JPH01249232A

JPH01249232A - 容器巻締装置

Info

Publication number: JPH01249232A
Application number: JP7513688A
Authority: JP
Inventors: Masaaki Momotome; 百留　公明; Sadao Kuramochi; 倉持　定男; Hideto Akiba; 秋場　秀人; Mitsuo Okabe; 岡部　光雄
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date: 1988-03-29
Filing date: 1988-03-29
Publication date: 1989-10-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明はプラスチック製容器本体と金属蓋とからなる金
属蓋付容器の容器巻締装置に関する。

（従来の技術）金属製の容器、例えば金属缶は種々の形聾を有するもの
でかあるが、缶体の構造から３ピ一ス缶と２ピ一ス缶と
に区分することができる。３ピ一ス缶はブリキハンダ化
とも言われ、円筒状胴部とふた及び底部を二重巻締めで
密封した構造である。

一方、２ピ一ス缶はブリキ打抜き缶とも言われ、胴部及
び底部（容器本体）を一体成形したものにふたを二重巻
締めする構造である。

これら金属缶は食品包装容器として各種食品缶詰、ジュ
ース、清涼飲料、ジャム類、乾燥食品等の容器に使用さ
れ、密封、保存機能が特に優れた剛性容器である。しか
しながら、金属缶には、下記のような改善すべき点があ
る。即ち、■　金属缶であるために、軽量化に限界があ
る。

■　衝撃を受けた時、−度つぶれると復元性がなく、変
形してしまう。

■　ブラススック製容器に比べて、その製造上のエネル
ギーコストが高い。

■　容器外装のデイスプレィ効果が、金属の場合自由に
変えることができず、外装手段は印刷によるしかない。

■　内容物を開缶せずに確認できるような透明容器をつ
くることは不可能である。

このような従来の金属缶における欠点を解決するため、
プラスチック製の容器本体に金属蓋を取付けてなる金属
蓋付容器が考えられている。

また、プラスチック製の容器本体に金属蓋を取付ける場
合、容器本体のフランジ部に金属蓋を巻締めて取付けて
いる。

プラスチック製の容器本体に金属蓋を巻締める容器巻締
装置として、次のようなものが考えられている。

すなわち、この容器巻締装置は、金属蓋付容器を囲むよ
うに配置された複数の巻締ローラからなる巻締部と、移
送された金属蓋付容器を巻締部まで持上げるリフタと、
巻締部の真上に配置されリフタとの間で金属蓋付容器を
押圧保持するチャックとを備えたものである。

そして複数の巻締ローラは、それぞれ自由回転するとと
もに金属蓋付容器の回りを公転して金属蓋付容器の巻締
めを行う。

また、巻締め時の金属蓋付容器の回転を防止するため、
リフトとチャックとの間で金属蓋付容器を押圧保持して
いる。

（発明が解決しようとする課題）上述のように、金属蓋付容器を巻締める場合、リフトと
チャックの間で金属蓋付容器を押圧保持して、金属蓋付
容器の巻締めを行なっている。

しかしながら、リフトとチャックとの間の押圧か弱くな
ると、巻締め時に金属蓋付容器が巻締ローラによって回
転してしまう場合がある。このように金属蓋付容器が回
転すると、精度良く巻締めを行なうことができないとい
う問題がある。他方、リフトとチャックとの間の押圧力
が強いと、金属蓋付容器が押潰されてしまうという問題
がある。

本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、
金属蓋付容器を押潰すことなく、精度の良い巻締めを行
なうことができる容器巻締装置を提供することを目的す
る。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）本発明は金属蓋付容器を囲むように配置された複数の巻
締ローラからなる巻締部と、移送された金属蓋付容器を
前記巻締部まで持上げるリフタと、前記巻締部の直上に
配置され前記リフタとの間で金属蓋付容器を押圧保持す
るチャックとを備え、前肥りフタおよび前記チャックの
うち少なくとも一方は、金属蓋付容器の回転スリップを
防止する摩擦面ををしていることを特徴とする容器巻締
装置である。

（作　用）リフタおよびチャックのうち少なくとも一方は摩擦面を
有しているので、リフタとチャックとの間の押圧力を大
きくしなくても巻締め時の金属蓋付容器の回転を確実に
防止することができる。

（実施例）以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
。

第１図乃至第３図は、本発明による容器巻締装置の一実
施例を示す図である。

まず、金属蓋付容器を容器巻締装置まで移送する移送装
置を第２図によって説明する。

移送装置３０は、固定板２３上を第２図矢印Ｌ１方向に
摺動回転するタートレット２４を備えており、このター
トレット２４に供給ライン２８および排出ライン２９に
連通自在の開孔２５が複数、例えば６個形成されている
。この開孔２５はプラスチック製容器本体２１と金属蓋
２２とからなる金属蓋付容器２０を受は入れて移送する
ものである。

容器本体２１はポリプロピレン／エチレンビニルアルコ
ール共重合体／ポリプロピレンの積層体を熱成形して構
成されるが、積層体からなる胴部とインサート射出成形
してなるフランジ部から容器本体２】を構成してもよい
。

また、タートレット２４の上方には、金属蓋付容器２０
を巻締める容器巻締装置１０が設けられている。この容
器巻締装置１０は、第１図および第２図に示すように、
金属蓋付容器２０を囲むように配置された複数の巻締ロ
ーラ１４．１５からなる巻締部１６と、開孔２５によっ
て移送された金属蓋付容器２０を巻締部１６まで持上げ
るリフタ１１と、巻締部１６の直上に配置されリフタ１
１との間で金属蓋付容器２０を押圧保持するチャック１
３とを備えている。

巻締部１６を構成する一対の第１０−ラ１４および一対
の第２０−ラ１５は、第２図矢印Ｌ２方向へ公転すると
ともに、それぞれ自由回転する。

また、一対の第１０−ラ１４および一対の第２０−ラ１
５は、巻締部１６の中心へ向う方向（半径方向）へ移動
自在となっている。

また、リフタ１１は通常時、固定板２３の開孔３０内に
配置されており、ターレット２４が回転してターレット
２４の開孔２５が固定板２３の開孔３０と対応する位置
にきた場合、上昇して金属蓋付容器を持上げるようにな
ついてる。

また、リフタ１１の金属蓋付容器２０との接触面１１ａ
１およびチャック１３の金属蓋付容器２０との接触面１
３ｂは、いずれも金属蓋付容器２０の回転スリップを防
止する摩擦面となっている。

この摩擦面は、例えばリフタ１１およびチャック１３の
接触面１１ａ、１３ａにローレット加工を施すことによ
って形成することができる。また、例えばこれらの接触
面１１ａ、１３ｂに梨地または砂目等を設けることによ
って形成することもできる。

次にこのような構成からなる本実施例の作用について説
明する。

まず、内容物（図示せず）を収納したプラスチック製容
器本体２１に金属蓋２２を緩く嵌込んでなる金属蓋付容
器２０が供給ライン２８からターレット２４の開孔２５
に供給される。この場合、未だ容器本体２１と金属！２
２との巻締めは行なわれていない。

続いてターレット２４の回転により金属蓋付容器２０が
容器巻締装置１０の真下の位置まで移送される。この場
合、ターレット２４の開孔２５は固定板２３の開孔３０
と対応する位置まで達する。

続いてターレット２４の回転が停止し、リフタ１１が上
昇して金属蓋付容器２０を持上げ、チャック１３との間
で押圧する。このように、金属蓋付容器２０をリフタ１
１とチャック１３との間で上下方向に押圧した状態で、
一対の第１０−ラ１４を半径方向内方へ移動させる。そ
して一対の第１０−ラ１４を金属蓋付容器２０に当接さ
せ、容器本体２１のフランジ部２１ａに金属蓋２２の周
縁部２２ａを一重に巻締る第１巻締工程を行なう。続い
て一対のローラ１４を半径方向外方へ移動させるととも
に、一対の第２０−ラ１５を半径方向内方へ移動してフ
ランジ部２１　ａ　Ｊ、：周縁部２２ａを二重に巻締め
る第２巻締工程を行なう。

これら第１＠締工程および第２巻締工程によって、第３
図に示すような金属蓋付容器２０の巻締が行なわれる。

巻締め中、金属蓋付容器２０はリフタ１１とチャック１
３との間で押圧保持されるが、リフタ１１およびチャッ
ク１３の接触面１１ａ、１３ａが摩擦面となっているの
で、リフタ１１とチャック１３との間の押圧力を小さく
しても金属蓋付容器２００回転を確実に防止することが
できる。

また、このリフタ１１とチャック１３との間の押圧力は
１０〜８０ｋｇ／ｃｊであることが好ましい。

すなわち１０ｋｇ／ｄ以下だと金属蓋付容器２０の回転
を確実に防止できず、一方８０ｋｇ／ｃｄ以上だと金属
蓋付容器２０が潰れる場合がある。

次に本発明の詳細な説明する。

この具体例において、ポリプロピレン／エチレンビニル
アルコール共重合体／ポリプロピレンの積層体を熱成形
した容器本体２１に、呼称２１１のアルミニウム製金属
蓋２２を２重に巻締めてなる金属蓋付容器２０を用いた
。

この結果を下表に示す。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれぼりフタとチャック
との間を押圧力を大きくすることなく、巻締め時の金属
蓋付容器の回転を確実に防止することができる。このた
め、押圧力を大きくすることによって金属蓋付容器を押
潰してしまうことはない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による容器巻締装置の一実施例を示す側
断面図であり、第２図は移送装置全体を示す概略平面図
、第３図は巻締められた金属蓋付容器を示す側断面図で
ある。１０・・・容器巻締装置、１１・・・リフタ、ｌｌａ・
・・。摩擦面、１３・・・チャック、１３ａ・・・摩擦面、１
４・・・第１０−ラ、１５・・・第２０−ラ、１６・・
・巻締部、２０・・・金属蓋付容器、２１・・・容器本
体、２２・・・金属蓋。

Claims

【特許請求の範囲】１、金属蓋付容器を囲むように配置された複数の巻締ロ
ーラからなる巻締部と、移送された金属蓋付容器を前記
巻締部まで持上げるリフタと、前記巻締部の直上に配置
され前記リフタとの間で金属蓋付容器を押圧保持するチ
ャックとを備え、前記リフタおよび前記チャックのうち
少なくとも一方は、金属蓋付容器の回転スリップを防止
する摩擦面を有していることを特徴とする容器巻締装置
。２、リフタとチャックとの間の押圧力を１０〜８０ｋｇ
／ｃｍ＾２としたことを特徴とする請求項１記載の容器
巻締装置。