JPH01245235A - 透過型スクリーンおよびその製造方法 - Google Patents

透過型スクリーンおよびその製造方法

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JPH01245235A
JPH01245235A JP63072113A JP7211388A JPH01245235A JP H01245235 A JPH01245235 A JP H01245235A JP 63072113 A JP63072113 A JP 63072113A JP 7211388 A JP7211388 A JP 7211388A JP H01245235 A JPH01245235 A JP H01245235A
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JP
Japan
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strands
screen
strand
sheet
light
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Application number
JP63072113A
Other languages
English (en)
Inventor
Mizuo Okada
岡田 瑞夫
Masao Inoue
井上 雅勇
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はプロジェクシジンTV、映画の上映用のスクリ
ーンなどに好適な透過型スクリーンに関し、より詳しく
は大画面や高精細度の映像に対応i1■能な透過型スク
リーンに関する。
[従来の技術] 透過型スクリーンは、フィルム広告、投影されたプレビ
ジョン画像、ゲームスコアならびに他の表示【−1的の
ために広く用いられる。この種の透過型スクリーンは、
観察側から見た時に明るいように、また視野角が拡大す
るように入射面あるいは出射面に所定のレンズを備えて
いるのが通常である。例えば、両面レンチキュラーレン
ズまたはフライアイなどを用いることはすでに公知であ
る。
そのような文献には、例えば特開昭58−59436号
、実公昭52−4932号、実公昭55−130366
号、特開昭57−81254号、特開昭57−8125
5号、特開昭58−108523号などがある。これら
の文献では、入射面、出射面ともに断面が円、楕円、放
物線、高次式などの一部で形成された凸型レンチキュラ
ーレンズまたはフライアイが用いられている。
しかし、この神のスクリーンの特性を所望のものにする
ためには、これら両面のレンチキュラーレンズまたはフ
ライアイの相互の位置関係を正確に制御することが必須
条件である。例えばレンチキュラーレンズのピッチが1
mm程度のものについては1両面の軸ずれ、板厚変動と
もに±2%以内−)まり±20μ程度の位置精度を要す
る。この範囲内に誤差をおさめないとカラーバランスの
悪化、視野範囲の挟さく化、画面内の色ムラ発生などの
不具合が生ずることになる。
現在実用化されている両面レンチキュラーレンズはとん
どメタクリル系樹脂の成形品であって。
その成形手法としては。
■押出板のロール賦形法、 ■セルキャストによる汀型法、 ■熱盤ブレスによる圧縮成形法、 などの技術が応用され、いずれも金属製の母型を直接ま
たは間接的に樹脂板に転写する方式がとられている。
両面レンチキュラーレンズを正確につくるためには。
A0両側の81型自体の寸法精度が高いこと、【3.成
形時の型温度が均一・で、樹脂の成形収縮も−様なこと
C0両面の位置合せが正確でガタつきのないこと、 が要求されるが1例えば1メートル角のスクリーンにピ
ッチl mm、厚さ菖IIIII+の両面レンチキュラ
ーレンズを形成し、その横ずれ、板厚の許容精度がそれ
ぞれ±2%以内とすると、内面レンチキュラーレンズ相
tHの位置精度はf:2A、B、C全誤差要因を合わせ
て、横り向にも、板P7方向にも±20μ以内におさめ
なければならないことになる。
ところが、金属の線膨張係数を調べて見ると鋼   :
  1.1  x 10−’   l /”Cアルミニ
ュウムニ1.7 X In−’   n黄銅 + 1.
+1 X 10−’   nであって、長さ1m当り、
温度が1℃変化すると、それだけで鋼11μ、アルミ1
7μ、黄銅18μも伸縮する計算になるので、型の工作
精度(「場の温調精度含む)、成形温度制御、及び両面
型の位置合わせには極めて高度の設備と技術が必要にな
ることになる。
近年、大型TVの高精細度化への指向が強まり、スクリ
ーンのレンチキュラーレンズもファインピッチ化を求め
られているが、L記のように現在の]〕業技術水準では
1例えば1メートル四方もあるプラスチック製レンチキ
ュラーレンズ板の表裏内面の位置ずれを」―記の値以上
に格段に高精度化するのは容易ではない。
また、レンチキュラーレンズの位置精度の設定条件を軽
減するために、単に出射面を平面または多角面で構成し
た製品も一部で実用されてはいるが、凸型レンチキュラ
ーレンズまたはフライアイを用いたものよりカラーバラ
ンスが劣ることが知られている。
そこで、入射面と出射面のレンチキュラーレンズQj位
が一体化した透明の円柱状体をレンズ単位に用いれば、
少なくとも両面のレンチキュラーレンズ相互間の位置関
係は確保しやすいと考えられる。
例えば、特開昭47−28925号、実願昭58−14
838号、実願昭58−16589号、実願昭58−1
7257号にその具体的な提案がなされている。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、1.記提案のスクリーンを試作してみると直
ちにわかることであるがいずれの場合も、円柱状レンズ
相/、Eの隙間が必ず発生し、そこからもれてくる直進
光線が透過型スクリーンとしてはなはだ不具合(ジース
ル、ホットバンドなどが発生する)で、良好な特性を有
するスクリーンを提供することが実用不可能となってし
まう。
これは、現在人手可能な透明ファイバー状の円柱体の直
径の精度は少くとも士数%程度のバラツキが生じており
、 Iiiにこれらを並べただけでは必ず隙間が生ずる
からである。また、たとえ前記円柱状体を!iに押しつ
ける力を加えながら並べたとしても、それらを強固に固
定する手段がなければ、やはり結果として隙間が出来て
しまうのである。
又、特開昭47−28925号において1円柱状の細長
い合成樹脂レンズを層状並列し、該層−面に暗色塗装を
行ない、非塗装部を設は光を散乱出射させる記述がある
が、その具体的方法は明示されておらず、当業界におい
てこの柿の製品が実用化されていない点を考えるとその
具体的nA法は確立されておらず、隙間からの光で実現
不ii1だったものと考えられる。
E問題点を解決するための手段] 本発明のEJ的は、上記従来技術の問題点を解決し、大
画面や高精細度の映像に対応41■能な透過型スクリー
ン及びその製造方法を提供することにある。
なお、本発明の具体的な目的としては、以ドの点がある
(+)透過型スクリーンについて ■超ファインピッチの両面レンチキュラーレンズを可能
にすること、 。
例えば対角長が40〜70インチ級の大画面スクリーン
について、従来技術では両面レンチのピッチは1.2m
s+が標準であったが、ファインピッチ化の要語により
1.0++v+または0.8mmのピッチのものが、や
っと開発されつつある現状である。本発明では現に応用
可能な紡糸分野の工業技術に基づいてこれを0.5n+
a+ 、 0.25mn+あるいは0.Isn+などと
−・挙に超ファインピッチの領域へもってゆくことを目
的とする。
■従来提案のあった透明ストランドの層状並列り式スク
リーンに避けられなかったストランド間の隙間からの光
もれを解決し、透過型スクリーンとして真に満足すべき
本来の性能のものを得ること。
■従来は円柱状レンズ集合体レンズの光学性能には自由
度が乏しいと考えられてきたが、その断面形状と素材屈
折率の関係を適切に選択することにより理想の光学性能
を発揮させつる透過型スクリーンを提供すること。
(2)上記透過型スクリーンの製造方法について、 ■上記■〜■の透過型スクリーンの効率的な製造方法の
提供6 ■従来は2〜3枚等の接合で製作していた100インチ
、150インチなどの超大画面スクリーンを−・体品と
して一度に(しかも必要なら上記のようなファインピッ
チで)製作可能とすること。
以上のような目的は、透過型スクリーンについては、多
数本の透光性ストランドを並列して形成したシート状透
光性ストランド群の一方の面における各ストランドの谷
部に接4機能を兼ね備えた4%吸収層を形成したことを
特徴とする透過型スクリーン及び。
前記各ストランドの断面形状が楕円、長円または円であ
ってその形状の横径をa、縦Pf(光軸方向)をす、素
材屈折率をrlとするとき次の関係が成立つことを特徴
とする透過型スクリーンにより達成される。
また、上記透過型スクリーンの製造方法については、透
光性ストランドをドラムに捲き付けて配列したのち仮止
めし、切開してシート状にすると共に、各ストランドの
谷部に接着機能を兼ね備えた光吸収性雫料を充填せしめ
ることにより、各ストランドの谷部に光吸収層を形成し
、かつ各ストランドを一体化させて透過型スクリーンを
製造する透過型スクリーンの製造方法。
または透光性ストランドをドラムに捲き付けて配列した
のち、各ストランドの谷部に接着機能を兼ね備えた光吸
収性塗料を充填し、乾燥することによって各ストランド
の谷部に外光吸収層を形成し、かつ各ストランドを一体
化させ、しかるのちに切開してシート状にすることを特
徴とする透過型スクリーンの製造方法により達成される
なお、特にb > aとなる横幅の狭いファイバーなど
の異型(中に横に並べただけではきちんと整列しないフ
ァイバーのことをHう)のファイバーを一定姿勢で整列
させるには、シート紡糸ファイバーを用いると好都合で
ある。この方法によると、複数のファイバーを一層のシ
ート状に一体的に紡糸してなるシート紡糸ファイバーを
並列し。
レンンチキュラーを形成することになるので、各ストラ
ンドのねじれによるトラブルが解消されるからである。
〔作用] 上記のような透過型スクリーンおよびその製造法によれ
ば、100インチを超えるような大画面で、しかもピッ
チが0.5mm以ドというようなファインピッチのスク
リーンにまで適用がijl能で、しかも明るさカラーバ
ランスなど透過型スクリーンとして必要な光学特性は全
て良好なものが得られるので、鮮鋭な大型画像を至近距
離で見ることができ、大型スクリーンとしての迫力、臨
場感を堪能することができる。
[実施例] 以ド、本発明の透過型スクリーンおよびその製造法につ
いて具体的な実施例に基づき詳細に説明する。
第1図は本発明の透過型スクリーンの一部を示す斜視図
、第2図はその断面図である。
第1図及び第2図において、Xは光源側(入射面側)、
Yは観察側(出射面側)を示し、lは透過型スクリーン
である。+1はその断面形状が楕円、長円または円であ
る透光性ストランドである。該透光性ストランド暑1は
例えばメタクリル樹脂、無機ガラスなどの透明材料で出
来た断面が円、楕円、長円などのファイバー状のもので
、全体がりi−素材で構成されていてもよく、また光フ
ァイバーのように、外周に低屈折率のカヤ材を被覆した
ものでもよい。その口径はスクリーンのサイズにもよる
が、大体1.5關より小さいものが好ましく 、 0.
5mm 、 0.25mmなどのものから0.1mmに
至る細いものも現に簡単に人手可能である。今後用に細
いものも実用される可能性もある。なお、ストランドの
外表面はV滑でも凹凸を有するものでも使用できる。
aはストランド配列方向の各透光性ストランド11の長
さ(横枠aと称ず)、bは各透光性ストランドIIの光
軸方向の長さ(縦径すと称す)である。
13は観察側の各透光性ストランド1目川にできる谷部
を示し、+4は該谷部13に設けられた外光吸収層であ
る。この外光吸収層14は後述するように各透光性スト
ランドIIを接着する働きも何している。12は透光性
ストランド11の観察側のうち外光吸収層14が形成さ
れていないレンズ面であり、この部分が光の出射レンズ
面になる。
入射面側は光源からの光を多く受光するために外光吸収
層は設けられてなく、入射面側のストランド11の全域
15がその光の入射面となる。
即ち、本発明の透過型スクリーンは、本質的に表裏両面
の位置制度が確保されている略円柱状等の透光性ストラ
ンドを用いて、これらを層状に並列すると共に、その片
面の谷部のみに、多用かっ充分な接着強度を有する光吸
収性の塗料兼接着剤を充てん固化させ、一体的なシート
状ロッドレンズ群よりなる外光吸収層付きの透過型スク
リーンである。
なお、第2図において透光性ストランド11の光路の一
例をLl及びLI’、L2及びL2°。
【、3及びL3°に示した。
第3図は本発明の透過型スクリーンの一使用構成を示す
一部断面斜視図である。
同図において、第1図と同一の部材には同一・の番号を
付しており、18はサーキュラ−のフレネルレンズであ
る。フレネルレンズ18は第2図のようにレンチキュラ
ーレンズの入射側に配置し、しかも図に小すようにフレ
ネルの入射側はフラット、H1Q=を側つまり、レンチ
キュラーレンズと相対する面にフレネルレンズを付ける
方が、フレネルレンズの非レンズ而による光路隋書がな
く、四隅の明るいスクリーンが得られる。
第4図〜第9図は、透明ストランドIIの素材がメタク
リル樹脂(n = 1.492 )の場合について、プ
ロジェクション1゛v用透過型スクリーンを想定し、カ
ラーCRTの赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の光
が各8度でスクリーンに入射する場合について光路追跡
(コンピュータシミュレーション)し、スクリーンゲイ
ンと視野角(θ)の関係を求めたものである。これらの
図において、縦軸がスクリーン・ゲイン、横軸が視野角
θ(度)であり、カラーバランス()?/8)も示しで
ある。
なお第5図はストランドIIの断面形が円の場合(b/
a=1.0)、その他の図は長円形(b / a≠1.
0)について検討した結果である。
これら第4図〜第9図を比較してみるとわかるように。
(+)視野角範囲が広く、カラーバランスも良好(R/
Bが1から余り離れない)なのは、□が1から1.15
の範囲である。
(2) a (ゲインGが1/2になる視野角)が最大
となるのは =1.15  近辺である。
(3)β(ゲインGが1/3になる視野角)が最大とな
るのは。
一= 1 、05  近辺である。
1記構成は全体に横方向への光拡散性は充分であり、正
面(θ=06)のスクリーンゲイン(Go)も実用的に
は問題ない。
またt記の範囲では、出射面を通過する場所は、出射面
の頂部12に集中しており、レンチキュラーの横枠aに
対し、30%前後の狭い範囲であって、それ以外の場合
は光が通らない場所であるから、外光吸収層を形成して
コントラストの自重、をはかることができ、好都合であ
る。
なお、」−記範囲において多少の余裕をみても。
a・ (35〜65%)の光通過スペースを確保してお
けば充分と考えられる。
つぎに、ストランドの屈折率の変化による特性に及ぼす
影響について説明する。
11;1記した第4図〜第9図と同様にして、第10図
〜第15図は、断面が完全な円形(b / a =1.
0)の場合について、素材の屈折率がn = 1.40
からn = 1.70までの種々の場合について、レン
チキュラーの光学特性をシミュレーションしたものであ
る。
第1θ図〜第15図を比較するとわかるように、素材の
屈折率nが大きくなるに従って、視野角の範囲が拡大し
、かつカラーバランスR/Bも広い視野範囲で1に近い
良い性能を示す。また、n>1.6の素材は光学用ガラ
ス以外には人手し難く高価である。
これら第10図〜第15図(素材の比較)と11;j2
第4図〜第9図(断面形状の比較)を代表例としてよく
比較してもわかるように、適切な断面と木材屈折率の組
合せが存在することが明らかである。
すなわち2代表的な素材メタクリル樹脂(r1=1.4
92 )の場合においては、断面形状はおおむね第4図
〜第9図の範囲にあることが好ましく、断面が円とすれ
ば、nは1.4から 1.7くらいの範囲が雫ましい。
これらを包括的に数式で表わすと1人体と表現できる。
つまり第9図が(1)式右辺、第4図〜第5図が(1)
式左辺、また第12図が(1)式左辺、第13図が(1
)式右辺に近い。
次に本発明の透過型スクリーンの特性を使用形態におい
て向−1−できる構成例を説明する。
まず、光の拡散という観点から1本発明に係るスクリー
ンの特性を更に向上させるには、出射光を拡散させる光
拡散層を設ける方法がある。光拡散層は主としてスクリ
ーンの屯直方向の光拡散性能を与えるために用いられ、
スクリーンの各エレメントのどこにその機能をもたせて
もその目的を達することができる。
しかし、近時重要視されはじめた鮮映度(高精細画像)
を得るためには、極力薄い層状の拡散層とし、出射面側
に付けるのが最も合理的である。
そのためには、基材と僅かに屈折率の異なる樹脂、ガラ
ス専の微小粒子を均等分散させて、その機能を得るのか
−・船釣である。
また、スクリーンのコントラスト改良および色調調整の
観点からは、ティント剤層を出射面最外層に薄膜状に付
ける構成がある。このティント剤層はスクリーンのコン
トラスト改良および色調調整の目的で使用され、出射面
最外層に薄膜状に付けるのが最もその効果が高い。
さらに、スクリーン全体の明るさの均一・化という観点
からは、第3図において説明したようにフネレルレンズ
と併用すると効果が大きい。
[詳細な実施構成例1 以ド1本発明の透過型スクリーンおよびその製造法につ
いて実際に製造したデータに基づき詳細に説明する。
シー  10ツドレンズ、の・成 透光性ストランド11として、三菱レイヨン(株)製エ
スカ[登録商IeAlのバルクファイバ品番CK−20
(直径0.5開のプラスチック光ファイバー)を選定し
た。これを直径30cm、長さ1mのアルミニウム製ド
ラム(ロール)を回転させながら、その一端から順次巻
きつけて、全表面を一層の光ファイバーて覆う状態とし
た。この際、ストランド間の隙間の発生を防止するため
ドラム表面部にコマ(小ロール)を置き、横押しすると
一層良い。
第16図はそのような本発明に係る透過型スクリーンの
製造方法に適用できるシート整列の方法の一例を示す図
である。
同図において、41は光学繊維46の引揃えシート捲取
りドラムであり43は糸整列用コマであり、このコマの
外周辺は常にドラム面に接するように保持され、回転自
在な状態でコマ送り用バー42に挿入されている。この
バー42はその軸がドラム回転軸に対しθ1なる角度を
保つようにしである。またトラバースガイド45はトラ
バースガイド45とコマ43とを結ぶ直線とドラム回転
軸に対した垂直軸との角度が02となるように保っであ
る。
このような装置において、θ、と08の関係を所定のも
のとし、トラバースガイド45を移動せしめながらトラ
バースガイド45からドラム面のコマ43接触点内側へ
供給してドラムを回転させ上記作業終了後、片面に粘着
剤の付いたプラスチックフィルムをゴムロールで押し付
けながら一巻する。
続いて上記粘着フィルムの継ぎ目にナイフを入れ切り開
くと、層状並列したシート状ロッドレンズ群(レンチキ
ュラー)が得られる。サイズは約lmX1mである。
作亙1胱脛」1且五虜上辺彫羞 次に大型のスクリーン印刷機を用意し、上記レンチキュ
ラーを真空テーブル定盤にセットする。
この際粘着フィルム側をF面にする。
スクリーン印刷機で通常用いられるスクリーンは撤去し
、ゴムスキージが直接ワーク(レンチキュラー)にあた
る状態とする。
」1記準備が完了したら、黒色のスクリーン印刷インキ
、例えば東洋インキ製Ti(株)セリコールF M 0
91黒[登録商標]、あるいは(株)永瀬スイリーン印
刷研究所ビニエイト特別黒[登録商標1などをレンチキ
ュラーの一端辺に線状にまき、ゴムスキージでこすると
、谷部13にのみインキが押し込まれ、「1部12はゴ
ムスキージでかきとられる。
この際ゴムスキージの硬さ、押付は圧が特に大切で、そ
の選定方法次第でインキの充てん量が変化し、見切線の
位置がL下に移動する。例えばゴム峻度70度、押付は
圧30Kg程度が良好であった。走行速度は毎分1.5
+n程度とした。
なお、当然のことながら、スキージには相当大きな力が
作用するので充分な駆動力のあるモーター及び駆動系が
必要で、無理があると振動し、ギヤマーク(よこスジ)
な−との不良欠陥が発生する。なお、モーターは1馬力
のものを用いた。
■戊 約60度Cの熱風炉中で2時間乾燥させた後、今度はス
クリーン印刷機に#200のスクリーンを取り付け、レ
ンチキュラーを、前回と同じ向きにテーブル上にセット
し、光拡散性塗料をゴムスキージで全面に塗布した。該
拡散性塗料としては次のものを用いたが、これに限定す
るものではなく、同様の効果がある他のものも使用でき
る。
ベースレジン:三菱レイヨン製ダイヤナール(メタクリ
ル系ピーズレジン) BR1O635部 溶剤ニアノン(別名シクロヘキサノン)65部マット削
:微粉末シリカ デグッサ1’ K 9003部 なお、該光拡散塗料は、ロールコータで肇ることも可能
である。
通lピと五り一九二2五詐見 ふたたび60C°で1時間乾燥し、裏面の粘着テープを
剥離し、第3図に示すように、厚さ3n+mのフレネル
レンズと巾ね合せ、額ぶち状に四隅を両面粘着テープで
固定し外形寸法を、900 X700aII11に切断
した。フレネルレンズの焦点距離は900@m、ピッチ
は0.16mn+のものを用いた。
に、る゛′到スク1−ンの〜 このスクリーンを、三菱電機(株)製LVP407プロ
ジエクシヨンTVに取り付けたところ正面のみならず、
斜方向から見ても明るく、鮮明で、色調も良好な画面が
得られた。
なお比較のため、上記製作過程の内、レンチキュラー単
体の状態、つまりドラムに巻き、粘着フィルムを付けた
状態のカットサンプルの光学特性を第17図に示した。
(E3L、、測定用光路部だけ窓状にフィルムを切り取
った。
また、黒色塗料(外光吸収層)を塗り終った状態で、光
拡散性塗料が未だ塗ってない状態の光?特性を第18図
に示した。
なお本発明に係る透過型スクリーンの最終製品の光学特
性を第19図に示した。
これらを、第4図〜第15図の各シミュレーションと比
較すると、特に第5図の完全な円のケースとよく似てお
り、本発明の目的がよく達成されていることがわかる。
(実施例2) 前記実施例1でドラム巻き完了後、粘着フィルムを用い
ることなく、ロール巻きのま−でゴムスキージにより黒
色インキを塗ってそのまま屹燥し、続いてロールコート
法を用いて拡散塗料をコートし、さらにこれを切り開い
て1本発明に係る透過型スクリーンを得た。この方法は
、粘着フィルムの着脱ならびにスクリーン印刷機への移
しかえ作業が不要で、効率的であるのみならず1作業に
伴う不m発生の危険がさけられる利点がある。
[発明の効果] 以上、詳細に説明したように、本発明の透過型スクリー
ン及びその53Tt方法によれば、大画面で、ファイン
ピッチにも充分適用可能であり、かつ明るさ及びカラー
バランスなど必要な光字特性を備えた良好なものが得ら
れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による透過型スクリーンの1i1部レン
チキュラーの構成を示す説明図である。 第2図は本発明による透過型スクリーンの断面図である
。 第3図は本発明による透過型スクリーンの全体構成を示
す説明図である。 第4図〜第15図はコンピータシュミレーションによる
1本発明の透過型スクリーンのスクリーンゲインと視野
角θの関係を示す図である。 第16図は本発明に係る透過型スクリーンの製造方法に
適用できるシート整列の方法の一例を示す図である。 第17図はレンチキュラー単体の状態、つまりドラムに
巻き、粘着フィルムを付けた状態のカットサンプルのス
クリーンゲインと視野角θの関係を示す図である。 第18図は黒色塗料(外光吸収層)を塗り終った状態で
、光拡散性塗料が未だ塗ってない状態のカットサンプル
のスクリーンゲインと視野1すθの関係を示す図である
。 第19図は本発明に係る透過型スクリーンの最終製品の
スクリーンゲインと視野角θの関係を示す図である。 1:透過型スクリーン llz透光性ストランド 13:谷部 14:外光吸収層 12:観察側の出射面 15:光源側の入射面。 代理人 弁理士  山 下 穣 平 第1図 第4図 第5図 −や一−1Ct全な日)、n=1.49スフ1井ンゲ°
イン 穎野山 第6図 一=1.05 、 n= 1.49 ス2ソーンゲ7ン 第7図 ’= CIO,n−1,49 (封角 第8図 第9図 ネ琶里子角 第10図 b a “’・Or n′l 55 ス2ワーンゲイン 第11図  ゛ ’=1.0.n−1,45 スクソーンゲイン 第12図 M=1.0 、n=1.4 スクソーンゲレfン 第13図 ’=1.On=1.70 0    ′ ズクリーンゲイン 手続7市正書(自発) 昭和63年 6月29日 特許庁長官  吉  1) 文  毅  殿1、 事件
の表示 特願昭63−72113号 2、 発明の名称 およ 透過型スクリーン及びその製造方法 3、 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 東京都中央区京橋二丁目3番19号名称 (60
3)  三菱レイヨン株式会社4、代理人 住所 東京都港区虎ノ門五丁目13番1号虎ノ門40森
ビル6、 補正の内容       −、+’ 、、7
’第2図および第19図をそれぞれ別紙のとラリに補正
する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)多数本の透光性ストランドを並列して形成したシ
    ート状透光性ストランド群の一方の面における各ストラ
    ンドの谷部に接着機能を兼ね備えた外光吸収層を形成し
    たことを特徴とする透過型スクリーン。 (2)前記各ストランドの断面形状が楕円、長円または
    円であってその形状の横径をa、縦径(光軸方向)をb
    、素材屈折率をnとするとき、次の関係が成立つことを
    特徴とする請求項第1項記載の透過型スクリーン。 1.4/n≦b/a≦1.8/n (3)透光性ストランドをドラムに捲き付けて配列した
    のち仮止めし、切開してシート状にすると共に、各スト
    ランドの谷部に接着機能を兼ね備えた光吸収性塗料を充
    填せしめることにより、各ストランドの谷部に外光吸収
    層を形成し、かつ各ストランドを一体化させて透過型ス
    クリーンを製造することを特徴とする請求項第1項記載
    の透過型スクリーンの製造方法。 (4)透光性ストランドをドラムに捲き付けて配列した
    のち、各ストランドの谷部に接着機能を兼ね備えた光吸
    収性塗料を充填し、乾燥することによって各ストランド
    の谷部に外光吸収層を形成し、かつ各ストランドを一体
    化させ、しかるのちに切開してシート状にすることを特
    徴とする請求項第1項記載の透過型スクリーンの製造方
    法。
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