JPH01252610A - ポリビニルアルコール系グラフト共重合体からなる繊維および膜 - Google Patents

ポリビニルアルコール系グラフト共重合体からなる繊維および膜

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JPH01252610A
JPH01252610A JP7818788A JP7818788A JPH01252610A JP H01252610 A JPH01252610 A JP H01252610A JP 7818788 A JP7818788 A JP 7818788A JP 7818788 A JP7818788 A JP 7818788A JP H01252610 A JPH01252610 A JP H01252610A
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graft copolymer
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は吸湿、吸水及び放湿、放水が温度(5こより変
化するボリビ;、ルアルコール系共眞合体、繊維、及び
膜に関する。
(従来技術) 近年、ある欅のアーアリル゛?ミドまたはメタクリルア
ミド誘導体(以下(ツタ)アクリルアミド誘導体と略記
する)の重合体はその特性である感温性を生かして保水
ゲル、WJj!、i剤、調湿N(、’6))振荊などの
素材へ応用されている。即ら、(メタ)アクリルアミド
坑導体の水に不溶化した重合体;を低温で水をよく吸収
するが温度の増力旧にt!’、’ 0な2°C水を放出
する性πを持−7て)6す、この特性6・“Lかした素
材の開発が行われている。
〔発明が%E決j−7ようとする課題〕しかしながら、
(メタ)アクリルアミド誘導体の重合体は堅くて脆い性
質を持つことから加工性に乏しく、産業上の利用分野が
制限されるという問題点があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らはこれらの課題を解決するために、特定の(
メタ)アクリルアミド誘導体をポリビニルアルコール系
重合体にグラフト共重合することにより熱的に吸湿、吸
水量が大きく変化するポリビニルアルコール系共重合対
を合成し、更にこの共重合体が繊維形成能並びにフィル
ム形成能に優れていることを見いだし本発明を完成した
即ち本発明は、一般式(1)または一般式(■)で表さ
れるN−アルキレン置換(メタ)アクリルアミドの一種
以上と他の共重合しうる単量体がポリビニルアルコール
系重合体にグラフト共重合してなるグラフト共重合体で
ある。
R1 (上式でRIは水素原子またはメチル基、R□は水素原
子、メチル基またはエチル基、R,はメチル基、エチル
基、またはプロピル基を、Aは(CHx)n−でnは4
〜6を、または−(CH,)ヨー0  (CHx)m−
を表す、)さらに本発明はこのグラフト共重合体を紡糸
して得られる、吸湿、吸水及び放湿、放水が温度により
変化するポリビニルアルコール系繊維、およびこのグラ
フト共重合体を溶液から製膜して得られる、吸湿、吸水
及び放湿、放水が温度により変化するポリビニルアルコ
ール系膜を提供するものである。
本発明のポリビニルアルコール系グラフト共重合体の製
造法は、ポリビニルアルコールを溶解して均−系でN−
アルキルもしくはN−アルキレン置換(メタ)アクリル
アミドを含む単量体組成物をグラフト共重合する点で特
徴づけられ、得られたポリビニルアルコール系グラフト
共重合体はさらに熱処理などの不溶化工程を含む紡糸、
製膜処理を行って感温性を示す繊維、膜を作ることがで
きる。
上記特定の(メタ)アクリルアミド誘導体の水不溶化重
合体は水溶液中において吸水して、含水ゲルとなる性質
を示す、該含水ゲルは吸水量が温度により変化するとい
う感温性を有しており、その特徴を生かした繊維、及び
膜は従来にない機能を備えたものとして重要である。
本発明で使用される特定の(メタ)アクリルアミド誘導
体とは、一般式(1)または一般式(■)で表されるN
−アルキルまたはN−アルキレン置換(メタ)アクリル
アミドであり、具体的には、例えばN−エチルアクリル
アミド、N、N−ジエチルアクリルアミド、N−エチル
メタクリルアミド、N、N−メチルエチルアクリルアミ
ド、N−イソプロピルアクリルアミド、N−n−プロピ
ルアクリルアミド、N−イソプロピルメタクリルアミド
、N−n−プロピルメタクリルアミド、N−アクリロイ
ルピロリジン、N−メタクリロイルピロリジン、N−ア
クリロイルピペリジン、N−メタクリロイルピペリジン
、N−アクリロイルへキサヒドロアゼピン等をあげるこ
とができる。
また、上記した単量体と共重合可能な単量体としては、
親水性単量体、イオン性単量体、親油性単量体などがあ
げられ、それらの一種以上の単量体が適用できる。具体
的には親水性単量体として、例えばアクリルアミド、メ
タクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、N、N−
ジメチルアクリルアミド、N、N−ジメチルメタクリル
アミド、N−アクリロイルモルホリン、ヒドロキシエチ
ルメタクリレート、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒ
ドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシプロピル
アクリレート、各種のメトキシポリエチレングリコール
(メタ)アクリレート、N−ビニル−2−ピロリドン等
をあげることができるし、また、酢酸ビニル、グリシジ
ルメタクリレート等を共重合により導入して、それを加
水分解して親水性を賦与したものもあげられる。
イオン性111体としては、例えばアクリル酸、メタク
リル酸、ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、メタリ
ルスルホン酸、スチレンスルホン酸、2−アクリルアミ
ド−2−フェニルプロパンスルホン酸、2−アクリルア
ミド−2−メチルプロパンスルホン酸等の酸及びそれら
の塩、N、N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、
N、N−ジエチルアミノエチルメタクリレート、N、N
−ジメチルアミノエチルアクリレート、N、N−ジメチ
ルアミノプロピルメタクリルアミド、N、N−ジメチル
アミノプロピルアクリルアミド等のアミン及びそれらの
塩等をあげることができる。また、各種アクリレート、
メタクリレート、アクリルアミド、メタクリルアミド、
アクリロニトリル等を共重合により導入して、それを加
水分解してイオン基を賦与したものもあげられる。
親油性単量体としては、例えばN、ll−ジーn −プ
ロピルアクリルアミド、N−n−ブチルアクリルアミド
、N−n−ヘキシルアクリルアミド、N−n−へキシル
メタクリルアミド、N−n−オクチルアクリルアミド、
N−n−オクチルメタクリルアミド、N−tart−オ
クチルアクリルアミド、N−ドデシルアクリルアミド、
N−n−Fデシルメタクリルアミド等のN−アルキル(
メタ)アクリルアミド誘導体、N、N−ジグリシジルア
クリルアミド、N、N−ジグリシジルメタクリルアミ1
′、N−(4−グリシドキシブチル)アクリルアミド、
N−(4−グリシドキシブチル)メタクリルアミド、I
l−(5−グリシドキシペンチル)アクリルアミド、N
−(6−グリシ1゛キシヘキシル)アクリルアミド等の
N−(ω−グリシドキシアルキル)(メタ)アクリルア
ミド誘導体、エチルアクリレート、メチルメタクリレー
ト、ブチルメタクリレート、ブチルアクリレート、ラウ
リルアクリ1/−4,2−エチルへキシルメタクリレー
ト、グラフジルメタクリレート等の(メタ)アクリレー
ト誘導体、アクリロニトリル、メタクリレートリル、酢
酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、エチレン、プ
ロピレン、ブテン等のオレフィン類、スチレン、ジビニ
ルベンゼン、α−メチルスチ1/ン、ブタジェン、イソ
プレン等をあげることができる。
(メタ)アクリルアミド誘導体と上記した他の共重合し
うる単量体との量的比率は、それら単量体の組合せによ
り変化し、−概には言えない。しかし、概ね親水性単量
体は単量体総量中80重量%以下、好ましくは60重置
%以下であり、イオン性単量体は、単量体総量中40重
量%以下、好ましくは3帽1%以下である。−・方、親
油性単量体は単量体総置中40重置%以下、好ましくは
20重量%以Fである。
上記した単量体がポリビニルアルコール系共重合体に対
してグラフト重合される範囲は通常5〜350重旨%で
あり、好ましくは5〜250重賢%である。350重璽
重合鰯えるとポリビニルアルコールのもつ繊維形成能が
失われるあるいは繊維、膜強度に支障をきたずなどの不
都合が生し、5重量%未満では(メタ)アクリルアミド
誘導体のもつ感温特性が得難くなるなどの不都合が生(
7ろ8本発明に使用されるポリビニルアルコール系重合
体の重合度は特に限定されるものではないが、通常は5
00以上のものが好ましい、また、本発明に使用される
ポリビニルアルコール系重合体のけん化度は、使用する
ポリビニルアルコール系重合体が水溶性を有する程度に
までけん化されていればその範囲は限定されるものでは
ないが、けん化度が50モル%以上、特に70モル%を
越えるものが好ましい、さらに、本発明におけるグラフ
ト共重合反応は後述のように通常不活性ガス雰囲気下で
行うため、反応溶液Gコ不活性ガスを吹き込む際に発泡
などのトラブルを起こすことがある。これを防ぐために
は通常ポリビニルアルコールの消泡、抑泡剤に使用され
るシリコーン系あるいは非シリコーン系の消泡剤が用い
られるが、この様なトラブルを避けるためにはポリビニ
ルアルコール系重合体の重合度は6000以下であるこ
とが好ましい。
次に本発明のグラフト共重合体は、例えば水ないしは水
系溶剤を媒体として不活性ガス雰囲気下にて1ノドノク
ス系開始剤によるグラフ[共重合により製a1−ること
ができる。グラフト共重合の反応媒体として水(ここで
使用される水は、蒸留水、イオン交換水、上水道水、工
業用水等がある)以外に水と有機溶剤を混合したいわゆ
る水系溶剤も使用することができる。水と混合して使用
することができる有機溶剤としては、例えばメタノール
、エタノール、プロパツール、ブタノール、エチレング
リコール、1.2−プロパンジオール、1.3−プロパ
ンジオール、1.3−ブタンジオール、1.4−ブタン
ジオール、2,3−ブタンジオール、グリセリン、ジエ
チレングリコール、シクロヘキサノール等のアルコール
類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、その
他ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ピリ
ジン、フェノール類、ジオキサン、テトラヒドロフラン
、アセトニトリル等をあげることができる、水系溶剤中
の水含有量は60重量%、とくに70重量%以上である
ことが好ましい。
ポリビニルアルコール系重合体とグラフト共重合に供せ
られる単量体を上記媒体に混合する方法としては、ポリ
ビニルアルコール系重合体溶液に単量体を混合する方法
、単量体溶液にポリビニルアルコール系重合体を混合す
る方法、ポリビニルアルコール系重合体溶液に単量体溶
液を混合する方法等がある。このなかで単量体溶液にポ
リビニルアルコール系重合体を混合する方法では単量体
の混合量にも破るが、ポリビニルアルコール系重合体が
溶解し難くなることがあり、それ以外の方法をとること
が望ましい、混合効率を高め、混合時間を短くするため
には必要に応じて撹拌したり加熱したりするのが望まし
い。
次に本発明のグラフト共重合体を製造する際に使用する
レドックス開始剤としては、ラジカル重合を開始する能
力を有するもので有れば制限はなく、例えば無機過酸化
物、有機過酸化物、それらの過酸化物と還元剤との組合
せ、硝酸セリウム(■)アンモニウム、およびアゾ化合
物等がある。
具体的には過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過酸
化水素、(e「【−ブチルパーオキシド、ベンゾイルパ
ーオキシド、クメンヒドロキシパーオキシド、ter 
t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、過
安息香酸ブチル等があり、それらと組み合わせる還元剤
としては亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、鉄、銅、コバルト等
の低次のイオン価の塩アニリン等の有機アミン、更には
アルドース、ケトース等の還元糖等をあげることができ
る。アゾ化合物としては、アゾビスイソブチロニトリル
、2.2’−アゾビス−2−アミジノプロパン塩酸塩、
2,2゛−アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリル
、4.4’−アゾビス−4−シアツバレイン酸等を使用
することができる。また、上記した重合開始剤の2種以
上を併用することも可能である。この中で特に好ましく
は、硝酸セリウム(IV)アンモニウム、過硫酸カリウ
ム等をあげることができる。開始剤濃度がポリビニルア
ルコール系重合体に対して使用される範囲は通常はポリ
ビニルアルコール単量部に対して0.1〜5.0%であ
ることが好ましい。
次にグラフト重合を行うときの反応系内の雰囲気は空気
中より酸素濃度を少なくした状態、具体的にはチッソガ
スのような不活性ガスで置換した雰囲気下で行うことが
好ましい0重合温度は特に限定されないが、使用する開
始剤などにより異なり概ね0〜100℃の範囲で行うこ
とができる0重合時間は重合温度、開始剤濃度、単量体
組成などにより変化するので一概には言えないが概ね1
〜30時間の間にある。開始剤としてCe”イオンを用
いる場合にはCe44からCe3+への変化に伴う橙色
から無色への色変化により反応終点を知ることができる
このようにして製造したポリビニルアルコール系グラフ
ト共重合体溶液は粘性のある透明な溶液でアリ、ポリビ
ニルアルコールに対するN−アルキルもしくはN−アル
キレン置換(メタ)アクリルアミドの占める比率が大き
いものほど低粘度の溶液である。また、これらの溶液は
温度を室温より50°C付近まで上げると白濁し、再び
室温に戻すと透明になるという感温的な性質を示す。
このようにして得られたポリビニルアルコール系グラフ
ト共重合体はそのまま紡糸あるいは製膜に用いることも
できるが、以下に述べるような精製を行って単量体のホ
モポリマー、触媒等を分k(することが好ましい、 i
s特製法しては、例誠ばグラフト共重合体を水と相)容
する有機溶媒中に投して沈澱さセる方法があげられる。
使用される有機溶媒は例えばメタノール、エタノール、
プロパツール、ブタノール、エチレングリコール、l、
2−プロパンジオール、1.3−プロパンジオール、1
.4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、グリ
セリン、ジエチl/ングリコール、シクロヘキザノール
等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等の
ケトン類、その他ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド、ジオキづン、テトラヒドロフラン、アセトニ
トリル、ピリジン、フェノール類等及びこれらの中の2
種以上の混合?84i、、及びこれらの溶液で水を含ん
だものをあげることができる。該グラフ[共重合体は組
成あるいは分子量などにより性質を異にするため、沈澱
用の溶媒は上記より適宜選ぶ必要がある。
例えば、N−アクリロイルピロリジンをグラフト共重合
したボリビ、−ルアルコール系重合体の中でN−アクリ
ロイルピロリジンの含量が少ないものについてはメタノ
・−ルを沈澱用の溶媒として使用することができるが、
N−アクリロイルピロリジンの含量が多くなるとメタノ
ール単独では沈澱せず、アセトンやメチルエチルケトン
等の溶媒を単独あるいは混合して使用する必要が生じて
くる。
次に、該ポリビニルアルコール系グラフト共重合体の紡
糸には湿式紡糸、乾式紡糸の何れかを用いて製造するこ
とができる。しかし、該グラフ!・共重合体は組成及び
重合度により異なるが多くは揮発性溶媒に溶は難く、一
般には湿式紡糸法が用いられる。紡糸原液濃度は重合度
やグラフト量等により変化するが、一般に5〜30%の
範囲にあるのが好ましい、凝固浴としではポウ硝、硫酸
アンモニウム、リン酸ナトリウム等の塩類や水酸化ナト
リウム等のアルカリが使用できる。この他に、水と相溶
する有機溶媒を使用することも可能である。紡糸工程に
於て凝固されたポリビニルアルコール系繊維は紡糸延伸
を行った後で熱処理を行う。熱処理温度は100〜18
0°Cで行い、この温度以1−であれば変色などの支障
をきたし、この温度以下では繊維の機械的強度が低下す
る問題がある。
熱処理を終えた繊維は、ビニロン繊維の製造過程で行わ
れる処理と同様にホルムアルデヒl′あるいはヘンズア
ルデヒド水溶液で処理することによりアセタール化を行
い耐水性を賦与することができる。
このようにして得られたポリビニルアルコール系繊維は
グラフト共重合により(メタ)アクリルアミド誘導体の
感温的な性質を備えた繊維である、すなわちこのポリビ
ニルアルコール系繊維の膨潤量は温度−L昇により減少
し、温度低下により増加し、この変化はi1逆的に起こ
る。また、膨潤量は熱処理温度、熱処理時間、及びグラ
フト共重合組成により変化し、−・般に熱処理温度が高
い、あるいは熱処理時間が長い条件で製造したものは膨
潤量は小さくなる。この繊維の特徴は基本的には親水的
な繊維であるが、温度変化に応して膨111量は可逆的
に増減する点にあり、以下に述べる親水性繊維の欠点を
解決できる性質をもつ。
合成繊維は木綿などの天然繊維に比べて優れた物理的、
化学的性質を有するが、一般に吸湿性が乏しいために衣
料用とし、で使用する場合、利用範囲が制限されている
。合成繊維に吸湿性を与える方法としては、本来疎水性
の高い合成繊維に親水性を賦Jjするような化学的改質
法が行われている。例えば、特開昭57−82566で
示されているような、アクリル繊維を水および非水混和
性有機溶剤からなる混合溶媒中で界面活性剤の存在下、
アルカリまたは酸で加水分解する方法により吸湿性アク
リル繊維を製造する方法がある。また、特開昭62−7
825で示されているようなポリエステルに金属オキサ
レート錯体を含有さ(た親水性ポリエステル繊維も知ら
れている。また、これらの改質処理を行わすとも吸湿性
に優れた合成繊維は知られており、例えばビニロンの名
称で知られるポリビニルアルコール系繊維は分子中に多
数の水酸基を有する親水性繊維であり、吸湿分はR82
0%で1.3〜1.8%、li I+ 65%で!□)
%、RH90%で10〜12%である(繊維材料各説、
1979年、46頁)。
しかしながらこれらの合成繊維を衣料用として考える場
合、単に吸湿量が優れているだけでは必ずしも満足する
性質を与えるわけではない。天然繊維を例として羊毛の
場合を考えてみると、発汗が始まって繊維が吸湿あるい
は吸水すると繊維断面積が約25%増大する(ロビンソ
ン(Robinson)、チクステイルプラクシス イ
ンタナショナル(Textipraxis Inter
national ) 1976年、1180頁)、従
ってこの繊維を使った織物は発汗にともなって吸湿量が
増加すると繊維間の空隙が狭くなり、依って気体透過性
が減少し、水が蒸気として織物の外側へ拡散し難くなる
という欠点が現れてくる、この点から繊維の@湿、吸水
量が飽和に達すると汗は皮膚の上に残り不快感を与える
ことになる、このような親水性繊維の欠点は繊維の膨潤
量が相対湿度のみに依存するためであり、膨潤量に限界
がある以上それを上回る発汗がある場合には水分の吸湿
または吸水量が不十分になり、しかも水分が繊物を気体
状に通過する過程も抑制されてくる点にある。
本発明で得られるポリビニルアルコール系繊維は、発汗
時の体温が相対的に高い状態では吸湿量が低いため膨潤
による繊維′間の空隙が保たれ良好な透湿性を示す、ま
た、発汗後注が皮膚上に残って体温が低下するような場
合には吸湿量が増大する。従って、このような感温的な
特性を示す点で従来の親水性繊維に於て問題となってい
た欠点を解決できる繊維であるといえる。
次に該ポリビニルアルコフル系共重合体の製膜法につい
てのべる。5〜20%のポリビニルアルコール系共重合
体水溶液をガラス、金属、あるいはプラスチック製の基
盤上に塗布し、溶媒乾燥を行う、乾燥方法としては、自
然乾燥、温風乾燥、減圧乾燥、赤外線ランプによる乾燥
法などがあり適宜選ぶことができる。溶媒乾燥後は10
0〜180°Cで熱処理を行い耐水性を賦与する。10
0℃未満の温度では耐水性に問題があり、180°Cを
こえると膜が着色し脆くなる欠点がある。この膜はアセ
タール化を行うことにより機械的強度を上げることがで
きる。一般にアクリルアミド誘導体の含量が増加すると
膜の強度が低下する傾向を示すため、ポリビニルアルコ
ールを混合した複合膜にすることで強度を保つことがで
きる。又、製膜過程でポリビニルアルコール系共重合体
水溶液にジメチルホルムアミド、ジメチルスルフオキシ
ド等の水と相溶する高沸点の有機溶媒を添加することに
より多孔性構造を有する膜を作成することができる。
このようにして製造したポリビニルアルコール系グラフ
ト共重合体膜は、グラフト共重合に供せられるアクリル
アミド誘導体の性質とポリビニルアルコール系重合体の
性質を併せ持っており、その膨潤度は温度に依って大き
く変化する。これらの膜を水に浸漬して膨潤させたとき
の乾燥膜1g当りの膨潤量は10℃において概ね1〜3
0の範囲内にあり、60°C以下の温度では膨潤量は加
温により低下し冷却により増加するが、ポリビニルアル
コール系重合体の占める割合が多くなると60°C以上
ではその傾向は逆転し、膨潤量は加温により増加し冷却
により減少する。これは60°C以下ではアクリルアミ
ド誘導体が、それ以上の温度ではポリビニルアルコール
系重合体が膜の特性を支配しているためであると考えら
れる。この膜の用途としては、分離膜、包装用フィルム
、農業用フィルム、食品用フィルムなどへの応用が可能
である0例えば、分NWAとしては各種のイオン性物質
と非イオン性物質を対象として使用することができる。
イオン性物質としては塩化ナトリウムのような水溶性の
無機塩、スルホン酸塩または4級アンモニウム塩等の有
機の強酸または強塩基の塩、カルボン酸塩、フェルレー
ト、アミン塩などの有機の弱酸または弱塩基の塩、更に
はアミノ酸などの両性電解質などがあげられる。非イオ
ン性物質としてはアルコール、多価アルコール等の水酸
基置換化合物、ガラクトース、ラクトース等の単Ii類
、多糖類、アセトアミド、N、N−ジメチルホルムアミ
ド等のアミド化合物その他のケトン、環状エーテル等が
あげられる0本発明によるポリビニルアルコール系グラ
フト共重合体膜はイオン/非イオン性、親水/疎水性、
分子量、分子サイズ等の物質の性質の差異によりその透
過能が異なるため分離膜への応用が可能となる。透過能
はポリビニルアルコール系グラフト共重合体膜の組成、
熱処理条件などにより調整することができる。しかも、
このポリビニルアルコール系グラフト共重合体膜は、温
度による膨潤度の変化に応じて物質が膜を透過する速度
は温度により変化し、その変化は物質に依って異なると
いう特徴も併せ持っている。従って、分離の対象となる
物質の組合せに応して温度を設定することにより分#能
を高めることも可能である。具体的に分離する方法とし
て、分離すべき物質の組合せに応してWJ組成及び温度
を設定して分離すべきi8液を1段で透過させる方法、
温度を変えながら多段でi3遇させる方法、更には膜i
3過の前後で温度差を生じるようにして透過させる方法
などを採用できる。また、具体的な分離の対象としては
水溶性有機化合物と無機塩との分離、アミノ酸など有機
化合物同士の分離、分子量の子となる化合物の分離、フ
ェノール、レゾルシン等同族化合物の分離などがあげら
れる。
〔発明の効果〕
本発明に依れば感温的な性質を備えたポリビニルアルコ
ール系グラフト共重合体を得ることができるため、従来
技術では達成されていなかった!ε温的な性質をもちな
がらしかも繊維形成能並びに膜形成能に優れた材料の製
造が実現される。
〔実施例〕
以下に実施例で本発明を説明する。
実施例1 温度計、撹拌棒、吹込み管を備え付けた300mの4つ
ロフラスコにPVA217(クラレ社製、重合度170
0〜1800、けん化度87〜89%)15gを蒸留水
200gに溶解してて入れ、これにN−アクリロイルピ
ロリジン(以下N−APRと略す)9.5i<を入れた
後30分間窒素置換を行った。撹拌下に硝酸セリウムア
ンモニウム0.84gの1−N硝酸水溶液を加え、20
℃にて1時間反応を行った0反応混合物をアセトン中に
投下すると不溶化した生成グラフト共重合体21.3 
gが得られた。これは次の分析値を示した。実測値: C;56.22%、  H; 9.40%、Ni3.8
6%。
この値は、グラフト点がビニルアルコール単位当り約0
.5%、側鎖長が平均で25の重合度を有するグラフト
共重合体に相当する。また、赤外&9Ie収スペクトル
ではN−アクリロイルピロリジンのアミド基のカルボニ
ル伸縮振動に基づ< 1620c膳−1のピークが存在
した。
(紡糸及び水11′に4度の測定) ポリビニルアルコール系グラフト共重合体5gを水50
M1に溶解し、不溶成分を濾過した後、飽和硫酸ナトリ
ウム水溶液に注射針(口径0.8mm)より一定速度(
1m/5in)で注入することにより凝固させて繊維状
物質を得た。その後、120 ’Cで1時間熱処理を行
った。乾燥繊維の直径は約50IImであった。ついで
、各温度における乾燥膜111g当りの膨潤量を測定し
たところ、lO’cで9.72.20°Cで8.87.
40℃で7.24.60℃で5.88であった。
(製膜及び水膨潤量の測定) ポリビニルアルコール系グラフト共重合体5gを水5(
ldに溶解し、不溶成分を2Itilた後、ステンレス
基盤上に塗布し、赤外線ランプで加熱乾燥じたいその後
、120°Cで1時間熱処理を行った。
乾燥膜の膜厚は50〜looIImであった1次いで、
各温度における乾燥膜1g当りの膨潤量を測定したとこ
ろ、10°Cで8.75.20’Cで8.12.40°
Cで6.15.60’Cで5.20であった。
実施例2〜10 表1に示す重合条件以外は実施例1と全く同様にして各
PVAグラフト共重合体を製造した0次いで、実施例1
と同様に各温度における乾燥膜1g当りの膨潤度を測定
し、表2に結果を示した。
表1 実施例11 実施例1でN−APRの代わりにN−n−プロピルアク
リルアミドを使用した以外には実施例1と同様にしてグ
ラフト共重合体22.3gを得た0次いで、実施例1と
同様に120°C,1時間の熱処理を行って得られた膜
の乾燥膜1g当りの膨潤度は、25°Cで5.29.5
0°Cで3.91であった。
実施例12 実施例1でN−APRの代わりにN、 N−ジメチルア
クリルアミドを使用した以外には実施例1と同様にして
グラフト共重合体19.8gを得た0次いで、実施例1
と同様に120°C11時間の熱処理を行って得られた
膜の乾燥膜1g当りの膨潤度は、25’Cで7.77.
50゛Cで7.08であった。
実施例13 実施例1でN−APRの代わりにN−1so−プロピル
アクリルアミドを使用した以外には実施例1と同様にし
てグラフト共重合体21.8 gを得た。
次いで、実施例1と同様に120°C,1時間の熱処理
を行って得られた膜の乾燥膜1g当りの膨潤度は、25
゛Cで6.96.50°Cで4.05であった。
実施例14 実施例1でN−APRの代わりにN−エチルアクリルア
ミドを使用した以外には実施例1と同様にしてグラフト
共重合体21.8 gを得た0次いで、実施例1と同様
に120’C,1時間の熱処理を行って得られた膜の乾
燥膜tg当りの膨潤度は、25゛Cで7.87.50°
Cで5゜59であった。
実施例15〜25 表3に示す共重合組成で実施例1と同様にグラフト共重
合したものを製膜し、乾燥膜1g当りの25°Cと50
°Cにおける膨潤度を測定し、結果を表3に示した。
実施例26 N−APRを78重置%含有するポリビニルアルコール
系グラフト共重合体を実施例1と全く同様の方法で製造
し、このものを180’C,1時間熱処理を行う条件で
製膜を行った。得られた膜について各温度における乾燥
膜1gあたりの膨潤量を測定したきころ、30′Cで1
.75g、 40°Cで1.71g、50°Cで1.6
9.60゛Cで1.16.70゛Cで1.63.80゛
Cで1.96であった。
次に、該乾燥膜と隔膜型セルに張装し2、一方のセルに
50+uiol/ eのメチレンブルー水溶液を、他力
のセルに脱イオン水を注入し、30゛Cに放置した、1
時間おきに脱・イオン水の注入されたセルよりサユ・ブ
リングし、U■−可視検出器によりその濃度を測定した
0次いで下記式(1)で示ずFickの透過式に従って
透過言1数P (cs2/Hr)を算出したところ5.
9 Xl0−’と得られた。同様にして温度50゛Cで
3.6 X 10−’、60°Cで2.1X10−’、
70°Cで3.4xio−’、80°Cで7.1 x 
10−’であった。
■L     Co   2Ct 2A        c。
P二透過係数(cs”/Hr) t:時間(Hr) ■:セル容量〔〆〕 1、:膜厚(c、) A:膜面積(em” ) C0:供給側初期濃度〔圓o1/ff1)CL: を時
間後の透過側濃度(mol/ 1)特許出願人  三井
東圧化学株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I )または一般式(II)で表されるN
    −アルキレン置換(メタ)アクリルアミドの一種以上と
    他の共重合しうる単量体がポリビニルアルコール系重合
    体にグラフト共重合してなるグラフト共重合体。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (上式でR_1は水素原子またはメチル基、R_2は水
    素原子、メチル基またはエチル基、R_3はメチル基、
    エチル基、またはプロピル基を、Aは−(CH_2)_
    n−でnは4〜6を、または−(CH_2)_2−O−
    (CH_2)_2−を表す。)
  2. (2)請求項1のグラフト共重合体を紡糸して得られる
    ポリビニルアルコール系繊維。
  3. (3)請求項1のグラフト共重合体を溶液から製膜して
    得られるポリビニルアルコール系膜。
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