JPH01234992A - 飲料抽出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、レギュラーコーヒー、紅茶等の飲料自動販
売機に搭載して飲料を製造する飲料抽出装置に関する。

〔従来の技術〕

この種の飲料抽出装置として、粉末原料、ｄｈが上方よ
り投入される閉塞弁付きのシリンダの下部にフィルタブ
ロックを徂合せるとともに、シリンダの側面にエア導入
口を開口してここにエアポンプを接続し、ここでシリン
ダ内に所定量の粉末原料と湯を投入した後に、シリンダ
内の液面下へ前記エア導入口を通じて外部より加圧エア
を吹き込んで粉末原料と湯の混合液を撹拌し、次にシリ
ンダの上面開口部に配備した弁を閉塞した上で再度加圧
エアを吹き込み、このエア圧力よりシリンダ内に滞留し
ている混合液をフィルタで濾過して飲料を抽出するよう
にした方式のものが公知である。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで前記した従来方式のように、シリンダの側面に
開口したエア導入口より加圧エアをシリンダ内に吹き込
んで粉末原料と湯を撹拌する方式では、シリンダ内に吹
き込まれたエアが混合液の全域に分散しないまま液面上
に抜は出てしまい、特にフィルタ面上に堆積している粉
末原料を十分に撹拌できないまうために撹拌作用域が局
部的となり、短時間な撹拌工程で十分な撹拌効果を得る
ことが困難であることがテスト結果からも確認されてい
る。一方、頭記した飲料自動販売機では、飲料を製造す
るに要する販売動作時間ができるだけ短いことが望まれ
る。

この発明は上記の点にかんがみ成されたものであり、そ
の目的は撹拌工程でシリンダ内に導入するエアの導入方
法を改良することにより、粉末原料と湯との撹拌をシリ
ンダ内の全域で行わせ、短時間の工程で十分濃厚な飲料
が抽出できるようにした飲料抽出装置を提供することに
ある。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するために、本発明の飲料抽出装置にお
いては、上方より粉末原料、湯が投入されるシリンダと
、該シリンダの底部に結合し合う飲料抽出用フィルタブ
ロックと、粉末原料、湯の投入後にシリンダの上面開口
部を閉塞する弁機構と、シリンダ内に投入される混合液
に対しその液面よりも上方、および液面下に開口してシ
リンダの側面に接続した上部エア配管路、および下部エ
ア配管路と、上下のエア配管路の間にまたがり上部エア
管路を吸込側に、下部エア管路を吐出側に接続したエア
ポンプと、前記各エア配管路にそれぞれ介装した分岐ポ
ートが大気側に開放する三方切換弁とを具備して成り、
撹拌工程では下部エア配管路側の三方切換弁を大気側に
開放した状態でエアボンブポンブにより排気してシリン
ダ内を負圧にし、フィルタブロックの出口に接続した飲
料吐出管を通じて外方より吸引したエアで粉末原料と湯
を撹拌させ、抽出工程では上部エア配管路側の三方切換
弁を大気側に開放した状態でエアポンプにより下部エア
配管路を通じてシリンダ内に加圧導入したエアで飲料を
抽出させるよう構成するものとする。

〔作用］ 上記の構成により、撹拌工程では上部エア配管路を通じ
てシリンダ内の空気が排気されて負圧となるので、これ
に伴いフィルタブロックの出口に接続した飲料吐出管の
気中開放端を通じて外部より吸引したエアがフィルタを
透過して下方からシリンダ内に入り込む、これによりシ
リンダ内の全域で粉末原料と湯との混合液が効果的にエ
ア撹拌されるようになる。

一方、前記の撹拌工程から抽出工程に切換えると、今度
は加圧エアが下部エア配管路を通じてシリンダ内の液面
下に導入されるので、撹拌を継続しつつシリンダ内部の
圧力が上昇し、混合液はフィルタを透過してｉｅｒ！Ｌ
味な飲料が抽出されるようになる。

〔実施例〕

第１図はこの発明の実施例による飲料抽出装置の構成図
、第２図、第３図はそれぞれ第１図の抽出装置による撹
拌工程５抽出工程の動作説明図を示すものである。

まず第１図において、１は上下端部が開口し、かつ上部
に粉末原料、湯の投入部を備えたシリンダ、２はその上
面にフィルタ２ａ、およびシリンダ１の下端周縁に密着
するパツキン２ｂを装備したフィルタブロック、３はシ
リンダｌの上面開口部を開閉する弁機構である。なお前
記フィルタブロック２の上面にはフィルタ２ａの他に必
要によりローラから繰り出した紙フィルタが装荷される
場合もある。また前記シリンダ１には上下に位置してシ
リンダ側壁に上部エアロｌａ、下部エアロ１ｂが開口し
てここに上部エア配管路４．下部エア配管路５が接続さ
れ、かつエア配管路４と５との間にまたがり上部エア配
管路４を吸込側、下部エア配管路５を吐出側にしてエア
ポンプ６が接続されている。

さらに前記エア配管路４．５の途中にはそれぞれ分岐ボ
ートを大気側に開放した三方切換弁７，８が介装接続し
である。なお９はフィルタブロック２の出口に飲料吐出
管１０を介して接続されたミキシングボウル、１１は飲
料供給管、１２はベンドステージ、１３は飲料カップで
ある。

次に上記構成による飲料の製造動作に付いて説明する。

なお販売待機状態ではシリンダ１とフィルタブロック２
との間が切り離され、かつ弁機構３が開放している。こ
こで販売指令が与えられると、まずフィルタブロック２
がシリンダ１に密着結合され、続いて弁機構３の開放状
態で図示されてない粉末原料箱、温水タンクから所定量
の粉末原料、湯がシリンダ１に投入された後に弁機構３
が閉しる。

次に第２図に示す撹拌工程に移り、三方切換弁８を大気
側に開放した状態でエアポンプ６を始動する。これによ
りエアポンプ６の吸込側に接続した上部エア配管路４を
通じてシリンダ１内の上部空間のエアが三方切換弁８を
通じて排気されてシリンダ内が負圧となる。一方、この
負圧発生に伴い、第１図のミキシングボウル９で気中に
開放している飲料吐出管１０を通じてフィルタブロック
２内に点線矢印のようにエアが吸引され、ここがらフィ
ルタ２ａを透過したエアがシリンダ内に滞留している粉
末原料と湯との混合液１４内を気泡となって上昇し、こ
の過程で混合液１４をエア撹拌する。

しかもこのエア撹拌工程では、シリンダ１内が負圧に保
持され、かつエアがフィルタ２ａの全面で下面側からシ
リンダ１内に導入されるので、粉末原料と湯の混合液１
４はフィルタ２ａを殆ど透過することなくシリンダ内に
留まってエア撹拌作用を受ける。したがって混合液１４
の撹拌がシリンダ内の全域で強力、かつ効果的に進行す
るようになる。

一方、所定の撹拌工程時間が経過すると、次に第３図に
示す抽出工程に切換えられる。ここではエアポンプ６を
運転のまま上部エア配管路４に介装した三方切換弁７を
大気側に開放する。これにより三方切換弁７を通じて大
気側から吸引されたエアが点線矢印のように下部エア配
管路５を通じてシリンダ１の液面下に加圧導入されるよ
うになる。また液面下に吐き出されたエアは混合液１４
をエア撹拌しながら液面上に抜は出て後に液面を加圧す
る。こにより混合液１４がフィルタ２ａを透過して飲料
が抽出され、さらに第１図に示したミキシングボウル９
に砂糖、ミルク等を添加して撹拌した上でベンドステー
ジ１２に待機しているカップ１３に供給される。なおこ
の抽出過程では、シリンダ１の液面下に開口している下
部エア配管路５を通じて加圧エアを供給するので、下部
エア配管路５が同時にエアブロ−される、したがって飲
料抽出後の状態でエア配管路５内に飲料滓等が残留した
ままになるのを防止できる。

以上述べた撹拌工程と抽出工程を行うことにより、コー
ヒー自動販売機では例えばカフェ・オ・しとして通した
濃厚なコーヒーが抽出されるようになる。しかも後半の
抽出工程では撹拌と抽出とが同時に進行するので、特に
販売時間が長引くことはない、また、アメリカンコーヒ
ーを選択した場合には、前記の飲料製造工程で撹拌工程
を省略し、シリンダ内に原料を投入した後に若干の時間
を置いて抽出工程に移行するようにプログラムを組むこ
とにより、透明度の高い淡白味なアメリカンコーヒーを
製造することができるし、さらに砂糖、ミルクを添加し
ないブラックコーヒーを選択した場合には、前記の各選
択モードでコーヒーを抽出した後にミキシングボウルに
砂糖、ミルクを供給せずにそのままコーヒーを飲料カッ
プに供給するようプログラムを組むこともできる。

〔発明の効果〕

本発明の飲料抽出装置においては、以上説明したように
構成されているので、次記のような効果を奏する。

すなわち、原料の撹拌工程ではシリンダ内を負圧にし、
フィルタブロックのフィルタを透過して下面側からシリ
ンダ内へエアを導入するようにしたので、粉末原料と湯
との混合液をシリンダ内に留めつつ、かつシリンダ内全
域で効果的にエア撹拌が進行する。しかも続く抽出工程
では混合液のエア撹拌を継続しつつシリンダ内を加圧し
て飲料抽出が行われるので、この結果として短時間な動
作時間で濃厚な飲料を抽出して販売に供することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例による飲料抽出装置の構成図、
第２図、第３図はそれぞれ撹拌工程、抽出工程の動作説
明図である。各図において、１ニジリンダ、２：フィル
タブロック、２ａ：フィルタ、３：弁機構、４：上部エ
ア配管路、５：下部エア配管路、６：エアポンプ、７．
８：三方切換弁、１０：飲料吐出管。 ′＼ ６エ１五−フ゛ 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）シリンダ内に粉末原料、湯を投入し、粉末原料、湯
   の混合液の撹拌、およびフィルタを通して飲料の抽出を
   行う飲料抽出装置であって、上方より粉末原料、湯が投
   入されるシリンダと、該シリンダの底部に結合し合う飲
   料抽出用フィルタブロックと、粉末原料、湯の投入後に
   シリンダの上面開口部を閉塞する弁機構と、シリンダ内
   に投入される混合液に対しその液面よりも上方、および
   液面下に開口してシリンダの側面に接続した上部エア配
   管路、および下部エア配管路と、上下のエア配管路の間
   にまたがり上部エア管路を吸込側に、下部エア管路を吐
   出側に接続したエアポンプと、前記各エア配管路にそれ
   ぞれ介装した分岐ポートが大気側に開放する三方切換弁
   とを具備して成り、撹拌工程では下部エア配管路側の三
   方切換弁を大気側に開放した状態でエアポンプポンプに
   より排気してシリンダ内を負圧にし、フィルタブロック
   の出口に接続した飲料吐出管を通じて外方より吸引した
   エアで粉末原料と湯を撹拌させ、抽出工程では上部エア
   配管路側の三方切換弁を大気側に開放した状態でエアポ
   ンプにより下部エア配管路を通じてシリンダ内に加圧導
   入したエアで飲料を抽出させることを特徴とする飲料抽
   出装置。