JPH0125216Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〈考案の技術分野〉 本考案は通電により発熱する発熱体をカーペツ
ト本体に設け、該発熱体への通電による発熱にて
カーペツト本体を加熱する電気カーペツトに関す
るものである。

〈従来技術〉 従来のこの種の電気カーペツトは発熱体への通
電をカーペツト本体の角部に設けた制御器（コン
トローラ）のオン・オフスイツチを手動にて操作
し制御するものであり、そのために電気カーペツ
トの使用・不使用、つまりカーペツト本体上の人
の有無にてその都度オン・オフスイツチを操作し
なければならず、特に電気カーペツトの使用・不
使用が頻繁に行なわれるとオン・オフスイツチの
操作も頻繁に行なわなければならず、操作が煩わ
しくめんどうであり、時には切れ忘れによる無駄
なエネルギーが消費される欠点があつた。

〈考案の目的〉 本考案は上記のような欠点を除去した電気カー
ペツトを得ることを目的としたものである。

〈考案の実施例〉 以下本考案の電気カーペツトの一実施例を図面
とともに説明する。

本考案の電気カーペツトは通電により発熱する
発熱体１をカーペツト本体２内に設け、該カーペ
ツト本体２の表面に金属繊維等の導電材料にて形
成した表面材３を設けて該表面材３を上記カーペ
ツト本体２上の人の有無を雑音の変化（例えば、、
電磁波や電位の変化）として検知するセンサーと
し、該表面材３に該表面材３により検知した雑音
を増幅する該表面材３の設けたカーペツト本体２
の所定の角部に設けた制御器（コントローラ）４
の増幅器５をリード線６により電気的に接続し、
該増幅器５の該増幅器５により増幅された雑音信
号の変化により制御されるリレー７を接続し、該
リレー７のリレー接点７ａを上記発熱体１への通
電をオン・オフ制御するように該発熱体１と交流
電源８との間に接続して構成したものである。

尚、上記構成において、発熱体１への通電はカ
ーペツト本体２上の人の有無（カーペツト本体２
の表面材３上の人の有無）によりオン・オフ制御
するもの、つまり、該カーペツト本体２上に人が
位置した使用状態では人が位置して得られる雑音
信号を増幅器５にて増幅し該増幅した雑音信号に
てリレー７のリレー接点７ａをオン制御して発熱
体１に通電し、該カーペツト本体２上に人が位置
しない不使用状態ではリレー７のリレー接点７ａ
をオフ制御して発熱体１への通電を停止（遮断）
するようにしたものである。

上記のように構成してなる電気カーペツトはカ
ーペツト本体２上の人の有無に応じて自動的に該
カーペツト本体２の発熱体１への通電をオン・オ
フ制御でき、該カーペツト本体２上に人が位置し
た使用状態では自動的に該カーペツト本体２を発
熱体１により加熱することができ、該カーペツト
本体２上に人が位置しない不使用状態では該カー
ペツト本体２の発熱体１への通電を自動的に停止
して無駄なエネルギーの消費されるのを防止す
る。

〈考案の効果〉 本考案の電気カーペツトは上記のような構成で
あるので、発熱体への通電を自動的にオン・オフ
制御することができ、切り忘れによる無駄な電力
消費を確実に防止することができる。

また、金属繊維で形成した表面材で人（使用
者）の有無を検知するので、従来の電気カーペツ
トのようにカーペツト本体上に下面電極、導電部
材、弾性材、上面電極、表被を配設し、使用者が
カーペツト上に乗ると弾性材が圧縮して導電部材
に重量が加わり該導電部材の抵抗値が変化し、こ
の抵抗値の変化により使用者の有無を検知するも
のに比べ、簡単な構成にすることができる。

更に、カーペツト本体の表面には金属繊維で形
成された表面材のみが設けられているので、従来
の電気カーペツトのように発熱体の熱を多数の部
材を介して使用者に伝えるものに比べ、発熱体か
らの熱を効率良く使用者に伝えることができ、無
駄な電力消費を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の電気カーペツトの一実施例の概
略説明図である。 図面中、１は発熱体、２はカーペツト本体、４
はコントローラを示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 通電により発熱する発熱体をカーペツト本体に
   設け、該発熱体への通電による発熱にてカーペツ
   ト本体を加熱する電気カーペツトにおいて、該カ
   ーペツト本体の表面に金属繊維にて形成した表面
   材を設け、該表面材により上記カーペツト本体上
   の人の有無を雑音の変化として検知し該カーペツ
   ト本体の発熱体への通電をオン・オフ制御する制
   御回路を設けてなることを特徴とする電気カーペ
   ツト。