JPH0125151Y2 - - Google Patents

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JPH0125151Y2
JPH0125151Y2 JP1983169066U JP16906683U JPH0125151Y2 JP H0125151 Y2 JPH0125151 Y2 JP H0125151Y2 JP 1983169066 U JP1983169066 U JP 1983169066U JP 16906683 U JP16906683 U JP 16906683U JP H0125151 Y2 JPH0125151 Y2 JP H0125151Y2
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sliding beam
wedge
outer sliding
inner sliding
beam member
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JP1983169066U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は仮設用伸縮梁装置に係り、コンクリ
ート建築に際しての廊下廻りの如く比較的短いス
パンでの天井、床版等を構築する場合での簡便に
使用するに好適な仮設用伸縮梁装置に関するもの
である。
(従来の技術) 従来からコンクリート建築での床版型枠工事に
際しては、床版用の型枠を仮設支持するために、
構枠された壁型枠或いは梁部相互間にコンクリー
トスラブ用仮設ビーム装置を渡架させている。こ
の仮設ビーム装置は、打設されるコンクリート
材、型枠その他の荷重をしつかりと支持する必要
があるから、例えば実公昭52−51860号公報、同
53−1218号公報の如くトラス構造に構成されてお
り、また、スパンの大小に対応可能となるよう貫
挿固着されるピン手段によつて長さが段階的に調
整されるものとしてある。更に、一部では、内摺
動梁材の一端部下面に逆L字形状の懸掛板を設け
たもの(例えば実開昭51−23326号公報)や、外
摺動梁材内に内摺動梁材を装入して摺動自在に嵌
合したもの(例えば実開昭56−88830号公報)等
が提案されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、これによると、例えば廊下廻りの如
く比較的短いスパンの場所で使用するには重量が
嵩み大型である故にそれの使用はかえつて困難で
あり、段階的な調整が可能であつてもそれより短
い間隔での調整は不可能であつた。更に、一部で
提案されている実開昭51−23326号公報のものは
内摺動梁材の一端部下面に逆L字形状の懸掛板が
単なる設けられているため、壁型枠等への係合作
業が面倒で、且つ堅牢性も劣つており、また、実
開昭56−88830号公報のものは外摺動梁材内に内
摺動梁材を単なる装入して摺動自在に嵌合されて
いるため、内摺動梁材が外摺動梁材から抜脱され
る虞があり、危険であつた。
そこで、この考案は叙上のような従来存した諸
欠点に鑑み案出されたものであり、軽量にして簡
便に使用し得るものとなすと共に、無段階な長さ
調整を可能として比較的短い支間での床版型枠工
事の施工に便なるようにし、それに、楔体の楔受
部への嵌合時に内摺動梁材が外摺動梁材から抜脱
すことなく、安全であり、更に、壁型枠等への係
合作業が容易で、且つ堅牢性を増大させ得るよう
な仮設用伸縮梁装置を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) この考案は、上述のような目的を達成するため
に、下方に開口した断面溝形の外摺動梁材の一端
に懸掛板を連設形成した外ビーム部材と、角筒状
の内摺動梁材の一端に懸掛板を連設形成した内ビ
ーム部材とを、外摺動梁材内に内摺動梁材を装入
して摺動自在に嵌合し、且つ前記各懸掛板は、壁
型枠の上面に当接する当接部と壁型枠の側面に係
止する係止部と前記外摺動梁材及び内摺動梁材の
一端に連結する連結部とから形成され、一方、前
記外摺動梁材の他端部近傍の両側壁外側面には、
下部に楔孔が開穿された楔受部を、楔孔が外摺動
梁材の両側壁底面より下方へ突出されるように
夫々設け、この楔受部には、前記内摺動梁材底面
に圧接する楔体を強制嵌合し、更に前記内摺動梁
材の他端には、前記楔体に当接するストツパーを
突設したものである。
(作用) 上述のような技術的手段により、所定間隔で構
枠された壁型枠相互間のスパンに対応して外ビー
ム部材と内ビーム部材との摺動嵌合長さを調整
し、両懸掛板を壁型枠上端に係合すると共に、楔
体を楔受部に強制嵌合して内摺動梁材を外摺動梁
材面に押圧し、外摺動梁材と内摺動梁材とを締結
するようにする。次いで、床版用の型枠を載置
し、コンクリート材を打設し、適当な養生期間を
経て脱型、取外すことで天井、床版を構築できる
ようにする。
(実施例) 以下、図面を参照してこの考案の構成を説明す
ると次の通りである。
すなわち、その一実施例は、下方に開口した断
面溝形の外摺動梁材2の一端に懸掛板3を連設形
成した外ビーム部材1と、角筒状の内摺動梁材5
の一端に懸掛板6を連設形成した内ビーム部材4
とを、外摺動梁材2内に内摺動梁材5を装入して
摺動自在に嵌合すると共に、前記外摺動梁材2の
他端部近傍の両側壁外側面には、下部に楔孔8が
開穿された楔受部7を、楔孔8が外摺動梁材2の
両側壁底面より下方へ突出されるように夫々設
け、この楔受部7には、前記内摺動梁材5底面に
圧接する楔体9を強制嵌合し、更に前記内摺動梁
材5の他端には、前記楔体9に当接するストツパ
ー10を突設したものである。
しかして、図に示すように外ビーム部材1の外
摺動梁材2は所定幅員、深さの溝形鋼にて形成さ
れ、一方、内ビーム部材4の内摺動梁材5は外摺
動梁材2の内法幅員と略合致する外法幅員を、嵌
合したときでの外摺動梁材2開口端から僅かに外
出する外形高さを有する角パイプにて形成され
る。この外摺動梁材2及び内摺動梁材5の一端に
は懸掛板3,6が連設形成されており、そして、
所定間隔で構枠される壁型枠W或いは梁部上端に
係合されるように、壁型枠Wの上面に当接する当
接部3A,6Aと、これの自由端側に下方へ折曲
げられて、壁型枠Wの側面に係止するL字形の係
止部3B,6Bと、外摺動梁材2及び内摺動梁材
5の一端に溶接等にて連結させる傾斜状の連結部
3C,6Cとから形成されている。この懸掛板
3,6は外摺動梁材2、内摺動梁材5と一体成形
されるものであつても良い。
また、前記外摺動梁材2の楔受部7は、図示の
如く外摺動梁材2両側壁外側面に下方へ突出させ
た状態で溶接される盤状のものとして形成された
り、図示を省略したが両側壁と一体に形成された
りするもので、前者によれば、別部品とすること
で材料歩留まりを良好なものとする。この楔受部
7における外摺動梁材2下方への突出部分に、楔
体9が強制嵌合される楔孔8が開穿されており、
断面一文字状、断面L字状の楔体9に対応した形
状で開穿される。なお、図示を省略したが、楔体
9はチエーン、紐その他を介して楔受部7等に連
繋されることもあり、楔体9の紛失を防止する。
更に、前記ストツパー10は、内摺動梁材5の
他端における底壁外側面に側面からみて略L字形
を呈するように突設されていて、底壁面に対して
直交する垂設面が前記楔体9に衝接するものとな
つている。
(考案の効果) この考案は叙上のように構成されており、これ
が使用に際しては、第2図及び第3図に示すよう
に、所定間隔で構枠された壁型枠W相互間のスパ
ンに対応して外ビーム部材1と内ビーム部材4と
の摺動嵌合長さを調整し、両懸掛板3,6を壁型
枠W上端に係合すると共に、楔体9を楔受部7に
強制嵌合して内摺動梁材5を外摺動梁材2面に押
圧し、外摺動梁材2と内摺動梁材5とを締結する
ものである。次いで、床版用の型枠Pを載置し、
コンクリート材Cを打設し、適当な養生期間を経
て脱型、取外すことで天井、床版を構築すること
ができる。
したがつて、互いに摺動自在に嵌合される外ビ
ーム部材1と内ビーム部材4とは、それらの摺動
嵌合長さを変更することで全体長さを無段階に調
整することができ、調整後の長さ固定は楔体9の
楔結合による圧接力にて堅固なものとなると共
に、全体は軽量であるから簡便に使用できるので
あり、例えば、全体長さが900〜1400mm或いは
1400〜2200mmの範囲で調整できる2種のものとし
ておくことで、廊下廻りの如き短いスパンのいず
れでも使用可能である。
しかも、外ビーム部材1の外摺動梁材2は下方
に開口した断面溝形であり、内ビーム部材4の内
摺動梁材5は角筒状であるから、互いに補完する
強度性を発揮することて荷重支持に際し、これら
外ビーム部材1、内ビーム部材4は歪形されるこ
とがない堅牢性を備えたものとなり、また、軽量
のものと成し得るから取扱いを簡便なものとする
のに役立つ。
また、楔受部7に楔体9を強制嵌合したとき
は、楔受部7は外摺動梁材2に形成され、楔体9
自体は内摺動梁材5底面に圧接されるから、内摺
動梁材5を外摺動梁材2面に強く結合させて外摺
動梁材2と内摺動梁材5とを一体化させ、調整設
定された全体長さを確実に維持できる。また、外
摺動梁材2内に嵌合される内摺動梁材5は摺動自
在にしてあること、楔体9は内摺動梁材5底面に
圧接することによつて外摺動梁材2と内摺動梁材
5との摺動嵌合長さは無段階に任意に設定できる
ものである。
それに、内摺動梁材5の他端に突設したストツ
パー10は、楔体9に当接するから、楔体9が楔
受部7に嵌合しているときでの内摺動梁材5が外
摺動梁材2から抜脱されることはなく、安全であ
る。
更に、各懸掛板3,6の連結部3C,6Cを傾
斜させたことによつて、壁型枠W等への係合作業
を容易とすると共に堅牢性を増大させ得る。
以上説明したようにこの考案によれば、全体を
軽量に構成できることで簡便に使用でき、コンク
リート建築に際しての廊下廻りの如き短いスパン
での天井、床版等の構築に使用して好適であると
共に、全体長さの変更は無段階に調整でき、しか
も設定された長さは楔結合によつてしつかりと維
持されるのであり、それに、楔体の楔受部への嵌
合時に内摺動梁材が外摺動梁材から抜脱すことな
く、安全であり、更に、壁型枠等への係合作業が
容易で、且つ堅牢性を増大させ、構成も簡単で安
価に提供できる等実用上極めて有益な効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図は分解斜視図、第2図は使用状態での正面図、
第3図は要部断面図である。 C……コンクリート材、P……床版用の型枠、
W……壁型枠、1……外ビーム部材、2……外摺
動梁材、3……懸掛板、3A……当接部、3B…
…係止部、3C……連結部、4……内ビーム部
材、5……内摺動梁材、6……懸掛板、6A……
当接部、6B……係止部、6C……連結部、7…
…楔受部、8……楔孔、9……楔体、10……ス
トツパー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下方に開口した断面溝形の外摺動梁材の一端に
    懸掛板を連設形成した外ビーム部材と、角筒状の
    内摺動梁材の一端に懸掛板を連設形成した内ビー
    ム部材とを、外摺動梁材内に内摺動梁材を装入し
    て摺動自在に嵌合し、且つ前記各懸掛板は、壁型
    枠の上面に当接する当接部と壁型枠の側面に係止
    する係止部と前記外摺動梁材及び内摺動梁材の一
    端に連結する傾斜状の連結部とから形成され、一
    方、前記外摺動梁材の他端部近傍の両側壁外側面
    には、下部に楔孔が開穿された楔受部を、楔孔が
    外摺動梁材の両側壁底面より下方へ突出されるよ
    うに夫々設け、この楔受部には、前記内摺動梁材
    底面に圧接する楔体を強制嵌合し、更に前記内摺
    動梁材の他端には、前記楔体に当接するストツパ
    ーを突設したことを特徴とする仮設用伸縮梁装
    置。
JP16906683U 1983-10-31 1983-10-31 仮設用伸縮梁装置 Granted JPS6075537U (ja)

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JP16906683U JPS6075537U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 仮設用伸縮梁装置

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JP16906683U JPS6075537U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 仮設用伸縮梁装置

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JPS6075537U JPS6075537U (ja) 1985-05-27
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JPS5123326B2 (ja) * 1972-06-20 1976-07-16

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JPS531218Y2 (ja) * 1974-08-07 1978-01-14
JPS5914591Y2 (ja) * 1979-12-12 1984-04-28 株式会社竹中工務店 鉄筋コンクリ−ト床型枠支保材組立金物

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