JP3489793B2 - キャッパーにおける施蓋方法およびキャッパー - Google Patents
キャッパーにおける施蓋方法およびキャッパーInfo
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Description
包装業界において用いられるキャッパーにおける施蓋方
法およびキャッパーに関する。
において、充填後の容器は、その口元にキャップが施さ
れて密封包装され流通されているもので、あらかじめ、
整列機等によりキャップの方法整列がなされて施蓋され
る。
の場合は、容器bの外形状やラベル,印刷面に合わせて
ヒンジc1の向きを一律に揃えることで、容器bに充填さ
れた液で容器bやラベルあるいは印刷面を汚さないよう
にしている。
やすい位置に取り付けたり、店頭等においてこの容器b
を陳列したときのディスプレー効果を向上させるために
も、ヒンジキャップcの方向を整列させる必要がある。
わずかに出ているだけのようなヒンジキャップcの場合
は、整列機による事前の整列は困難であるため、やむな
く方向整列をすることなく施蓋しているのが現状であ
る。
題点を解決するためになされたもので、突起付きキャッ
プを把持部材により掴み、該把持部材の回転によりキャ
ップを旋回させて、この突起にストッパーを係合させた
後キャップの旋回を停止し、該キャップの施蓋位置決め
を行なって容器へ施蓋することにより、キャップの容器
への取り付けが方向整列されて体裁が良好となると共
に、容器の使いやすさを向上させることができるキャッ
パーにおける施蓋方法およびキャッパーを提供すること
を目的としている。
ための本発明の手段は、外側の一側部に突起を有してラ
ンダムに供給されるキャップを把持部材により掴んで、
前記突起に係合するストッパーをキャップの外周面に対
応させ、前記把持部材の回転によりキャップを旋回させ
て、前記突起が係合したときキャップの旋回を停止し、
該キャップの施蓋位置決めを行なった後、容器へ施蓋す
るキャッパーにおける施蓋方法にある。
に対設して、該機体へ回転手段により回転自在にかつ昇
降手段により昇降自在に支承させた回転軸と、この回転
軸の下端に取り付けた施蓋部材と、前記機体へ旋回手段
により取り付けて前記施蓋部材の下側と該施蓋部材に干
渉しない退避位置とに回動するキャップ支持体と、この
キャップ支持体のキャップ載置位置に対応させて、該キ
ャップの突起に係合するストッパーと、このストッパー
に連係させた回動手段と、前記回転軸に設けてキャップ
の突起にストッパーが係合したときキャップの回転力を
解除する逃圧手段と、を備えさせたキャッパーの構成に
ある。
ける。
おける施蓋方法およびキャッパーは以下に述べる作用を
奏する。
器への取り付けにあって、キャップ支持体上へキャップ
をランダムに供給して、該キャップを把持部材により掴
み、ストッパーをキャップの外周面に対応させた状態
で、このキャップを回転させると、その突起がストッパ
ーに当たる。
圧手段が、この回転軸の回転力を解除するので、キャッ
プはその位置において停止する。
持体を旋回手段により退避位置へ回動させた後、回転軸
を昇降手段により降下させると、その下部の把持部材が
把持しているキャップを容器の口元へ各容器ごと一律の
位置で嵌着する。
起を有しないキャップの施蓋処理時には、このストッパ
ーを取り外して行なうことができる。
方法およびキャッパーの一実施例を図面に基づいて説明
する。
は、例えば、薬品や洗剤,食品等の液体を物品である容
器bに対して充填包装する業界において、その処理ライ
ンに用いられるもので、容器bの口元へキャップcを取
り付けるものであって、短時間で大量処理が連続かつ自
動的に行なえる、例えば、ロータリ式巻締キャッパーに
採用される。
ップcは、容器bの口元へ押し込まれたり、巻締めされ
たりするもので、図2に示すような、突起c2を有するヒ
ンジc1付きのキャップcが用いられる。
へ支承させた回転軸2と、この回転軸2の下端に取り付
けた施蓋部材3と、キャップ支持体4と、ストッパー5
と、逃圧手段6とにより基本的に構成される。
転自在に取り付けられ、所定速度で一方向へ連続または
間欠的に移動できるように構成されている。
連動的に行なわせるために、外軸7と該外軸7へ、キー
とキー溝やスプライン等からなる回り止め部材8を介し
て、内軸9を摺動自在に嵌合してあるもので、機体1の
下側におけるテーブル10へ載置された容器bの上部に対
設して、該機体1へ所定の間隔で環状に多数配されてい
るものであり、回転手段11と昇降手段12とにより適宜回
転と昇降とが行なわれる。
に、フレーム等に固定したリングギア13を、機体1に垂
設された回転軸2における外軸7へ回転自在に遊嵌させ
た小ギア14にそれぞれ連動的に噛合させてあって、リン
グギア13の回転力を小ギア14を介して、外軸7および回
り止め部材8,内軸9と伝達され、施蓋部材3に回転力
が与えられる。
対してそれぞれ個別に連係させることもあるもので、図
示してないが、例えば、サーボモータやブレーキモータ
を用いて、それぞれのモータを、制御手段(図示せず)
の信号により回転あるいは非回転を行なう。
けた円筒体15の外周部に所定傾斜の螺旋溝16を刻設して
あって、この螺旋溝16へ回転軸2における内軸9へ固着
した移動駒17を係合してあるもので、この機体1の回転
に伴って、螺旋溝16に係合する移動駒17が所定タイミン
グにより昇降する。
して容器bの口元へ押し込んだり巻締めたりするもの
で、回転軸2の下端へ固着され該回転軸2の動きが伝達
されるものであって、キャップの把持機構は、バキュー
ム式,リンク等によるメカニカル式,エアチューブ式等
慣用のものが使用されるものであり、外部の制御系を介
して把持や把持解除の信号が与えられる。
の近傍において機体1に取り付けた回動軸18の下端へ固
着してあって、施蓋部材3の下側と、該施蓋部材3に干
渉しない退避位置とに旋回手段19により回動自在となる
もので、供給されたキャップcを載置しておくものであ
り、上面にチップ4aを付設して、載置したキャップcの
ガタや芯ずれ等を起こさないように、該キャップcが嵌
合されるようにしてある。
り付けたレバー20の一端部にコロ21を軸支し、このコロ
21を取付体22に付設したカム23を係合させてあって、基
体1の回転に伴ってコロ21を取り付けたレバー20が回動
することにより、回動軸18の下部のキャップ支持体4が
移動する。
4のキャップcの載置位置に対応させて、該キャップc
の突起c2に係合することにより、ランダムに供給された
キャップcの方向を一方向へ位置決めさせるもので、図
1および図3,図4に示すように、機体1へ回動自在に
取り付けた操作軸24の下端へブラケット25を固着し、こ
のブラケット25へ止めねじ26により受体27を着脱自在に
取り付けてあって、該受体27の一側部には、一端部に係
止縁28を設けた係止体29を支軸30により回動自在に支承
してある。
を受体27に取り付けた引張ばね31の他端を連係させて、
常時は、係止体29の係止縁28がキャップcの外周へ当接
するように付勢されている。
よりその全体がキャップcに対して接離自在に回動でき
るようにしてあるもので、図1に示すように、操作軸24
の上端部に固着したレバー33の一側部にコロ34を軸支
し、このコロ34を機体1に周設したカム35へ係合させて
あるもので、機体1の回転に伴って所定タイミングによ
りストッパー5を作動させる。
プの施蓋の場合には、止めねじ26を緩めて、係止体29を
取り付けた受体27をブラケット25から外せば、ロータリ
ー式キャッパーAにあって通常のキャップの巻締めおよ
び押し込みが行なえて、一台のキャッパーAにより多品
種のキャップcの兼用施蓋処理に対応できる。
軸2に対して、エア等の流体シリンダによる作動によっ
て行なってもよい。
キャップcの突起c2にストッパー5が係合したとき、キ
ャップcの回転力を解除させるもので、慣用のトルクリ
ミッタが採用されるものであり、トルクスプリング36の
締付力以上の過負荷が発生したとき、摩擦板37が回転し
て回転軸2の回転を施蓋部材3すなわち把持されたキャ
ップcに伝達しないようにしてある。
チで、多数の回転軸2に対してそれぞれ個別に設けられ
ていて、空圧等の流体供給により操作されて、これら回
転軸2に対して単独に回転あるいは非回転の作動がなさ
れるようにする。
記小ギア14を支持する円筒状の外框41を回転自在に設け
て、この外框41の上部に止め部材42により回り止めされ
るシリンダ43を取り付けてある。
から圧送される流体により昇降するピストン45を内装し
てあって、該ピストン45の下部には、外軸7の縦溝46へ
上下方向に対して移動自在に係止杆47を係合してあり、
常時は、外框41内の押し上げスプリング48により上方、
すなわち、ピストン45側へ位置するように付勢されてい
る。
いて外框41とピストン45とに摩擦体49, 50を介在してあ
って、給気孔44からシリンダ43に圧送された加圧流体
は、ピストン45を押上スプリング48の弾性に抗して下方
へ押し下げるので、これに伴って、この力が摩擦体49,
50を介して外框41に伝達されるため、係止杆47を介して
外軸7と一体となっているシリンダ43が、外框41に圧接
されて小ギア14の駆動力が与えられ回転軸2を回転させ
る。
設けてもよい。
体の圧送を停止して排気すれば、ピストン45は押し上げ
スプリング48の弾性により押し戻されて、摩擦板49, 5
0、すなわち、外框41への加圧を解除して両者に隙間を
生ずるため、小ギア14の駆動力はシリンダ43すなわち回
転軸2である外軸7へは伝達されない。
気は、制御手段(図示せず)により遠隔操作により任意
に制御されるものである。
は、まず、キャップ支持体4をその旋回手段19により回
動させて施蓋部材3の下側に対応させた後、給蓋手段
(図示せず)より送られた方向整列されないキャップc
を、キャップ支持体4へ供給する。なお、このキャップ
cはプラグ式キャップを用いた。
垂下させた回転軸2は、クラッチ40の解除により回転し
ていないもので、その施蓋部材3が昇降手段12により降
下して、キャップ支持体4上のキャップc外周を把持す
ると共に、この施蓋部材3の下側には、そのテーブル10
上に充填済の容器bが供給される。
動手段32により回動して、係止体29の係止縁28をキャッ
プcの外周へ当接させるもので、このストッパー5にお
ける係止縁28の位置が、キャップcの突起c2の容器bへ
の適正な施蓋位置にセットされる。
回転手段11の回転力が施蓋部材3に伝達されて把持した
キャップcがキャップ支持体4上で回転し始める。
の外周に当接しているストッパー5がその突起c2へ当た
るので、施蓋部材3すなわち回転軸2の回転が規制され
るので、逃圧手段6により回転軸2の回転が施蓋部材3
へ伝達されないものであり、キャップcがキャップ支持
体4上に停止して所定の位置決めがなされる。
の回転が停止して、ストッパ5が回動手段32により元の
位置に復帰し、回転軸2の昇降手段12による上昇に伴っ
て、キャップ支持体4が旋回手段19により退避すると、
再び、回転軸2は降下して、容器bの口元へその施蓋部
材3が把持するキャップcを押し込むことにより施蓋が
完了する。
れる充填済み容器bに対して、キャップcをその向きを
一方向に揃えた施蓋がなされる。
ジキャップのようにわずかな突起を有するために、方向
整列機での方向整列が困難なキャップであっても、施蓋
時に、確実にその方向規制を行なって各キャップに対し
て一律の方向整列をした状態の施蓋がなされるので、容
器に充填された液体で容器やラベル,印刷面を汚すこと
がなく、しかも、容器形状に合わせた最適な向きにキャ
ップがなされるので、液体が注ぎやすくて、更には、商
品として店頭への陳列自体裁が良好となる。
向整列を行なうので、整列ミスあるいは誤差が少なくな
って、安定した方向整列された正確な施蓋が行なえる。
して、通常の巻締めあるいは押し込みのキャッパーとし
て使用することができて、一台で多品種のキャップに対
応できる。等の格別な効果を奏するものである。
よびキャッパーの一実施例を示す要部の正面図である。
るキャップ付き容器の一部を示す斜視図である。
正面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 外側の一側部に突起を有してランダムに
供給されるキャップを把持手段により掴んで、前記突起
に係合するストッパーをキャップの外周面に対応させ、
前記把持手段の回転によりキャップを旋回させて、前記
突起が係合したときキャップの旋回を停止し、該キャッ
プの施蓋位置決めを行なった後、容器へ施蓋することを
特徴とするキャッパーにおける施蓋方法。 - 【請求項2】 機体の下側に載置された容器の上部に対
設して、該機体へ回転手段により回転自在にかつ昇降手
段により昇降自在に支承させた回転軸と、この回転軸の
下端に取り付けた施蓋部材と、前記機体へ旋回手段によ
り取り付けて前記施蓋部材の下側と該施蓋部材に干渉し
ない退避位置とに回動するキャップ支持体と、このキャ
ップ支持体のキャップ載置位置に対応させて、該キャッ
プの突起に係合するストッパーと、このストッパーに連
係させた回動手段と、前記回転軸に設けてキャップの突
起にストッパーが係合したときキャップの回転力を解除
する逃圧手段とを備えさせたことを特徴とするキャッパ
ー。 - 【請求項3】 ストッパーは、機体に対して着脱自在に
設けたことを特徴とする請求項2記載のキャッパー。
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---|---|---|---|
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JPH07300191A JPH07300191A (ja) | 1995-11-14 |
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Country Status (1)
Country | Link |
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1994
- 1994-05-10 JP JP09607994A patent/JP3489793B2/ja not_active Expired - Fee Related
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