  第1図で10%Mnまではα´−マンテンサイト
が生成され、10〜15%Mnではα´+εの混合マン
テンサイトが生成され、15〜28%Mnではεマンテ
ンサイトが生成される。
【0019】第2図は各Mn合金を1000℃で加熱し
常温で空冷したあと、X線回折分析法で各層の体積分率
を調査したものである。第1図および第2図のような調
査結果、表1のようにα´−マンテンサイトを示す合金
は振動減衰性が非常に小さく、ε−マンテンサイト組織
を示す合金は振動減衰性が非常に大きく、引張強度も優
秀なことが分かった。
【0020】
【0021】ε−マンテンサイトがα´−マンテンサイ
トより振動減衰性が大きい理由は、α´−マンテンサイ
トの下部組織は転移(dislocation) とな
っており、ε−マンテンサイトの下部組織は微細な双晶
(twin)となっており、微小なが外力によっても双
晶境界が容易に移動するため、ε−マンテンサイトは高
い振動減衰性を示すものと判断される。
【0022】
【0023】上記表2のように本発明による鋼は比較鋼
に比べて、空冷または水冷に大きな差がなく減衰性は優
秀である。
【0024】
【0025】上記表3でのように本発明の場合、硬度値
(HRB)は88〜90範囲であるのに反して、比較鋼
は85以下で、特にFe−28%Mnの場合はオ―スト
ナイト組織で60まで低下することを示している。
【0026】また、第3図は棒状の試片を最大表面変形
率r−2×104で振動させたときの振幅減衰曲線を示
したものである。第3図の(A)はα´−マンテンサイ
トであるFe−4%Mn鋼であって、時間の経過に従っ
て振幅がほとんど変化しないが、第3図の(B)はε−
マンテンサイト組織であるFe−17%Mn鋼であって
、時間の経過に従って振幅が急速に消え去っている。
【0027】
【発明の効果】以上で詳細に説明したように、本発明の
Mn範囲内のものは比較鋼に比べて振動減衰性が優れて
いるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のFe−Mn合金の2元系状態図である
【図2】本発明のFe−Mn合金の変態量を示す図であ
る。
【図3】本発明のFe−Mn合金の振動減衰曲線図であ
って、(A)はFe−4%Mn合金の状態図であり、(
B)はFe−17%Mn合金の状態図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】      鉄(Fe)を基本として重量
    %でマンガン(Mn)を10〜22%組成させたことを
    特徴とするマンテンサイト組織であるFe−Mn系振動
    減衰合金鋼。
  2. 【請求項2】      電解鉄と電解マンガンを混合
    溶解し、重量%でMnが10〜22%、残部がFeから
    なる溶湯を鋳造しインゴットを作り、これを1000〜
    1300℃で20〜40時間均質化処理した後、熱間圧
    延し900〜1100℃で30分〜1時間加熱し、次に
    空冷または水冷することを特徴とするマルテンサイト組
    成であるFe−Mn系振動減衰合金鋼製造方法。
JP3214017A 1990-08-27 1991-08-27 Fe−Mn系振動減衰合金鋼とその製造方法 Expired - Fee Related JPH0774415B2 (ja)

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