JPH01228936A - α−アリル化シクロペンタノン誘導体の製造法 - Google Patents

α−アリル化シクロペンタノン誘導体の製造法

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JPH01228936A
JPH01228936A JP5368288A JP5368288A JPH01228936A JP H01228936 A JPH01228936 A JP H01228936A JP 5368288 A JP5368288 A JP 5368288A JP 5368288 A JP5368288 A JP 5368288A JP H01228936 A JPH01228936 A JP H01228936A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 本発明はα−アリル化シクロペンタノン誘導体の製造法
に関する。更に詳細には、本発明は循環器用薬、抗潰瘍
薬、細胞障害治療剤等の医薬品として有用な6−メチレ
ンプロスタグランジンE1類の製造、ならびに各種の有
用なプロスタグランジン類の合成中間体の製造の前駆体
として有用なα−アリル化シクロペンタノン誘導体の製
造法に関するものである。
〈従来技術〉 天然プロスタグランジン(以下PGと略記することがあ
る)類は生物学的及び薬理学的に高度な活性を持つ局所
ホルモン(オータコイド)として知られている。それ故
、PGの持つこれらの生理的な特徴を巧妙に利用して新
しいタイプの医薬品を開発する研究は、天然PG類に関
してのみならず各種誘導体についても実施されている。
このような研究背景のなかでα−アリル化シクロペンタ
ノン誘導体は、それ自身、PGの誘導体としての価値が
あるばかりでなく、各種PG誘導体を製造する中間体と
しても有用である。従来、このようなPG類縁体の製造
を意図したα−アリル化シクロペンタノン誘導体の製造
は数多く報告されているが、代表例を示すと (1)4−置換−2−アリルシクロベンテノン類の3位
にアルキル側鎖を共役付加反応で導入する方法(融ら、
特開昭57−171932号、特開昭57−17196
5号、特開昭58−41836号)。
(2) 3.4−二置換−2−アリルオキシカルボニル
シクロペンタノン類をパラジウム触媒存在下に脱炭酸ア
リル化する方法(山中ら、特開昭59−44336号、
特開昭61−56163号、特開昭62−10060号
、特開昭62−1953588 )。
(3)4−置換−2−シクロベンテノン類の3位にアル
キル側鎖を共役付加反応で導入して得られるエノラート
中間体の2位にアリル化する方法(野依ら、特開昭62
−81344号)。
などが挙げられる。
〈発明の目的〉 本発明の目的は、α−アリル化シクロペンタノン誘導体
の新規な製造法に関する。すなわち、シクロペンタノン
環上に2ケ所存在するα位の片側のみに位置特異的にア
リル側鎖を導入する方法に′ついて鋭意研究した結果、
α位に発生させたラジカル活性種は位置特異的にアリル
化されることが見出され、本発明に到達した。
〈発明の構成および効果〉 本発明では、下記式[I] で表わされるα−置換シクロペンタノン誘導体と下記式
[n] ンsn (R6) 3     ・[II ]で表わさ
れるアリルスズ誘導体とを有機溶媒中で光照射またはラ
ジカル反応開始剤の存在下に加熱することを特徴とする
下記式[I[1]で表わされるα−アリル化シクロペン
タノン誘導体の製造法が提供される。
本発明において原料として用いられる上記式[IIで表
わされるα−置換シクロペンタノン誘導体の中で、Xが
硫黄原子であるものについては、本発明者らが別途提案
した方法により、4−ヒドロキシ−2−シクロベンテノ
ン類から4−ヒドロキシ−2−フェニルチオ−2−シク
ロベンテノン類を経て容易に入手することができる(例
えば、黒住ら、特開昭53−23950号、特開昭53
−23952号。
特開昭53−111037号、特開昭57−10806
5号、および黒住ら、テトラヘドロンレターズ(Tet
rahedronLetters)、  4091 (
1976)ならびにケミカル アンド フ7−マシュー
テイ力ル ブレタン(Chemical and Ph
armaceutical Bulletin)、 3
3゜2359 (1985)などを参照)。すなわち、
その’!U造法進法示すると下記のとおりである。
また、Xがセレン原子であるものについてはジェー・シ
ュバルツ(J、 Schwartz)ら、テトラヘドロ
ン レターズ(Tetrahedron Letter
s)、 21゜1497 (1980)らの方法に準じ
て製造することができる。
上記式[IIにおいてR1は水素原子またはメチル基を
表わす。nがOのときは、R1は水素原子が好ましく、
nhく1のときは、R1はメチル基が好ましい。
上記式[IIにおいてR2は直鎖もしくは分岐鎖C3〜
CIOアルキル基、直鎖もしくは分岐鎖C3〜Cooア
ルケニル基、直鎖もしくは分岐鎖03〜CIOアルキニ
ル基、または置換もしくは非置換の03〜Cooシクロ
アルキル基を表わす。
直鎖もしくは分岐鎖C3〜Cooアルキル基としてはn
−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル。
n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−デシ
ル、1−メチルペンチル、1−メチルヘキシル、1,1
−ジメチルペンチル、2−メチルペンチル、2−メチル
ヘキシル、5−メチルヘキシル。
2.5−ジメチルヘキシル基等が挙げられ、好ましくは
n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル。
(R)−もしくは(S)−もしくは(R3)−1−メチ
ルペンチル、(R)−もしくは(S)−もしくは(R3
)−2−メチルヘキシル基が挙げられる。
直鎖もしくは分岐鎖C3〜C+oアルケニル基としては
2−ブテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、2−
へキセニル、4−へキセニル、2−メチル−4−へキセ
ニル、2,6−シメチルー5−へブテニル基等が挙げら
れる。
直鎖もしくは分岐鎖C3〜C+oアルキニル基としては
2−ブチニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、2−
へキシニル、4−へキシニル、2−オクチニル、5−デ
シニル、1−メチル−3−ペンチニル、1−メチル−3
−へキシニル、2−メチル−4−へキシニル基等が挙げ
られる。
置換もしくは非置換の03〜C+oシクロアルキル基と
しては、シクロプロピル、シクロブチル。
シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シ
クロオクチル、(01〜Cs )アルキルシクロペンチ
ル、(01〜C4)アルキルシクロヘキシル、ジメチル
シクロペンチル、ジメチルシクロヘキシル、クロロシク
ロペンチル、ブロモシクロヘキシル、ヨードシクロペン
チル、フルオロシクロヘキシル基等が挙げられるが、好
ましくはシクロペンチル基、シクロヘキシル基である。
上記式[I]において、R3,R4は同一もしくは異な
り、水素原子、トリ(C+〜C7)炭化水素゛シリル基
、または1−アルコキシ(C+〜Coo)アルキル基を
表わす。
トリ(C+ 〜C7)炭化水素シリル基としては、例え
ば、トリメチルシリル、トリエチルシリル。
トリイソプロピルシリル、t−ブチルジメチルシリル基
のようなトリ(C+ 〜C4)アルキルシリル基、t−
ブチルジフェニルシリル基のようなジフェニル(C+〜
04 )アルキルシリル基、ジメチルフェニルシリル基
のようなジ(C+〜C4)アルキルフェニルシリル基、
またはトリベンジルシリル基などを好ましいものとして
挙げることができる。トリ(C+〜C4)アルキルシリ
ル、ジフェニル(C+〜C4)アルキルシリル、フエニ
ルジ(C+ 〜C4)フルキルシリル基が好ましく、な
かでもt−ブチルジメチルシリル基、トリメチルシリル
基が特に好ましい。
1−アルコキシ(C1〜Coo)アルキル基としては、
例えば、メトキシメチル、1−エトキシエチル、2−メ
トキシ−2−プロピル、2−エトキシ−2−プロピル、
(2−メトキシエトキシ)メチル、ベンジルオキシメチ
ル、2−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロフラ
ニル、または6゜6−シメチルー3−オキサ−2−オキ
ソビシクロ[3,1,0]ヘキス−4−イル基を挙げる
ことができる。2−テトラヒドロピラニル、2−テトラ
ヒドロフラニル、1−エトキシエチル、2−エトキシ−
2−プロピル、(2−メトキシエトキシ)メチル、6.
6−シメチルー3−オキサ−2−オキソビシクロ[3,
1,0]ヘキス−4−イル基が特に好ましい。なかでも
2−テトラヒドロピラニル基が特に好ましい。
これらのトリ(C+〜C7)炭化水素シリル基。
または1−アルコキシ(C+〜Coo)アルキル基は水
酸基の保護基であると理解されるべきである。
これらの保護基は最終生成物の段階で弱酸性から中性の
条件で容易に除去されて薬剤として有用な遊離の水酸基
とすることができる。したがってこのような性状を有し
ている水酸基の保護基はシリル基や1−アルコキシ(C
+〜Coo)アルキル基の代わりとして使用することが
できるが、本発明の目的にはトリ(C+ −IC? >
炭化水素シリル基が特に好ましい。
Xは硫黄原子またはセレン原子を表わし、はOまたは1
を表わす。
上記式CI]で表わされる化合物の具体例は、上記R’
、 R2,R3,R4,Xおよびnの定義およびその具
体例に基づき、自ずから明らかであろう。
上記式[I]で表わされるα−置換シクロペンタノン誘
導体の5員環上には3種類の不斉炭素が存在するが3位
と4位の置換基どうしはその原料合成の工程から考えて
必ずトランスの位置関係を保持し、かつ、2位はケトン
のα位であるために2位に由来する両立体異性体は、通
常、互変異性体として存在するために立体異性体を特定
することは困難である。プロスタグランジンに関する現
在までの知識によれば天然のPGと同じ立体異性体を保
有している下記式[■°1 R3 で表わされる立体配置をもつα−置換シクロペンタノン
誘導体の方が好ましいが、本発明の製造法では、上記式
[■°1の鏡像体でも、それらの任意の割合の混合物で
も好適に実施される。
上記式[I]で表わされるα−置換シクロペンタノン誘
導体の3位の側鎖上にも、一つの不斉炭素を有している
が、いずれの立体異性体でも、それらの任意の割合の混
合物でも同様に実施できる。
本発明の!!!造法進法ける今一方の出発原料は、上記
式[■]で表わされるアリルスズ誘導体である。かかる
アリルスズ誘導体自身は公知化合物であるが、参考例に
示した方法によっても容易に製造することができる。
上記式[nlにおいて、R5は水素原子、 C+ 〜C
ooアルキル基、または−(CH2)m C0OR’を
表わし、ここでR7はC+”C4アルキル基を表わし、
mは1〜6の整数を表わす。R6はメチル基、ブチル基
、またはフェニル基を表わす。
R5のC1〜Cooアルキル基は、前記式[I]のR2
について好適に挙げた基およびメチル基、エチル基が挙
げられる。
R7のC1〜C7アルキル基としては、メチル。
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル基などが挙げ
られるが、なかでもメチル基、エチル基が好ましい。
mは1〜6の整数であるがプロスタグランジンの骨格の
構成を考慮すると、mは4が最適である。
R6はメチル基、ブチル基、またはフェニル基を表わす
がブチル基が好ましい。
本発明の製造法では、上記式[I]で表わされるα−置
換シクロペンタノン誘導体と上記式[I[]で表わされ
るアリルスズ誘導体とを有機溶媒中で光照射またはアゾ
ビスインブチロニトリルの如きラジカル反応開始剤の存
在下に加熱することによって達成される。
該アリルスズ誘導体はα−置換シクロペンタノン誘導体
と化学量論的には等モル反応を行うが、通常、α−置換
シクロペンタノン誘導体に対して0.8〜10モル倍、
好ましくは1〜5モル倍用いて実施される。
反応の実施態様は光照射によるか、ラジカル反応開始剤
の存在下に加熱するかによって異なる。
光照射の場合について説明すると、用いる有は溶媒とし
ては、ベンゼン、四塩化炭素、ヘキサン。
ペンタン、ジエチルエーテル、エタノール、メタノール
、ブタノールなどが好適に用いられるが、特にベンゼン
が好ましい。かかる有機溶媒の使用量は反応剤の音信に
対して1〜100倍容量、好ましくは1〜30倍容量用
いられる。
反応温度は0〜50℃、好ましくは10〜30℃で実施
され、反応時間は反応剤や反応温度などにより異なるが
通常、数時間反応すれば原料のα−置換シクロペンタノ
ン誘導体は消失している。
光照射は種々の光反応装置で実施することができるが、
例えば、400−の高圧水銀灯を用いること゛により好
適に達成される。
目的物である上記式[I11]で表わされるα−アリル
化シクロペンタノン誘導体の単離方法は、必要ならば通
常の後処理をした後にクロマトグラフィーなどの分離操
作により行うことができる。
ラジカル反応開始剤の存在下に加熱する場合は、用いる
有機溶媒としては、ベンゼン、トルエン。
ヘキサン、ヘプタン、エーテルなどが好適に用いられる
。かかる有機溶媒の使用量は反応剤の容量に対して1〜
100倍容量、好ましくは1〜30倍容量用いられる。
ラジカル反応開始剤としてはアゾイソブチロニトリルや
t−ブチルパーオキサイドなどを用いることができる。
かかるラジカル反応開始剤の使用量は0.001〜1.
0当量、好ましくは0.01〜0.2当量用いられる。
反応温度は、0〜150℃、好ましくは70〜120℃
の範囲で行われる。反応時間はラジカル反応開始剤の量
や反応温度により異なり、反応を追跡しながら決定する
が、反応温度100℃程度で30分から十数時間で終了
する。後処理、単離操作は光照射の場合と同様にして実
施される。
かくして前記式[I11]で表わされるα−アリル化シ
クロペンタノン誘導体が得られるが、出発原料に用いた
前記式[I]で表わされる2−置換シクロペンタノン誘
導体の特に、3位、4位の立体配置はそのまま生成物に
も反映され、2位に新しく導入されたアリル基は通常、
熱力学的により安定な3位の置換基とトランスの関係に
ある立体配置を有する立体異性体が主として得られるこ
とになる。すなわち、前記式[■°1で表わした2−置
換シクロペンタノン誘導体からは、下記式[■°1R3 で表わされるα−アリル化シクロペンタノン誘導体が得
られることになるが、本発明では前述したように上記式
[■°]で表わされる化合物の鏡像体でも、これらの任
意の割合の混合物でも含むものである。
前記式[11]で表わされる化合物の具体例は、前記式
[I]の具体例と同様、上記R1,R2,R3゜R4,
R5,およびnの定義ならびにその具体例に基づき自ず
から明らかである。
ここに得られた式[I11]で表わされるα−アリル化
シクロペンタノン誘導体のうち、R5が水素原子である
下記式[■−月、 R3 で表わされる化合物は4−チアプロスタグランジンE1
誘導体(羽里ら、ケミカル アンド 〕7−マシユーテ
イカル プレタン(Chemical andPhar
maceutical Bulletin)、 33.
1815 (1985))。
4−チアプロスタグランジンE1誘導体(放向ら。
同上雑誌、 30.1102 (1982))、カルバ
サイクリン(柴崎ら、ジャーナル オブ オーガニック
 ケミストリー(Journal of Organi
c Chemistry)49゜4096 (1984
))、およびイソ力ルバサイタリン(柴崎ら、テトラヘ
ドロン レターズ(TetrahedrOnLette
rs)、 25.5087 (1984))などの中間
体として有用な化合物である。
また、R5が(CH2)4 COOR7である下記式%
式% で表わされる化合物は、それ自身、生物活性を有する6
−メチレンプロスタグランジンE1誘導体であると同時
に6−メチルプロスタグランジン11誘導体に導くこと
も可能な化合物として有用である(山中ら、テトラヘド
ロン(Tetrahedron)。
42、6747 (198&))。
なお、本発明の製造法に用いたラジカル的アリル化反応
は、従来、アルキルラジカル種においては既知のもので
ある(例えば、ジー・イー・ケック(G、 E、にec
k)ら、ジャーナル オブ アメリカン ケミカル ソ
サエティー(JOLlrnal ofAmerican
 Chemical 5ociety)、  104.
5829(1982))。
しかし、α位に電子吸引基を有するラジカル種での反応
は、あまり報告されておらず、その場合でも、ハライド
をラジカル前駆体としたものである。
本発明においてラジカル種として用いた前記式[I]で
表わされるα−置換シクロペンタノン誘導体のようなα
−チオケトン類あるいはα−セレノケトン類をラジカル
発生源として用いたアリル化反応の例はなかった点で本
発明の製造法の新規性を裏づけるものである。
以下、本発明方法を実施例により更に詳細に説明する。
参考例 n8u3 十  I  ・′\q′ゝ□ C02E t   →n
Bu3 1.3−ビス(トリブチルスタニル)−2−メチレンプ
ロパン270ma  (0,43mmol)と4−ヨー
ド酪酸エチル50mg(0,21mmol)をベンゼン
(2d)中にて光照射した。30分優にスズ化合物を1
30mg(0,21mmol)追加し、1時間後に更に
70mg (0,11mmo l )を追加してさらに
1時間光照射した。溶媒に0.1%のトリエチルアミン
を含んだ混合溶媒(ヘキサン−ジエチルエーテル−酢酸
エチル 97:2:1)を用いてシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーを用い、6−(トリブチルスタニルメチ
ル)−6−ヘプテン酸エチル45ma (0,098m
mol) (収率45%)を得た。
NMRスペクトル(Cα4)δ 0.64〜2.41(40H,m) 、 4.04(2
H,Q)。
4.1〜4.7(2H,m)。
実施例1 4−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−3−[(3
3)−(E)−3−(t−ブチルジメチルシリルオキシ
)−1−オクテニル]−2−(フェニルチオ)シクロペ
ンタノン100ma  (0,178mmo l )と
アリルトリブチルスズ118m(1(0,356mmo
 l )をベンゼン(2d)に溶かし、3時間光照射し
た。シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し
、(3R,4R12−アリル−4−(t−ブチルジメチ
ルシリルオキシ)−3−[(3R)−(E)−3−(t
−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−オクテニルコシ
クロペンタノン69mg (0,141mmol) (
収率79%)を得た。
NMRスペクトル(CDα3 )δ 0.04(12H,S) 、 0.86(21H,S)
 。
1.1〜1.5(8H,m) 、 1.6〜2.8(6
H,m) 。
3.8〜4.3(2H,ff1) 、 4.75〜4.
95(IH,m)。
4.95〜5.15(IH,m)、 5.35〜5.6
0(3N、m)。
IRスペクトル(液膜、 cm−+ )3100、29
70.2950.2870.1745.1640゜14
60、1360.1255.1110.1000.96
5.910゜875、835.805,700 マススペクトル(m/e) 494(M  )、 479.437.379゜実施例
2 二Si0  0Siと 、x′1lll″ (33,4R)−4−(t−ブチルジメチルシリルオキ
シ) −3−[(33)−(E)−3−(t−ブチルジ
メチルシリルオキシ)−3−シクロベンチルー1−ペン
テニル]−2−(フェニルセレノ)シクロペンタノン1
40m1j  (0,23mmol)とアリルトリブチ
ルスズ172mg(0,52uol)をベンゼン(2,
6Wtl)中、光照射2.5時間行った。シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーにより精製し、(3R,4R)
−2−アリル−4−(t−ブチルジメチルシリルオキシ
)−3−[(3R1(E)−3−(t−ブチルジメチル
シリルオキシ〉−3−シクロベンチルー1−ペンテニル
コシクロペンタノン&Omg(0,163mmol) 
(収率70%)で得た。
NMRスペクトル(CC!24)δ 0.05(12H,S) 、 0.9(18N、S)。
1.0〜3.0(15H,III)、 3.8〜4.2
(2N、m) 。
4.7〜5.3(2N、m) 、 5.3〜6.2(3
N、m)。
実施例3 4− (t−ブチルジメチルシリルオキシ)−3−[(
3S)−(E)−3−(t−ブチルジメチルシリルオキ
シ)−3−シクロへキシル−1−ペンテニル]−2−(
フェニルチオ)シクロペンタノン80mg (0,13
9mmo l )とアリルトリブチルスズ90mg (
0,272mmol)をベンゼン(1,5rrrl>生
先照射3時間行った。
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し2−
アリル−4−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−3
−[(E)−3−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)
−3−シクロへキシル−1−ペンテニルコシクロペンタ
ノン53ma (0,105mmol)  (収率75
%)を得た。
NMRスペクトル(Cα4)δ 0.05(12N、s) 、 0.9(18H,s)。
1.0〜3.2(17H,lI)、 3.8〜4.2(
2H,m) 。
4.7〜5.3(2M、m) 、 5.3〜6.2(3
H,m)。
実施例4 良5ic5   osi亘 4− (t−ブチルジメチルシリルオキシ)−3−[3
−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−3−シクロへ
キシル−1−ペンテニル]−2−(フェニルセレノ)シ
クロペンタノン80m(lと6−(トリブチルスタニル
メチル)−6−ヘプテン酸エチル90m(]をベンゼン
(1,5mj)生先照射を3時′間行った。ベンゼンを
減圧濃縮し、ついでシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにて精製し、二つの水酸基がt−ブチルジメチルシリ
ル基で保護された6−メチレンプロスタグランジンE1
エチルエステル55mg (収率68%)を得た。
NMRスペクトル(Cα4)δ o、os(12u、s)、 0.9(21N、S)。
1.0〜2.8(25H,III)、 4.0(2H,
Q、J=7H2) 。
3.8 〜4.2(2H,m)  −4,4〜4.8(
2H,m)  。
5.4〜5.5(2H,m)。
実施例5 osi妥 QSi云 (33,4R)−4−(t−ブチルジメチルシリルオキ
シ)−3−[(3S)−(E)−3−(t−ブチルジメ
チルシリルオキシ)−1−オクテニル]−2−(フェニ
ルチア)シクロペンタノン150mg(0,267mm
ol)と6−(トリブチルスタニルメチル)−6−ヘプ
テン酸メチル238mg(0,534mmo l )を
ベンゼン(3d)に溶かし、3時間光照射した。シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、11.1
5−Q−ビス(t〜ブチルジメチルシリル)−6−メチ
レンプロスタグランジンE1メチルエステル133m!
11  (0,22mmol)  (収率81%)を1
9だ。
NMRスペクトル(CDα3 )δ 0.05(12tl、S)  、  0.85(21t
l)  。
1.0〜2.8(221+、m)、 3.55(3H,
S)。
3.8〜4.2(2tl、m) 、 4.55(2H,
m)。
5.3〜5.5(21+、m)  。
IRスペクトル(液膜、 cm−1) 3080、1745.1640.1255.1120.
1090゜1005、970.870.835.775
゜実施例6 (33,4R>−4−(t−ブチルジメチルシリルオキ
シ”)−3−[(33)−(E)−3−(t−ブチルジ
メチルシリルオキシ)−3−シクロペンチル−1−ペン
テニル]−2−(フェニルセレノ)シクロペンタノンs
omg (0,132mmol )と6−(トリブチル
スタニルメチル)−6−ヘプテン酸エチル9ong (
0,196mmo l )をベンゼン(1,3d>生先
照射を行った。3時間後シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにより精製し二つの水rli基がt−ブチルジメ
チルシリル基で保護された15−シクロペンチル−6−
メチレン−16,17,1B、 19.20−ペンタツ
ルプロスタグランジンE1エチルエステル60mg(0
,097mmol) (収率74%)を1qだ。
NMRスペクトル(Cα4)δ 0.05(1211,S) 、 0.9(18H,S)
1.0〜2.8(26tl、m)、 4.0(2H,q
、 J=7H2)。
3.8〜4.2(2N、m) 、 4.4〜4.8(2
H,m) 。
5.4〜5.6(2Fl、m)。
手続補正書 昭和63年 6月I 日 一侍へ千庁長官殿 1、事件の表示 特願昭 63−  53682  号 2、発明の名称 α−アリル化シクロペンタノン誘導体の製造法(3(X
))帝人株式会社 (1)明細書第13頁第5行〜第6行の「2−メトキシ
−2−プロピル、2−エトキシ−2−プロピル」を「1
−メトキシ−1−メチルエチル。
1−エトキシ−1−メチルエチル」と訂正する。
(2)明細書同頁第12行〜第13行の「2−エトキシ
−2−プロピル」を「1−エトキシ−1−メチルエチル
」と訂正する。
(3)明細書第17頁第4行の「ニトリルの如き」を「
ニトリルやt−ブチルパーオキサイドの如き」と訂正す
る。
(4)明細書第25頁第2行の (5)明細書第26頁下から第1行の r  o  sph osph >5iO6s;ど    」 X               −く(6)明細書第
27頁第1行の [0 [O ′−3iOosiと   」 ×             ン( (7)明細書第29頁下から第2行の と訂正する。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[ I ] 〔式中、R^1は水素原子またはメチル基を表わし、R
    ^2は直鎖もしくは分岐鎖C_3〜C_1_0アルキル
    基、直鎖もしくは分岐鎖C_3〜C_1_0アルケニル
    基、直鎖もしくは分岐鎖C_3〜C_1_0アルキニル
    基、または置換もしくは非置換のC_3〜C_1_0シ
    クロアルキル基を表わし、R^3、R^4は同一もしく
    は異なり、水素原子、トリ(C_1〜C_7)炭化水素
    シリル基、または1−アルコキシ(C_1〜C_1_0
    )アルキル基を表わし、Xは硫黄原子またはセレン原子
    を表わす。nは0または1を表わす。〕 で表わされるα−置換シクロペンタノン誘導体と下記式
    [II] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[II] 〔式中、R^5は水素原子、C_1〜C_1_0アルキ
    ル基または−(CH_2)mCOOR^7を表わし、こ
    こでR^7はC_1〜C_4アルキル基を表わし、mは
    1〜6の整数を表わす。R^6はメチル基ブチル基、ま
    たはフェニル基を表わす。〕 で表わされるアリルスズ誘導体とを有機溶媒中で光照射
    またはラジカル反応開始剤の存在下に加熱することを特
    徴とする下記式[III] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[III] 〔式中、R^1、R^2、R^3、R^4、R^5、及
    びnは前記定義と同じである。〕で表わされるα−アリ
    ル化シクロペンタノン誘導体の製造法。 2、R^5が−(CH_2)mCOOR^7である請求
    項1記載のα−アリル化シクロペンタノン誘導体の製造
    法。 3、R^5が水素原子である請求項1記載のα−アリル
    化シクロペンタノン誘導体の製造法。 4、R^1が水素原子である請求項1記載のα−アリル
    化シクロペンタノン誘導体の製造法。 5、nが0である請求項1記載のα−アリル化シクロペ
    ンタノン誘導体の製造法。 6、ラジカル反応開始剤が、アゾビスイソブチロニトリ
    ル又はt−ブチルパーオキサイドである請求項1記載の
    α−アリル化シクロペンタノン誘導体の製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1994019319A1 (en) * 1993-02-19 1994-09-01 Taisho Pharmaceutical Co., Ltd. Process for producing intermediate for 13,14-didehydroprostaglandin e
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