JPH01247066A - トマトジュースの製造方法 - Google Patents

トマトジュースの製造方法

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JPH01247066A
JPH01247066A JP63072017A JP7201788A JPH01247066A JP H01247066 A JPH01247066 A JP H01247066A JP 63072017 A JP63072017 A JP 63072017A JP 7201788 A JP7201788 A JP 7201788A JP H01247066 A JPH01247066 A JP H01247066A
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juice
tomatoes
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tomato juice
heated
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Norihisa Takada
式久 高田
Saburo Kojima
小嶋 三郎
Tadaaki Wakayama
忠明 若山
Kyoko Komi
小見 京子
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KITSUKOO SHOKUHIN KOGYO KK
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KITSUKOO SHOKUHIN KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はトマトジュースの製造方法、特に品種特性の異
なる種々のトマトから一定品質のジュースを効率良く製
造する新規な方法に関するものである。
〈従来の技術及び問題点〉 トマトジュースの味については、食塩を加えるだけが加
工上取り得る手段となっているため、ジュースの品質は
原料トマトの品質に強く影響される。事実、味の善し悪
しについては、糖度、酸度、食塩のバランスが基本的要
因であり、これを如何に原料の段階で確保し、製造段階
で保持するかが原料生産と製造に携わる者の関心ごとで
ある。更にもう一つの因子、粘性も味に強く影響を及ぼ
し、これを変化させることにより実際に感じる味覚をコ
ントロールすることが可能である。
またトマトジュースの飲み心地は主成分分析によりその
特徴を第1表に示す3タイプで表わすことができる。
第     1     表 ここで示す漿液比粘度とは遠心分離で得られたトマトジ
ュース漿液のキャノンフェンスケ粘度計によって側室し
た値を水での値で除した数である。沈殿重量比はトマト
ジュースを12800 X g。
4℃130分で遠心分離し得られた沈殿物の重量を試料
ジー−ス重量で除した百分率の値で表わされる。これは
トマトジュース中の繊維の量と保水性両者を示すもので
、トマトジュースのボディー感を表わすと同時に、植物
性繊維の腸内における膨潤度をも示すと解して良い。こ
の第1表から分かるように、ボディー感はあるが飲み心
地は軽いという性状をトマトジュースに持たせるには、
漿液比粘度は低いが沈殿重量比は高いというBタイプの
状態が必要であり、また、このBタイプは植物性繊維含
有率が高いという状況を生み出している。
このBタイプの粘性特性を持つトマトジュースを製造す
る方法としては、トマトを破砕しチー−ブラー加熱器に
て低温加熱し、一般に用いられているパドル方式やバタ
フライ方式などの搾汁装置で強く搾汁する方法があった
。しかし、この方法では加熱中にトマト果実に内在する
りポキシゲナーゼが働き、強い青葉臭が発生すると同時
にトマトジュースのパルプ分が速やかに沈降し、商品価
値が落ちる結果となる。特に肉質の硬いトマトからBタ
イプの粘性特性を持つトマトジュースを得ようとすると
上述の問題が生じ品質的に満足する製品は得難い。
そこで本発明者等は鋭意研究し、トマト果実に内在する
ポリガラクチュロナーゼの酵素反応を効率良く制御する
工程を用いることにより、生産農家にとって生産性向上
の点で有利な、硬いトマトからでも消費者にとって有益
な植物性繊維を多く含み、しかも飲み心地が良い高品質
のトマトジー−スを効率良く製造出来るという知見を得
て本発明を完成した。
く問題点を解決するための手段〉 以下、本発明を具体的に説明する。
まずトマト果実を常法通り洗浄、選別した後、これを破
砕後直ちに前厄て設定した温度を保っている加熱装置付
きホールドタンク様装置中に投入し、可及的急速に60
〜75℃に加熱し、所定時間、例えば2〜15分間保持
することによってトマト果実に内在するendo−型ポ
リガラクチュロナーゼによるマセレーション効果を発生
させる。
この際トマトの品種及び収穫時期によりendo−型ポ
リガラクチュロナーゼ活性量が異なるため、温度と保持
時間の設定値を変化させることによって実質的なend
o−型ポリガラクチュロナーゼ反応量を制御する。この
際の加熱は可及的急速に行なうことが好ましく、例えば
4℃/秒以上の加熱速度が好ましい。次にこのendo
−型ポリガラクチュロナーゼを完全に失活させ、同時に
工程の衛生状態を保てる温度域、すなわち70℃以上、
好ましくは75〜85℃で搾汁し、ジュースを得る。引
続きトマト果実内在exo−型ポリガラクチュロナーゼ
を含め諸酵素を完全失活させるため、さらに85℃以上
に加熱し、脱気する。こうして得られたトマトジー−ス
は、常法により殺菌後、熱充填あるいは無菌充填により
最終製品とし、あるいは真空、凍結、膜等による濃縮に
より濃縮トマトジュースとする。
トマト果実中のendo−型ポリガラクチュロナーゼ活
性はその品種や収穫時期によって大きく変動する。第2
表に示すように、その検体により倍以上の酵素活性の違
いが認められた。
第     2     表 この活性単位は基質ペクチン溶液の粘度減少量の対数値
を反応時間の対数値で除した値に100を乗じた数値で
ある。
加工工場ではトマトシーズンの初期、中期、後期で受は
入九るトマトの品質に若干のバラツキがあり、トマト果
実内在endo−型ポリガラクチュロナーゼ活性量も異
なる。従って、その反応条件を変化させることによって
加工中に起こる反応量を制御し、粘度を含めた品質の一
定なトマトジュースを得ることができる。
endo−型ポリガラクチユロナーゼはトマト果汁中の
可溶性及び不溶性ペクチン質に働き分解を起こすが、可
溶性ペクチンの性状を表わす漿液比粘度への影習は次の
通りであった。
すなわち、前厄て設定温度になったトマト破砕物を蓄え
た加熱装置付きホールドタンクに、トマト破砕物を連続
的に一定流量にて供給、排出して得たトマトジュースの
漿液比粘度は図1の通りでになることが分かった。
一方、 endo −型ポリガラクチュロナーゼが不溶
性固形物に過度に働き、その分解が起き過ぎると′トマ
トジュースが水っぽくなる状況が生まれる。
従って、酵素反応条件すなわち予備加熱条件は任意の搾
汁強度によりジュースに含まれてくる不溶性固形物の量
と質、すなわち沈殿重量比の値が品質設定値に合うよう
に決定されるのが好ましい。
本発明の加熱手順ンこよると前述のようにendo −
型ポリガラクチュロナーゼ活性を適正に働かせられるが
、同時に急速な加熱すなわち4℃/秒以上の加熱速度で
はトマト内在のりポキシゲナーゼを速やかに失活させる
効果を発揮できる。従ってリポキシゲナーゼによる脂肪
やカロチノイドの分解を経て生じる青葉臭の発生が抑制
され、香りがトマト本来のものに近付く結果となる。す
なわち「生」のトマトの香気特性に近付くことになる。
〈発明の効果〉 本発明方法で得られたトマトジュースは、第3方に示す
ように、従来法と比較すると沈殿重量比は同程度である
が、漿液比粘度は低かった。すなわちボディー感はある
が飲み心地は軽いジュース性状が得られた。
第     3     表 本発明方法で得られたトマトジュースは、その香気成分
中の06及びC7化合物の含有量が低く、リポキシゲナ
ーゼ酵素反応を介する青葉臭発生が抑制されていること
が分かった。主要なCa。
C7化合物の含有比率を第4表にPEG−20Mキャビ
ラリカラムクロマトダラムのピーク面漬比として示す。
第     4     表 また本発明方法と従来法にて製造したトマトジュースを
20名のパネラ−に提示し、三点比較法と順位法にて嗜
好性をテストしたところ、本発明方法が好まれることが
分かった。
〈実施例〉 次に本発明方法の実施例を示す。
実施例1 常法によりトマ) 200 kgを洗浄、選別した。こ
こで用いたトマトのendo−型ポリガラクチェロナー
ゼ活性は33ユニツトであった。次いでこれをディスイ
ンチグレーターで破砕後、前置て加熱されていたスチー
ムジャケット式タンクに連続投入排出することにより直
ちに65℃へ加熱した。
このときの加熱速度は4℃/秒であった。同温度で5分
間保持したのち、75℃に加熱し、ブラウン型フィニッ
シャ−にて搾汁しトマトジュースなiた。続いてそのジ
ュースを90℃に加熱し脱気し、常法にて殺菌し最終製
品を得た。
実施例2 常法によりトマ) 200 kgを洗浄、選別した。こ
こで用いたトマトのendo−型ポリガラクチェロナー
ゼ活性は33ユニツトであった。次いでこれをディスイ
ンチグレーターで破砕後、循環式チューブヒーターに連
続的に投入排出することにより直ちに65℃へ加熱した
。このときの加熱速度は4℃/秒であった。同温度で5
分間保持したのち、75℃に加熱し、ブラウン型フィニ
ッシャ−にて搾汁しトマトジュースを得た。続いてその
ジュースを90℃に加熱し脱気し、常法にて殺菌し最終
製品を得た。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明法に基づく加熱条件を用いた3品種のトマ
トジュースの漿液比粘度を表わす。 特許出願人  キッコー食品工業株式会社A固 1 ム0       75 μ熱湿度(’(−) 手続補正書〔自発〕 1.事件の表示 \ 昭和63年特許願第72017号 2、発明の名称 トマトジュースの製造方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都中央区日本橋小網町4番13号4、補正
命令の日付 自     発 5、補正の対象 に:すγ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)トマト果実を破砕し、これを可及的急速に60〜
    75℃に予備加熱したのち搾汁し、これを85℃以上で
    加熱することを特徴とするトマトジュースの製造方法。
  2. (2)トマト果実を破砕し、これを4℃/秒以上の加熱
    速度で60〜75℃に予備加熱し、この温度で2〜15
    分間保持したのち搾汁し、これを85℃以上で加熱する
    ことを特徴とするトマトジュースの製造方法。
JP63072017A 1988-03-28 1988-03-28 トマトジュースの製造方法 Expired - Fee Related JPH0763343B2 (ja)

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JP63072017A JPH0763343B2 (ja) 1988-03-28 1988-03-28 トマトジュースの製造方法
US07/329,834 US4978549A (en) 1988-03-28 1989-03-28 Method for producing tomato products

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JPH0763343B2 JPH0763343B2 (ja) 1995-07-12

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010268768A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Ito En Ltd 飲料製造方法及び搾汁液中の食物繊維含有量増加方法
JP2012223141A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Ito En Ltd トマト含有飲料及びその製造方法、並びに、トマト含有飲料の酸味抑制方法
JP5271438B1 (ja) * 2012-08-03 2013-08-21 株式会社 伊藤園 トマト含有飲料及びその製造方法、並びにトマト含有飲料の食感及び呈味改善方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5545353A (en) * 1978-09-29 1980-03-31 Toyo Seikan Kaisha Ltd Preparation of tomato juice

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