JPS60203718A - 地中排水管の埋設構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明は、水田、果樹園、干拓地、造成地、各種競技場
等において、地中の水を捕捉して誘導排水する地中排水
管（暗渠）の埋設構造に関する。

Ｅ背景技術］ 地中υ］木管による排水（暗渠排水）では、地中抽水管
の周囲に被覆材を用いて埋設するのが一般的である。こ
の被覆材は、給水断面積を大きくして排水管周辺部の透
水性を高めて地中排水管によるｔＪｌ水櫓能を向上させ
るとともに、フィルター作用により地中排水管内への土
砂流入及び地中排水管の１」詰りを防止することを主た
る機能とするが、従来の被覆材は、川砂、砕石、或いは
稲、染等が用いられることが多かった。しかしながら、
川砂、砕石粉等は粒径が小さく、且つ、粒度分４１範囲
が狭いため、透水性並ひにフィルター作用の充分なもの
ではなく、一方、稲、藁等は、少しでも腐食すると相互
に密着して透水性を著しく低ドさせるという欠点を有し
ていた。

［発明の目的］ 本発明の目的は、透水性が高く排水機能が充分に発揮さ
れるとともに、フィルター作用にも優れた地中排水管の
埋設構造を提供することにある。

［発明の構成］ そのため、本発明は１石炭燃焼後に生成されるボトムア
ッシュの粒度が砂利又は礫程に大きくて川砂、砕石等と
比較して透水性が高く、且つ、ボトムアッシュの粒度が
広範囲に分布してフィルター作用にも優れたものである
ことに着目し、このような特質を備えたボトムアッシュ
より成るボトムアッシュ層を地中の水を捕捉して誘導排
水する地中υ１水管の周囲の少なくとも一部に配するこ
とにより、別言すれば、ボトムアンシュを被覆材として
利用することにより前記ｌ」的を達成しようとするもの
である。

［実施例の説９１］ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１〜３図には本発明に係る地中υ［木管の埋設構造の
一実施例が示され、これらの図において、−１：層ｌに
は溝（開渠）２が形成され、この溝２内の所定の深さ位
置には地中排水管３が配置されるとともに、　ｊｌｉＨ
中排水管３の周囲には２石炭燃焼後に生成するボトムア
ッシュより成るボトムアッシュ層４、および、砂利層５
が所定の状態で配されている。

前記地中排水管３は素焼きの陶管（土Ｉｒ：′）等より
成る多孔質の管体であり、管壁より地中の水が捕捉され
て地中排水管３から誘導排水されｆＪＩるようになって
いる。この地中排水管３の一端側にはソケット型の接続
部６が形成され、この接続部６において複数の地中排水
管３が互いに接続されるようになっている。この際、接
続部６における地中排水管３相互の間隙は平均２ｍｍ程
度であり、このような間隙からは管壁部分に比較して充
分多量な」ルド水が」ル中ｖ１水管３内に捕捉されるよ
うになっている。

前記ボトムアッシュ層４を構成するボトムアンシュは、
その粒径が５ｏルＩｏ〜１０ｍｍ程度の広い粒度分Ｉｒ
Ｊ＠囲を有し、また、その透水係数は５Ｘ１０−４〜６
　Ｘ　１０”’　ｃｍ／ｓｅｃである。ここにおいて、
これら数値と砂の粒度および透水係数とを比較すると、
砂の粒度は５０　ｇ　ｍ　”、　０．５ｍｍであり、し
たがって、ボトムアッシュの粒度は砂の粒度を含み且つ
砂の粒度より大きい値側に分りｊ範囲が広く、また、砂
の透水係数は１０−〜４　Ｘ　１０−”　ｑｍ／ｓｅｃ
程度であり、ボトムアッシュの透水係数は砂の透水係数
に比較して高いものである。なお、ボｉ・ムアッシュは
、Ｊｊｆましい透水性能が得られるように、その粒度分
布が適切に調整されていることが好ましい。

・方、前記砂利層５はその透水係数がｌＸｌ０〜ｌ　Ｘ
　１０’　ｃｍ／ｓｅｅ程度のものであり、また、荷重
に経時的にも充分耐え得るだけの強度を有している。

前記ボトムアッシュ層４は地中υｒ水管３の接続部６に
おいては地中υ１水管３の全周に配されるとともに、接
続部６以外では地中＃Ｊ１水管３の上部側にボトムアッ
シュ層４が配されＩＬっド部側には砂利層５が配されて
いる。

次に、本実施例の飾玉方法につき説明する。

まず、１：層ｌに所定の深さの溝２を形成し、形成した
１１モ２の底部にボトムアッシュおよび砂利を所定状態
に配置してボトムアッシュ層４および砂利層５を形成し
、これら各層４　、５−：、に地中排水ｆ庁３を斉一に
配管する。この後、地中υ１水／＋ｔ′３の両側にボト
ムアッシュ層４および砂利層５を所定状態に配するとと
もに、地中排水管３の上部にボトムアッシュ層４を置し
、更に、ボトムアンシュ層４の上部に盛土して溝２を完
全に閉塞して地中１ノ１水管３の埋設施工が完了するこ
ととなる。

このような本実施例によれば、ボトムアッシュ層４を構
成するボトムアッシュの粒瓜が前述した程度のものであ
るため、その透水性は砂利や或いは礫程に大きく、例え
ば従来使用されていた透水性の低い川砂等と比較して地
中υＦ水管３による捕水性が一段と向上した。

また、ボトムアッシュの粒度は川砂等と比較して広範囲
に分布しているため、ホトムアッシュ層４におけるフィ
ルター効果が大きく、地中υＩ水管３内への土砂流入が
防止でき、地中υＦ水管３の１１詰り等の経時変化を効
果的に緩和できる。

更に、被覆材として藁等を用いた場合と異なり腐食化し
て相互に密着してフィルター作用が阻害される恐れもな
い。

更にまた、地中ＩＩＩ水？６３の接続部６において最も
１１μ中朔水管３内に地下水が捕捉されるか、この地中
４ｕｌ水？１↑３の接続部６の周囲においては全周にわ
たりボトムアンシュ層４が設けられているため、地中ｉ
ｌｌｌｌ水内３内捉される地下水の排水性を向」―させ
るとともにフィルター作用も大きい。

また、接続部６以外の地中排水管３の下部側には砂利層
５を設けであるため、土層１内に斉一に配列された地中
刊本管３を強固に支持することかできる。しかも、接続
部６以外の地中υ１水管３においては、地中υ１水管３
の下部側に比較してに部側の力からより多くの地ド木が
捕捉され、この−１一部側にボトムアンシュ層４が設け
られているため、接続部６以外においても高いｔＪｌ水
性およびフィルター作用を有している。

更に、ポ１ムアッシュは火力発電所その他において石炭
燃焼後に極めて多ｔｆ８に生成されるものであるか、こ
のようなポトムア・ソシュを有効利用することかできる
という効果がある。

なお、実施にあたり、ボトムアンシュ層４は地中り１水
管３の接続部６以外の部分においても地中排水管３の全
周に設けてもよく、或いはまた、接続部６および接続部
６以外の部分を問わず地中ｔｌｌ水管３のト一部側には
砂利層５、上部側にはボトムアッシュ層４を配してもよ
く、更には、これら以外の他の配置状態としてもよく、
要するに、地中排水管３の少なくとも一部の周囲にボト
ムアッシュ層４か配されていればよい。また、地中刊本
管３は素焼の」：？ａ等に限られず、地ド水を捕捉でＳ
るものであればどのようなものでもよいが、素焼のＪ：
　’＋Ａ’であることが特に々了ましい。

［発明の効果］ 」−述のように本発明によれば、透水性が高く１ノ］水
機能が充分に発揮されるとともに、フィルター作用にも
優れた地中ｔｅｌ木管の埋１没構造を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明［こ係る地中わｌ水管の埋設構造の一実
施例を示す断面図、第２図および第３図はそれぞれ第１
図のＩＩ　−ＩＩ線およびＩＩＩ−ＩＩＩ線に従う矢視
断面図である。 ｌ・・・土層、２・・・溝、３・・・地中ｔＪｌ木管、
４・・・ホ［・ムアッシュ層、５・・・砂利層、６・・
・接続部。 代理人　弁理士　木下　実正　（ほか１名）第１図 ３６５　３

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）地中の水を捕捉して誘導排水する地中排水管の埋
   １没構造において、ｌｊう記地中胡木管の周囲の少なく
   とも一部に石炭燃焼後に生成するボトムアッシュより成
   るボトムア・ンシュ層が配されていることを特徴とする
   地中ｖ１水信の埋設構造。 （２、特許請求の範囲第１項において、前記ボトムアッ
   シュ層はｔｉｉｊ記排水管の接続部の全周に配されると
   ともに、接続部以外では排水？Ｒの上部側にはボトムア
   ンシュ層が配され且つ下部側には砂利層が配されている
   ことを特徴とする地中排水管の埋設構造。