JPH01243113A - 木構造データの表示選択方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、計算機システムにおける情報の表示および入
力方法に係り、特に、情報検索システムにおけるシソー
ラス情報のような木構造データの表示および、その適用
範囲の対話的選択に好適な木構造データの表示選択方法
に関する。

〔従来の技術〕

情報検索システムにおけるシソーラス情報のような木構
造データの表示方法としては、たとえば情報処理語第１
９巻第１２号の第１１３７頁から第１１４４頁に述べら
れているように、インデンテーションを用いた方法等が
知られている。この方法は、木構造データの内容を読ん
だり、記述したり、さらに、修正するのにも便利である
。シソーラスを用いた検索条件の展開のような、木構造
データの適用範囲は木構造データのノードあるいはノー
ドを根とする部分木を論理結合（ＡＮＤ演算子、ＯＲ演
算子やＮＯＴ演算子によるブーリアン結合）した論理式
で表現することができる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら上記従来技術では、木構造データの適用範
囲の表示は行わないので、利用者は適用範囲が適切であ
るかどうか判断することができなかった。このため、特
に、検索条件を表した論理式に存在するノードを根とす
る部分木の間に重なりがあるような場合、適用範囲を誤
って設定してしまうことが起こりやすかった。

本発明の目的は、上記の問題点を解決し、利用者の意図
する木構造データの適用範囲を容易かつ迅速に指定でき
るようにすることにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、木構造データを、その適用範囲を強調して
デイスプレィ装置に表示し、適用範囲の修正を、マウス
等の位置指定装置により木構造データの部分木を単位と
して対話的に指示することによって達成される。

〔作用〕

デイスプレィ装置は、木構造データを表示し、その表示
上で、適用範囲を反転表示、高輝度表示あるいはカラー
表示等により強調して表示する。

これにより、利用者は木構造データの適用範囲を容易に
認識することができ、それが適切であるかどうかの判断
を迅速に行うことができるようになる。適用範囲の修正
が必要である場合、例えばマウスのような位置指定装置
によって指示された。

木構造データ中のノードあるいはそのノードを根とする
部分木等、位置指定装置の操作種別に対しく３） てあらかじめ定めた所定の範囲のノードについて適用・
非適用の状態を切り換え、その状態の変化を表示に反映
させ新たな適用範囲を強調表示する。

利用者の意図する適用範囲が表示されるまで、この操作
を繰り返すことにより、利用者は木構造データの適用範
囲の修正を位置指定装置の簡単な操作により迅速に行う
ことができるようになる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を第１図〜第６図により説明する
。第１図は、本発明を適用した計算機システムの構成を
表す図である。１１は、通常表示機能に加えて反転表示
機能等の強調表示機能を有するデイスプレィ装置であり
、１２は、例えば２つのボタンを有するマウスのような
位置指定装置であって、デイスプレィ装置１１の画面上
でのカーソル移動およびボタン押下等の操作の種別を指
示する手段である。１３は記憶装置であり、１４はＣＰ
Ｕである。

記憶装置１３は、表示する木構造データ、および、位置
指定装置１２からの信号により木構造デ一夕の適用状態
を変化させデイスプレィ装置１１に適用部分と非適用部
分を強調表示と通常表示で区別して表示させるプログラ
ムを格納する。ｃＰＵ１４は上記プログラムを実行する
。

第２図は、デイスプレィ装置１１の表示画面の例示図で
ある。２１は画面に表示された木構造データであり、２
２は木構造データを構成するノードであり、２３はノー
ド間の親子関係を表すリンクである。第２図において、
ハツチングされたノードはデイスプレィ装置１１の表示
画面上で強調表示されていることを表している。２４は
位置指定装置１２の操作によって移動するカーソルであ
る。２５は木構造データの適用範囲の設定終了を指示す
るための領域である。位置指定装置１２によってカーソ
ル２４を移動し、この領域を指示することによって適用
範囲の設定終了がシステムに伝えられる。

位置指定装置１２のボタン操作と木構造データの適用状
態の変更は例えば以下のように対応を付ける。

（１）位置指定装置の第１ボタン押下時に、カーソルが
表示された木構造データ２１のノード２２上にあった場
合には当該ノードの適用・非適用の状態を切り替える。

（２）位置指定装置の第２のボタン押下時に、カーソル
が表示された木構造データ２１のノード２２上にあった
場合には当該ノードを根とする部分木に含まれるすべて
のノードの適用・非適用の状態を切り替える。

（３）位置指定装置のボタン押下時に、カーソルが画面
上の領域２５上にあった場合には適用範囲設定を終了す
る。

（４）上記以外のボタン操作は無視する。

これらの操作の組合せにより、木構造データの適用範囲
を任意に設定することができる。例えば第２図の木構造
データが、始めにすべてのノードが通常表示されていた
とすると、ＡＡＡを表示しているノードを第２ボタンで
指示し、ＣＣＣを表示しているノードを第２ボタンで指
示し、Ｌ　Ｌ　Ｉ、を表示しているノードを第２ボタン
で指示するという一連の３回のボタン操作で第２図の状
態に設定することができる。

以下、上記操作を実現するためのプログラムについて説
明する。第３図は記憶装置１３内の木構造データ格納域
３０の構造を表す図である。木構造データ格納域３０は
、木構造データの各ノードに対応するセル３１からなる
。各セルはアドレスａＯ〜ａ１４でアクセスすることが
でき、アドレスａ１に木構造データの根に対するセルが
あるものとする。各セル３１は、ノードの表示情報等の
ノード固有のデータを格納するエリア３２、子ノードに
対するセルへのポインタ３３および第ノートに対するセ
ルへのポインタ３４からなる。これらのポインタには、
当該セルに対応するノードが子ノードあるいは第ノード
を持たない場合、いかなるセルをも指さないヌルポイン
タを格納する。

また、アドレスａＯには、木構造データの適用範囲設定
終了を指示するための領域２５について、木構造データ
中のノードと同様の表示情報を格納する。

ノード固有のデータを格納するエリア３２は、そのノー
ドの、表示文字列を格納するフィールド３５、表示画面
上の表示行位置を格納するフィールド３６、表示先頭桁
位置を格納するフィールド３７、表示末尾桁位置を格納
するフィールド３８およびノードの適用・非適用の状態
を表すフラグを格納するフィールド３９を持つ。ノード
の適用・非適用の状態を表すフラグ３９は、例えば、適
用の場合は１、非適用の場合はＯを格納する。第３図に
示した木構造データ格納域の内容は第２図に示した木構
造データに対応したものである。

第４図は、木構造データを、位置指定装置からの信号に
より各ノードの適用状態を変化させ、デイスプレィ装置
１１に適用部分と非適用部分を強調表示と通常表示で区
別して表示させるプログラムの動作を説明するためのフ
ローチャートである。

ステップ４１では、初期状態にある木構造データ格納域
の内容に従ってデイスプレィ装置１１の画面に木構造デ
ータの表示を行う。このステップ４１の詳細は後述する
。

次にステップ４２では位置指定装置１２からの信号を入
力し、移動操作であれば画面上のカーソルを移動し、ボ
タンの押下であれば、操作ボタンの種別およびその時点
でのカーソル表示行位置および表示桁位置を得る。

次ステツプ４３では、前ステップ４２で得たボタン操作
位置が、表示されているどのノード上にあるかを判定す
る。この判定は、木構造データ格納域３ｏの各セルのノ
ード固有のデータを格納するエリア３２の１表示画面上
の表示行位置を格納するフィールド３６、表示先頭桁位
置を格納するフィールド３７、および、表示末尾桁位置
を格納するフィールド３８の内容と、前ステップ４２で
得たボタン押下時点でのカーソル表示行位置および表示
桁位置とを比較することによって行う。即ち、カーソル
の表示行位置とノードの表示画面上の表示行位置３６が
等しく、カーソル表示桁位置がそのノードの表示先頭桁
位置３７か表示末尾桁位置３８あるいはその間にあるセ
ルを該当セルとみなす。該当セルのアドレスを次ステツ
プ４４に送る該当するセルがない場合はいかなるセルの
アドレスともならないヌルポインタを送る。

次ステツプ４４では、前ステップ４３から送られてきた
アドレスがちしヌルポインタであるならばステップ４２
に戻り、ヌルポインタでないならば有効なアドレスとし
てステップ４５に送る。

ステップ４５はボタン押下が木構造データの適用範囲の
設定終了を指示するための領域２５上でなされたものか
どうかを判定するステップである。

前ステップ４４から送られてきたアドレスが、ａＯと等
しいならば設定終了とみなしプログラムを終了する。送
られてきたアドレスが、ａＯと等しくないならばそのア
ドレスにあるセルを適用状態修正の対象セルと認定しス
テップ４７に進む。

ステップ４７ではステップ４５で認定された適用状態修
正の対象セルについて、ノードの適用・非適用の状態を
表すフラグ３９を参照し状態を切り換えてフラグ３９を
更新する。また、そのノードの、表示行位置３６２表示
先頭桁位置３７、および更新後のフラグ３９に基づいて
、表示文字列３５を通常表示あるいは強調表示する。こ
れにより当該ノードの表示モードが切り換えられる。そ
の後、ステップ４６に進む。

ステップ４６ではステップ４２で得た操作ボタンの種別
を判定し、第１ボタン押下ならばステップ４２に戻り、
第２ボタン押下ならばステップ４９に進む。

ステップ４９では、ステップ４５で認定された適用状態
修正の対象セルの、子セルへのポインタを参照してヌル
ポインタかどうかを判定することによりその対象セルが
子セルを持つかどうかを判定し、子セルを持つならばそ
の子セルを適用状態修正の対象セルと設定してステップ
４８に進み、子セルを持たないならばステップ４２に戻
る。

ステップ４８では、前ステップ４９で設定された適用状
態修正の対象セル、および、そのセルから子ノードに対
するセルへのポインタ３３と第ノードに対するセルへの
ポインタ３４とをたどることによって到達可能なすべて
のセルを対象として、ノードの適用・非適用の状態を表
すフラグ３９を状態を切り換えて更新し、各ノードの表
示行位置３６、表示先頭桁位置３７、および更新後のフ
ラグ３９に基づいて、表示文字列３５を通常表示あるい
は強調表示することによって木構造データの適用範囲を
再表示する。その後、ステップ４２に戻る。このステッ
プ４８の詳細は後述する。

第５図は、前述の木構造データの初期表示を行うステッ
プ４１の詳細を表すフローチャートである。説明のため
ポインタ変数ｐとｑを用いる。

ステップ５１ではポインタ変数ｐに木構造データの根ノ
ードのアドレスａ１をセットする。次ステツプ５２では
ポインタ変数ｐで指されたセルについて、表示行位置３
６、表示先頭桁位置３７、およびフラグ３９に基づいて
、表示文字列３５を通常表示あるいは強調表示によって
木構造データのノード２２を表示する。

次ステツプ５３ではポインタ変数ｐで指されたセルの子
セルへのポインタ３３をポインタ変数ｑにセットする。

次ステツプ５４ではポインタ変数ｐで指されたセルが子
セルを持つかどうかをポインタ変数ｑがヌルポインタで
あるかどうかによって判定し、ヌルポインタであればス
テップ５７に進み、ヌルポインタでなければステップ５
５に進む。

ステップ５５では、ポインタ変数ｐで指されるセルの、
（表示行位置９表示束尾桁位置＋１）の位置から、ポイ
ンタ変数ｑで指されるセルの、（表示行位置２表示先頭
桁位置−１）の位置へ線を引くことにより、ポインタ変
数ｐで指されるセルに対応するノードとポインタ変数ｑ
で指されるセルに対応するノードとの間の親子関係を表
示するための、木構造データのリンク２３を表示する。

次ステツプ５６ではポインタ変数ｑで指されるセルの第
セルへのポインタ３４を新たにｑにセットしてステップ
５４に戻る。

ステップ５７ではポインタ変数ｐを次のアドレスのセル
を指すように進める。

次ステツプ５８ではポインタ変数ｐが有効なセルを指し
ているかどうかを、例えば、表示文字列を格納するフィ
ールド３５を参照して判定し、有効なセルを指している
ならばステップ５２に戻り、そうでないならばステップ
４１を終了する。

第６図は、前記ステップ４８の詳細を説明するためのフ
ローチャートである。

ステップ４８は、ステップ４９で設定された適用状態修
正の対象セルについて手続き６１を再帰的に実行する。

ステップ６２はステップ４７と同様の手順によって対象
セルが表すノードの表示を通常表示から強調表示へ、あ
るいは、強調表示から通常表示へと切り換える。

ステップ６３では、対象セルの子セルへのポインタ３３
がヌルポインタであるかどうかを判定し、ヌルポインタ
であればステップ６５ヘヌルポインタでなければステッ
プ６４に進む。ステップ６４では対象セルの子セルを対
象として手続き６１を再帰的に実行し、その後ステップ
６５に進む。

ステップ６５では、対象セルの第セルへのポインタ３４
がヌルポインタであるかどうかを判定し、ヌルポインタ
でなければステップ６６に進み、ヌルボインタであれば
対象セルに対する手続き６１を終了する。ステップ６６
では対象セルの第セルを対象として手続き６１を再帰的
に実行し、その後対象セルに対する手続き６１を終了し
呼出し元に戻る。

本実施例によれば、シソーラスの適用部分の選択等、特
に、木構造データの部分木を一括して適用・非適用とす
る処理が多い場合に、迅速に木構造データの適用範囲の
設定を行わせることができる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、木構造データの所望の部分を選択適用
しようとする利用者は、木構造データ中の各ノードの適
用・非適用の状態を常に視覚的に確認しながら、容易な
対話的操作で適用範囲の修正を行うことができるので、
利用者の作業負担を軽減する効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例のシステム構成図、第２図はデ
イスプレィ装置の表示画面を表す図、第３図は記憶装置
内の木構造データ格納域の構造および内容を示した説明
図、第４図は本発明の実施例の動作を説明するためのフ
ローチャートであり、第５図および第６図は第４図のフ
ローチャートの一部の詳細フローチャートである。 １１・・・デイスプレィ装置、１２・・・位置指定装置
、１３・・・記憶装置、１４・・・ＣＰＵ、２２・・・
木構造データのノード、２３・・・木構造データのリン
ク、３１・・・木構造データ格納域、３２・・・木構造
データ＄／　乙 ＄２ｒ！ＥＬ フｑ ２ゲ　刀−ソル ２ダ０了を庸亀寸みｔ；ぬ領域 ３０　ΔＣヂ勇５冑ｊテニタ− ３３、ｈｚルｒＸｔｐ、ボイ〉り 、’；；ＦＥＫＫ＞７ くごｐ牛豐囮鷺 第５図 第　　乙　　色

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、木構造データを格納する記憶装置と、該木構造デー
   タを表示する強調表示可能な表示装置と、該表示装置上
   の位置を指定する位置指定装置とを有する計算機システ
   ムにおいて、位置指定装置による指示の位置および種別
   により表示装置上に表示された木構造データの全体ある
   いは一部を選択する手段を設けたことを特徴とする木構
   造データの表示選択方法。