JPH01235756A - 建築物の木造骨組構造 - Google Patents

建築物の木造骨組構造

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JPH01235756A
JPH01235756A JP6171288A JP6171288A JPH01235756A JP H01235756 A JPH01235756 A JP H01235756A JP 6171288 A JP6171288 A JP 6171288A JP 6171288 A JP6171288 A JP 6171288A JP H01235756 A JPH01235756 A JP H01235756A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、建築物の木造骨組構造およびこの木造骨組構
造に用いられる中空構造材に係り、特に通常のプレハブ
住宅よりも大型の農家、町原風の建築物に適する木造の
骨11N構造および中空構造材に関する。
〔従来の技術〕
従来の木質系プレハブ住宅における骨組構造は、所定太
さの1本ものの角材に、同じく1本ものの梁を柄結合あ
るいは鑓を用いて結合するのが一般的である。この際、
角柱等として用いられる角材は、太いものでも7寸角が
限度であり、昔の農家や回層等のような民家型の住宅に
用いられる一尺角というような太い柱は用いられていな
い。これは、近年の森林の開発に伴い太い樹木そのもの
が少なくなってしまったことと、太い木材は乾燥しにり
<、乾燥させるとしても極めて長期間を必要とし、極め
て高価となってしまうからである。
一方、乾燥を十分に行わないと、建築後の柱等に割れが
生じたり、反りが生じたりして建物の機能上不都合をき
たす。
このような欠点を改良するため、2×4等といわれる所
定断面形状の乾燥材を複数枚積み重ねて固定して形成さ
れた集成材を用いる工法も開発されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、このような集成材にあっては、同じ断面形状の
板材を単に積み重ねて接着したものであるため、中実材
となってあまり大きな柱等は形成できず、仮に形成した
としても極めて重量が大きくなるばかりでなく、各柱等
を連結するにあたり柄孔の形成等が極めて困難であると
いう問題点がある。
ところで、集成中空材のものとしては、実開昭56−1
49609号に記載されたものがあるが、これは、原木
をいわゆるみかん割して使用できるように断面五角形状
の素材を用い、五角形の一辺を形成する斜面を内側にし
て集成したものであり、これは中空部を材料の組み立て
に有効利用するものではなく、むしろ、端面を閉塞して
用いるものである。
本発明の目的は、大断面の構造材をも含むことが可能で
、かつ、骨組を容易にできる建築物の木造骨組構造およ
びこの木造骨組構造に用いられる中空構造材を提供する
にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の骨組構造は、乾燥された細長の木質単位素材を
複数本接着により集束して、中空の断面正方形状、長方
形状、口字状、口字状、円形状等の中空構造材を形成し
、この中空構造材の一部を少なくとも中空部に連通ずる
ように切欠き、この切欠部分を利用して他の中空構造材
を順次連結固定して構成した建築物の木造骨組構造であ
る。
本発明において、中空構造材の連結は、中空構造材の中
空部あるいは切欠部分に挿入される木[オ、金属材、そ
の他の材料からなるやとい等といわれる連結部材を介し
て行われるのが好ましい。
本発明の中空構造材は、間伐材の利用も可能な程度の太
さ、例えば6cI11角、4.5cm角等の太さを有す
る略方形断面の細長の木質単位素材を複数本接着により
集成して構成されている。
〔作用〕
本発明において、所定の建築物を構成するには、所定太
さの中空構造材を用いて柱を構成し、この柱に同しく中
空構造材からなる梁を水平方向に連結する。また、建物
が2階あるいは3階建等のように高さ方向に高い場合は
、通し柱もしくは柱の上端にさらに中空構造材からなる
柱を連結して建築物の高さに見合う柱構造物を構成する
。この柱同士の連結は、上下の柱の太さが等しい場合に
は、これらの柱の中空部内に入る連結部材を介して連結
、固定してもよく、また、重量を受ける度合・の少ない
上方の柱を細くする場合には、この細い柱が太い下側の
柱の中空部に入る太さとし、この上方部の柱を直接下方
の柱の中空部内に挿入固定してもよい。
前記柱と梁との連結にあたり、柱の太さが十分に大きく
、梁を柱に貫通させることができる場合には、梁そのも
のを柱を貫いて挿入し、連結ボルト、その他適宜な手段
で固定してもよく、また、柱の太さに比べ梁の太さが比
較的太く、強度上から梁を柱に貫通させることができな
い場合には、梁の中空部を利用して梁の中空部内に挿入
可能な連結部材を用い、この連結部材を柱に貫通させ、
この連結部材の柱から突出した両端部にそれぞれ隣接す
る梁の中空部を挿入固定して連結するようにしてもよい
さらに、柱に対し直交方向に4本の梁を連結するいわゆ
る4方差しの場合には、柱に連結部材を十字方向に貫通
させて連結を行うが、この連結部材は、柱の中空部内に
おいて互いに保合可能な切欠部を有し、この切欠部を介
して直交方向に連結部材を貫通させ、この貫通後連結部
材を互いに柱の軸方向にスライドさせて連結部材同士を
交差状態で係合し、この再連結部材の柱からの突出部に
それぞれ隣接した梁の中空部を挿入固定するようにすれ
ばよい。
その他、柱と梁との連結は、その連結部の形状に応じて
適宜行う。また、その連結部の固定も、ボルトや接着剤
、さらには僕等適宜な手段を用いて行う。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図(A)〜(G)には、本発明に用いられる中空構
造材の例が示されている。(A)には、最も小さい断面
形状を有する中空構造材IOが示され、この中空構造材
IOは、例えば6 cva角の細長の木質単位素材lを
8本集束して断面正方形状に構成し、その中央部に単位
素材1と等しい大きさの中空部10Aを有している。(
B)には、(A)よりも大きく、−辺を構成する単位素
材lがそれぞれ5個となるような大きさの中空構造材+
1が示され、この中空構造材11の内部には前記(A)
に示される中空構造材10が丁度嵌合し得るような中空
部11Aが形成されている。(C)には、短辺を構成す
る単位素材が4個、長辺空構造材12が示され、この中
空構造材12の中心部には、単位素材1を短辺2細長辺
4個並べたと同じ大きさの中空部12Aが形成されてい
る。
(D)には、(B)に示される中空構造材11の中空部
11A内の中央の単位素材1が配置されて断面口の字状
に形成された中空構造材13が示され、この中空構造材
13の内部には2箇所に分かれた中空部13Aが形成さ
れている。(E)には、断面口字状の中空構造材14が
示され、この中空構造材14は、内部に3箇所の中空部
14Aを有している。(F)には、前記(B)に示され
る中空構造材11の内方に(A)に示される中空構造材
10と同等の中空構造材が嵌合されたと同様な構造の中
空構造材15が示され、この中空構造材15を構成する
複数の単位素材1の中央部には単位素材lと同し大きさ
の中空部15Aが形成されている。この際、(D)、(
E)、(F)に示される構造材13,14.15は、そ
の内部にも単位素材1を有しているため、強度補強がな
された構造とされている。また、(G)には、断面台形
状に形成された木質単位素材2を円形に配置した中空構
造材16が示され、この中空構造材16は内部に、略円
形の中空部16Aを有している。この中空構造材16の
外周は図示の形状では多角形であるが、必要に応して外
周の角部を削り、外観を円筒状とすることができる。
第2図には、第1図に示された各種の中空構造材および
さらに他の形状の中空構造材を用いた建築物の木造骨組
構造の一実施例が示されている。
第20において、建築物の中心をなす、いわゆる大黒柱
の下部を構成する第1の柱21は、例えば第1図(B)
に示される中空構造材11と同様な構造材が用いられ、
木質単位素材1を6 cm角“とすると、この柱21は
、30cm角いわゆる一尺角の柱とされている。第1の
柱21の軸方向中心部には、その全長にわたり中空部2
1Aが形成されるとともに、その上部には、中空部21
Aに連通ずるように、図中前後方向に切欠かれた切欠孔
21Bと図中左右方向に切欠かれ前記切欠孔21Bより
小さい形状の切欠孔21Cとがそれぞれ形成されている
前記第1の柱21の切欠孔21B内には、この切欠孔2
1Bに丁度嵌合するように第1の梁23が挿入され、こ
の第1の梁23は、例えば単位素材lが短辺3、長辺8
となるような偏平な中空構造材とされ、その内部に中空
部23Aを有している。また、第1の梁23の第1の柱
21に挿入された部分において、第1の柱21の切欠孔
2ICに対応した位置には、中空部23Aに連通ずるよ
うに図中左右方向に貫通した切欠孔23Bが設けられて
いる。この切欠孔23Bは、単位素材lを縦方向に2本
積層したと同じ大きさの孔とされ、この切欠孔23B内
には前記第1の梁23と直交する方向に配置される第3
、第4の梁24.25を連結するための単位素材2本か
らなる梁連結部材26が挿入されるようになっている。
この梁連結部材26の第1の梁23からの突出した両端
には、それぞれ前記第3、第4の粱24,25の中空部
24A、25Aが挿入され、ボルトあるいは接着剤等の
適宜な手段で固定される。この際、第3、第4の粱24
,25は短辺3、長辺4の中空構造材とされ、その中空
部24A、25Aはそれぞれ梁連結部材26に丁度嵌合
する形状とされている。また、第1の柱21の図中左右
方向に形成された切欠孔21Cは、第3、第4の粱24
,25の外周が丁度嵌合する大きさとされ、第3、第4
の梁24,25の第1の柱21への連結がより強固にな
されるようになっている。
前記第1の梁23の第1の柱21からの突出部の途中に
は前記切欠孔23Bと同一形状の切欠孔23Cが設けら
れ、この切欠孔23C内に貫通される前記粱連結部材2
6と同等形状の梁連結部材27により第5、第6の梁2
B、29が連結されるようになっている。これらの連結
部も前述と同様に接着剤あるいはボルト等により適宜固
定され、以下の各連結部も同様な手段により固定される
ようになっている。
前記第1の柱21の中空部2LAの上端には、第1図(
A)に示される中空構造材10と同様形状の連結部材3
1が挿入固定され、この連結部材31には第1の柱21
と同一形状の第2の柱32がその中空部32Aを介して
連結固定されている。
この第2の柱32の上端部には、図中その前後方向およ
び左右方向に貫通し中空部32Aに連通する切欠孔32
Bおよび32Cが設けられ、これらの切欠孔32B、3
2C内には、その両端がそれぞれ第2の柱32から突出
された連結部材33および34がそれぞれ挿入され°ζ
いる。
連結部材33.34は、金属材、木材等適宜な材料によ
り、第3図に示される形状とされている。
すなわち、連結部材33.34は、それぞれ第2の柱3
2の中空部32A内に位置する位置に、互いに嵌合する
切欠き33A、34Δを備え、これらの切欠き33A、
34Aが互いに嵌合された際、再連結部材33.34が
高さ位置が一致した十字状となるようにされている。こ
の際、第2の柱32の前後方向に形成される切欠部32
Bは、連結部材33の高さ寸法と略等しい寸法とされ、
一方、左右方向に形成される切欠孔32Cは、予め切欠
孔32Bに挿入されている連結部材33の切欠き33A
を通って他方の連結部材34を挿入できるに十分なよう
に、連結部材34よりその高さ寸法が長く形成されてい
る。これにより連結部材34の切欠き34Aが連結部材
33の切欠き33Aと対向された位置にきたとき、他方
の連結部材34を一方の連結部材33側に押し下げたと
き、再連結部材33.34が互いに係合されるようにな
っている。この連結部材34の押し下げにより、連結部
材34の上方に形成される切欠孔32Cの隙間には、左
右方向からそれぞれ模35が挿入されて連結部材34の
仮固定がなされ、完全な固定は前述のように接着等によ
りなされる。この際、模35は、第2の柱32の外面か
ら突出しないよ、うな形状に設定されている。
前記第2の柱32の上端の直交方向にそれぞれ両端部が
突出された再連結部材33.34には、それぞれ同一形
状の梁部材36.37,38.39が各中空部36A、
37A、38A、39Aを介して連結固定されている。
この際、各中空孔36A〜39Aは、丁度連結部材33
.34に嵌合する形状とされている。
前記第2の柱32の上端には中空部32Aを利用して第
3の柱41が嵌合固定されている。この第3の柱41は
、前記第1図の(A)と同様な中空部構造材lOから構
成されている。第3の柱41の上部には、中空部41A
に連通ずる上下方向に長い切欠孔41Bが形成され、こ
の切欠孔41Bを貫通して連結部材42が挿入されてい
る。この連結部材42は、単位素材lを上下に4本重ね
た形状とされ、その両端部は第3の柱41がら突出され
ている。この連結部材42の柱41から突出された部分
には、短辺3、長辺6の梁43.44がそれぞれ中空部
43A、44Aを利用して嵌合固定されている。
このように構成された本実施例を組み立てるには、工場
にて予め単位素材を集束接着して製作されている所定断
面形状の中空構造材を用いて柱、梁あるいは連結部材の
単体を加工する。すなわち、第1の柱21を例にとると
、16本の単位素材1を正四角柱状に接着固定して中空
構造材11を構成し、この中空構造材11の長さを必要
な長さにするとともに、切欠孔21B、2ICの加工を
行う。また、第1の梁23、その他の各構成部材も同様
に加工して施工現場に運搬する。この際、必要に応して
部分組立を行ってもよい。
現場では、各部材を中空部21A、・・・、切欠孔21
B、・・・等を利用して順次連結して接着、ボルト締め
、釘打ち、その他の通常の固定手段で固定し、所望の骨
組構造物を構築する。
以上のように構成された本実施例によれば、次のような
効果がある。
すなわち、第1の柱21、第1の梁23をはしめ、全て
の柱および梁は小断面を有する単位基礎素材1を複数集
束して接着固定される中空構造材から形成されているか
ら、小径材の利用が可能となり、かつ集束前の単位素材
lを容易に防腐処理等を行うことができて耐久性を向上
できる。また、単位素材1は小径であることから、間伐
材等小径の原木を利用できて安価に提供できる。同様に
小径であることから、十分な乾燥を容易に行うことがで
き、この乾燥した単位素材lを用いることにより、大断
面積を有する中空構造材を構成しても寸法安定性が掻め
てよい。さらに、第1の柱21等は、それぞれ中空部2
1A等を有しているため、材積を減少することができる
とともに、見掛けのボリュームを大きくでき、外観を立
派にできるばかりでなく、この中空部2LA等を利用し
て電気コード類等の配線、配管を行うこともできる。ま
た、柱21等は、中空構造材を用いているから、従来工
法における柄や柄穴に相当する切欠孔21B、連結部材
26等の形成が極めて容易にでき、特に柱等を貫通する
切欠孔を形成する場合には、途中に中空部が介在するこ
とからその芯合せ等の問題も少ない。さらに、中空構造
材は単位素材1を所定本数だけ並べて接着すればよいか
ら、容易に自社工場で生産でき、工場生産による合理化
を図ることも可能である。また、建築現場においては、
工場生産された柱21、梁23等を用いて各仕口部の接
着接合等をすればよく、容易に建築物の木造骨組構造を
形成できる。この際、各社21、梁23等の接続は、伝
統的な継手、仕口の手法を応用することができ、接続構
造の多様化を図ることができる。また、柱21、梁23
等に形成される切欠孔21B、21C,23B等により
強度の低下が心配される場合には、当該部分を含む中空
孔21A、23A内に適宜な補強部材を挿入することに
より、容易に部分的な補強を行うことができ、柱21、
梁23等の設計の自由度を大きくできる。さらに、柱2
1、梁23等は、その断面形状を規格化しておけば、複
数種類の断面形状の柱あるいは梁を在庫することにより
、あらゆる構造の木造骨組構造に対応でき、中空構造材
の部品の在庫管理をシステマティックに行うことができ
る。
また、当然のことながら、各社21hJ、は、木質の単
位素材1から構成されているから、木のもつ加工性のよ
さを活かすことができ、かつ外観上も木本来の感触を与
えることができる。さらに、中空構造は、柱21、梁2
3として用いる場合もかなり断面積の大きいものを容易
に製造できることから、大黒柱的構造および大きなスパ
ンの梁とすることができ、従来通常のプレハブ木造住宅
では困難であった農家、回層風の大型民家を構成でき、
かつ、洋風リゾート型の大型家屋をも設計できて建築物
の高級感を創出することができる。また、中空構造材は
、建築規準による材料認定を受ければ、在来工法として
の運用も考えられ、その応用範囲を極めて広くできる。
なお、本発明の実施にあたり、各社、梁等の接続構造は
、前記実施例に限定されるものではなく、他の構造でも
よい0例えば、第4図に示されるように、柱51に形成
される切欠部51Bは、柱51の途中に設けられるもの
ではなく、柱51の端部に設けられて上端が開放されて
いるものであり、この切欠部51B内には、中空部52
Aを有する粱52が柱51の上端とその上面との高さを
一致させて挿入固定されるものでもよい。また、第5図
に示されるように、中空部53Aを有する柱53に形成
される切欠部53Bは、その上端を開放されるとともに
、柱53を貫通するものではなく、−側面にのみ開放さ
れたものであり、この切欠部53Bに中空部54Aを有
する梁54が挿入固定されるものでもよい。
また、第6図に示されるように、中空部55Aを有する
中空構造体からなる柱55の切欠部55B内に挿入され
る連結部材56は、中空部55A内に位置する部分に突
部56Aを形成され、この突部56Aにそれぞれ連結部
材56の端部から挿入される図示しない梁部材の端面を
当接させて梁部材と連結部材56との位置決めとするよ
うにしてもよい。
さらに、第7図に示されるように、中空構造材からなる
一対の柱61.62の上端間に梁63をピン結合し、こ
の粱63の途中にパネル部材7・0を取す付け、前記ピ
ンジヨイント部を接着固定するようにした凹型ラーメン
構造として本発明の木造骨組構造を構成してもよい。こ
の際、パネル部材70の取り付けに当たり、両方の柱6
1.62に取り付けられる梁63の床面からの高さに対
し、パネル部材70の高さが略等しい場合には、パネル
部材70のラーメン構造への取り付けが極めて困難にな
る。この場合、第8図に示されるように、柱61および
62に形成される切欠孔61A、62Aを、梁63の連
結に用いられる連結部材64の高さ寸法よりも寸法Hだ
け大きい切欠部61B。
62Bとして形成しておけば、パネル部材70の挿入時
に梁63を切欠部61B、62Bの上方側に移動させて
梁63とパネル部材70との間に前記寸法Hに相当する
隙間を形成し、この状態でパネル部材70を配置し、こ
の後染63を寸法I]だけ押し下げて梁63とパネル部
材70の上端面とを固定すればよい。この固定に当たり
、梁63とパネル部材70との間は、第9図に示される
ように、平板状の連結金具71を用いて固定してもよく
、さらには第9図および第10図に示されるように、平
板状の部材の両側縁に立ち上がり部を有する連結金具7
2を利用して取り付けてもよい。
このように、柱61,62と梁63との接合部に粱63
の連結部材64よりも上下方向の寸法の大きい切欠き6
1B、62Bを形成したいわゆる上下アジャスト機構を
設ければ、パネル部材70の挿入を極めて容易にできる
という効果を付加できる。
さらに、単位素材lの断面形状における各辺の寸法は、
6 c+s角に限らず他の寸法でもよい、また、各連結
部材の端部には、端部側に面取り、あるいは端部側に至
るに従い先細りとなるテーバを設けて梁等の挿入を容易
にしてもよい。さらに、連結部材の材質は、木材に限ら
ず、金属、プラスチック等でもよい。
〔発明の効果] 前述のように本発明によれば、小断面積の木質単位素材
を複数本接着により集束して中空構造材を形成し、この
中空構造材の一部を切欠いて他の中空構造材を順次連結
固定するようにしたから、接続構造を掻めて多様にでき
るばかりでなく、断面積の大きい構造材をも形成でき、
建築物としての付加価値を向上することができるという
効果がある。
また、間伐材を利用可能な程度の太さを有する略方形断
面の細長の木質単位素材を複数本接着して中空構造材を
構成したから、安価、軽量かつ寸法精度のよい構造材を
提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)〜(G)は本発明に用いられるそれぞれ異
なる形状の中空構造材を示す断面図、第2図は本発明に
係る建築物の木造骨組構造の一実廁例を示す一部を切欠
いた斜視図、第3図は第2図の要部の一部を断面した分
解斜視図、第4図は本発明の前記実施例とは異なる連結
構造を示す斜視図、第5図は本発明のさらに異なる連結
構造を示す斜視図、第6図は本発明に用いられる接続構
造のさらに他の実施例を示す要部の断面斜視図、第7図
は本発明を凹型ラーメン構造に適用した概略構成図、第
8図は第7図の接続構造の一例を示す分解斜視図、第9
図は第7図の梁とパネルとの連結金具を示す正面図、第
1O図は第9図の連結金具の一例を示す斜視図である。 1.2・・・木質単位素材、10〜16・・中空構造材
、IOA〜16A・・・中空部、21,32.4]。 51.53,55,61.62・・・柱、21A、32
A、  41A、  51A、  53A、  55A
、  61A。 62A・・・中空部、21B、2IC,23B、23C
,32B、32C,55B・・・切欠孔、23〜25、
 2B、  29. 36〜39. 43. 44. 
52゜54.63・・・梁、23A〜25A、28A、
29A、36A〜 39A、  43A、  44A、
  52A。 53A、63A・・・中空部、51B、53B・・・切
欠部、26,27,31,32.33.42.56・・
・連結部材。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数本の細長の木質単位素材を接着により集束し
    て中空構造材を形成するとともに、この中空構造材の一
    部を少なくとも中空部に連通するよう切欠いて他の中空
    構造材を順次連結固定して構成したことを特徴とする建
    築物の木造骨組構造。
  2. (2)特許請求の範囲第1項において、中空構造材の連
    結は、中空構造材の中空部あるいは切欠部分に挿入され
    る連結部材を介して行われることを特徴とする建築物の
    木造骨組構造。
  3. (3)間伐材の利用も可能な程度の太さを有する略方形
    断面の細長の木質単位素材を複数本接着により集束して
    構成されたことを特徴とする中空構造材。
JP63061712A 1988-03-14 1988-03-14 建築物の木造骨組構造 Expired - Lifetime JPH0791863B2 (ja)

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