JPH03212346A

JPH03212346A - 金属蓋付容器

Info

Publication number: JPH03212346A
Application number: JP423890A
Authority: JP
Inventors: Rikiya Yamashita; 力也山下; Sadao Kuramochi; 倉持　定男; Hideto Akiba; 秋場　秀人; Yoji Orimo; 織茂　洋二; Masaaki Momotome; 百留　公明
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date: 1990-01-11
Filing date: 1990-01-11
Publication date: 1991-09-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は、プラスチック製容器本体と金属蓋とからなる
金属蓋付容器に関する。

（従来の技術）近年、従来の金属缶に代わるものとして、種々のプラス
チック容器が用いられるようになった。

プラスチック容器は、金属缶と比較して、非常に軽量で
ある、衝撃による復元性に優れる、容器外観のデイスプ
レィ効果が可能である、さらに透明容器にすることがで
きるなどの利点がある。

また、プラスチック製容器本体のフランジ部に、金属蓋
の周縁部を２重に巻締めて密封する金属蓋付容器は従来
より知られており、プラスチック製容器本体を形成する
材料として、ポリエチレンテレフタレート等数多く提案
されている。

しかしながら、プラスチック製容器本体は座屈強度が金
属缶に比べて弱く、プラスチック製容器本体のフランジ
部が巻締中に逃げ、フランジ部と周縁部との間の巻締部
におけるボディフックが得にくい場合がある。この場合
は、巻締部の密封性が悪く内容物の漏洩等の問題が生じ
易くなる。このような問題を解決する為に、フランジ部
根元を厚肉にしたもの、またはフランジ部に突起を設け
たもの等を用い、容器本体のフランジ部と金属蓋の周縁
部との間の巻締部にコンパウンドを介在させ内容物の漏
洩等を防止したものが提案されている。

（発明が解決しようとする課題）上述のように従来の金属蓋付容器においては、フランジ
部の形状を種々変化させたり、コンパウンドを介在させ
フランジ部と周縁部コンパウンドとの密封性を上げフラ
ンジ部のすり抜けを防ぎ、巻締部の密封性を保つことが
考えられている。しかしながら、このような場合はフラ
ンジ部を複雑な形状に成型・加工する必要があり、この
ため成形工程が増加しコスト増となってしまう。

本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、
複雑な形状のフランジ部を用いることなくフランジ部と
周縁部との間の巻締部の密封性を向上させることができ
る金属蓋付容器を提供することを目的とする。

【発明の構成〕

（課題を解決するための手段）本発明は、上端開口周縁にフランジ部を有するプラスチ
ック製容器本体と、前記フランジ部との間で巻締部を形
成するとともに前記容器本体の内面に沿って降下する周
縁部とこの周縁部に連設され前記巻締部より下方に位置
する密閉部とを有する金属蓋とを備え、前記巻締部は巻
締部が２．４〜２．８＋ａｍとなっており、前記巻締部
の上端から前記密閉部の上端までの長さを４．０ｗ以上
としたことを特徴とする金属蓋付容器である。

（作用）密閉部を巻締部の下方に配置し、巻締部の巻締部を２．
４〜２，８關とし、カウンタシンクを４．０ＩＩ１１以
上としたので、周縁部のうち容器本体の内面に沿って降
下する部分の長さを大きくすることができる。

（実施例）以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
。

第１図乃至第３図は、本発明による金属蓋付容器の一実
施例を示す図であり、第１図はその側断面図、第２図は
巻締め前の状態を示す側断面図、第３図は巻締め作用を
示す側面図である。

第１図および第２図において、金属蓋付容器１は、内部
に内容物９が収納されたプラスチック製容器本体４と、
金属蓋２とからなっている。このうち、容器本体４は上
端開口周縁にフランジ部５を有している。また金属蓋２
はフランジ部５を二重に巻締めこのフランジ部５との間
で巻締部７を形成するとともに、容器本体４の内面に沿
って降下する周縁部３と、周縁部３の内側に連設された
密閉部２ａとからなっている。さらに巻締部７の周縁部
３とフランジ部５との間には、コンパウンド６が介在さ
れている。

密閉部２ａは、第１図に示すように巻締部７の下方に位
置し、容器本体４の上端開口を密閉するようになってい
る。

次に、各部の形状について説明する。

金属蓋２の厚さは０，２７關、容器本体４のフランジ部
５の厚さは０．４　ｍｍ　ｓフランジ部５の幅は１．０
〜３．０＋ａｍとなっている。

また第１図に示すように、巻締部７の巻締幅Ｔ（巻締部
の内側端から外側端までの長さ）は１．６〜２．０ａｍ
となっており、また巻締部７の巻締部Ｗ（巻締部の上端
から容器本体外側の下端までの長さ）は、２．４〜２．
８＋ｓ＋ｗとなっている。

さらに、カウンタミンクＣＳ（巻締部の上端から密閉部
の上端までの長さ）は、４．０〜７．０鰭となっている
。

また、カウンタミンクＣ８と巻締部Ｗとは所定の関係Ｃ５−Ｒ＋Ｗ＋α　　　　・・・・・・（１）を有する
ことが好ましい。

（１）式において、Ｒは金属蓋２の密閉部２ａ外周部の
湾曲半径であり、αは余裕分である。

なお、第１図に示すように、巻締部７の周縁部下端と周
縁部先端との間の長さＣＨ（カバーフック）、および巻
締部７のフランジ部上端とフランジ部先端との間の長さ
ＢＨ（ボディフック）は、いずれも巻締高Ｗ以下の所定
の値をとっている。

次に各部材質について述べる。

フランジ部を有する容器本体は、ポリプロピレン／接着
層／エチレンビニルアルコール共重合体／接着層／ポリ
プロピレンなどの積層体を常法で加熱成形し、その後フ
ランジ部を熱プレスしてフランジ部の厚みを薄クシ、さ
らにカットしてフランジ部の幅を短くすることにより作
成される。積層体の熱成形は圧空成形、真空成形又はそ
の併用、プラグアシスト等の何れであってもよい。

また、周縁部３および密閉部２ａからなる金属蓋２は、
アルミニウム板またはブリキ板等をプレス成形して作成
される。

次にこのような構成からなる金属蓋付容器の製造方法に
ついて説明する。

まず、第３図により金属蓋付容器を製造する除用いる容
器巻締装置について説明する。

第３図に示すように、容器巻締装置１０は、上下方向に
移動自在の支持円筒１１と、この支持円筒１１上にベア
リング１１ａを介して支持され容器本体４と金属蓋２と
を載置して回転させる回転リフタ１２と、回転リフタ１
２の上方に配置され容器本体４と金属蓋２とを回転リフ
タ１２との間で抑圧保持する回転チャック１３とを備え
ている。

また、回転チャック１３の外方には、巻締作業を行なう
第１巻締ロール１４および第２巻締ロール１５が配設さ
れている。これら第１巻締ロール１４および第２巻締ロ
ール１５は、いずれも半径方向に移動自在となっている
。また巻締ロール１４．１５は金属蓋２の周縁部３を外
方から押圧しながら自由回転し、容器本体４のフランジ
部５の金属蓋２の周縁部３を巻締めるようになっている
。

次に製造方法について説明する。

はじめに第２図に示すようにプラスチック製の積層体を
加熱成形してなる容器本体４と、アルミニウム板等をプ
レス成形してなる金属蓋２とを準備する。次に、容器本
体４内に内容物９を収納するとともに、金属蓋２の周縁
部３内面にコンパウンド６を塗布する。

次に内容物（図示せず）を収納したフランジ部５を有す
るプラスチック製容器本体４と、フランジ部５に周縁部
３が緩く装着された金属蓋２が、回転リフタ１２上に載
置される（第３図実線）。

続いて支持円筒１１が上昇して回転リフタ１２を持上げ
、容器本体４と金属蓋２とを回転リフタ１２と回転チャ
ック１３との間で抑圧保持する（第３図２点鎖線）。続
いて、この状態で回転リフタ１２と回転チャック１３と
が回転する。

続いて、第１巻締ロール１４が半径方向内方に移動し、
金属蓋２の周縁部３を押圧しながら自由回転して、容器
本体４のフランジ部５と金属蓋２の周縁部３との間で第
１巻締作業（−型巻締め）が行なわれる。この場合、第
１巻締ロール１４は周縁部３の外側を押圧し、この押圧
力は周縁部３の内側と当接する回転チャック１３により
確実に保持される。

続いて、第１巻締ロール１４が半径方向外方に移動して
金属蓋２の周縁部３から離れる。代わりに、第２巻締ロ
ール１５が半径方向内方に移動して金属蓋２の周縁部３
を押圧しながら自由回転し、容器本体４のフランジ部５
と金属蓋２の周縁部３との間で第２巻締作業（二重巻締
め）が行なわれる。

このような第１巻締作業および第２巻締作業によって、
金属蓋付容器１が得られる。

本実施例によれば、密閉部２ａを巻締部７の下方に配置
し、巻締部７の巻締部Ｗを２．４〜２．８ｍ＋ｗとし、
カウンタシンクＣ８を４．０〜７．０ｍｍとしたので、
周縁部３のうち容器本体４の内面に沿って降下する部分
の長さを大きくすることができる。このため、容器本体
４と周縁部３との接触面積を大きくすることができ、密
閉性に優れた金属蓋付容器を得ることができる。さらに
周縁部のうち、巻締作業において回転チャック１３に当
接する部分の長さを大きくすることができるので、巻締
ロール１４．１５の押圧力を確実に保持して安定した巻
締作業を行なうことができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば周縁部のうち容器
本体の内面に沿って降下する部分の長さを大きくするこ
とができるので、容器本体と周縁部との接触面積を大き
くして、密閉性の向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による金属蓋付容器の一実施例を示す側
断面図であり、第２図は巻締める前の容器本体および金
属蓋を示す側断面図であり、第３図は容器巻締装置を示
す側面図である。１・・・金属蓋付容器、２・・・金属蓋、２ａ・・・密
閉部、３・・・周縁部、４・・・容器本体、５・・・フ
ランジ部、７・・・巻締部、Ｃ８・・・カウンタシンク
、Ｔ・・・巻締幅、Ｗ・・・巻締部。

Claims

【特許請求の範囲】１、上端開口周縁にフランジ部を有するプラスチック製
容器本体と、前記フランジ部との間で巻締部を形成する
とともに前記容器本体の内面に沿って降下する周縁部と
この周縁部に連設され前記巻締部より下方に位置する密
閉部とを有する金属蓋とを備え、前記巻締部は巻締高が
２．４〜２．８ｍｍとなっており、前記巻締部の上端か
ら前記密閉部の上端までの長さを４．０ｍｍ以上とした
ことを特徴とする金属蓋付容器。２、巻締部の巻締幅を１．６〜２．０ｍｍとしたことを
特徴とする請求項１記載の金属蓋付容器。