JPH01250355A - 1―アシル―2―ピラゾリン誘導体の製造法 - Google Patents

1―アシル―2―ピラゾリン誘導体の製造法

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JPH01250355A
JPH01250355A JP63309939A JP30993988A JPH01250355A JP H01250355 A JPH01250355 A JP H01250355A JP 63309939 A JP63309939 A JP 63309939A JP 30993988 A JP30993988 A JP 30993988A JP H01250355 A JPH01250355 A JP H01250355A
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博之 山下
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邦雄 奥村
Hajime Iizuka
肇 飯塚
Norio Oto
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産」しヒ曵U汰!− 本発明は、1−アシル−2−ピラゾリン誘導体の新規な
製造法に関するものである。
l−アシル−2−ピラゾリン誘導体は抗脳浮腫活性を有
し、医薬品およびその中間体として有用な化合物である
来の  と 2−ピラゾリン誘導体の1位アシル体は、2−ピラゾリ
ン誘導体に酸クロライドまたは酸無水物を作用させる方
法によって製造できる。
本発明者らは抗脳浮腫活性を有する1−アシル−2−ピ
ラゾリン誘導体を創製しく特願昭63−146850)
 。
上記の方法により該化合物を合成している。
しかしながら、このような製造方法は、原料として用い
る2−ピラゾリン誘導体の合成法とその不安定性に問題
がある1例えば、5−フェニル−2−ピラゾリンは、シ
ンナムアルデヒドにとドラジンを作用させることにより
合成されるが、ヒドラジン1分子に対してシンナムアル
デヒド2分子が脱水縮合したアジンの副生を抑えるため
、シンナムアルデヒドに対してヒドラジンを大過剰に使
用する必要があり、さらに未環化物であるシンナムアル
デヒドヒドラゾンが残り、目的とする5−フェニル−2
−ピラゾリンの単離は困難である。また、5−フェニル
−2−ピラゾリンは反応中、 あるいは塩基の存在下に
3−フェニル−2−ピラゾリンへ異性化することがあり
、空気酸化によって5−フェニルピラゾールとなること
も知られている(S、 G、 Beechら、J、  
Chew、  Soc、、4686(1952))。
本発明の課題は、上記のような有用化合物である1−ア
シル−2−ピラゾリン誘導体を、副生物の生成や中間生
成物の安定性の問題を解消した新規な方法で製造する方
法を提供することである。
1  を  するための手 本発明者らは、上記課題の解決のため、不安定で合成お
よび保存に問題のある2−ピラゾリン誘導体を経ないl
−アシル−2−ピラゾリン誘導体の合成法を鋭意検討し
、アシルヒドラゾン誘導体の加熱環化により1−アシル
−2−ピラゾリン誘導体を製造する新規な方法を見出し
、本発明を完成するに到った・ 本発明の方法で使用する原料化合物は、一般式(式中 
nlは水素原子、ピリジル、ピラジニル、アルキル基、
アリール基またはアルコキシル基を、R8、R3および
R4は水素原子、フリル、ピリジル。
アルキル基またはアリール基を示す、)で表されるアシ
ルヒドラゾン誘導体である。
具体的には、シンナムアルデヒドヒドラゾン、シンナム
アルデヒドアセチルヒドラゾン、シンナムアルデヒドエ
トキシカルボニルヒドラゾン、シンナムアルデヒドニコ
チノイルヒドラゾン、シンナムアルデヒド−2−フリル
カルボニルヒドラゾン、オルトメトキシシンナムアルデ
ヒドニコチノイルヒドラゾン、クロトンアルデヒドニコ
チノイルヒドラゾン、クロトンアルデヒドイソニコチノ
イルヒドラゾン、クロトンアルデヒドニコチノイルヒド
ラゾン、クロトンアルデヒドピラジニルカルボニルヒド
ラゾン、アクロレインニコチノイルヒドラゾン、ベンザ
ルアセトンアセチルヒトラドン。
2−フリルアルデヒドニコチノイルヒドラゾン、2−メ
チルシンナムアルデヒドニコチノイルヒドラゾン、 ベ
ンザル−2−フリルメチルケトンアセチルヒドラゾン、
2−フェニルシンナムアルデヒドアセチルヒドラゾン、
2−メチルアルデヒドホルミルヒドラゾンが例示される
このような化合物は、一般式(m) R’CNHNH。
占          (III) (式中 nLは水素原子、ピリジル、ピラジニル。
アルキル基、アリール基またはアルコキシル基を示す、
)で表されるアシルヒドラジンと一般式(mV)(式中
、R2、R3およびR4は水素原子、フリル、ピリジル
、アルキル基またはアリール基を示す、)で表されるα
、β−不飽和不飽和ニルボニル化合物水縮合により容易
に得られる。
本発明の方法は、このようなアシルヒドラゾン誘導体を
環化反応させて製造する。
反応は、溶媒の不存在下または存在下に実施する。溶媒
の存在下で反応を実施する場合、使用する溶媒としては
、ジクロロベンゼン、ナフタリン、ビフェニル、キノリ
ン、ビベンジル、ジフェニルエーテル、ジグライム、ニ
トロベンゼンなどの不活性溶媒が使用できる。これらの
溶媒の使用量は特に限定はなく、反応を有効に実施でき
る範囲で使用すればよい0通常、原料化合物に対して、
2〜20倍量で使用される。
反応温度は、150〜300℃の範囲が好ましく、より
好ましくは、200〜250℃の範囲である。
反応は、反応雰囲気は特に限定されないが1反応液の着
色が抑制できる点で窒素雰囲気下で実施するのがより好
ましい。
以上のような方法で反応させることにより、−般式(I
I) で表される1−アシル−2−ピラゾリン誘導体が得られ
る。
また、本発明の方法において、原料として使用する前記
一般式(1)の化合物は、一般式(I[[)で表される
アシルヒドラジンと一般式(IV)で表されるα、β−
不飽和不飽和ニルボニル化合物し、無溶媒あるいは不活
性溶媒中で150〜300℃に加熱することにより得ら
れるので、この方法で一般式(I)で表されるアシルヒ
ドラゾン誘導体を生成させ、反応液からこれを単離する
ことなく直接に、環化反応を行い一般式(n)で表され
る1−アシル−2−ピラゾリン誘導体を得ることもでき
る。
このような反応で得られる目的生成物は、再結晶、カラ
ムグロマトグラフイー等の通常の方法で単離することが
できる。
効果 本発明は、不安定な2−ピラゾリン誘導体を経ず。
アシルヒドラゾン誘導体の加熱環化という極めて簡単な
方法によって、抗脳浮腫活性を有するl−アシル−2−
ピラゾリン誘導体を合成することができ、工業的大量生
産に対して特に優れた製造法である。
1胤■ 以下、本発明を実施例により詳細に説明する。
実施例1 1−ベンゾイル−5−フェニル−2−ピラゾリンの合成
シンナムアルデヒド13.2gを含有する200mff
1メタノール溶液にベンゾイルヒドラジン13.6gを
加え。
室温で30分間攪拌した。析出晶を濾取、乾燥してシン
ナムアルデヒドベンゾイルヒドラゾン22g(mp19
2〜194℃)を得た。
次に、シンナムアルデヒドベンゾイルヒドラゾン5gを
20醜gのジフェニルエーテル中に懸濁し、220℃で
3時間攪拌した。冷却後1反応液を100■Qのヘキサ
ン中に注ぎ、不溶物を濾取し、メタノール−水から再結
晶して目的物1−ベンゾイル−5−フェニル−2−ピラ
ゾリン3.8g(朧P105〜106℃)を得た。
実施例2 1−アセチル−5−フェニル−2−ピラゾリンの合成シ
ンナムアルデヒド1.3gとアセチルヒドラジン0.8
gを10m12のジフェニルエーテル中に加え、徐々に
加熱し30分間で220℃とした。続いて同温度で3時
間攪拌した。冷却後、反応液をそのままシリカゲルクロ
マトグラフィー(クロロホルム/メタノール= 100
/ l)で分離し、目的物の1−アセチル−5−フェニ
ル−2−ピラゾリン1.2gを淡黄色油状物として得た
実施例3 1−ニコチノイル−5−メチル−2−ピラゾリンの合成
ニコチン酸ヒドラジド22gをメタノール501〇中に
懸濁し、クロトンアルデヒド13.2mmを滴下し室温
で30分間攪拌した。メタノールを減圧留去し、残渣を
エーテルで洗浄し、濾取、乾燥して27.5゜のクロト
ンアルデヒドニコチノイルヒドラゾン(■p: 144
〜145℃)を得た。
このヒドラゾン19gをビフェニルエーテル50mff
1に懸濁し、バス塩200〜220℃で3時間攪拌した
冷却後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(CHC
A3 : He’ll =100/ 1)で精製し、1
−ニコチノイル−5−メチル−2−ピラゾリン8.0g
を油状物として得た。
bρ:143〜145℃70.3mmHg実施例4 1−ピラジニルカルボニル−5−メチル−2−ピラゾリ
ンの合成 ニコチン酸ヒドラジド9gをメタノール50−Ω中に懸
濁し、クロトンアルデヒド5.6円を滴下しながら室温
で30分間攪拌した。メタノールを減圧留去し、エーテ
ルで残渣を洗浄し、濾取、乾燥してクロトンアルデヒド
ピラジニルカルボニルヒドラゾン11.2gを得た。1
2192〜194℃このヒドラゾン3.8gをジフェニ
ルエーテル1Oafiに懸濁し、バス塩200〜220
℃で3時間攪拌した。
冷却後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エ
チル)で精製し1−ピラジニルカルボニル−5−メチル
−2−ピラゾリン1.4gを得た。醜p77〜79℃実
施例5〜15 実施例工ないし4と同様にして1次の化合物を合成した
l−エトキシカルボニル−5−フェニル−2−ピラゾリ
ン:収率67%、油状物。
1−ニコチノイル−5−フェニル−2−ピラゾリン:収
率82%、■p100〜102℃。
1−(2−フリルカルボニル)−5−フェニル−2−ピ
ラゾリン:収率51%、腸ρ136〜137℃。
1−ニコチノイル−5−(2−メトキシフェニル)−2
−ピラゾリン:収率71%、■p93〜95℃。
1−ニコチノイル−2−ピラゾリン:収率78%、12
81〜82℃。
1−アセチル−3−メチル−5−フェニル−2−ピラゾ
リン:収率66%、油状物。
1−ニコチノイル−5−(2−フリル)−2−ピラゾリ
ン:収率48%、履p91〜93℃。
l−ニコチノイル−4−メチル−5−フェニル−2−ピ
ラゾリン:収率52%、油状物。
代理人 弁理士 戸 1)親 男

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1は水素原子、ピリジル、ピラジニル、ア
    ルキル基、アリール基またはアルコキシル基を、R^2
    、R^3およびR^4は水素原子、フリル、ピリジル、
    アルキル基またはアリール基を示す。)で表されるアシ
    ルヒドラゾン誘導体を加熱環化することを特徴とする一
    般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R^1、R^2、R^3およびR^4は、一般
    式( I )の場合と同じ意味である。)で表される1−
    アシル−2−ピラゾリン誘導体の製造法。
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