JPH01242767A - メタリック装飾方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は主としてプラスチックやガラス等の基材に対す
るメタリック装飾方法に関するものである。

〔従来の技術とその技術的課題〕

表示製品、民生用電気製品、自動車用内装部品容器、玩
具、装身具、表示製品、屋内、屋外の装飾品など非金属
材質からなる製品の表面装飾のひとつとして金属光沢を
帯びさせるメタリック調のものがある。

しかし、従来の種メタリック装飾は、ブラズチックやガ
ラスなどの基板に薄膜を蒸着コーティングし、その薄膜
上にフォ１−レジスト法により装飾印刷を行い、エツチ
ングしてフォｌ−＋ノジスト部分の薄膜を残存させただ
けのものであったため、装飾が単純かつ平面的で、深み
が乏しく、高級感が得られないという問題があった。

本発明は前記問題点を解消し、基材上に多種、多様の色
調のしぼ模様メタリック装飾部を形成でき、深みがあり
高級感に溢れた製品を安価に作ることができるこの種メ
タリック装飾方法を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

この目的を達成するため本発明は、基材上に金属薄膜を
施し、前記金Ｒ薄膜の」二に文字、図形等の所望のデザ
インの塗膜を形成した後、エツチングによりデザイン部
以外の金属薄膜を除去し、次いで少なくともデザイン部
分にしぼ印刷を行い。

二のしぼ印刷面を含む基板全体に金ａ暎を施した後、デ
ザイン部分にマスキング印刷を施し、金属薄膜をエツチ
ングにより除去する工程を採用したものである。

〔実　施　例〕

以下本発明の実施例を添付図面に基いて説明する。

第１図は本発明により得られたメタリック装飾製品の一
例を示しており、１はプラスチックやガラスなどの透明
な基材であり、図示するものでは平板であるが曲率面を
有していてもよい。２はメタリック調装飾部で、メタリ
ック調装飾部２は、この実施例では線画部２ａと、線画
部２８間の地色部２ｂからなっており、線画部２ａは鏡
面メタリックから構成され、地色部２ｂは着色しぼ模様
状メタリックから構成されている。

第２図（ａ）　（ｂ）ないし第８図（ａ）（（ｂ）は本
発明の工程を示している。

まず、基材１には、第２図（ａ）（ｂ）のように、全面
にわたり均一に金属薄膜３を形成する。これは基材１を
清浄後、アルミニウム、クローム、金などの一種の金属
あるいは合金、または酸化物を公知の真空蒸着法により
処理することで得られｇ。

この蒸着は、カラー蒸着を含むことは言うまでもない。

次に、第３図（ａ）（ｂ）のように、前記金属薄膜３の
上に、文字、記号、図形、模様あるいは絵柄。

グラビアなどからなる所望デザインの塗膜４を重合形成
する。この塗膜４は、金属薄膜３と接着性のよい塗料（
インク）を用い、スクリーン印刷法によるのが簡便であ
り、また仕上りもきれいである。

スクリーンの製版法は任意であるが、特に写真技法によ
るのが好適であり、単色だけでなく、カラー分解法によ
る多色印刷も好適である。

次に、エツチング溶液により第４図（ａ）（ｂ）のよう
に、前工程の金属薄膜３を除去する。この場合、塗膜４
が下層の金属薄膜３のマスキング材として働くだけでな
く色調調整材として機能する。したがって、金属薄膜３
の色と厚さおよび塗膜４の色彩の選択により、基材１の
表側から見ると金属薄膜の色と塗膜４の色の混合したメ
タリック調の線画が形成される。

さらに、この工程に続いて、第５図（ａ）（ｂ）のよう
に少なくとも塗膜４の領域にしぼ模様薄膜５を施す。こ
のしぼ模様薄膜５は、製品の全体の色彩決定すると同時
に微少な凹凸により深みを付与するもので、具体的には
、塗膜４と接着性のよい印刷用インクにポリエチレン系
など所望のプラスチック粉末を混入したものを用いて、
スクリーン印刷、転写印刷法により実施する。このしぼ
模様薄膜５も、−色だけでなく多色としてもよい、また
、本実施例では塗膜領域だけでなく、これを超える領域
に施してもよい。

次いで、第６図（ａ）（ｂ）のように、基材全体に再び
金属薄膜３′を形成する。この金Ｒ薄膜３′の処理法も
真空蒸着が適当であり、装飾目的部分は、最初の金属薄
膜３と塗膜４としぼ模様ｕＩＩＩ５と今回の金属薄膜３
′の４層の重合層となり、表面からは複雑な色調の鏡面
線画となる。また、塗膜４間の地に相当する部分のしぼ
模様薄膜５は、背後の金属薄膜３′によりメタリック調
のしぼ模様となり、良好なコントラストが付与される。

次に、第７図（ａ）（ｂ’）のように、塗膜４の輪郭に
合せてマスキング膜６を施す。該マスキング膜６は、金
属薄膜３′と接着性のよいインクを用い、スクリーン印
刷によるのが簡便である。このマスキング膜６の形成に
際して、塗膜４の領域以外の個所に文字、図形、記号等
を型取った別デザイン部６０を施してもよい。

そして、次に第８図（ａ）（ｂ）のようにエツチング処
理を行い、金属薄膜３″を除去する。このときマスキン
グ膜６でコーティングされたｌａ領領域そのまま残るた
め、第１図のようなメタリック調装飾部２が形成され、
それ以外の領域は基材１の地色すなわち、これが透明で
あれば透過性となる。

なお、透過性が適当でなければ、後工程として着色印刷
を施し、あるいは真空蒸着法により金ＪＸＩ薄膜を形成
すればよい。

〔発明の効果〕

以上説明した本発明によるときには金属薄膜の外観を損
なうことなく、一種の金属色を自由な色に変化されるこ
とができ、しかも装飾部分が、単純な鏡面の線画や図柄
だけでなく、線画や図柄間の地が着色メタリック調のし
ぼ模様となるため、深みと立体感に優れた高級なメタリ
ック装飾となり、商品価値を大きく向上できるものであ
り、製造トも、蒸着メツキ法とシルク印刷法により実現
できるため安価に行えるなどのすぐれた効果が得られる
。

【図面の簡単な説明】

第１１図は本発明により得られた製品の一例を示す斜視
図、第２図（ａ）　（ｂ）ないし第８図（ａ）（ｂ）は
本発明の実施例を工程順に示す説明図である。 １・・・基材、２・・・メタリック調装飾部、３．３′
・・・金属薄膜、４・・・塗膜、５・・・しぼ模様膜、
６・・・マスキング膜

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 基材上に金属薄膜を施し、前記金属薄膜の上に文字、図
   形等の所望のデザイン塗膜を形成した後、エッチングに
   よりデザイン部以外の金属薄膜を除去し、次いで少なく
   ともデザイン部分にしぼ印刷を行い、このしぼ印刷面を
   含む基板全体に金属膜を施した後、デザイン部分にマス
   キング印刷を施し、金属薄膜をエッチングにより除去す
   ることを特徴とするメタリック装飾方法。