JPH01246133A - 超伝導体の製造方法 - Google Patents

超伝導体の製造方法

Info

Publication number
JPH01246133A
JPH01246133A JP63072618A JP7261888A JPH01246133A JP H01246133 A JPH01246133 A JP H01246133A JP 63072618 A JP63072618 A JP 63072618A JP 7261888 A JP7261888 A JP 7261888A JP H01246133 A JPH01246133 A JP H01246133A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
atoms
solution
superconducting
nitrate
base material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63072618A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Nobumasa
均 信正
Kazuharu Shimizu
一治 清水
Tomoji Kawai
知二 川合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP63072618A priority Critical patent/JPH01246133A/ja
Publication of JPH01246133A publication Critical patent/JPH01246133A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C18/00Chemical coating by decomposition of either liquid compounds or solutions of the coating forming compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating; Contact plating
    • C23C18/02Chemical coating by decomposition of either liquid compounds or solutions of the coating forming compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating; Contact plating by thermal decomposition

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
  • Chemically Coating (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、超伝導転移温度等の超伝導特性が高く、核
融合炉、電磁流体発電機、加速器、電動機や発電機等の
回転電気機器、磁気分離機、磁気浮上列車、磁気浮上自
動車、核磁気共鳴断層躍影診断装置、磁気推進船、電子
ビーム露光装置、単結晶製造装置、各種実験装置等のマ
グネットコイル用材料として適し、また、送電線、エネ
ルギー貯蔵器、変圧器、整流器、調相機等の電力損失が
問題になる用途に適し、さらに、ジョセフンン素子、5
QUID素子等の素子として適し、さらにまた、赤外線
感知材料、磁気遮蔽材料等として適した超伝導体の製造
方法に関する。
(従来の技術) 従来、Yの硝酸塩と、Baの硝酸塩と、CLIの硝酸塩
とをモル比で1:2:3になるように混合してなる溶液
の霧滴を高温に加熱した基材に接触させてその基材上に
膜を形成し、ざらに900℃程度の温度で加熱処理して
膜を超伝導材とする方法が知られている(日本応用物理
学公刊、Japanese Journal Of A
pplied Physics 、 Vol、26、N
o、10 、第11740〜11742頁、1987年
)。しかしながら、この方法が適用できるのは、基材の
温度が低いときであって、450℃以上の温度になると
膜は超伝導材とならない。超伝導材になるためには、Y
、Ba、Cuの原子数の比が1:2:3になっているこ
とが必要であるが、従来の方法によるものは、理由は明
らかでないが、Baの原子数が2よりも相当低くなって
しまっている。
(発明が解決しようとする課題) この発明の目的は、従来の方法の上述した問題点を解決
し、基材の温度が450〜1000℃の範囲で超伝導体
を得ることができる方法を提供するにある。
(課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するために、この発明においては、α(
ただし、αはY、Nd、Sm、Eu。
Gd、 Dy、Ho、Er、Tm、YbおよびLLJ 
    ”から選ばれた元素)の硝酸塩と、Baの硝酸
塩と、Cuの硝酸塩とを含む溶液の霧滴を450〜10
00℃に加熱した基材に接触させ、その基材上に上記α
、BaおよびCLJを含む酸化物からなる超伝導材の膜
を形成するに際し、上記溶液中のα、BaおよびCuの
原子数を、αの原子数をn(α)、Baの原子数をn(
Ba)、Cuの原子数をn (Cu)とし、上記基材の
温度を1℃としたとき、式、 [n (Cu)/n (α)]=3.0+0.5・・・
・・・■ [n (Cu)/n (Ba)] = [−2,86X10−3X (t−450)]+1
.5±0.3           ・・・・・・(2
)を満足する範囲にすることを特徴とする、超伝導体の
製造方法が提供される。なお、上記αに関しでは、たと
えばYとErとの組合わせといったように、2種以上の
元素を併用することも可能である。
この発明の詳細な説明するに、この発明においテハ、ま
ず、α(ただし、αはY、Nd、Sm。
Eu、Gd、DV、HO,Er、Tm、YbおよびLL
Jから選ばれた元素)の硝酸塩と、leaの硝酸塩と、
Cuの硝酸塩とを含む溶液の霧滴を450〜1000℃
に加熱した基材に接触させる。
α、Ba、Cuの硝酸塩は、水和物でも、そうでなくて
も、いずれでもよい。また、亜硝酸塩を使用することも
できる。これらの硝酸塩としては、たとえば、Y (N
O3)3・6日20、Y(NO3)3 ・3H20,N
d (NO3)3 ・6H20,Sm  (NO3) 
 3  ・ 6H20、E u(NO3)3・6H20
,Gd (NO3)3・5H20、Gd (NO3)3
・6HzO,DV(NO3)3・5H20,DV (N
O3)3・6H20,HO(NO3)3 ・5HzO,
Er(NO3)3 ・6H20,Er (NO3)3 
・55H2O5T (NO3)3 ・51−120.Y
b(NO3)3・5日20、Yb (NO3)3・4H
20、Lu   (NO3)   3   ・ 2H2
0、3a(NO3)2、Ba (NO2)2 ・H2O
、Cu(NO3)2 ・3H20,cu (No:3)
:2−6H20等がある。
α、3a、CIJの硝酸塩の溶媒としては、水や、各種
アルコールや、各種炭化水素や、ジメチルフォルムアミ
ドや、ジメチルアセトアミドや、ピリジンや、アセトニ
トリル等の含窒素溶媒や、ジメチルスルフオキシド等の
含硫黄溶媒等を使用することができる。なお、炭素を含
む溶媒を使用する場合には、その霧滴を基材に接触させ
ると、炭酸化物を形成しゃすいBaがBaCO3に変わ
り、さらに超伝導材へと反応が進行するが、水を使用し
た場合には、水は炭素を含まないから、そのような経過
を経ることなく硝酸の分解とともに超伝導材へと反応が
進行する。
α、3a、CLIの硝酸塩溶液の濃度は、適宜選択でき
るが、1〜1000mmol/ Iであるのがよい。好
ましいのは、10〜300mmol/Iである。
霧滴にすることができ、しかも基材への均一な付着が行
える粘度を与える濃度であればよい。
溶液中のα、)3a、Quの原子数は、αの原子数をn
(1,Y)、[laの原子数をn(Ba)、Cuの原子
数をn (CLJ)とし、基材の温度をt ’Cとした
とき、式、 [n (Cu>/n (l ]=3.0±0.5・・・
・・・■ [n (Cu)/n (Ba)] = [−2,86x10’x (t−450)]+1.
5±0.3          ・・・・・・(2)を
満足する範囲でなければならない。この範囲を満足する
ときは、実施例に示すように、基材上に超伝導材の膜を
形成することができる。
硝酸塩の溶液を霧化し、霧滴とする方法としては、圧縮
ガスによるスプレー法がある。この方法は、霧吹の原理
を利用するものである。また、超音波j騒動子を用いる
方法がある。この方法は、圧電素子によって溶液を高周
波で振動させ、霧化するもので、霧滴は適当なギヤリア
ーガスで反応至に運ばれる。ざらに、スプレー法と超音
波1辰動子による方法とを組み合わせることもできる。
この方法は、超音波撮動子によって霧化した溶液をスプ
レーによって噴霧する方法である。なお、上記圧縮ガス
やキャリアーガスとしては、酸素、空気、窒素、アルゴ
ン、炭酸ガス等が適している。
基材としては、テープ状、シート状、箔状、板状、繊維
状、線状等、いろいろな形態のものを使用することがで
きる。厚みや太さは任意でよい。
なお、基材は中空であってもよい。中空であると、使用
時にその中空部に液体ヘリウムや液体窒素等の冷媒を流
すこともできる。
また、繊維状の基材は、超伝導被覆への磁束の侵入を少
なくして発熱を抑え、またその侵入速度を遅くして単位
時間当りの発熱量を抑え、さらに冷却効果を高めて超伝
導特性を安定させるために、太さが4〜10μm程度の
、いわゆる極細繊維をを束ねた繊維束の形態で使用する
のがよい。この場合、超伝導材の膜は各単繊維に形成す
るようにする。
基材は、450〜1000℃という加熱温度や後述する
熱処理温度に耐えるものであればよく、下記のような材
料を使用することができる。
炭素系材料: ポリアクリロニトリル系炭素、ピッチ系炭素等。
セラミックス系材料: アルミナ、サファイア、アルミナ−シリカ、マグネシア
、部分安定化ジルコニア、ジルコニア、イツトリア、ラ
ンタニア、シリコンカーバイド、窒化ケイ素、炭化チタ
ン、窒化ニオブ、窒化ホウ素、チタン酸アルカリ、ケイ
Mlカリ、チタン酸ストロンチウム、ホウ化チタン、ホ
ウ化ジルコニウム等。チタンと、シリコンと、炭素と、
酸素とからなるセラミックスたとえば、宇部興産株式会
社製のチタンa1i維〉等。
金属系材料: W、Cu、Cr、Mo、N i 、V、Nb、Y。
Zr、B、Act、Pt等。これら金属の少なくとも1
種を主成分とする合金(たとえば、55〜59%Ni、
18〜12%Mo、0.04〜0.15%C合金)等。
ガラス系材料: Eガラス、Sガラス等。
これらの材料のうち、金属は、アモルファス構造をもつ
ものでおってもよい。また、基材には、上述した材料を
混用することもできる。たとえば、ポリアクリロニトリ
ル系炭素にシリコンカーバイドを被覆したものを使用す
ることができる。
さて、この発明においては、上述したように硝酸塩溶液
の霧滴を450〜1000’Cに加熱した基材に接触さ
せ、膜を形成する。
基材上の膜は、基材温度が650℃以上で、かつ膜の形
成速度が比較的遅い場合には、超伝導材になってしまっ
ていることもある。超伝導材になっていない場合には、
さらに熱処理を行う。この熱処理は、空気、オゾン、酸
素、その他の酸化剤による酸化性雰囲気の下で、800
〜1200’Cの温度で1分から数時間程度行う。なお
、熱処理を施さない場合も、施す場合も、酸素欠損を生
ずることがあるが、その場合は酸素を補充するのが好ま
しい。酸素を補充する方法としては、イオン注入法や、
空気、オゾン、酸素、その他の酸化剤による乾式酸化法
等ある。
(実施例〉 実施例1 基材として、厚み1 mll1.縦10mm、横5mm
の単結晶ジルコニアを用意した。一方、α、3aおよび
Cuを含む硝酸塩の溶液として、1+nmolのY(N
O3)3 ・6H20と、5.5mmolの[3a(N
O3)2と、3mmolのCu (NO3)2 ・3H
20と、100m1の水との混合液を用意した。
この溶液中の、Y、Ba、Cuの原子数の比は、n (
Cu)/n (Y)が3、n(Cu)/n(Ba)が0
.55である。
次に、基材をホットプレート上に置いて800℃に加熱
し、これに、酸素ガスを圧縮ガスとして、ノズル径が9
.3mmのスプレーノズルから上記溶液を7回に分けて
噴霧し、基材に付着させた。噴霧量は1回につき5ml
とし、各回の噴霧の間には1時間の間隔をあいた。終了
後は、ホラ1ヘプレートの電源を切り、3時間はどかけ
て挙温まで冷却した。
かくして、単結晶ジルコニアの上に、Y、BaおよびC
uを含む酸化物からなる超伝導材の膜を有する超伝導体
を得た。超伝導材は、Y、Ba、Cuの原子数の比がほ
ぼ1:2:3でめった。また、超伝導転移温度は35に
であった。
実施例2 実施例1において、溶液を、1mmolのNd(NO3
)3 ・6H20と、5.5mmolのBa(NO3)
2と、3mm0IのCu (NO3) 2 ・3H20
と、100m1の水との混合液に変えた。溶液中の、N
d、Ba、Cuの原子数の比は、n(Cu)/n (N
d)が3、n(Cu)/n(Ba)が0.55である。
以下、実施例1と同様にして基材上に膜を形成した蚤、
酸素中にて500℃で5時間乾式酸化処理した。
かくして、単結晶ジルコニアの上に、Nd。
BaおよびCLJを含む酸化物からなる超伝導材の膜を
有する超伝導体を得た。超伝導材は、Nd、3a、CU
の原子数の比がほぼ12:3であった。また、超伝導転
移温度は45にであった。
実施例3 実施例2において、溶液を、1mmolの3m(NO3
)3 ・6H20と、5.5mm01の[3a(NO3
)2と、3mm01のCU (NO3)2−3H20と
、100m1の水との混合液に変えた。溶液中の、3m
、Ba、 Cuの原子数の比は、n(Cu)/n (S
m)が3、n (Cu)/n(Ba)が0.55である
かくして、単結晶ジルコニアの上に、3m、Baおよび
Cuを含む酸化物からなる超伝導材の膜を有する超伝導
体を得た。超伝導材は、3m、3a、 Cuの原子数の
比がほぼ1:2:3であった。また、超伝導転移温度は
43にでめった。
実施例4 実施例2において、溶液を、1mmolのEu(NO3
)3 ・6H20と、5.5mm0+の[3a(NO3
)2と、3mmolのCu (NO3)2 ・3l−(
20と、100m1の水との混合液に変えた。溶液中の
、Eu、13a、CIJの原子数の比は、n(Cu)/
n (Eu)が3、n (Cu)/n(Ba)が0.5
5である。
かくして、単結晶ジルコニアの上に、Eu1Baおよび
CLJを含む酸化物からなる超伝導材の膜を有する超伝
導体を1qた。超伝導材は、ELI、3a、 Cuの原
子数の比がほぼ1:2:3であった。また、超伝導転移
温度は48にであった。
実施例5 実施例1において、溶液を、1mmolのGd(NO3
)3 ・6H20と、4.2ml0IのBa(NO3)
2と、3mm01のCu (NO3) 2 ”3H20
と、100m1の水との混合液に変えた。溶液中の、G
d、Ba、Cuの原子数の比は、n(Cu)/n (G
d)が3、n(Cu)/n(Ba)が0.71である。
また、基材の加熱温度を720’Cに変えた。
かくして、単結晶ジルコニアの上に、Gd、Baおよび
Cuを含む酸化物からなる超伝導材の膜を有する超伝導
体を得た。超伝導材は、Gd、3a、CLJの原子数の
比がほぼ1 :2:3で必った。また、超伝導転移温度
は32にであった。
実施例6 実施例2において、溶液を、1mmolのDy(NO3
)3 ・5H20と、4.2mmolの1ea(NO3
)2と、3mm01のCLI (NO3)2 ・3ト1
20と、100m1の水との混合液に変えた。溶液中の
、Dy、Ba、Cuの原子数の比は、n(Cu)/n 
(Dy)が3、n(Cu)/n(Ba>が0.71であ
る。また、基材の加熱温度を720℃に変えた。
かくして、単結晶ジルコニアの上に、Dy13aおよび
CLJを含む酸化物からなる超伝導材の膜を有する超伝
導体を得た。超伝導材は、DV、Ba、Cuの原子数の
比がほぼ1:2:3で必った。また、超伝導転移温度は
38にでおった。
実施例7 実施例1において、溶液を、’1mmolのHO(NO
3)3 ・5H20と、3mm01の[3a<NO3)
2と、3mm01のCu (NO3) 2 ・3H20
と、100m1の水との混合液に変えた。溶液中の、H
o、Ba、 Cuの原子数の比は、n(Cu)/n (
Ho)が3、n (CLJ)/n(Ba)が1である。
また、基材の加熱温度を600’Cに変えた。ざらに、
冷却後に酸素中にて950℃で1分間熱処理し、100
’C/時の速度で冷却した。
かくして、単結晶ジルコニアの上に、HOlBaおよび
Cuを含む酸化物からなる超伝導材の膜を有する超伝導
体を得た。超伝導材は、Ho、Ba、Quの原子数の比
がほぼ1:2:3であった。また、超伝導転移温度は7
7にであった。
実施例8 基材として、アルミナ繊維束を十分に解繊してテープ状
にしたものを用意した。アルミナ繊維束は、微粒子状の
α−アルミナと、これと同量のAl2O3とを含む塩基
性塩化アルミニウム水溶液を紡糸して得たもので、Al
2O3は99%以上、単繊維径は20μm1単繊維数は
1000本である。一方、硝酸塩の溶液として、1mm
olのEr (NO3)3 ・6HzOと、5.5mm
01のBa (NO3)2と、3mm01のCU (N
O3) 2・3H20と、100m1の水との混合液を
用意した。溶液中の、Er、13a、 Cuの原子数の
比は、n (Cu)/n (Er)が3、n (Cu)
/n(Ba)が0.55である。
次に、基材を赤外線ヒーターによってaoo’cに加熱
し、これに酸素ガスを圧縮ガスとして、テープ状繊維束
の両面から、ノズル径がQ、3mmのスプレーノズルか
ら上記溶液を7回に分けて噴霧し、基材に付着させた。
噴霧量は1回につき5mlとし、各回の噴霧の間には1
時間の間隔をおいた。
終了後は、赤外線ヒーターの出力を徐々に弱め、3時間
はどかけて至温まで冷却した。
かくして、アルミナ繊維束を構成している各単繊維の上
に、Er、BaおよびCUを含む酸化物からなる超伝導
材の膜を有する超伝導体@:得た。
超伝導材は、Er、3a、 Cuの原子数の比がほぼ1
:2:3で必った。また、超伝導転移温度は31にであ
った。
実施例9 実施例8において、溶液を、1mmolのTm(NO3
)3 ・5H20と、5.5mmol(7)Ba(NO
3)2と、3mmolのCu (NO3)2 ・3H2
0と、100m1の水との混合液に変えた。溶液中の、
丁m、Ba、 Cuの原子数の比は、n(Cu)/n 
(Tm)が3、n (CLJ)/n(Ba)が0.55
である。また、冷却後、酸素中にて500℃で5時間乾
式酸化処理した。
かくして、アルミナ繊維束を構成している各単繊維の上
に、1m、[3aおよびC1,Jを含む酸化物からなる
超伝導材の膜を有する超伝導体を得た。
超伝導材は、1m、lea、 Cuの原子数の比がほぼ
1:2:3であった。また、超伝導転移温度は35にで
あった。
実施例10 実施例8において、基材を中空炭素繊維に銀を電解メツ
キしてなるものに変えた。炭素繊維の太さは17μm、
中空部の直径は約6μmである。
また、銀メツキの厚みは約3μmで、そのような炭素繊
維3000本からなる繊維束を使用した。
マタ、溶液を、1mmolのYb (NO3) 3 ・
5H20と、5.5mm01のBa (NO3)2と、
3mmo lのCu (NO3)2 ・3H20と、1
00m1の水との混合液に変えた。溶液中の、yb、3
a、CUの原子数の比は、n (Cu)/n (Yb)
が3、n (Cu)/n (Ba)が0.55である。
かくして、炭素繊維束を構成している各単繊維の上に、
膜状の超伝導材を有する超伝導体を1qだ。
超伝導材は、Yb、Ba、Cuの原子数の比がほぼ1:
2:3であった。また、超伝導転移温度は36にであっ
た。
実施例11 実施例10において溶液を、1mmoIのLu(NO3
)3 ・2H20と、5.5mmolの[3a(NO3
)2と、3mm0IのCu (NO3) 2 ・3H2
0と、100m1の水との混合液に変えた。溶液中の、
1−u、Ba、CLJの原子数の比は、n(Cu)/n
 (Lu)が3、n (Cu)/n(Ba>が0.55
である。
かくして、炭素繊維束を構成している各単繊維の上に、
lu、BaおよびCuを含む酸化物からなる超伝導材の
膜を有する超伝導体を得た。超伝導材は、Lu、3a、
CLIの原子数の比がほぼ1:2:3であった。また、
超伝導転移温度は38にであった。
(発明の効果) この発明の方法は、溶液中のα、3aおよびCLJの原
子数を、αの原子数をn(α)、Baの原子数をn(B
a)、Cuの原子数をn(Cu)とし、上記基材の温度
をt’Cとしたとき、式、[n (Cu)/n <a>
 ]=3.0±0.5・・・・・・■ [n (Cu)/n (Ba)] = [−2,86x10’x (t−450) j十1
.5±0.3          ・・・・・・(2)
を満足する範囲にするから、理由は明らかでないが、実
施例に示したように、基材の温度が450〜1000℃
の範囲で超伝導体を1qることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  α(ただし、αはY、Nd、Sm、Eu、GdNDy
    、Ho、Er、Tm、YbおよびLuから選ばれた元素
    )の硝酸塩と、Baの硝酸塩と、Cuの硝酸塩とを含む
    溶液の霧滴を450〜1000℃に加熱した基材に接触
    させ、その基材上に前記α、BaおよびCuを含む酸化
    物からなる超伝導材の膜を形成するに際し、前記溶液中
    のα、BaおよびCuの原子数を、αの原子数をn(α
    )、Baの原子数をn(Ba)、Cuの原子数をn(C
    u)とし、前記基材の温度をt℃としたとき、式、 [n(Cu)/n(α)]=3.0±0.5・・・・・
    ・(1) [n(Cu)/n(Ba)] =[−2.86×10^−^3×(t−450)]+1
    .5±0.3・・・・・・(2) を満足する範囲にすることを特徴とする、超伝導体の製
    造方法。
JP63072618A 1988-03-26 1988-03-26 超伝導体の製造方法 Pending JPH01246133A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63072618A JPH01246133A (ja) 1988-03-26 1988-03-26 超伝導体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63072618A JPH01246133A (ja) 1988-03-26 1988-03-26 超伝導体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01246133A true JPH01246133A (ja) 1989-10-02

Family

ID=13494552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63072618A Pending JPH01246133A (ja) 1988-03-26 1988-03-26 超伝導体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01246133A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011510171A (ja) * 2008-01-17 2011-03-31 ゼナジー・パワー・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 高温超伝導体を製造するための湿式化学的方法
US8119187B2 (en) * 2003-12-15 2012-02-21 Superpower, Inc. Chemical vapor deposition process using novel precursors

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8119187B2 (en) * 2003-12-15 2012-02-21 Superpower, Inc. Chemical vapor deposition process using novel precursors
JP2011510171A (ja) * 2008-01-17 2011-03-31 ゼナジー・パワー・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 高温超伝導体を製造するための湿式化学的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6440211B1 (en) Method of depositing buffer layers on biaxially textured metal substrates
JPS6063820A (ja) 超電導フアイバ−及びその製造方法
JPH01246133A (ja) 超伝導体の製造方法
JP3192666B2 (ja) 酸化物超電導膜の製造方法および装置
US5196399A (en) Apparatus for producing oxide superconductor cable
US6677278B1 (en) Pb-Bi-Sr-Ca-Cu-oxide powder mix with enhanced reactivity and process for its manufacture
JPH01164729A (ja) 超伝導材の製造方法
JPH0226879A (ja) 超伝導材
Merkle et al. Superconducting YBa2Cu3Ox particulate produced by total consumption burner processing
JPH02103818A (ja) 超伝導線材の製造方法
JP2877367B2 (ja) 超電導線材
JPS63289722A (ja) 超電導体の製造方法
JPH01126227A (ja) 超伝導材の製造方法
JPH01235103A (ja) 超伝導材
JP2573650B2 (ja) 超電導体の製造方法
JP2662552B2 (ja) 磁気シールド用超電導材
JP2621270B2 (ja) 磁気シールド用超電導材
JP2585667B2 (ja) 磁気シールド用超電導材の製造方法
JPH01166417A (ja) 酸化物系超電導線材の製造方法
JPH01134819A (ja) 酸化物系超電導線材の製造方法
JPH0227619A (ja) 複合超伝導体銅ワイヤの製造方法
JPH01249611A (ja) 酸化物系超電導体の製造方法
JP2583934B2 (ja) 酸化物超電導導体の製造方法
JPH01249613A (ja) 超電導体の製造方法
JPH02145766A (ja) 長尺超電導材の製造方法