JPH01235662A - 記録電極及びその製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、導電性磁性トナーを用いて記録媒体上に直接
記録する記録装置の記録電極に係り、特に高密度で高解
像度の記録電極及びその製造法に関する。

〔従来の技術〕

従来の装置は、導電性磁性トナーを用いて記録電極に電
圧を印加し、磁気力とクーロン力とにより直接記録媒体
上に任意の記録画像を得る方法は種々提案されている。

そして、これらの装置に用いられている記録電極及びそ
の製造法に関しては。

例えば、特開昭６１−１４４３６５号に記載のように、
画質の点から導電性磁性材料を電極材料として用い、材
料の両側から電解エツチング法によりスタイラス状とし
、その後基板上に張り付け、不要な部分を切断して電極
を製造している。

又、特開昭６１−１５２４６４号においては、導電性磁
性電極をエツチング法により形成する場合、エッチング
できる厚さに限度があることから十分な磁力を発生する
ため新しい電極の構造を提案している。即ち、記録用電
圧が印加される複数の個別電極はエツチング法により容
易に高密度化ができる厚さとしてパターン化し、これら
の個別電極上に共通に磁界発生源に結合される磁性体シ
ートとを含んで構成される電極としている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ＯＡ機器に関する記録装置において高解像度化の要求は
極めて高い。それを達成する一方法として記録電極の高
密度化をあげることができる。そのため各種高＠度電極
の開発が進められており、上記の従来技術はその一例で
ある。高密度電極、例えば１ｍ当り１０ｄｏｔの場合、
電極ピッチは０．１ｍとなり、電極パターン幅は５０μ
ｍ、電極パターン間のスペース幅は５０μｍとなる。磁
気力とクーロン力を利用して導電性磁性トナーを用いて
画像を形成する方式における電極の構造は電極自身が導
電性磁性材料から構成されるか、あるいは導電性電極と
その上に共通に磁性体を設ける構造とした電極となる。

一方、より鮮明な画像を形成するには強い磁力を発生さ
せ導電性磁性トナーとの接触をよくするため磁性材料は
厚いものを使用することが必要である。

特開昭６１−１４４３６５号では第４図に示すように導
電性磁性材料を両面電解エツチング法にてスタイラスア
レーへラド１１を形成しているが、導電性磁性材料はエ
ツチング特性が悪く、板厚の厚い材料を用いて高密度パ
ターンを形成することば雅しく、板厚あるいは電極密度
が制限されてしまう。

例えばＦｅ−Ｎｉ合金で１０ｄａｔ／ｍｍの密度の電極
パターンを形成するのに、現在の技術レベルでは厚さ３
０μｍが限度である。そのため記録画質は十分でないと
いう問題があった。さらに、この電極は第４図に示すよ
うに個別の電極パターン間は空間（スペース）となって
いる。そのためトナーが、このスペースに入り混み、ト
ナーを介して電極間が短絡してしまい、画像が乱れる現
象が生じるという問題があった。又、ドライエツチング
法にても電極を形成することは可能であるが、エツチン
グ時に極めて長時間を要し、量産化には適していない。

さらに特開昭６１−１．５２４６４号では第５図に示す
ようにエツチング法により容易に高密度パターン化が可
能な１μｍ程度の厚さの導電性電極】２とし、その上に
電極パターン加工を行わず磁性体シートを設ける構造と
して高密度化を図っている。しかしながらこの方法では
電極の厚さは１μｍ程度であり、導電性磁性トナーの粒
径は５〜５０μｍ８度であることから電極端部に接触す
るトナーの数は限定されてしまい、電極への電圧印加時
におけるトナーの電気抵抗が大となり形成する画像は不
鮮明となる問題があった。

本発明の目的は、このような従来の問題点を解決するこ
とにより、高密度、高解像度で信頼性が高くかつ生産性
の良好な記８電極を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、記録電極ヘッドを、絶縁基板上に厚さ４０
μｍ以上の導電性磁性材料を接合し、機械加工により高
密度で直線状の列状パターンを形成し、その後電極パタ
ーン及び電極パターン間のスペースに絶縁性レジストを
塗布・充てんしパターン端部のみを露出する構造とする
ことにより、達成される。

〔作用〕

本発明では、高密度で厚さのある電極パターンを形成す
る手段として、機械加工によって達成している。機械加
工としては、カッティングホイールを使用する。被加工
物の導電性磁性材料の厚さはカッティングホイールの切
り込み深さに依存するが、一般には、カッティングホイ
ールの刃厚の５〜１０倍程度は可能である。例えば、記
録電極のパターン密度が１６ｄａｔ／ｎｖｎの場合、電
極パターンピッチは６２．５μｍであるから電極間スペ
ース幅は３０μｍ程度となる。

カッティングホイールの刃厚が電極パターン間のスペー
スを形成することから、上記の電極密度１６ｄｏｔ／ｎ
ｖｎ　　を形成する場合刃厚３０７ｚ　ｍ程度のカッテ
ィングホイールを使用すればよい。この場合の切り込み
の深さは１５０〜３００μｍ程度となる。したがって、
導電性磁性材料の厚さは、基板との接合層の厚さを考慮
しても８０〜２００μｍ程度までにすることができ、電
極パターン端部とトナーとの接触する面積が増加するた
め、形成する画像は極めて鮮明となる。なお、電極の厚
さを４０μｍ以上としたのは、電極の厚さを種々変えて
画像を形成し評価を行ったところ４０μｍ以上の厚さが
あれば良好な画像が得られることがわかったためである
。

又、電極パターン加工後は、電極のスペース。

及びパターン上を絶縁性レジストにて塗布・充てんする
ため、トナーを介しての電極間の短絡現象は生じず、鮮
明な画像を形成する。さらに、電極パターンは端部のみ
露出し他は全て絶縁性レジストにて被覆されている構造
となっているため、絶縁性レジストが補強材の役割をす
るので、電極パターンの基板からのはく離を防止する。

加えて腐食、電食に対しても効果があり、信頼性の高い
電極となる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図、第２図及び第３図を
用いて説明する。

第１図は本発明の記録電極ヘッドの構成を示す斜視図で
ある。１は電極パターン、２は接合層、３は絶縁基板、
４は絶縁性レジストである。電極パターンの端部のみが
露出している。

次に本記録電極ヘッドの製造法について説明する。第２
図はその工程図である。電極の密度は１６ｄｏｔ／ｉｎ
、電極の厚さは１００μｍとする。

厚さ１．０ｍの絶縁基板３のアルミナ基板の片面に、ス
クリーン印刷法により厚さ５μｍの銀ロウ層の接合層２
を形成する。次に導電性磁性板５として厚さ１００μｍ
のＦｅ−Ｎｉ合金板を接合層２に張り合わせ昇温しでア
ルミナ基板とＦｅ−Ｎｉ合金板を接合する。その後刃厚
３０μｍのカッティングホイールを用いて、ピッチ６２
．５μｍで直線状に切り込み深さ１２５μｍでカッティ
ングを行い、電極パターン１を形成する。続いて絶縁性
レジスト４としてポリイミド樹脂を用いて電極パターン
１間のスペース及び電極パターン１上に充てん、塗布す
る。

このようにして高密度で電極パターンの厚さの犬なる磁
性記録電極ヘッドを形成することができる。

次に本実施例の記録電極ヘッド６を第３図に示す記録電
極の電極駆動部８のパターンに接続して記録電極とする
。

本実施例によれば、記録電極を記録装置に搭載し、信号
線をコネクター１０に接続して画像記録を形成したとこ
ろ、鮮明で高画質な記録が得られる効果がある。

〔発明の効果〕

本発明によれば、高密度でかつ電極パターンの厚さの大
きい磁性電極ヘッドを生産性良く製造でき、しかも、電
極ヘッドは電極パターン端部のみを除いて絶縁性レジス
トを被用する構造とするので、記録画質の高解像度化、
鮮明化が図れ、さらには耐食性の向上、信頼性を高めら
れる等、すぐれた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の記録電極ヘッドの部分断面
斜視図、第２図は記録電極ヘッドの製造工程図、第３図
は記録電極ヘッドを搭載した記録電極及びそのＡ−Ａ’
断面図、第４図、第５図は夫々従来の記録ヘッドの概略
斜視図である。 １・・・磁性電極、２・・・接合層、３・・・絶縁基板
、４・・・絶縁性レジスト、５・・・導電性磁性板、６
・・・記録電極ヘッド、７・・・駆動ＩＣｌ３・・・電
極駆動部、９・・・ヒートシンク、１０・・・コネクタ
ー、１１・・・スタイラスアレーヘッド、１２・・・導
電性電極、１３・・・磁性体シート＠　　　　　　　　
　　　　　　　　　、、、、と−１

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、導電性磁性トナーを用いて記録媒体上に直接記録す
   る記録装置における列状に並んだ複数の記録電極におい
   て、記録ヘッド部のパターンは導電性磁性材料からなり
   、かつ前記パターン厚さが４０μｍ以上かつ直線形状を
   有し、又、パターン上及びパターン間には絶縁性レジス
   トが塗布されている構造を有することを特徴とする記録
   電極。 ２、導電性磁性トナーを用いて記録媒体上に直接記録す
   る記録装置における列状に並んだ複数の記録電極の製造
   法において、絶縁性セラミック基板上に導電性磁性板を
   接合する工程と、前記導電性磁性板を機械加工によつて
   電極ヘッド部のパターンを形成する工程と、前記電極ヘ
   ッド部のパターン上及びパターン間空間部に絶縁性レジ
   ストを塗布する工程とを含む記録電極の製造法。