JPH01246097A - 裁断機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は成型品や印刷物等のワークを切断する裁断機の
構造の改良に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の裁断機は、一般にワークを載せるワーク供給台と
、この供給台の下流端に水平に延設され該供給台からワ
ークの供給を受ける裁断台と、この裁断台の垂直上方に
昇降可能に配置され、裁断台上面に位置決め配置された
ワークの所定位置を切断する昇降刃型とを備えている。

そして上記ワーク供給台は例えば板状のチェーンコンベ
ヤからなり、またその両側板の上部には該チェーン上面
の両端を覆うカバーが取着され、このカバーの内部には
複数の係合爪からなる位置決め機構が垂直揺動可能に配
設されるとともに、該係合爪がチェーン上に配置された
ワークの両側に当接し、これの位置決めや浮き上がりを
防止するようになっている 然して、供給台に配置されたワークは両側を係合爪に当
接されつつ裁断台上面に供給された後、裁断台上方の昇
降刃型により切断され、半抜き若しくは打抜きの状態の
製品として作業者に取り出される。

〔発明が解決しようとする課題） 然るに、従来製品化されたワークは作業者により裁断台
から一つ一つ取り出されていたが、これでは作業の迅速
化を図ることができないという問題点があった。

また切断作業に伴い裁断台上面に溜る塵や埃は従来作業
者により清掃されていたが、手作業による清掃では細部
に溜ったものまで排除することができず、製品の品質や
裁断機の性能が低下するという問題点があった。

さらにワーク供給台の両側に設けられたカバーは、作業
者が作業の過程で係合爪により負傷しないように安全対
策の見地から設けられたものであるが、チェーン上面よ
り上位に位置するので該供給台が断面凹字状となり、作
業者はワークをチェーン上面に一つ一つ降ろして配置し
なければならなかった。

本発明は叙上の点に鑑みなされたもので、製品の品質の
向上化や作業の迅速効率化に寄与することのできる裁断
機を提供することを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

本発明においては上述の目的を達成するため、裁断台の
下流側に切断されたワークを所定箇所に搬送落下させる
コンベヤを連設し、このコンベヤの下流端下部にコンベ
ヤから落下するワークに空気を噴射してその落下位置を
制御する第１のエア供給装置を設けるとともに、切断刃
の上流側に裁断台上面に空気を噴射して移送されるワー
クを該上面に押圧する第２のエア供給装置を設け、裁断
台の下流側には裁断台に移送されるワークに当接し、こ
れを所定の裁断位置に位置決めする昇降可能な位置決め
装置を設けたことを特徴としている。

またワーク供給台に供給されるワークの凹部と係合して
該ワークを所定の供給位置に位置決めする出没可能な位
置決め装置を設けるとともに、位置決めされたワークを
供送するワーク移送機構を供給台の手許側端部で該ワー
クに起立係合する起伏自在の供給部とそれの往復駆動部
とから構成し、該供給部を供給台手許側への復行時には
供給台表面よりは下方の倒伏位置に保持移行させること
を特徴としている。

（作用） 本発明によれば、ワークは第１のエア供給装置により、
供給台から裁断台上面に押圧移送された後、位置決め装
置により裁断位置に位置決めされるとともに、切断処理
に伴い裁断台上面に溜る塵や埃が排除される。そして切
断処理された。ワークはコンベヤにより所定の箇所に搬
送されるとともに、第１のエア供給装置によりコンベヤ
から落下するワークの落下位置が制御される。

またワーク移送機構の供給部が供給台手許側への復行時
には供給台表面より下方の倒伏位置に保持移行されるの
で、ワークを迅速に供給台上面に配置することができる
。

〔実施例〕

以下、第１図および第２図に示す実施例につき本発明を
詳述すると、後述するワーク（１）を切断する裁断機は
、床上に配置固定した下盤　（２）の側方に油圧ユニッ
ト　（３）を配置固定しており、またこの油圧ユニット
　（３）の上面には取付は台（４）と油圧モータ　（５
）とをそれぞれ載置し、該下盤　（２）の上部には主シ
リンダ　（６）を立設するとともに、この主シリンダ　
（６）の昇降可能なロッドの先端には裁断台　（７）を
水平に載置している。上記下盤（２）の側面には第１図
に示すように支柱　（８）が複数取着されており、この
支柱　（８）は垂直上方に延出されている。また裁断台
　（７）はその上面にワーク（１）が位置決め配置され
ると主シリンダ　（６）により垂直上方に上昇するよう
制御されており、また裁断台　（７）の内部中央にはシ
リンダ　（９）が水平に内設され、このシリンダ　（９
）は第１図示左側の上流端に向かって配置されるととも
に、図示しない足踏みペダルスイッチが図示しない作業
者に踏まれることにより作動するように制御されている
。

一方、上記支柱　（８）の上部間には第１図に示すよう
に上盤（ｌＯ）を架設してこれを裁断台　（７）の垂直
上方に位置させており、また上盤（１０）の下面にはベ
ニヤ板（１１）を重着し、このベニヤ板（１１）の下面
には上昇してくる裁断台　（７）上のワーク（１）を切
断する打抜き刃型（１２）を複数取着するとともに、該
ベニヤ板（１１）の第１図示左側には第２エア供給装置
（１３）を設け、該上盤（ｌＯ）の第１図示右側には押
えシリンダ（１４）を裁断台　（７）上面に向けて設け
ている。上記第２エア供給装置（１３）は上記シリンダ
　（８）と同期して作動するように制御されており、ま
た図示しないエア供給部に接続さ、れ、その噴射口が第
１図に示すように裁断台　（７）上面に向けられるとと
もに、該噴射口から噴射される空気により裁断台　（７
）上面に溜る塵や埃が清掃排除され、かつ後述するワー
ク供給台（１５）から移送されてくるワーク（１）を裁
断台　（７）上面に押圧するようになっている。また上
記押えシリンダ（１４）の昇降可能なロッド（１４ａ）
の先端には当接部材（１４ｂ）が水平に取着され、この
当接部材（１，４ｂ）がロッド（１４ａ）の降下に伴い
裁断台　（７）のＳ１図右側の下流端上面に当接するよ
うになっており、該下流端上面にワーク（１）の先端が
移送されたのを図示しない検出器が検知するのに伴いロ
ッド（１４ａ）が降下してワーク（１）を裁断台　（７
）上面に位置決めするように制御されている。

他方、裁断台　（７）の第１図示左側の上流端には配置
されたワーク（１）を裁断台　（７）に移送するワーク
供給台（１５）を水平に延設しており、またごの供給台
（１５）上面の裁断台　（７）方向には第２図に鎖線で
示すように溝孔（１５ａ）を複数穿設し、該供給台（１
５）上面の第２図示左側の上流側には孔（１５ｂ）を複
数穿設するとともに、この孔（１５ｂ）の垂直下方の供
給台（１５）内には第１図に示すように複数の位置決め
シリンダ（１６）を垂直方向に向けて設けている。上記
ワーク（１）には図に示すように縦横に成型部（１ａ）
が複数突出成型され、この成型部（１ａ）の外縁が上記
打抜き刃型（１２）に半抜き切断されるようになってお
り、また成型部（１ａ）の内部は空間をなしている。ま
た上記供給台（１５）の内部中央には第２図に鎖線で示
すように上記シリンダ（９）のロッド（９ａ）が進退可
能に延出されており、このロッド（９ａ）の先端には原
動機（９ｂ）が取着され、この原動機（９ｂ）にはロッ
ド（９ｃ）が回動可能に軸支されるとともに、このロッ
ド（９ｃ）の両端部は溝孔（１５ａ）下方に位置するよ
う延出形成され、該ロッド（９Ｃ）の両端部には第１図
に示すように逆り字形状の係合爪（９ｄ）がそれぞれ取
着されている。

この係合爪（９ｄ）は、ワーク（１）を裁断台　（７）
に移送する場合には供給台（１５）上面の上流側末端か
ら揺動起立してワーク（１）後端に係合しこれをロッド
（９ａ）の退出に伴い溝孔（１５ａ）に沿って裁断台（
７）上面に移送するようになっており、また復行の場合
には溝孔（１５ａ）から下方に揺動倒伏してロッド（９
ａ）の進出に伴い該上流側末端に移動するように制御さ
れている。そしてこの係合爪（９ｄ）の復行の際の倒伏
に伴いワーク（］）を裁断台　（７）」、面に位置決め
した上記押えシリンダ（１４）のロッド（１４ａ）が上
昇するように制御されている。さらに供給台（１５）の
上流側末端部には起立する係合爪（９ｄ）を覆うカバー
（１５ｃ）が取着されており、このカバー（１５ｃ）に
より作業者の安全が図られるようになっている。そして
上記位置決めシリンダ（工６）の昇降可能なロッド（１
６ａ）の先端には当接部材（１６ｂ）が水平に取着され
、この当接部材（ｊ６ｂ）が第１図に示すように上記孔
（１５ｂ）を介してワーク（１）の成型部（１ａ）内面
に干渉するようになっており、またワーク（１）の移送
に伴い供給台（１５）内に降下するとともに、移送され
るワーク（１）の後端が孔（１５ｂ）の位置から供給台
（１５）上面の下流所定位置に達したのを図示しない検
出器が検知するのに伴い再び上昇するように制御されて
いる。

そして裁断台　（７）の下流端には第１図に示すように
製品化したワーク（１）を搬送するベルトコンベヤ（１
７）を水平に延設しており、またこのベルトコンベヤ（
１７）の下流端下部には第１エア供給装置（１８）を設
け、この第１エア供給装置（１８）の噴射口を第１図示
右側上方に向けるとともに、この噴射口から噴射される
空気、により該ベルトコンベヤ（１７）から落下する製
品化したワーク（１）（以下、製品ワーク（１）という
）の落下位置を制御するようにしている。上記ベルトコ
ンベヤ（１７）の両側板（１７ａ）の両端間には軸（１
７ｂ）　、　（１７Ｃ）がそれぞれ回動可能に軸架され
ており、またこれらの軸（１７ｂ）　。

（１７ｃ）にはプーリ（１７ｄ）　、　（１７ｅ）が複
数嵌着され、これらのプーリ（１７ｄ）　、　（１７ｅ
）　にはベルト（１７ｆ）が巻回されるとともに、上流
側の軸（１７ｂ）の側板（１７ａ）から突出した先端に
は第２図に示すようにプーリ（１７ｇ）が嵌着されてい
る。またベルトコンベヤ（１７）の下面にはモータ（１
９）が取着されており、このモータ（１９）の出力軸に
はプーリ（１９ａ）が嵌着されるとともに、このプーリ
（１９ａ）　と上記プーリ（１７ｇ）　　とにはベルト
（２０）が巻回され、該モータ（１９）はワーク（１）
が切断されて裁断台　（７）が元の位置に降下復帰する
際に回転して該コンベヤ（１７）を作動させるようにな
っている。そして上記第２、第１エア供給装置（１３）
　、　（１８）もこれと同期して作動するように制御さ
れている。

さらにベルトコンベヤ（１７）下流端の下方には第１図
に示すように積載車（２１）を配置してこれに該コンベ
ヤ（１７）から落下してくる製品ワーク（１）を積層配
置するようにしており、また積載車（２１）の長辺−側
部には同図に示すように壁（２１ａ）を垂直上方に立設
し、この壁（２１ａ）に製品ワーク（１）の落下位置を
規制させるようにしている。

然して、ワーク（１）は、先ず作業者により供給台（１
５）上面に配置されるが、この際該上面から位置決めシ
リンダ（１６）のロッド（１６ａ）が突出しているので
、作業者はワーク（１）の成型部（１ａ）内面を該ロッ
ド（ｌｅａ）の当接部材（１６ｂ）に干渉させれば容易
にワーク（１）を該供給台（１５）上面に位置決め配置
することができる。また供給台（１５）の両側には従来
例のようなカバーが取着されていないので、作業者はワ
ーク（１）を該供給台（１５）に迅速に配置することが
でき、これにより作業の効率化を図ることが可能となる
。

次いで、作業者が足踏みペダルスイッチを踏むとロッド
（１６ａ）が退没するとともに、係合爪（９ｄ）が供給
台（１５）上面の上流側末端部から揺動起立してワーク
（１）の後端に係合し、シリンダ　（９）のロッド（９
ａ）が退役作動して係合爪（９ｄ）が溝孔（１５ａ）に
沿って移動するのに伴いワーク（１）が裁断台　（７）
上面に移送される。また上記シリンダ（９）と同期して
第２エア供給装置（１３）も作動し空気を裁断台　（７
）上面に噴射するが、この噴射によりワーク（１）は該
裁断台　（７）上面に押圧されつつ瞬時にして該上面に
移送配置されるとともに、該上面に溜った塵や埃が裁断
台　（７）の下流端方向に清掃排出され、これにより作
業の迅速化、清潔化が期待できる。そして移送されるワ
ーク（１）が供給台（１５）上面の下流所定位置に移送
されたのを図示しない検出器が検知するのに伴いロッド
（１６ａ）が再び突出して次の切断作業に備えられこれ
により作業の迅速化が図られる。

次いで、ワーク（１）の先端が裁断台　（７）の下流端
上面に移送されたのを図示しない検出器が検知すると、
押えシリンダ（１４）のロッド（１４ａ）が降下して該
ロッド（１４ａ）先端の当接部材（１４ｂ）が該ワーク
（１）先端を該下流端上面に押圧して、これによりワー
ク（１）が裁断台　（７）上面に位置決め配置される。

またこれと同期して第２エア供給装置（１３）及びシリ
ンダ　（９）も−旦作動を停止する。そして係合爪（９
ｄ）が溝孔（１５ａ）を介して供給台（１５）内に揺動
倒伏すると、ロッド（１４ａ）が元の位置に上昇復帰す
るとともに、シリンダ　（９）のロッド（９ａ）が進出
作動して、係合爪（９ｄ）が供給台（１５）内に倒伏し
た状態で該供給台（１５）の上流側末端部に移動する。

然して、係合爪（９ｄ）は復行の場合には供給台（１５
）内に倒伏して移動するので、作業者はワーク（１）が
裁断台　（７）に移送されれば直ちに次のワーク（１）
を該供給台（１５）上面に安全に配置することができ、
これにより作業の迅速化が期待できる。

次いで、ワーク（１）が裁断台　（ア）上面に位置決め
配置されると、主シリンダ　（６）が作動して該裁断台
　（７）が上昇し、ワーク（１）の成型部（１ａ）外縁
が打抜き刃型（１１）により半抜き切断され、その後裁
断台　（７）は元の位置に降下復帰する。

そして裁断台　（７）が元の位置に降下復帰する際、ベ
ルトコンベヤ（１７）、第２エア供給装置（１３）およ
び第２エア供給装置（１８）とが作動して、製品ワーク
（１）は該コンベヤ（１７）により搬送され、コンベヤ
（１７）下流端から側方に射出される。射出された製品
ワーク（１）は積載車（２１）の壁（２１ａ）に衝突し
下方に落下するが、この落下の際、第１エア供給装置（
１８）が製品ワーク（１）の裏面に絶えず空気を噴射し
ているので、製品ワーク（１）の落下位置が安定し、こ
れにより製品ワーク（１）が積載車（２１）に第１図に
示すように整理された状態で配置される。

以上のように本実施例によれば、製品の品質や切断作業
の作業性を著しく向上させることができる。

なお、上記実施例では成型部（１ａ）が成型されたワー
ク（１）の切断について説明したが、印刷物やダンボー
ル等からなるワークについても適用できるのはいうまで
もない。

（発明の効果） 以上のように本発明によれば、製品の品質や切断作業に
おける作業性を著しく向上させることのできる裁断機を
提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る裁断機の実施例を示す断面側面図
、第２図は第１図の平面図である。 図中、 （１）はワーク、　　　　（７）は裁断台、（９）　は
シリンダ、　　　（９ｄ）は係合爪、（１０）は上盤、
　　　　　（１１）は打抜き刃型、（１３）は第２エア
供給装置、 （１４）は押えシリンダ、（１５）はワーク供給台、（
１Ｂ）は位置決めシリンダ、 （１７）はベルトコンベヤ、 （１Ｂ）は第１エア供給装置である。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。 特許出願人　　曙機械工業株式会社 同　　宮地暖人（

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ワーク供給台に位置決め配置されたワークを該供
   給台に連設された裁断台上にワーク移送機構により移送
   し、この裁断台に移送されたワークの所定位置を切断刃
   により切断する裁断機において、上記裁断台の下流側に
   切断されたワークを搬送するコンベヤを連設し、このコ
   ンベヤの下流端下部にコンベヤから落下するワークに空
   気を噴射してその落下位置を制御する第１のエア供給装
   置を設けるとともに、上記切断刃の上流側に裁断台上面
   に空気を噴射して移送されるワークを該上面に押圧する
   第２のエア供給装置を設け、裁断台の下流側には裁断台
   に移送されるワークに当接し、これを所定の裁断位置に
   位置決めする昇降可能な位置決め装置を設けたことを特
   徴とする裁断機。
2. （２）ワーク供給台上に供給されたワークを該供給台に
   設けられたワーク移送機構により該供給台に連設された
   裁断台上に給送させて切断する裁断機において、上記ワ
   ーク供給台には供給されるワークの凹部と係合して該ワ
   ークを所定の供給位置に位置決めする出没可能な位置決
   め装置を設けるとともに、位置決めされたワークを給送
   する上記ワーク移送機構は、供給台の手許側端部で該ワ
   ークに起立係合する起伏自在の係合部とそれの往復駆動
   部とよりなり、該係合部は供給台手許側への復行時には
   供給台表面よりは下方の倒伏位置に保持移行されること
   を特徴とする裁断機。