JPH01230621A - 活性エネルギー線硬化性樹脂,その樹脂を含む硬化性被覆組成物および印刷インキ組成物 - Google Patents

活性エネルギー線硬化性樹脂,その樹脂を含む硬化性被覆組成物および印刷インキ組成物

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JPH01230621A
JPH01230621A JP63057026A JP5702688A JPH01230621A JP H01230621 A JPH01230621 A JP H01230621A JP 63057026 A JP63057026 A JP 63057026A JP 5702688 A JP5702688 A JP 5702688A JP H01230621 A JPH01230621 A JP H01230621A
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JP
Japan
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acid
meth
anhydride
acrylate
resin
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JP63057026A
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English (en)
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Koji Sato
孝二 佐藤
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Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的」 (産業上の利用分野) 本発明は活性エネルギー線硬化性の樹脂、被覆組成物お
よび印刷インキ組成物に関するものであり。
詳しくは紫外線もしくは電子線等の照射により硬化し、
しかも、印刷適性あるいは基材への密着性等に優れた特
徴を有する活性エネルギー線硬化性の被覆組成物および
印刷インキ組成物、並びにそのための樹脂に関するもの
である。
(従来の技術) 近年、活性エネルギー線による硬化性被覆組成物の研究
は盛んに行なわれており、その中でも印刷インキ、クリ
ヤーフェス、塗料、接着剤、フォトレジスト等の分野で
は実用化が進められている。これらはラジカル重合性を
有する樹脂およびモノマーと。
必要に応じてラジカル重合開始剤、顔料からなっており
、ラジカル重合性を有する樹脂としてはアルキッド(メ
タ)アクリレートポリエステル(メタ)アクリレート、
エポキシ(メタ)アクリレート、ウレタン変性(メタ)
アクリレート等が、またモノマ−としては、ビスフェノ
ールAアルキレンオキサイド付加体ジ(メタ)アクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート
、トリメチロールプロパントリ (メタ)アクリレート
、テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリレート
 ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート
、アルキルフェノールアルキレンオキサイド付加体モノ
(メタ)アクリレート等が用いられていた。なお1本明
細書において(メタ)アクリレートとは、アクリレート
およびもしくはメタクリレートを、また(メタ)アクリ
ル酸とはアクリル酸およびもしくはメタクリル酸を示す
最近、印刷や塗装の高速化が望まれており、これらに対
処するため活性エネルギー線硬化性被覆組成物はラジカ
ル重合性を有する樹脂として硬化性の速いエポキシアク
リレートが使用されている場合が多い、しかしエポキシ
アクリレートには2級の水酸基があり、また油成分が少
ないため、これを硬化性被覆組成物として1例えば湿し
水を使用するオフセット印刷インキに使用した場合に、
インキが乳化し易いことに起因する地よごれ、浮き汚れ
が生じることが多(、また処理もしくは未処理の各種の
金属、プラスチックスなどの基材への密着性も劣り、改
良が望まれている。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、特に上記のような印刷時の汚れ、転移不良お
よび基材への密着性を解決した活性エネルギー線硬化性
被覆組成物および印刷インキ、並びにそのための硬化性
樹脂を提供するものである。
「発明の構成」 (課題を解決するための手段) 本発明は、これらの欠点を改良すべく鋭意研究の結果、
印刷適性や基材への密着性に優れた活性エネルギー線硬
化性被覆組成物、印刷インキおよびそのための硬化性樹
脂を見出した。
すなわち本発明は、エポキシ化合物とアクリル酸および
もしくはメタクリル酸とを反応させた水酸基含有の生成
物に多価カルボン酸無水物をハーフエステル反応させ、
さらにエポキシ化合物および必要に応じてm個カルボン
酸を反応させた水酸基含有の生成物に、一価カルボン酸
無水物を反応させ、副生したm個カルボン酸を除去して
なる活性エネルギー線硬化性樹脂、並びに、この樹脂、
ラジカル重合性二重結合を有するモノマー、顔料および
必要に応じてラジカル重合開始剤を含むことを特徴とす
る活性エネルギー線硬化性被覆組成物、およびこの樹脂
、ラジカル重合性二重結合を有するモノマーおよび必要
に応じてラジカル重合開始剤を含むことを特徴とする活
性エネルギー線硬化性印刷インキ組成物に関する。
本発明の活性エネルギー線硬化型樹脂において。
エポキシ化合物とは1分子中に1個以上のエポキシ基を
有するグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、グリシジル
エステル型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ
樹脂、線状脂肪族エポキシ樹脂、脂環族エポキシ化合物
等である。
グリシジルエーテル型エポキシ樹脂としては、ビスフェ
ノールAジグリシジルエーテル、ビスフェノールAジ−
βメチルグリシジルエーテル、ビスフェノールFジグリ
シジルエーテル、ビスフェノールSジグリシジルエーテ
ルおよびそれらを水添加したグリシジルエーテル、さら
に前記グリシジルエーテル化合物のε−カプロラクトン
付加物、ビスフェノールA、 SまたはFのアルキレン
オキサイド付加物のグリシジルエーテル、フェノールも
しくはアルキルフェノールのグリシジルエーテル、フェ
ノールもしくはアルキルフェノールノボラックグリシジ
ルエーテル、ポリアルキレングリコールポリグリシジル
エーテル等がある。また、グリシジルエステル型エポキ
シ樹脂としては、フクル酸、アジピン酸、ダイマー酸の
ような二塩基酸ジグリシジルエステル、トリメリット酸
のような三塩基酸トリグリシジルエステルがある。また
、グリシジルアミン型エポキシ樹脂としてはトリグリシ
ジルイソシアネート等がある。
また、線状脂肪族エポキシ樹脂としてはエポキシ化ポリ
ブタジェン、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、
アルコールのグリシジルエーテル等があり。
脂環族エポキシ化合物としては、3.4−エポキシシク
ロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカ
ルボキシレート、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)アジペート等を挙げることができる。
エポキシ化合物と(メタ)アクリル酸との反応は。
例えば撹拌機付4つロフラスコで70〜130°C1好
ましくは80〜120°Cの間で空気を吹き込みながら
自体公知の方法で行われる。また、必要に応じて触媒と
してアミン化合物1重合禁止剤としてハイドロキノンな
どが使用される。
エポキシ基と(メタ)アクリル酸との当量比は。
0.9/1.1〜1.1〜0.9の範囲であり、1/1
に近い程好ましい。また、−殻内に言えば硬化性の速い
ものが要求される時はアクリル酸の使用が望ましく。
接着剤などの用途にはメタクリル酸が使用される。
以下、得られた生成物をエポキシアクリレートと称する
。このエポキシアクリレートは周知のとおり2級の水酸
基を有している。
このエポキシアクリレートの2級の水酸基と多価カルボ
ン酸無水物とのハーフエステル反応はエポキシアクリレ
ートがゲル化を起こさない温度、すなわち、70〜13
0°C1好ましくは90〜120°Cで1〜4時間で行
われる。
水酸基含有のエポキシアクリレートと多価カルボン酸無
水物との反応比は、使用する原料2反応条件によっても
異なるがゲル化を生じない範囲で選択され3通常エポキ
シアクリレートの水酸基1個当り多価カルボン酸無水物
0.1〜1モルである。この反応により、カルボキシル
基および当量比によっては水酸基が残存する化合物が生
成する。この残存水酸基のある場合には後述する一価カ
ルボン酸無水物との反応により、減少もしくはなくすこ
とができる。
なお、多価カルボン酸無水物として、シュウ酸。
マロン酸、コハク酸、アルキルまたはアルケニルコハク
酸、グルタル酸、マレイン酸等の脂肪族多価カルボン酸
無水物、0−(水添加)フタル酸、ハイミック酸、メチ
ルハイミック酸、ジフェン酸、ナフタリン酸等の脂環式
または芳香族多価カルボン酸無水物が使用される。
さらにハーフエステル反応で生したカルボキシル基含有
反応生成物とエポキシ化合物および必要に応じてm個カ
ルボン酸とを反応させる方法は70〜130°C1好ま
しくは80〜120°Cの間で行われる。
前記ハーフエステルのカルボキシル基とエポキシ化合物
との当量比は110.9〜2.0の範囲であり、この反
応では、■エポキシ化合物がカルボキシル基含有反応生
成物の架橋剤として分子量を大きくすることもあり、ま
た場合によっては、■多価エポキサイドの一つが反応し
てエポキシ基を有する化合物を生成することもある。こ
の■場合には、このエポキシ基に、ラジカル重合性不飽
和基を有するm個カルボン酸を反応することで官能基密
度を上げたり3例えば長鎖アルキル基を有するm個カル
ボン酸を反応することで疎水性を向上せしめることがで
きる。一価カルボン酸の使用量は残存するエポキシ基と
ほぼ同じ当量とすることが好ましい。
更に言及すれば、カルボキシル基含有反応生成物が、多
価カルボン酸無水物として、炭素数の比較的大きな、す
なわち油成分となり得る多価カルボン酸無水物1例えば
ドデセニル無水フタル酸を用いてハーフエステル反応さ
せて得られたものの場合、更に長鎖のm個カルボン酸を
使用しなくともよく、この際はカルボキシル基含有反応
生成物に反応させるエポキシ化合物として、エポキシ基
を1個有する化合物であってもよい。また、多価カルボ
ン酸無水物として炭素数の比較的小さなものを用いる場
合、一価カルボン酸として炭素数の比較的大きな長鎖の
ものを使用し、エポキシ化合物としてはエポキシ基を2
個程度含をする化合物が望ましい。このエポキシ化合物
のエポキシ基としては平均1.8〜2.2個程度含有す
るものが好ましい。なお、エポキシ化合物は前記したエ
ポキシ化合物と同じ化合物であってもよく。
また異なる化合物であってもよい。
一価カルボン酸としては、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、
酪酸、バレリアン酸、トリメチル酢酸、カプロン酸、n
−へブタン酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、メトキシ酢
酸、ノニール酸、ヤシ油脂肪酸、パルミチン酸、ステア
リン酸、オレイン酸、リノール酸、リルン酸等の脂肪族
カルボン酸、安息香酸。
アルキル安息香酸、アルキルアミノ安息香酸、フェニル
酢酸、ハロゲン化安息香酸、アニス酸、ベンゾイル安息
香酸、ナフトエ酸等の芳香族カルボン酸。
ロジン、水添加ロジン等がある。更には二価カルボ゛ン
酸とm個アルコールとの当モル反応物、あるいは(メタ
)アクリル酸等が挙げられる。
このようにして生成した2級水酸基含有生成物とm個カ
ルボン酸無水物との反応は系がゲル化を起こさない温度
、すなわち70/130’C,好ましくは90〜120
°Cで、空気を吹き込みながら1〜4時間の条件で行わ
れる。反応の際の比率は水酸基1個あたりm個カルボン
酸無水物0.1〜1モルであり。
オフセット印刷インキとして使用する場合には0.8モ
ル以上、場合によっては1モル以上の過剰のm個カルボ
ン酸無水物を用いることも有効である。この場合過剰の
酸無水物の除去は加水分解後に副生ずるm個カルボン酸
と共に減圧蒸留もしくは水洗によって行われる。
m個カルボン酸無水物としては、無水酢酸、無水プロピ
オン酸、無水酪酸、無水吉草酸、無水トリメチル酢酸、
無水カプロン酸、無水へブタン酸、無水カプリル酸、無
水ペラルゴン酸、無水メトキシ酢酸。
無水ノニール酸、無水ヤシ油脂肪酸、無水パルミチン酸
、無水ステアリン酸、無水オレイン酸、無水リノール酸
、無水リルン酸、無水安息香酸、無水アルキル安息香酸
、無水桂皮酸、無水アクリル酸などがある。
これらの一価カルボン酸無水物と水酸基との反応により
一価カルボン酸が副生じ、この一価カルボン酸が系中に
残存すると、印刷時の汚れ、印刷機、インキ充填缶の腐
食を生ずるため好ましくない、したがって残存するm個
カルボン酸は、減圧蒸留、もしくは水洗などの適宜の方
法によって除去する。減圧蒸留の温度は、系がゲル化を
起こさない温度、すなわち120°C以下とする。蒸留
圧は20mmHg以下が効果的である。したがって、減
圧蒸留により除去する場合にはこのような条件下で除去
できるカルボン酸1例えば無水酢酸、無水プロピオン酸
、無水アクリル酸、無水メタクリル酸、無水酪酸、無水
イソ酪酸、無水吉草酸、無水イソ吉草酸、無水カプロン
酸がある。しかし、この減圧蒸留をより効果的にするに
は、無水酢酸、無水プロピオン酸、無水アクリル酸、無
水メタクリル酸、無水酪酸、無水イソ酪酸の中から選択
すると良い。更に他の態様としては、減圧蒸留時に水を
加え、共沸蒸留をすることも好ましい。
副生したm個カルボン酸の沸点が高くこの減圧蒸留によ
る除去が困難な場合には、水洗により除去することもで
きる。水洗は必要に応じてアミン、アンモニア、アルカ
リを添加することもでき、2回ないし3回以上の水洗を
行う。
本発明において、このようにして得られた樹脂は。
ラジカル重合性を有するモノマー、顔料および必要に応
じてラジカル重合開始剤と混合して活性エネルギー線硬
化性被覆組成物あるいは印刷インキとして使用される。
このラジカル重合性を有するモノマーとしては。
メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレ
ート、プロピル(メタ)アクリレート、アリル(メタ)
アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、アミル(
メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、
オクチル(メタ)アクリレート、カプリル(メタ)アク
リレート、デシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メ
タ)アクリレート、ミリスチル(メタ)アクリレート、
セチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アク
リレート、ベンジル(メタ)アクリレート、アルキルフ
ェノールのアルキレンオイサイド付加物の(メタ)アク
リレート。
シクロヘキシル(メタ)アクリレート等の1官能七ツマ
−が挙げられる。さらに2官能以上のモノマーとしてエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート。
ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレートポリエチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(
メタ)アクリレート。
ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンチル
グリコール(メタ)アクリレート、ネオベンチルクリコ
ールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピパリルヒド
ロキジビパレートジ(メタ)アクリレート、ヘキサンジ
オールジ(メタ)アクリレート。
(ジ)グリセリンポリ (メタ)アクリレート、 (ジ
)グリセリンアルキレンオキサイドポリ(メタ)アクリ
レート、トリメチロールプロパントリ (メタ)アクリ
レート、トリメチロールプロパンアルキレンオキサイド
トリ (メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパ
ンテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロ
パンアルキレンオキサイドテトラ(メタ)アクリレート
、トリメチロールエタントリ (メタ)アクリレート、
ジトリメチロールエタンテトラ(メタ)アクリレート、
トリメチロールエタンアルキレンオキサイドトリ(メタ
)アクリレート、ジトリメチロールエタンアルキレンオ
キサイドテトラ(メタ)アクリレート テトラメチロー
ルメタンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリス
リトールヘキサ(メタ)アクリレート、ビスフェノール
Aアルキレンオキサイビジ(メタ)アクリレート ビス
フェノールFアルキレンオキサイビジ(メタ)アクリレ
ート ジヒドロキシベンゼンアルキレンオキサイドジ(
メタ)アクリレート トリヒドロキシベンゼンアルキレ
ンオキサイドジ(メタ)アクリレート水添加ビスフェノ
ールAジ(メタ)アクリレート、水添加ビスフェノール
Fジ(メタ)アクリレート、水添加ビスフェノールAア
ルキレンオキサイド付加体ジ(メタ)アクリレート、水
添加ビスフェノールFアルキレンオキサイド付加体ジ(
メタ)アクリレート等が挙げられる。さらにその他にラ
クトン付加体のモノマーが挙げられる。すなわち、ポリ
エチレングリコールボリラクトネートジ(メタ)アクリ
レート、ポリプロピレングリコールポリラクトネートジ
(メタ)アクリレート、アルキレングリコールポリラク
トネートジ(メタ)アクリレート グリセリンポリラク
トネートトリ (メタ)アクリレート。
ジグリセリンボリラクトネートテトラ(メタ)アクリレ
ート、トリメチロールプロパンポリラクトネートトリ 
(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンポリ
ラクトネートテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリ
スリトールポリラクトネートテトラ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールポリラクトネートへキサア
クリレート等の各ポリオールラクトネートポリアクリレ
ートである。なお、上記モノマーのラクトンはγ−ブチ
ロラクトンー8−バレロラクトン、ε−カプロラクトン
等のエステルの官能基−CO−O−を環内に含む化合物
である。
このラジカル重合性を有する七ツマ−は、活性エネルギ
ー線硬化型樹脂100重量部に対して10〜1000重
量部9通常は20〜200部の範囲で使用される。
本発明の被覆組成物において、活性エネルギー線が紫外
線である場合には、光増感剤、すなわちラジカル重合開
始剤を添加する必要があり、ベンゾイン。
ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル
、ベンゾインイソプロピルエーテル、α−アクリルベン
ゾイン等のベンゾイン系増感剤、ベンゾフ工)7.p−
メチルベンゾフェノン、p−クロロベンゾフェノン、テ
トラクロロベンゾフェノン、0−ベンゾイル安息香酸メ
チル、アセトフェノン等のアリールケトン系増感剤、4
.4−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、p−ジメチ
ルアミノ安息香酸イソアミル、p−ジメチルアミノアセ
トフェノン等のジアルキルアミノアリールケトン系増感
剤、チオキサントン、アルキルキサントンおよびそのハ
ロゲン置換体等の多環カルボニル系増感剤、イルガキュ
ア907(チバガイギー社製光増惑剤)が挙げられ。
これらの単独もしくは適宜組み合せにより用いることも
できる。これらの光増感剤は組成物中に1〜30重量%
の範囲で用いることができるが、好ましくは2〜15重
量%の範囲であることが望ましい。活性エネルギー線が
紫外線より強い1例えば電子線の場合にはラジカル重合
開始剤を添加する必要はない。
また、有機顔料、無機顔料1体質顔料の他に、必要に応
じて可塑剤、界面活性剤、熱重合禁止剤等を添加するこ
とができる。
活性エネルギー線硬化性印刷インキ組成物とするには、
更に通常は顔料を分散させるが、この方法は特に限定さ
れることなく、三本ロール、ボールミル等の常法の分散
方法において行うことができる。また、有機顔料、無機
顔料1体質顔料の他に、必要に応じて可塑剤、界面活性
剤、熱重合禁止剤等の各種添加剤を添加することができ
る。勿論、顔料を使用していないインキ組成物であって
もよい。顔料の使用量は当業者が適宜目的に応じて定め
ればよい。さらに本発明の効果を阻害しない範囲で他の
樹脂を併用することも可能である。
以下、具体例により本発明を説明する。例中の部は全て
重量部を示す。
製造例1 エヒコート828(油化シェルエポキシ■製エポキシ樹
脂)380部、アクリル酸130部、トリエチレンジア
ミン0.5部、ハイドロキノン0.5部を撹拌機付4つ
ロフラスコに仕込み、空気を吹き込みながら100°C
で反応させ、約15時間後、酸価が1以下になった時点
で、汲み出した。これを樹脂aとする。
製造例2 製造例1の樹脂a510部、ドデセニル無水コハク酸2
66部を撹拌機付4つロフラスコに仕込み空気を空気を
吹き込みながら120°Cで1.5時間反応させ1次に
エピコート828 190部を仕込み。
120°Cで8時間反応酸価価が1.5以下になったこ
とを確認して汲み出した。これを樹脂すとする。
この例ではエピコート828の使用量を少なくしてあり
、樹脂aをジエボキサイドにより架橋して高分子化して
いる。
製造例3 製造例1の樹脂a510部、ドデセニル無水コハク酸2
66部を撹拌機付4つ目フラスコに仕込み空気を空気を
吹き込みなから120°Cで1.5時間反応させ5次に
エピコート828 380部およびアクリル酸65部を
仕込み、120°Cで10時間反応後酸価が2.5以下
になったことを確認して汲み出した。
これを樹脂Cとする。
この例では製造例2よりもエピコート828の使用量を
多くシ、エポキシ基がベンディングしている。
製 造 例 4(本発明の樹脂) 製造例2の樹脂b966部、無水酢酸204部を撹拌機
付4つロフラスコに仕込み空気を空気を吹き込みながら
120°Cで3時間反応させる。その後同温度で徐りに
減圧しながら2部mmHg以下とし、30分間で酢酸を
除去した後汲み出した。これを樹脂dとする。
製 造 例 5(本発明の樹脂) 製造例3の樹脂cl121部、無水酢酸306部を撹拌
機付4つロフラスコに仕込み空気を空気を吹き込みなか
ら120°Cで3時間反応させる。その後同温度で徐々
に減圧しなから20mmt1g以下とし、30分間で酢
酸を除去した後汲み出した。これを樹脂eとする。
製造例6 エピコート1004’ (油化シェルエポキシ■製エポ
キシ樹脂’)1600部、アクリル酸130部、トリエ
チレンジアミン1.7部、ハイドロキノン1.7部を撹
拌機付4つロフラスコに仕込み、空気を吹き込みながら
100°Cで反応させ、約15時間後、酸価が1以下に
なった時点で汲み出した。これを樹脂fとする。
製造例7 製造例6の樹脂f1730部、テトラヒドロ無水フタル
酸152部を撹拌機付4つロフラスコに仕込み空気を空
気を吹き込みなから120°Cで3時間反応させる。次
にブチルフェニルグリシジルエーテル201部を仕込み
120°Cで7時間反応して酸価が1、3になった時点
で汲み出した。これを樹脂gとする。
製 造 例 8(本発明の樹脂) 製造例7の樹脂g2083部、無水オレイン酸1626
部を撹拌機付4つロフラスコに仕込み空気を空気を吹き
込みなから120°Cで3時間反応させる。
その後等倍量の水を添加し、撹拌し、静置して分離した
水相を除去する。この水洗操作を3回繰り返した後、残
存する水を減圧下に蒸留除去しする。得られた樹脂の酸
価は4.5であり、これを樹脂りとする。
製造例9 p−terむ一ブチルフェノールノボラックグリシジル
エーテル(5核体)336部、アクリル酸65部、トリ
エチレンジアミン0.4部、ハイドロキノン0.4部を
撹拌機付4つロフラスコに仕込み、空気を吹き込みなか
ら100°Cで反応させ、約18時間後、酸価が1以下
になった時点で汲み出した。得られた樹脂をiとする。
製造例10 製造例9の樹脂h401部および無水アクリル酸126
部を撹拌機付470フラスコに仕込み、空気を吹き込み
ながら120″Cで3時間反応させる。次にp−ter
t−ブチルフェノールグリシジルエーテル207部を仕
込み、空気を吹き込みながら120°Cで8時間反応酸
価価が1.5になった時点で汲み出した。得られた樹脂
をjとする。
製 造 例 11(本発明の樹脂) 製造例10の樹脂j760部、無水マレイン酸98部を
撹拌機付4つロフラスコに仕込み空気を空気を吹き込み
ながら120°Cで3時間反応させる。その後同温度で
徐々に減圧しながら20mmHg以下とし。
30分間で無水アクリル酸を除去した後汲み出した。
これを樹脂にとする。
製造例12 − アデカサイザー〇−130p(旭電化■製エポキシ化大
豆油)696部、アクリル酸194部、トリエチレンジ
アミン0.9部、ハイドロキノン0.9部を撹拌機付4
つロフラスコに仕込み、空気を吹き込みなから100°
Cで反応させ、約14時間後、酸価が1以下になった時
点で汲み出した。これを樹脂lとする。
製造例13 製造例12の樹脂2890部、無水フタル酸148部を
撹拌機付4つロフラスコに仕込み空気を吹き込みながら
120°Cで3時間反応させ1次にエピコート828 
380部およびアクリル酸65部を仕込み、120°C
で3時間反応酸価価が1.5以下になったことを6I 
Lzして汲み出した。これを樹脂mとする。
製 造 例 14(本発明の樹脂) 製造例13の樹脂m1483部、無水イソ酪酸632部
を撹拌機付4つロフラスコに仕込み空気を吹き込みなか
ら120°Cで3時間反応させ、その後同温度で徐々に
減圧して20mm)Igで30分で副生したイソ酪酸を
除去した。この樹脂の酸価は1.5であった。これを樹
脂nとする。
製造例15 ビス(3,4−エポキシシクロヘキシル)アジペ−)4
20部、メタクリル酸157部、トリエチレンジアミン
0.6部、ハイドロキノン0.6部を撹拌機付4つロフ
ラスコに仕込み、空気を吹き込みながら105°Cで反
応させ、約15時間後、酸価が1以下になった時点で汲
み出した。これを樹脂Oとする。
製造例16 製造例15の樹脂0577部、無水コハク酸100部を
撹拌機付4つ目フラスコに仕込み空気を空気を吹き込み
ながら120°Cで3時間反応させる。次にノニルグリ
シジルエーテル200部を仕込み120°Cで10時間
反応して酸価が1.5になった時点で汲み出した。これ
を樹脂Pとする。
製 造 例 17(本発明の樹脂) 製造例16の樹脂g877部、無水ノニール酸298部
を撹拌機付4つロフラスコに仕込み空気を空気を吹き込
みなから120°Cで3時間反応させる。
その後等倍量の水を添加し、撹拌し、静置して分離した
水相を除去する。この水洗操作を3回繰り返した後、残
存する水を減圧下に蒸留除去しする。得られた樹脂の酸
価は1.5であり、これを樹脂qとする。
次に製造例で得られた樹脂と、モノマー等とを用い、活
性エネルギー線硬化性印刷インキ組成物を作製した。実
施例は表−2に、比較例は表−1に記載する。
表−1および表−2中のモノマーおよび光増感剤は以下
のとおりである。
ABPE−4:ビスフェノールA4モルエチレンオキサ
イド付加体ジアクリレート TMPTA: トリメチロールプロパントリアクリレー
ト TMPEOA:)ジメチロールプロパン3モルエチレン
オキサイド付加体トリアクリレ ート DPHA;ジペンタエリスリトールへキサアクリレート TPO2A: )リプロピレングリコールジアクリレー
ト 光増感剤A:4.4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾ
フェノン/ベンゾフェノン=21 光増感剤Bニイルガキュア907/ジエチルチオキサン
トン/メチル−〇−ベンゾイル安 息香酸=3/2/2 顔 料:ファイネスレッドF2BW:東洋インキ製造■
製紅顔料 表−2 実施例1 表−1および表−2に示す印刷インキ組成物処方に従い
、常法によりオフセット印刷インキを調製した。これら
の比較例サンプル1−11.実施例サンプル12〜17
をKORDハイデルベルグ印刷機で印刷し、印刷時の非
画線部への汚れの発生枚数および水中(注−1)を測定
しこの結果を表−3に示す。
(注−1)水中:印刷機に湿し水の量をコントロールす
る装置を設けて測定した。下限の数字は水の量を少なく
していった時の汚れの発生した水の量を表す、また、上
限の数字は水の量を多くしていった場合にインキが乳化
して転移不良になった水の量を表す、数字は湿し水の量
を表す目盛りで特に単位はない。
表−3 実施例2 実施例1で調製した印刷インキを、それぞれアルキッド
樹脂、エポキシフェノール樹脂、アクリル樹脂を塗装し
たTFS仮にR1テスターで30mg/100crlの
乾燥塗布量となるように印刷し2表−1の比較例サンプ
ル1〜9および実施例サンプル12〜16については、
3QW/cmの強度を有する高圧水銀灯2灯の下10c
mのところをコンベアベルトに乗せて照射し硬化させた
また、比較例サンプル10〜11および実施例サンプル
17についてはカーテンビーム型電子線照射装置を用い
、10Mradの照射を行い、硬化させた。
各塗膜の密着性についての結果を表−4に示す。
密着性の数値はセロファンテープ剥離テストでの塗膜の
残存率を示す。
表−4 「発明の効果」 本発明の活性エネルギー線硬化性樹脂は、印刷インキと
した場合には実施例1に示されているように印刷効果が
よく、さらに実施例2に示されているように密着性等に
優れたものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、エポキシ化合物とアクリル酸およびもしくはメタク
    リル酸とを反応させた水酸基含有の生成物に多価カルボ
    ン酸無水物をハーフエステル反応させ、さらにエポキシ
    化合物および必要に応じて一価カルボン酸を反応させた
    水酸基含有の生成物に、一価カルボン酸無水物を反応さ
    せ、副生した一価カルボン酸を除去してなる活性エネル
    ギー線硬化性樹脂。 2、請求項1記載の樹脂、ラジカル重合性二重結合を有
    するモノマーおよび必要に応じてラジカル重合開始剤を
    含むことを特徴とする活性エネルギー線硬化性被覆組成
    物。 3、請求項1記載の樹脂、ラジカル重合性二重結合を有
    するモノマー、顔料および必要に応じてラジカル重合開
    始剤を含むことを特徴とする活性エネルギー線硬化性印
    刷インキ組成物。
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