JPH0123538Y2 - - Google Patents

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JPH0123538Y2
JPH0123538Y2 JP9424984U JP9424984U JPH0123538Y2 JP H0123538 Y2 JPH0123538 Y2 JP H0123538Y2 JP 9424984 U JP9424984 U JP 9424984U JP 9424984 U JP9424984 U JP 9424984U JP H0123538 Y2 JPH0123538 Y2 JP H0123538Y2
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JP
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screen
pipe
pipe body
water
bones
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JP9424984U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、取水用濾水管に関する。
掘井戸、打込井戸等から大量に水を採取する場
合、水と共に周囲の石、土砂等の固形物を同時に
汲み上げるのを防止するために、従来より、管壁
に透水孔を有する管体と、この管体の周囲に巻き
付けた金網状のスクリーンとからなる濾水管を取
水端に取付けている。しかしながら、このような
従来の濾水管においては、金網状のスクリーンが
管体壁に密着して形成されているので、石、土砂
等がスクリーンの網目と同時に直接に管体の透水
孔を閉塞することが避けられず、従つてまた、管
体に設ける透水孔の開口率も5〜15%程度に比較
的小さくせざるを得ない問題がある。
本考案は従来の濾水管における上記した問題を
解決するためになされたものであつて、透水孔の
閉塞を有効に防止して、取水効率の高い濾水管を
提供することを目的とする。
本考案による濾水管は、管壁に透水孔を有する
管体と、この管体の外周面に巻き付けた円筒金網
状のスクリーンと、上記管体の両端に固定され
て、上記スクリーンを管体上に保持する固定環と
からなり、上記スクリーンが (a) 管体の軸方向に直線的に延びる複数の力骨、
及び (b) 隣接する2本の力骨を半ピツチ差で同一方向
に螺旋状に巻いて延びる一対の鋼線 とから形成され、上記鋼線によるスクリーンが管
壁に対して力骨の上下に二層に形成されているこ
とを特徴とする。
以下に実施例を示す図面に基づいて本考案を説
明する。
本考案による濾水管においては、第1図及び第
2図に示すように、管壁に透水孔8を有する管体
1の外周面上に鋼線3が力骨5の上下に二層にス
クリーン2を形成している。即ち、管壁には管体
軸方向に直線的に延びる力骨5が複数本平行に配
列されていると共に、隣接する2本の力骨には一
対の鋼線3が半ピツチ差で同一方向に螺旋状に巻
き付けられ、このようにしてすべての隣接する2
本の力骨には一対の鋼線が螺旋状に巻き付けられ
ている。従つて、各鋼線は、管壁に対して力骨を
挟んでその上下に平行に二層に網目4を形成し、
しかも、これらの上部網目と下部網目を形成する
鋼線は、隣接する2本の力骨の間で交叉する空間
的関係を有して、立体的で且つ均一な網目のスク
リーンを構成する。尚、上記網目4は、取水の目
的等に応じて、適宜の大きさに設定される。
本考案による濾水管は、上記のような円筒金網
状スクリーンを管体外周面に嵌め込んだ後、管体
の両端に固定環6を嵌め込み固定し、上記スクリ
ーンをこれら固定環の間に保持することによつて
得ることができる。従つて、このような濾水管に
おいては、例えばスクリーンをはんだ付けにて管
体上に固定する濾水管とは異なり、管体の材質が
はんだ付け可能な金属に限定される必要がなく、
合成樹脂等種々のものを使用することができる。
以上のように、本考案の濾水管によれば、管体
外周面上に円筒金網状スクリーンが力骨の上下に
立体的な二層に形成されているため、スクリーン
上に石等の固形物が接触しても、管体内への水の
通路が確保され、スクリーンを透過する水の量、
即ち、透水量には大きな影響が生じない。
また、このような立体的なスクリーン構造のた
め、周囲より濾水管に流入する水の流速がスクリ
ーン内で緩和される結果、濾水管の周囲には急速
な水の流れが生ぜず、透水層からの土砂の流失を
有効に防止し得ると共に、管体の透水孔の開口率
を従来の約2倍程度又はそれ以上に大きくできる
ので、管体内へ流入する水の流速が低下しても、
取水量は減少しない。即ち、本考案の濾水管によ
れば、取水量を、従来の20〜30%も大きくするこ
とができる。
更に、本考案の濾水管においては、スクリーン
の強度が格段に大きいため、濾水管を保護する効
果も高いので、管体壁に前記したような高い開口
率の透水孔を設けても、管体が水圧等から有効に
保護され、開口率を高くしたことによる管体の強
度の低化を補償できる。併せて、本考案のスクリ
ーンは固定環にて管体に固定されるため、はんだ
付け等の煩雑な工程も不要であり、また、管体の
材質も何ら限定されることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による濾水管の斜視図及びその
一部周囲部分の断面図、第2図は断面図を示す。 1……管体、2……円筒金網状のスクリーン、
4……網目、5……力骨、6……固定環、7……
固定用ネジ、8……透水孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 管壁に透水孔を有する管体と、この管体の外周
    面に巻き付けた円筒金網状のスクリーンと、上記
    管体の両端に固定されて、上記スクリーンを管体
    上に保持する固定環とからなり、上記スクリーン
    が、 (a) 管体の軸方向に直線的に延びる複数の力骨、
    及び (b) 隣接する2本の力骨を半ピツチ差で同一方向
    に螺旋状に巻いて延びる一対の鋼線 とから形成され、上記鋼線によるスクリーンが管
    壁に対して力骨の上下に二層に形成されているこ
    とを特徴とする濾水管。
JP9424984U 1984-06-23 1984-06-23 濾水管 Granted JPS6111912U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9424984U JPS6111912U (ja) 1984-06-23 1984-06-23 濾水管

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JP9424984U JPS6111912U (ja) 1984-06-23 1984-06-23 濾水管

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6111912U JPS6111912U (ja) 1986-01-24
JPH0123538Y2 true JPH0123538Y2 (ja) 1989-07-19

Family

ID=30652639

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JP9424984U Granted JPS6111912U (ja) 1984-06-23 1984-06-23 濾水管

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JPS6111912U (ja) 1986-01-24

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