JPH01247259A - アンチスキッド制御装置 - Google Patents

アンチスキッド制御装置

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JPH01247259A
JPH01247259A JP7345388A JP7345388A JPH01247259A JP H01247259 A JPH01247259 A JP H01247259A JP 7345388 A JP7345388 A JP 7345388A JP 7345388 A JP7345388 A JP 7345388A JP H01247259 A JPH01247259 A JP H01247259A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、制動時の車輪ロックを防止しつつ、最大制動
効率が達成されるようブレーキ液圧を制御するアンチス
キッド制御装置に関するものである。
(従来の技術) アンチスキッド制御装置は、車輪加速度(負が減速度)
から車輪ロックを判断し、車輪速が車体速に対し理想ス
リップ率(最大制動効率を得るためのスリップ率)近辺
の値に保たれるようブレーキ液圧を適宜減圧する構成に
なすのが普通である。
ところで従来のアンチスキッド制御装置は、例えば特開
昭62−146757号公報に示されている如くどの車
輪のアンチスキッド制御チャンネル(右前輪用、左前輪
用、後2輪用の3チヤンネル)にも同種の車輪加速度演
算手段を用いるのが常套であり、車輪加速度信号を必要
とするところには全てこの同種の車輪加速度演算手段の
演算結果を使用していた。
(発明が解決しようとする課題) ところで同じアンチスキッド制御装置でも、以下の理由
から、駆動輪のアン、チスキッド制御チャンネルには演
算精度の高い車輪加速度信号を要求され、非駆動輪のア
ンチスキッド制御チャンネルには演算応答の良い車輪加
速度信号を要求される。
つまり、駆動輪は変速機を介しエンジンに駆動結合され
ているため回転イナーシャが大きいことから、アンチス
キッドによる駆動輪の回転回復が遅れ気味になり、加え
て駆動輪に駆動系の回転振動が入力される等の理由によ
り、演算応答の良い車輪加速度信号で駆動輪のアンチス
キッド制御を行うと、ノイズの影響でブレーキ液圧がア
ンチスキッド制御中のため増圧されてはならないにもか
かわらず増圧されることがあり、制動効率の低下を招く
。従って、駆動輪のアンチスキッド制御にはノイズに強
く演算精度の高い車輪加速度信号が要求される。
逆に非駆動輪は回転イナーシャが小さいと共に、駆動系
からの回転振動を入力されないため、非駆動輪のアンチ
スキッド制御には高精度な車輪加速度信号を用いるより
か演算応答の良い車輪加速度信号を用いる方がアンチス
キッド制御の性能上好ましい。
ところで、車輪加速度の演算に当たっては一般に、車輪
回転数に対応した周波数のパルス信号を基に成る時間(
演算サイクル)T内のパルス数Nから車輪速■8を求め
、この車輪速が有る時間(演算サイクル)ΔT中にどの
程度変化したかで車輪加速度α8を演算する。しかして
、パルス信号を発する車輪速センサロータの歯に関する
加工精度は、山間ピッチ誤差の最大値をδ0、とすると
、何個飛んだ歯の間のピッチ誤差もδ。、X以上になる
ことはないことが知られており、この意味合いにおいて
前記の演算サイクルTを長くした方がパルス数が増える
分だけ車輪速V8、従って車輪加速度α8の演算精度を
高くすることがきる。
又、同様の理由から前記演算サイクルΔTを長くしても
ピッチ誤差にともなう演算値エラーは変わらないため、
ΔTを長くした方が車輪加速度α8の演算精度を高くす
ることができる。
しかしその反面、演算サイクルT、ΔTを長くすること
は、演算値がそれだけ現在の実際値に対し遅れることを
意味し、演算精度と演算応答とは相反する要求であり、
両立させることができない。
しかるに従来のアンチスキッド制御装置では前記した通
り、いずれのアンチスキッド制御チャンネルにも同種の
車輪加速度演算手段を用いていたため、演算精度の高い
車輪加速度信号を要求される駆動輪用アンチスキッド制
御チャンネルか、又は演算応答の良い車輪加速度信号を
要求される非駆動輪用アンチスキッド制御チャンネルの
要求を犠牲にせざをえなかった。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記駆動輪と非駆動輪の両要求を共に満足させ
得るアンチスキッド制御装置を提案するもので、 非駆動輪及び駆動輪の車輪加速度を個別に演算し、これ
ら演算結果から対応車輪のロックを判断して非駆動輪及
び駆動輪のブレーキ液圧を個別に減圧するようにしたア
ンチスキッド制御装置において、 演算サイクルの長い第1の車輪加速度演算手段を駆動輪
のアンチスキッド制御チャンネルに設け、演算サイクル
の短い第2の車輪加速度演算手段を非駆動輪のアンチス
キッド制御チャンネルに設けた構成に特徴づけられる。
(作 用) 第1の車輪加速度演算手段は長い演算サイクル毎に駆動
輪の車輪加速度を演算し、駆動輪のアンチスキッド制御
チャンネルに高精度の車輪加速度信号を発する。又第2
の車輪加速度演算手段は短い演算サイクル毎に非駆動輪
の車輪加速度を演算し、非駆動輪のアンチスキッドチャ
ンネルに高応答の車輪加速度信号を発する。
アンチスキッド制御装置は、演算精度の高い車輪加速度
信号を要求される駆動輪では要求通り第1の車輪加速度
演算手段からの高精度な車輪加速度信号を使用し、演算
応答の良い車輪加速度信号を要求される非駆動輪では要
求通り第2の車輪加速度演算手段からの高応答の車輪加
速度信号を使用し、これら車輪加速度信号から車輪ロッ
クを個々に判断してブレーキ液圧を減することにより車
輪ロックを防止する。
ところで、演算精度の高い車輪加速度信号を要求される
駆動輪と、演算応答の良い車輪加速度信号を要求される
非駆動輪で夫々、異種の第1および第2の車輪加速度演
算手段を使用するため、両者の相反する要求を共に満足
させることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第1図は本発明アンチスキッド制御装置の一実施例を示
す全体システム図で、図中1は右前輪(非駆動輪)、1
aはそのホイールシリンダ、2は左前輪(非駆動輪)、
2aはそのホイールシリンダ、3は右後輪(駆動輪)、
3aはそのホイールシリンダ、4は左後輪(駆動輪)、
4aはそのホイールシリンダを夫々示す。又、5はエン
ジン、6は変速機、7はプロペラシャフト、8はディフ
ァレンシャルギヤ、9,10は夫々後車軸で、これらに
より後2輪3,4を駆動して車両を走行させ得るものと
する。
ブレーキ装置は、2系統マスターシリンダ11の一系統
11aを管路12により右前輪ホイールシリンダ1aに
接続すると共に、管路13により左前輪ホイールシリン
ダ2aに接続し、他系統11bを管路14により右後輪
ホイールシリンダ3aに接続すると共に管路14,15
により左後輪ホイールシリンダ4aに接続した所謂前後
スプリット式液圧ブレーキ装置とする。このブレーキ装
置はブレーキペダル16の踏込みにより発生してマスタ
ーシリンダ11の2系統11a、 llbから出力され
るマスターシリンダ液圧により作動されて車両を減速さ
せることができる。
右前輪l、左前輪2及び後2輪3,4に対する合計3個
のアンチスキッド制御回路を設け、これらは管路12.
13.14中に夫々挿入したアクチャエータ17a、 
17b、 17cと、これらを作動制御するアンチスキ
ッド制御回路18とで構成する。
アクチュエータ17a、 17b、 17cは夫々同様
のものであるため、対応部分をサフィックスa、b、c
の異なる同一符号にて示し、右前輪用アクチュエータ1
7aのみについて以下に詳細説明する。アクチュエータ
17aは流入弁(EV弁)19aと、排出弁(AV弁)
20a と、ポンプ21a と、アキュムレータ22a
 と、チエツクバルブ23aとを図示の如くに接続して
構成する。EV弁19a及びAV弁20aはアンチスキ
ッド制御回路18からのEV、信号及びAV、信号によ
り個々に制御され、ポンプ21aは他のアクチュエータ
17b、 17Cにおけるポンプ21b、21cと共に
共通なモータ24により適宜駆動され、この駆動をアン
チスキッド制御回路18からのMR倍信号より制御する
EV、信号がLレベルでEV弁19aを開き、AV、信
号がLレベルでAV弁20aを閉じている状態でホイー
ルシリンダ1aへのブレーキ液圧はマスターシリンダ液
圧と同じ値になる迄上昇される。又、この状態でEV、
信号がHレベルに転じてEV#19aをも閉じると、ホ
イールシリンダlaへのフ゛レーキン&圧は保持される
。次にこの状態でAV+信号がHレベルに転じてAV弁
20aを開き、加えてHレベルの朋信号によりトランジ
スタ25を導通し、モータ24を電源+Hにより付勢し
てポンプ21aを駆動するとホイールシリンダ1aのブ
レーキ液圧はマスクシリンダ11に戻されて減圧される
。上記の動作を表にまとめると次表の如くである。
アンチスキッド制t11回路I8は右前輪lの回転速度
を検出する車輪速センサ26aからの信号を基に上記E
V、信号及びAV、信号を発する回路部分18aと、左
前輪2の回転速度を検出する車輪速センサ26bからの
信号を基に左前輪用アクチュエータ17bのためのEV
2信号及びAV2信号を発する回路部分18bと、後2
輪3.4の平均回転速度であるプロペラシャフト7の回
転速度を検出する車輪速センサ26cからの信号を基に
後輪用アクチュエータ17cのためのEV3信号及びA
V、信号を発する回路部分18cと、I疑似車速発生装
置27と、これからの擬似車速から前記理想スリップ率
に対応した目標車輪速を発生する回路28a 、 28
b 、 28cと、AVI、AV2.AV3信号(Hレ
ベル)の論理和をとるORゲート29、及び該ORゲー
トの出力の立上がり毎にトリガされて所定時間Hレベル
のMR倍信号発するリトリガブルタイマ30とで構成す
る。
回路部分18a、 18b、 18cは夫々はぼ同様な
構成とするため、対応部分をサフィックスa、 b、 
cの異なる同一符号にて示し、主として回路部分18a
につき詳細説明を行う。31aは車輪速検出回路で、車
輪速センサ26aからの信号を入力され、第2図の如き
構成とする。即ち、車輪速センサ26aからの信号を入
力されるコンパレータ201を具え、このコンパレータ
は入力信号を第3図の如く車輪回転数に対応した周波数
のパルス信号に波形整形して時刻ラッチ202およびパ
ルスカウンタ203に入力する。時刻ラッチ202は上
記パルス信号の立上がり毎にタイマ204からの時刻T
を更新し、この時刻を時刻ラッチ205に入力する。時
刻ランチ205には、発振回路206からの第3図に示
す如き一定周期 X、%5..の矩形波信号を入力する。時刻う・ンチ2
05は、発振回路206からの矩形波信号の立上がり毎
に第3図の如く時刻ラッチ202の更新時刻TをT、。
として取込み、同時に前回の取込み時刻を時刻ラッチ2
07にT、、+1  として転送し、ラッチ207は発
振回路206からの矩形波信号の立上がりに同期してこ
の転送時刻L+1をメモリする。パルスカウンタ203
はコンパレータ201からのパルス信号のパルス数をカ
ウントアツプし、演算回路208が発振回路206から
の矩形波信号の立上がり時車輪速を演算し終わる毎にカ
ウント値をリセットすることで、第3図の如く周期X 
5iec間のパルス数Nfiを計測する。演算回路20
8は時刻T、、。1からTn迄の演算サイクル(はぼX
m5ecに同じ)中におけるパルス数N7と、右前輪回
転半径に関する定数にとからその周速(車輪速)voを により求め、これを右前輪の車輪速VWIとして出力す
る。
第1図中31b、 31Cも第2図および第3図につき
上述したと同様の車輪速検出回路であり、左前輪の車輪
速v8□及び後2輪の平均車輪速ν83を演算するもの
とする。但し、車輪速検出回路31cは演算サイクルX
を例えば10 m5ecの如く長くして車輪速VL3の
演算精度を高くし、車輪速検出回路31a。
31bは夫々演算サイクルXを例えば5 m5ecの如
く短くして車輪速Vwl+ V w2の演算応答を高く
する。
演算精度の高い車輪速(V、3)信号は車輪加速度検出
回路32cに入力して後2輪の平均車輪加速度α83り
負が減速度)の演算に資する。回路32cは第4図の如
く車輪速格納レジスタ210と、演算回路211とを具
える。演算回路211は今回の格納車輪速Vwr+と、
6サイクル前の格納車輪速Vwne6との差を対応時間
(演算サイクル)6XLs。o=60msec (但し
、Lsacは車輪速演算回路31cの演算サイクルで1
0m5ec)で除して、車輪加速度α、、、、を求め、
これを後2輪の平均車輪加速度α8.として出力する。
ところで、車輪速演算サイクルがX=lQmsecと長
(、車輪加速度演算サイクルも6X Xm5ac = 
60 TnSeCと長いため、車輪加速度(α83)信
号は高精度なものとなる。
演算応答の高い車輪速(v、、、 V、2)信号は車輪
加速度検出回路32a、 32bに入力して両前軸の車
輪加速度α81.α、2(負が減速度)の演算に資する
回路32a、32bは第5図の如く車輪速格納レジスタ
220と、演算回路221とを具える。演算回路221
は今回の格納車輪速v、、7と4個前の格納車輪速Vw
n * 4との差を対応時間(演算サイクル)4×Xm
5ec = 20 m5ec (但し、Xl−9は車輪
速演算回路31a、31bの演算サイクルで5 m5e
c)で除して、車輪加速度α、、を求め、これを両前軸
の車輪加速度α4.α8□ として出力する。ところで
、車輪速演算サイクルがX・5 m5ecと短く、車輪
加速度演算サイクルも4 X X−5ec・20 m5
ecと短いため、車輪加速度(αwl+  α8□)信
号は高応答なものとなる。
上記のように車輪速Vwl〜ν83及び車輪加速度α8
.〜α83は信号の種類が異なるが、これら信号の処理
の仕方は各チャンネルで同じため、以下では右前輪用の
チャンネル18aにつき説明する。車輪加速度αい、は
比較器33a、34aで減速度基準値す。
及び加速度基準値a、と比較され、比較器33aは車輪
減速度α1が減速度基準値す、より大きな減速度になる
時Hレベル信号を出力し、比較器34aは車輪加速度α
□1が加速度基準値a、より大きな加速度になる時Hレ
ベル信号を出力する。比較器35aは車輪速v、1.を
目標車輪速発生回路28aからの後述する目標車輪速(
V、Xo、85) と比較し、車輪速vWIがこの目標
車輪速以下の間、比較器35aはHレベル信号を出力す
る。ORゲート36aは比較器33a〜35aのHレベ
ル出力の論理和をとってHレベル信号を発し、この信号
はORゲート40aを経由し、EV、信号として増幅器
37aによる増幅後EV弁19aに供給する。ANDゲ
ート38aは比較器35aのHレベル出力と、比較器3
4aからのLレベル信号との論理積をとってHレベルの
AV、信号を発し、この信号を増幅器39aを経てAV
弁 20aに供給する。
ORゲート40aの残りの入力にはANDゲート41a
の出力を接続し、該ANDゲートの3人力に夫々可変タ
イマ42a5、一定周波数の矩形パルスを発生するパル
ス発生器(O5C)43a及び前記リトリガブルタイマ
30からの信号を供給する。可変タイマ42aは後述の
如く比較器34aの出力の立下がりによりトリガされ、
ピーク値検出回路44aにより検出した車輪加速度α8
1のピーク値αmaxに応じた時間だけ遅れて一定時間
Hレベル信号を出力するものとし、ピーク値検出回路4
4aは後述の如く比較器33aからの出力の立下がりか
ら次の立上がりまでの間における車輪加速度α。1のピ
ーク値αll1axを検出するものとする。
これがため、ピーク値検出回路44aは第6図に明示す
るようにハ゛ツファアンプ45.46と、ダイオード4
7と、コンデンサ48とよりなるピークホールド回路、
及びアナログスイッチ49により構成し、バッファアン
プ45の十人力に車輪加速度α1を入力し、アナログス
イ・ンチ49のゲートに比較器33aの出力信号を入力
し、バッファアンプ46よりピーク値αmaxを出力す
るようなものとする。
かかるピーク値検出回路44aの動作は、車輪加速度α
、、が第7図の如くであり、従って比較器33aの出力
が同図の如くである場合について述べると、次の通りで
ある。即ち車輪減速度α91が基準値す。
を越えて比較器33aの出力がHレベルである間、この
比較器出力はアナログスイッチ49のONによりコンデ
ンサ48をリセットし、このリセット間の車輪加速度α
1のピーク値α□8に対応した電圧をコンデンサ48に
充電してピーク値α□つをバッファアンプ46より出力
することができる。
又可変クィマ42aは第8図に明示する如く第1タイマ
50及び第2タイマ51により構成し、第1タイマ50
の人力Bには比較器34aの出力を反転器52゜53を
経て供給し、入力Bの立下がりで第1タイマ50は起動
してタイマ出力を端子りより生ずる。
タイマ出力の設定時間は端子TI、T2に外部接続した
コンデンサ54と可変抵抗回路55との時定数で決まり
、可変抵抗回路55の抵抗値は前記ピーク値α□9に比
例して大きくなるものとする。従って、第1タイマ50
の端子OAからのタイマ出力設定時間はピーク値α□8
の大きさに比例して長くなる。第1タイマ50の出力口
、は第2タイマ51の入力Bに供給され、第2タイマ5
1には外部接続したコンデンサ56及び可変抵抗57で
決まる時定数が固定的に設定されている。そして第2タ
イマ51は、第1タイマ出力OAの立下がりにより起動
され、端子Q。
よりANDゲーH1aへ上記時定数だけHレベル信号を
出力する。
かかる可変タイマ42aの動作は、車輪加速度α□が第
9図の如くであり、従って比較器34aの出力が同図に
示す如くである場合につき説明すると、車輪加速度α1
が基準値a1以下となって比較器34aの出力が立下が
る瞬時より第1タイマ50の出力QAはピーク値α。8
に応じた時間T1だけHレベルとなり、出力QAの立下
がり瞬時より第2タイマ51の出力Q、は一定時間T2
だけHレベルとなる。
擬似車速発生装置27は車輪速V。1〜VW3を基に擬
似車速Vfl〜Vf3を個々に造り出す回路27a〜2
7cと、これら擬似車速のうち最も車速に近い最高値の
ものを選択するセレクトハイスイッチ58とを具え、ス
イッチ58はセレクトハイ擬似車速v0を擬似車速修正
回路86及びセレクトスイッチ87に供給する。擬似車
速発生回路27a〜27cには夫々車輪速Vw+−Vw
:+を入力すると共にMl?信号を供給するが、回路2
7a〜27cは夫々同様の構成とするため、車輪速VW
+より擬似車速Vflを造り出す回路27aのみにつき
以下第10図を参照しつつ説明する。
即ち、擬似車速発生回路27aは車輪速VWIを1人力
に供給される比較器59.60と、擬似車速Vflに+
1 km/hの不惑帯を設定して比較器59.60の抽
入力に供給する加算器61及び減算器62と、比較器5
9.60の出力C,,C2を供給されるNORゲート6
3とを具える。比較器59はVWI≧V、、 + l 
km/h(7)時出力C1をHレベルにし、比較器60
はV、、I< Vtr−1km/hの時出力C2をHレ
ベルにする。かくて、NORゲート63は出力CI、C
2が共にLレベルとなるVtr−1km/h≦Vii+
<Vt++ lkm/h(7)時HL/へJL/を出力
する。NORゲート63の出力はタイマ64、ORゲー
ト65及びショットパルス発生回路66に入力する。タ
イマ64はNORゲート63からの信号の立下がりによ
り起動され、一定時間’b(例えば0.1秒で第11図
につき後述する)だけHレベル信号を出力し、これをO
Rゲート65に供給する。
ORゲート65の出力はセレクト信号S3としてアナロ
グスイッチ67のゲートに供給すると共に、反転器68
により反転してANDゲート69.70の一方の入力に
供給する。ANDゲート69の他方の入力にはC1信号
を、又ANDゲート70の他方の入力にはC2信号を夫
々供給し、ANDゲート69,70の出力をセレクト信
号S2.S4 としてアナログスイッチ71.72のゲ
ートに供給する。アナログスイッチ67はセレクト信号
S3のHレベル中ONされて積分回路73への供給電圧
El)にし、アナログスイッチ71はセレクト信号S2
のHレベル中ONされて、あり得る車両加速度(車速上
昇変化率)の最大値、例えば+0.4gに対応した電圧
Eを積分回路73に供給し、アナログスイッチ72はセ
レクト信号S4のHレベル中ONされて、あり得る車両
減速度(車速低下変化率)の最大値、例えば−1,2g
に対応した電圧Eを積分回路73に供給する。
積分回路73は増幅器74、コンデンサ75及びアナロ
グスイッチ76よりなる周知のもので、アナログスイッ
チ76がそのゲートへのHレベルリセット信号S、によ
りONになる時リセットされ、リセット信号S、が消失
した後電圧Eを積分し続けるものとする。リセット信号
S、は回路66からのショットパルスによって得るよう
にし、このショットパルス発生回路66はイグニッショ
ン投入信号IGによりエンジン始動時先ず1個のショッ
トパルスをリセット信号S、として出力し、その後はN
ORゲート63の出力が立上がる毎にショットパルスを
リセット信号S1として出力する。
リセット信号S1はその他にサンプルホールド回路77
のリセットにも使用し、この回路もバッファアンプ78
,79 、コンデンサ80及びアナログスイッチ81よ
りなる周知のものとし、車輪速VWIを入力する。サン
プルホールド回路77はHレベルリセット信号S1によ
りアナログスイッチ81がONになる時リセットされ、
その時の車輪速VWIを車輪速サンプリング値v5 と
して記憶し続け、これを加算回路82に人力する。加算
回路82は回路73の積分値V。
し、加算値Vs+V、を切換スイッチ83に入力する。
切換スイッチ83には別に車輪速VWIも入力し、この
切換スイッチはHレベルnR信号とHレベルCI(g号
との論理積をとるANDゲート84のHレベル出力によ
り車輪速V。1を擬似車速Vflとし、それ以外で加算
回路82の出力を擬似車速Vflとするよう機能する。
上記擬似車速発生回路27aは、車輪速Vい、が第11
図の如くである場合、以下の作用により同図に点線で示
す如き擬似車速vr+を発生させることができる。但し
、第11図では第10図中ANDゲート84がHレベル
を出力せず、つまり肝信号がLレベル(後述のようにア
ンチスキッド制御非実行中)か、信号C,がしレベル(
車輪速VWIの非加速中)かのため、ANDゲート84
がHレベルを出力せず、切換スイッチ83が加算回路8
2の出力を擬似車速vr+とする場合について示した。
第11図中瞬時t0でエンジンを始動したとすると、イ
グニッションスイッチ信号IGはこの時回路66よ01
個のショットパルス(リセット信号)SIを出力させる
。この信号S1はサンプルホールド回路77をリセット
してこの時の車輪速VWIを車輪速サンプリング値Vs
として第11図中1点鎖線の如くに保持する。信号S1
は他方で積分回路73をリセ・ソトし、その出力v8が
0となるため、加算回路82の出力Vs+VeはV、と
なってこれを擬似車速Vflとする。ところで、V、は
当初九、であるから、vtl・VWIであり、比較器出
力CI、C2は共にLレベルとなってNORゲート63
よりHレベル信号を出力させ、ORゲート65の出力も
Hレベルである。このHレベル出力はセレクト信号S3
としてアナログスイ・ンチ67のONに供され、他方で
反転器68によりLレベルに反転され、セレクト信号S
2.S、の発生を禁する。
アナログスイッチ67のONは積分回路73の入力電圧
Eを0に保ち、その積分値V、が0のままであることに
よって擬似車速Vflは車輪速サンプリング値V、と同
じ一定値に保たれる。
瞬時t、以後車輪の加速により車輪速v、1.が上昇す
ると、ν8.≧l/ 、、+1km/hとなる時に比較
器59からの信号C3がHレベルに転じ、NORゲート
63の出力をLレベルに転する。しかし、タイマ64が
その瞬時より13時間だけHレベル信号を出力するため
、ORゲート65の出力S’3はT1時間が経過する迄
はHレベルを保ち、その瞬時t2にLレベルに転する。
よって、瞬時t、〜t2間においても擬似車速vr+は
依然として当初の車輪速サンプリング値vsと同じ一定
値に保たれる。
瞬時t2以後においては、ORゲート65の出力がLレ
ベルであり、比較器59の出力C1がトIレベルである
ことにより、ANDゲート69が出力(セレクト信号S
Z)をHレベルにし、アナログスイッチ71のONで積
分回路73の入力電圧Eを+0.4gの車両加速度大き
くなり、これと車輪速サンプリング値V、との回路82
による加算値、つまり擬似車速Vflも第11図の如<
 +0.4gの加速度に対応した速度で上昇する。
これにより擬似車速Vflが車輪速v、4.に追いつ<
 (Vw+<Vr++1.0km/hとなる)瞬時t3
テ信号自ハLレベルに転じ、NORゲート63の出力が
Hレベルに転する。この瞬時にショットパルス発生回路
66はリセット信号S、を発し、積分回路73及びサン
プルホールド回路77をリセットするが、その後も瞬時
t4迄は車輪速VWIが同様の傾向をもって上昇するた
め、上記と同様の作用により擬似車速vt、は造り出さ
れる。
ところで、瞬時t4〜t、においては車輪速v、、1が
時間T3より短い周期で変動を繰返すため、NORゲー
ト63の出力が対応するレベル変化を繰返しても、OR
ゲート65の出力はタイマ64によってHレベルに保た
れる。従って、ORゲート65の出力であるセレクト信
号S3のHレベル保持により積分値V、は0に保たれ、
瞬時【、における車輪速サンプリング値v5が擬似車速
Vflとして出力され、この擬似車速を車輪速VWIの
変動周期が短い間一定に保つことができる。
瞬時t5以後は、Vw+<Vt+−1km/h T:あ
り、又コノ状態がNORゲート65の出力の立下がりか
ら13時間経過した後も続くため、13時間の経過瞬時
t6においてORゲート65の出力がLレベルに転する
。そして、Vw+<Vr+−1km/h ニより比較器
60の出力がHL/ベベルあるため、ANDゲート70
はセレクト信号S4をHレベルにし、アナログスイッチ
72のONで積分・dtは−1,2gの減速度に対応し
た速度で小さくなり、これと車輪速サンプリング値V、
との回路82による加算値、つまり擬似車速Vflも第
11図の如く−1゜2gの減速度に対応した速度で低下
する。
これにより擬似車速Vflが車輪速v、11に追いつく
(Vw+ ≧Vf+−1km/hとなる)瞬時t、テ信
号C2はLレベルに転じ、NORゲート63の出力がH
レベルに転する。この瞬時にショットパルス発生回路6
6はリセット信号S1を発し、積分回路73及びサンプ
ルホールド回路77をリセットするが、その後瞬時tl
l迄は車輪速ν、1の変動周期がT3より短いか変動し
ないため、l疑似車速Vflは瞬時t4〜t6間につき
前述したと同様にして瞬時t7における車輪速サンプリ
ング値V、と同じ一定値に保たれる。
又、瞬時t、以後は車輪速V。1が低下するため、瞬時
り、〜t9間につき前述したと同様にして、擬似車速V
flを13時間中はこれ迄の値に保ち、瞬時t。
以後−1,2gの減速度に対応した速度で低下させるこ
とができる。
なお、第10図の擬似車速発生回路では、MR倍信号H
レベルの間、つまり後述する処から明らかなようにアン
チスキッド制御実行中、車輪が加速されてC1信号がH
レベルになると、ANDゲート84は出力をHレベルに
して切換スイッチ83を切換え、この間擬似車速vr+
を前記作用を無視して車輪速VWIに一致させる。その
理由は、この間も前記の作用により擬似車速Vflを+
0.4gに対応した速度で車輪速VWIに向かわせるの
では遅過ぎてアンチスキッド制御が不正確になるからで
ある。
第1図の例ではスイッチ58からのセレクトハイ凝似車
速V、イをそのまま車速値として使用せず、これを[(
12車速修正回路86で修正した値V、と、セレクトハ
イ擬似車速vrHとの高い方をセレクトハイスイッチ8
7により選択して得られる値V、を最終的な擬似車速(
車速値)とし、目標車輪速発生回路28a、 28b、
 28cに供給するようになすことで、車速値の高精度
化を図る。
擬似車速修正回路86は第12図に示す構成とする。
この図中回路141a〜141dは夫々サンプルホール
ド回路で、回路141a、 141bはセレクトハイ擬
似車速V r I+を適宜抽出保持し、回路141c、
 141dは一定周期で歩進するタイマカウンタ142
のカウント値を適宜抽出保持するものとする。これらサ
ンプルホールド回路による適宜抽出保持はORゲート1
43からの出力及び前記リトリガブルタイマ30からの
MR倍信号より行わせ、ORゲー目43は擬似車速発生
回路内におけるC2信号(第10図参照)の論理和をと
ってC2′信号を発するものとする。
サンプルホールド回路141aは、リトリガブルタイマ
30からの1信号のインバータG2を介した反転信号と
、上記C2′信号との論理積をとるANDゲートG1か
らのHレベル出力に同期してセレクトハイ擬似車速Vf
Hを抽出保持し、サンプルホールド回路141bはC2
′信号に同期してセレクトハイ擬似車速vfHを抽出保
持する。又サンプルホールド回路141cはANDゲー
トG1のHレベル出力に同期してタイマカウンタ142
のカウント値を抽出保持し、サンプルホールド回路14
1dはC2′信号に同期してタイマカウンタ142のカ
ウント値を抽出保持する。
145はサンプルホールド回路141aのサンプリング
値v0からサンプルホールド回路141bのサンプリン
グ値V、を減算する減算回路、146はサンプルホール
ド回路141cのサンプリング値T。からサンプルホー
ルド回路141dのサンプリング値ちを減算する減算回
路であり、147は減算回路145からの減算値(Vo
−Vb)を減算回路146からの減算値(To−rb)
で除する除算回路である。また、148は所定の擬似車
速傾き信号、例えば0.4Gに相当する傾き信号を発生
する傾き発生回路、149は傾き発生回路148からの
傾き信号と除算回路147からの演算出力(Vo−VJ
/(To−Tb) とを切り換える切換スイッチであり、更に、150はサ
ンプルホールド回路141dに保持されたサンプリング
値Tb(n)よりタイマカウンタ142からの出力値を
減算する減算回路、151はこの減算回路150からの
減算値Tc と、除算回路147からの除算値又は切換
スイッチ149を介した傾き発生回路148からの傾き
値とを乗算する乗算回路であり、152はサンプルホー
ルド回路141bに順次サンプリングされるセレクトハ
イ擬似車速値より除算回路151からの演算出力を減算
する減算回路である。そして、153は上記C2′信号
とMR倍信号アントゲートG、によるアンド信号の立ち
上がりでセットされ、MR倍信号立ち下がりでリセット
されるRSフリップフリップ(以下、単にFF153と
いう)であり、上記切換スイッチ149はこのFF15
3の出力Qに応し、これがLレベルの時に傾き発生回路
148側に、同出力Qが1ルベルの時に除算回路147
側に夫々切り換えられるものとする。
また、154はCz’信号の立ち上がりから所定時間(
例えば25ec)ΔTだけHレベル信号を出力するリト
リガブルタイマ、155はこのタイマから1(レベル信
号が出力される量減算回路152側になり、それ以外で
セレクトハイスイッチ58側に切り換わる切換スイッチ
を示す。切換スイッチ155の出力はセレクトハイスイ
ッチ58の出力と共にセレクトハイスイッチ87の2人
力に接続し、セレクトハイスイッチ87の出力を目標車
輪速発生回路28a〜28cに接続する。
かかる擬似車速修正回路86の作用を次に説明する。制
動により擬似車速発生回路27a〜27c内の02信号
が1つでもI]レベルになると、ORゲート43はHレ
ベルのC2′信号を出力し、該C2′信号の立ち上がり
に同期してサンプルホールド回路141a、 141b
にセレクトハイ擬似車速がVb (0)=v0としてサ
ンプリングされると共に、サンプルホールド回路141
c、 141dにタイマカウンタ142からのカウント
値が7. (0)・T、とじてサンプリングされる。又
、この時点でへシ1.AV2.AV3信号(第1図参照
)がLレベルのためリトリガブルタイマ30からのMR
倍信号Lレベルであり、従ってFF153はセットされ
ず、その出力QはLレベルを保ってスイッチ149を傾
き発生回路148側となす。そして、次にC2′信号が
再び立上がる迄の時間経過にともなって減算回路150
からその時間経過に相当するカウント値TCTc= T
−Tb (0) 但しT:カウンタ142の現在値 が出力されると共に、このカウント値Tc と傾き発生
回路148からの(頃き値へ。(0,4G)とに基づい
て除算回路151はセレクトハイ擬似車速減少量A、X
T。
を演算する。減算回路152は、回路141bでサンプ
ルホールドした車輪速ν、(0)から上記減少量札XT
、を減算して、修正擬(以車速ν1ν、=νb (0)
−AOXT( を求め、 これを出力する。この修正擬似車速vJは上記第1回目
のサンプリング開始瞬時より勾配へ。を持って発生する
次に再びC2′信号が発生すると、その時の車輪速Vb
 (1)がC2′信号の立上がりに同期して回路141
bに新たにサンプリングされると共に、同時点でのタイ
マカウンタ142からのカウント値Tb (1)がCz
′信号の立上がりに同期して回路141dに新たにサン
プリングされる。又この時、MR倍信号Hレベルとなっ
ており、ゲートG、がLレベル出力によって回路141
a、 141cに前記のサンプリング値vb(0)、’
rb(0)を保持させる。同時にHレベルのMR倍信号
C2′信号の存在のもとゲートG+の出力をHレベルに
し、FF153の出力QをHレベルにしてスイッチ14
9を除算回路147側に保持する。一方、減算回路14
5から前記第1回目のサンプリング瞬時におけるセレク
トハイ擬似車速V、 (0)と、第2回目のサンプリン
グ瞬時におけるセレクトハイ擬似車速Vb (1)との
差Δv、、 0)、即ち ΔVt、 (1)=Vb(0)−Vb(1)が出力され
ると共に、減算回路146から第1回目のサンプリング
瞬時でのカウント値’rb(0) と、第2回目のサン
プリング瞬時でのカウンタ値T。
(1)との差ΔTb (1)、即ち ΔTb m=Tb (0) −Tb(1)が出力され、
これら差値Δν訳1)、ΔT、(1)に基づいて除算回
路147が Δνb  (1)/ΔT、 (1) ・ A。
の演算を行い、その演算値A1をVb(0)からv b
 (t)に至る傾き情報として除算回路151に入力す
る。
他方、減算回路150は前記したように、C2′信号が
次に立上がる迄の時間経過にともなってその時間経過に
相当するカウント値T。
rc= Tb(1) を除算回路151に入力しており、この除算回路はこの
カウント値Tcと除算回路147からの傾き情報A、と
に基づきセレクトハイ擬似車速減少量A、 X Tc を演算する。減算回路152は、回路141bでサンプ
ルホールドしたセレクトハイ1疑似車速Vb (t) 
 から上記減少量AlXTcを減算して修正擬似車速V
、Vi = Vb (1) −L XTcを求め、これ
を出力する。この修正擬似車速ν4は第2回目のサンプ
リング瞬時より発生するもので、その勾配A1はν、(
O)とν、(1)とを結ぶ直線に相当したものとなる。
以後同様に、各スキッドサイクルでC2′信号が立上が
る毎にvb(0)点を基準とした傾きの修正擬似車速v
4が演算回路152より出力される。
修正擬似車速V、はセレクトハイ擬似車速νfHと共に
切換スイッチ155の入力に達し、02゛信号が立上が
る毎にタイマ154の設定時間Δτ中切換スイッチ15
5は修正層イ以車速V、を車体速V、として出力する。
この出力は、リトリガブルタイマ154の設定時間ΔT
中に次の02′信号の立上がりがなければ、リトリガブ
ルタイマ154が出力をLレベルに転じてスイッチ15
5を反対側に切換えることから、セレクトハイ擬似車速
vtNが車体速v、、とじてスイッチ155より出力さ
れる。なお、かように修正擬似車速V、を車体速v1と
して継続使用しない理由は、修正層イ以車速VJが路面
摩擦係数の変化時実車速Vcとの誤差を大きくされ、低
摩擦路から高摩擦路への変化時制動不能になることが考
えられるためで、C2’信号の立上がり後設定時間ΔT
が経過したら、セレクトハイ擬似車速vr。
を車体速v、、として切換え使用することとした。
車体速v、、はセレクトハイ擬似車速VfMと共にセレ
クトハイスイッチ87に入力し、このスイッチで両信号
の高い方を実車速に近いことがらセレクトハイしてアン
チスキッド制御用の最終擬似車速ν、とし、これを目標
車輪速発生回路28a〜28cに夫々入力する。
上記実施例の作用を、右前輪1に係わるアンチスキッド
制御作用を例にとって代表的に説明する。
但し以下では、右前輪1の車輪速V。1、車輪加速度α
、、1及びセレクトハイスノチ87により選択した最終
擬似車速V、が第13図(VCは参考までに示した実車
速)の如くであることとして説明を展開する。
ブレーキペダル16(第1図参照)の踏込みで、第13
図中断時L0よりブレーキ液圧Pいが発生し、車輪速V
WIが第13図の如くに低下する制動当初、車輪減速度
α1は基準値b1より小さく、比較器33aの出力がL
レベルであり、勿論αkl<alでもあるから比較器3
4aの出力もLレベルであり、又車輪スリンプを未だ生
ぜず車輪速VWIが目標車輪速V。
Xo 、85以上であるから比較器35aの出力もLレ
ベルである。よって、ORゲート36aの出力がLレベ
ル、ANDゲート38aの出力(AVI信号)もLレベ
ルであり、AVI信号〜AV3信号の論理和をとる01
?ゲート29の出力がLレベルを保ってリトリガブルタ
イマ30からのMF!信号をLレベルに保つため、AN
Dゲート41aの出力もLレベルであってORゲート4
0aの出力(EVI信号)もLレベルである。EVI信
号のLレベルはE V 弁19 aを開き、AVI信号
のLレベルはAV弁20aを閉じ、従ってこの間ホイー
ルシリンダ1aへのブレーキ液圧P。はマスターシリン
ダ11からの液圧に向は上昇し、通常の制動が得られる
この制動中、車輪減速度α1が基準値b1を越える瞬時
t、〜t2間、し、′〜t2′間において比較器33a
はHレベルを出力し、車輪加速度α1が基準値a、を越
える瞬時t3〜L4間、t3′以後において比較34a
はHレベルを出力し、車輪速VWIが目標車輪速以下と
なる瞬時t2〜t6間、t5゛〜【6″間において比較
器35aは11レヘルを出力する。従って、EVI信号
は瞬時t、〜t4間でHレベルとなりEV弁19aを閉
じ、AVI信号はこの間瞬時t2〜t3中においてHレ
ベルとなりAV弁20aを開く。これがため瞬時t1〜
t2間においてブレーキ液圧P1.Iは保持され、制動
力を一定に保つことにより路面摩擦係数を判断可能とす
ると共に、それ以上のブレーキ液圧の上昇でこれを排除
するアンチスキンド制御が遅れることのないようにする
そして、車輪速v、11が目標車輪速v、 xO,85
以下になる瞬時t2で、EV弁19aの閉状態保持、A
V弁20aの開により、又へv1信号の立上がりでリト
リガブルタイマ30からの1信号が立上がり、モータ2
4の付勢でポンプ21aを駆動することにより、ブレー
キ液圧P8を減圧する。かくて車輪lのロックは防止さ
れる。なお、リトリガブルタイマ30はAVl〜AV3
信号の立上がり毎にトリガされ、所定時間1ルヘルのM
R信号を発するものであるが、第13図では所定時間内
のりトルガにより瞬時t2以後MR信号を1ルヘルに保
っているものとする。
上記の減圧により車輪加速度α、11が基準値a1に達
する瞬時t3でAV弁20aが閉じられるごとにより、
EV弁19aの閉状態保持と相俟ってブレーキ液圧Pい
を保持に切換え、これにより路面摩擦係数の変化具合を
判断可能とすると共に、それ以上のブレーキ液圧の低下
でこれを再上昇させるアンチスキッド制御の解除が遅れ
ることのないようにする。
かかるブレーキ液圧の保持中、路面摩擦力の回復により
車輪速VWIが車速相当値に向は上昇する間、車輪加速
度α、1が基準値a、以下になる瞬時t4で車輪速か車
速相当値に近付いたと見做せることから、以下の如くに
してブレーキ液圧P1を再上昇させる。即ち、瞬時t4
で、比較器33a、34a、35aの出力が全てLレベ
ルであることにより^V1信号はLレベルに保たれ、E
νl信号はANDゲート41aからの信号によってレベ
ルを決定される。ANDゲ−141aの入力に接続され
た可変タイマ42aは、回路44aで検出した車輪加速
度α1のピーク値α、、1Xに応じた時間T、だけ瞬時
t4より遅れて一定時間T2中Hレベルの出力を発し、
又パルス発生器(O3C) 43aは第13図に示す一
定周波数の矩形パルスを発している。ANDゲート41
aはこれら信号とMR倍信号Hレベル中)との論理積を
とることから、Eνl信号を瞬時t4からT1時間中L
レレベに保ち、その後12時間中05C43aからのパ
ルス信号と同し周期でレベル変化させる。従って、T1
時間中ブレーキ液液圧いはマスターシリンダ液圧に向は
急増圧され、T2時間中ブレーキ液液圧いは緩増圧され
ることとなり、ブレーキ液圧P8を最大ブレーキ効率が
得られる理想スリップ率に対応したロック液圧PL付近
に長時間保つことができ、制動距離を短縮し得る。
その後、車輪減速度α1が基準値b1を越える瞬時t1
′で、次のスキントサイクルに移行し、上述したと同様
な作用の繰返しにより右前輪1は結局、理想スリンプ率
に保たれるようブレーキ液圧を制御され、制動距離がで
きるだけ短くなるようなアンチスキッド制御を実行され
る。
なお、左前輪2及び後2輪3,4も夫々、対応する車輪
速ν1□、ν0を基に前記と同様な作用によって同様に
アンチスキッド制御される。
ところで、駆動輪である後輪3,4のアンチスキッド制
御には、演算サイクルの長い回路31C732cで演算
した高精度でノイズに強い車輪加速度(α、3)信号を
用いるため、これら車輪3.4の回転イナーシャが大き
くて駆動系の回転振動を入力されると頚も、ブレーキ液
圧がアンチスキッド制御中に増圧されて制動効率の低下
を招くようなことはない。
逆に、非駆動輪である前輪1.2のアンチスキッド制御
には、演算サイクルの短い回路31a、31b及び32
a、 32bで演算した高応答な車輪加速度(α81.
α8□)信号を用いるため、応答性の良いアンチスキッ
ド制御により制御の性能を向上させることができる。
なお、これらの要求に鑑み、上述の例では車輪速検出回
路31a(31b)と31cも演算サイクルを異ならせ
たが、これら車輪速検出回路31a〜31cの演算サイ
クルを全て同じとし、車輪加速度検出回路32a (3
2b)と32c との演算サイクルのみを異ならせても
よい。
この際、回路32cは第14図の構成にし、回路32a
 (32b)は第15図の構成とすることもできる。第
14図の車輪加速度検出回路32cはX・5 m5ec
の演算サイクルで求めた車輪速V、を格納するレジスタ
230と、平均値回路23L 232と、演算回路23
3とで構成する。平均値回路231は最近の4個の格納
車輪速の平均値V wnを求め、平均値回路232はそ
れより12個前における格納車輪速の平均値VWn*+
2を求める。演算回路233は両平均値の差を対応時間
(長い演算サイクル) 12X X、S、c−60m5
ec(Xは上記の通り5 m5ec)で除して車輪加速
度α、0を求め、これを高精度な車輪加速度(α、3)
信号として出力する。又第15図の車輪加速度検出回路
32a (32b)は同じ<X = 5 m5ecの演
算サイクルで求めた車輪速V、、(V、。)を格納する
レジスタ240と、演算回路241 とで構成する。演
算回路241 は今回の格納車輪速v8゜と4個前にお
ける格納車輪速V wn。4との差を対応時間(短い演
算サイクル)4××轡sec・20 m5ecで除して
車輪加速度α、1..を求め、これを高応答な車輪加速
度αw+ (α8□)として出力する。
(発明の効果) かくして本発明アンチスキッド制御装置は上述の如く、
駆動輪と非駆動輪とで夫々要求特性に合った車輪加速度
信号を造り出す異種の車輪加速度演算手段を用いる構成
としたから、いずれの車輪においても狙い通りのアンチ
スキッド制御を行わせることができ、制動効率が悪くな
るのを防止し得ると共にアンチスキッド制御の性能を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明アンチスキッド制御装置の一実施例を示
す全体システム図、 第2図は同側における車輪速検出回路のブロック線図、 第3図は同回路の動作波形図、 第4図及び第5図は夫々第1回の装置における車輪加速
度検出回路のブロック線図、 第6図は第1図のアンチスキッド制御装置におけるピー
ク値検出回路の電子回路図、 第7図は同じくその動作波形説明図、 第8図は第1図のアンチスキッド制御装置における可変
タイマの回路図、 第9図は同可変タイマの動作波形説明図、第1O図は第
1図のアンチスキッド制御装置における擬似車速発生回
路の電子回路図、 第11図は同回路の動作波形説明図、 第12図は第1図の装置における擬似車速修正回路の電
子回路図、 第13図は第1図に示すアンチスキッド制御装置の動作
波形説明図、 第14図及び第15図は夫々車輪加速度検出回路の他の
例を示すブロック線図である。 1・・・右前輪      2・・・左前輪3.4・・
・後輪 ■a〜4a・・・ホイールシリンダ 7・・・プロペラシャフト 8・・・ディファレンシャルギヤ  9,10・・・車
軸11・・・2系統マスターシリンダ 16・・・ブレーキペダル 17a、17b、17c −−−アクチュエータ18・
・・アンチスキッド制御回路 19a、 19b、 19c −E V弁  20a、
 20b、 20cm A V弁21a、21b、21
c ・・−ポンプ22a、22b、22c −−・アキ
ュムレータ23a、23b、23c ・・・チェノクハ
ルフ24・・・ポンプ駆動モータ  25・・・トラン
ジスタ26a、26b、26c −車輪速センサ27・
・・擬似車速発生装置 27a、 27b、 27c・・・擬似車速発生回路2
8a、28b、28c・・・目標車輪速発生回路29・
・・ORゲート  30・・・リトリガブルタイマ31
a、31b、 31cm車輪速検出回路32a、32b
、 32c・・・車輪加速度検出回路33a〜33c、
 34a〜34c、 35a〜35c・・・比較器36
a〜36c、40a 〜40cm0 Rゲート37a〜
37c、 39a〜39c・・・増幅器38a〜38c
 ・・・AND  ゲート、41a〜41c  −AN
D ゲート、42a〜42c・・・可変タイマ、 43a〜43c・・・パルス発生器、 44a〜44c・・・ピーク値検出回路、58・・・セ
レクトハイスイッチ、59.60・・・比IkH61・
・・加算器  62・・・減算器  63・・・NOR
ゲート64・・・タイマ  65・・・ORゲート66
・・・ショットパルス発生回路 67.71.72・・・アナログスイッチ  68・・
・反転器69.70・・・ANDゲート73・・・積分
回路77・・・サンプルホールド回路  82・・・加
算回路83・・・切換スイッチ   86・・・擬似車
速修正回路87・・・セレクトハイスイッチ 141a〜141d・・・サンプルホールド回路142
・・・タイマカウンタ 145、146.150.152・・・減算回路147
・・・除算回路  148・・・傾き発生回路149、
155・・・切り換えスイッチ151・・・乗算回路 
 153・・・RSフリップフロップ154・・・リト
リガブルタイマ 201 ・・・コンパレータ 202、205.207・・・時刻ラッチ203・・・
パルスカウンタ 204・・・タイマ     206・・・発振回路2
08・・・演算回路 210.220.230.240・・・車輪速格納レジ
スタ211、22L 233.241・・・演算回路2
31、232・・・平均値回路 特許出願人 日産自動車株式会社 第9図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、非駆動輪及び駆動輪の車輪加速度を個別に演算し、
    これら演算結果から対応車輪のロックを判断して非駆動
    輪及び駆動輪のブレーキ液圧を個別に減圧するようにし
    たアンチスキッド制御装置において、 演算サイクルの長い第1の車輪加速度演算手段を駆動輪
    のアンチスキッド制御チャンネルに設け、演算サイクル
    の短い第2の車輪加速度演算手段を非駆動輪のアンチス
    キッド制御チャンネルに設けたことを特徴とするアンチ
    スキッド制御装置。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6025837A (ja) * 1983-07-20 1985-02-08 Nippon Denso Co Ltd 車両用走行制御装置における車輪速度演算装置
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