JPH0122800Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0122800Y2 JPH0122800Y2 JP1982113589U JP11358982U JPH0122800Y2 JP H0122800 Y2 JPH0122800 Y2 JP H0122800Y2 JP 1982113589 U JP1982113589 U JP 1982113589U JP 11358982 U JP11358982 U JP 11358982U JP H0122800 Y2 JPH0122800 Y2 JP H0122800Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motorcycle
- power unit
- heat exchanger
- tanks
- tubes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 8
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 6
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 4
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 11
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical group [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- AZDRQVAHHNSJOQ-UHFFFAOYSA-N alumane Chemical group [AlH3] AZDRQVAHHNSJOQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 1
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は自動二輪車のフロントフオークとパワ
ーユニツトとの間に配設される熱交換器に関す
る。
ーユニツトとの間に配設される熱交換器に関す
る。
(従来の技術及び考案が解決しようとする課題)
例えば水冷式エンジン搭載の自動二輪車におい
ては、その限られたスペース及び冷却性能、安全
性、外観等の種々の条件により熱交換器であるラ
ジエータの取付個所は略限定されており、普通第
1図に示すようにラジエータ1は、前車輪を支持
するフロントフオーク2と、車体のフレーム3に
支持されたエンジン4を含むパワーユニツト5と
の間に配置されると共に、フレーム3の上部に固
着されている。このラジエータ1は、第2図に示
すようにエンジン4の冷却水出口(図示せず)に
ホース7aを介して接続される冷却水流入用タン
ク7と、エンジン4の冷却水入口(図示せず)に
ホース7′aを介して接続される冷却水流出用タ
ンク7′と、これら両タンク7,7′に連通され且
つその一方のタンク7の液体(冷却水)を他方の
タンク7′に導くと共に熱交換を行なうコアー1
0とより成る。コアー10は、両タンク7,7′
に続されて冷却水の通路を形成する多数のチユー
ブ8と、これらの各チユーブ8の各対向面間に配
設固着されてその表面積を増大させるフイン9と
より成る。ラジエータ1は全体として横長の略直
方体状の箱型をなしており、その放熱効果を高め
るためには放熱面積を極力大きくすることが好ま
しい。
ては、その限られたスペース及び冷却性能、安全
性、外観等の種々の条件により熱交換器であるラ
ジエータの取付個所は略限定されており、普通第
1図に示すようにラジエータ1は、前車輪を支持
するフロントフオーク2と、車体のフレーム3に
支持されたエンジン4を含むパワーユニツト5と
の間に配置されると共に、フレーム3の上部に固
着されている。このラジエータ1は、第2図に示
すようにエンジン4の冷却水出口(図示せず)に
ホース7aを介して接続される冷却水流入用タン
ク7と、エンジン4の冷却水入口(図示せず)に
ホース7′aを介して接続される冷却水流出用タ
ンク7′と、これら両タンク7,7′に連通され且
つその一方のタンク7の液体(冷却水)を他方の
タンク7′に導くと共に熱交換を行なうコアー1
0とより成る。コアー10は、両タンク7,7′
に続されて冷却水の通路を形成する多数のチユー
ブ8と、これらの各チユーブ8の各対向面間に配
設固着されてその表面積を増大させるフイン9と
より成る。ラジエータ1は全体として横長の略直
方体状の箱型をなしており、その放熱効果を高め
るためには放熱面積を極力大きくすることが好ま
しい。
しかしながら、スポーツ系の自動二輪車におい
ては、ホイールベースが短くて、重量バランスが
車体の略中央部より前側寄りであることが要求さ
れるので、エンジンは可能な限り前車輪に近接さ
せて配置されるものであり、必然的に、第1図に
示すように特にV型エンジン搭載の自動二輪車に
あつてはパワーユニツト5の一部であるエンジン
4の頭部がフレーム3の前方に突出している為
に、フロントフオーク2とエンジン4との間のス
ペースが狭くなり、図中点線で示すようにこのス
ペース部分に、十分な放熱面積を持たせるべく上
下方向寸法を拡大した箱型のラジエータ1を取り
付けると、フロントフオーク2の伸縮時にフロン
トフエンダ6とラジエータ1とが接触してしま
う。この為このようなV型エンジン搭載の自動二
輪車に、十分な放熱面積を持たせるべく上下方向
寸法を拡大したラジエータを取り付ける場合に
は、フロントフエンダ6とエンジン4との間の間
隔を広げなければならず、自動二輪車の車長の小
型化を図る上で障害となる。そこで、このような
V型エンジン搭載の自動二輪車において、フロン
トフエンダ6とエンジン4との間の間隔を広げる
ことなく、ラジエータ1の放熱面積を大きくする
ためには、このラジエータ1の横方向寸法を拡大
せざるを得ず、自動二輪車の車幅の小型化を図る
上で障害となる。また上記のようなV型エンジン
搭載車に限らずラジエータを備えた自動二輪車に
あつても、フロントフオークの伸縮時に十分なス
トロークを得るために、ラジエータは上下方向寸
法を小さくする必要があつた。
ては、ホイールベースが短くて、重量バランスが
車体の略中央部より前側寄りであることが要求さ
れるので、エンジンは可能な限り前車輪に近接さ
せて配置されるものであり、必然的に、第1図に
示すように特にV型エンジン搭載の自動二輪車に
あつてはパワーユニツト5の一部であるエンジン
4の頭部がフレーム3の前方に突出している為
に、フロントフオーク2とエンジン4との間のス
ペースが狭くなり、図中点線で示すようにこのス
ペース部分に、十分な放熱面積を持たせるべく上
下方向寸法を拡大した箱型のラジエータ1を取り
付けると、フロントフオーク2の伸縮時にフロン
トフエンダ6とラジエータ1とが接触してしま
う。この為このようなV型エンジン搭載の自動二
輪車に、十分な放熱面積を持たせるべく上下方向
寸法を拡大したラジエータを取り付ける場合に
は、フロントフエンダ6とエンジン4との間の間
隔を広げなければならず、自動二輪車の車長の小
型化を図る上で障害となる。そこで、このような
V型エンジン搭載の自動二輪車において、フロン
トフエンダ6とエンジン4との間の間隔を広げる
ことなく、ラジエータ1の放熱面積を大きくする
ためには、このラジエータ1の横方向寸法を拡大
せざるを得ず、自動二輪車の車幅の小型化を図る
上で障害となる。また上記のようなV型エンジン
搭載車に限らずラジエータを備えた自動二輪車に
あつても、フロントフオークの伸縮時に十分なス
トロークを得るために、ラジエータは上下方向寸
法を小さくする必要があつた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、十
分な放熱面積を有するものでありながら、自動二
輪車の車長及び車幅の小型化に支障をきたすこと
がなく、また、別部品を付加することなくコアー
またはタンクの一部分に液体が溜まるのを防ぐこ
とができ、しかも、自動二輪車に対する組付、分
解作業を容易にした自動二輪車の熱交換器を提供
することを目的としている。
分な放熱面積を有するものでありながら、自動二
輪車の車長及び車幅の小型化に支障をきたすこと
がなく、また、別部品を付加することなくコアー
またはタンクの一部分に液体が溜まるのを防ぐこ
とができ、しかも、自動二輪車に対する組付、分
解作業を容易にした自動二輪車の熱交換器を提供
することを目的としている。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するため本考案においては、車
体のフレームに支持されたパワーユニツトに前車
輪を近接して配置した自動二輪車の前記前車輪を
支持するフロントフオークと前記パワーユニツト
との間に配設され且つ互いに所定間隔を存して対
向配置された2つのタンクと、これらのタンクに
連通され且つその一方のタンクの液体を他方のタ
ンクに導くと共に熱交換を行うコアーとを備えた
自動二輪車の熱交換器において、前記両タンク間
を互いに連通する如く互いに平行に配設された複
数本のチユーブと、これら各チユーブ相互間に配
設固定された冷却フインとを有し、前記チユーブ
の曲げ加工にて前記熱交換器の一部に略逆U字状
に開口する逃げ部を前記コアーの一部に形成し、
該逃げ部に前記パワーユニツトの一部を介在させ
ると共に、該パワーユニツトの両側部に前記熱交
換器の下部の両側部を配置したものである。
体のフレームに支持されたパワーユニツトに前車
輪を近接して配置した自動二輪車の前記前車輪を
支持するフロントフオークと前記パワーユニツト
との間に配設され且つ互いに所定間隔を存して対
向配置された2つのタンクと、これらのタンクに
連通され且つその一方のタンクの液体を他方のタ
ンクに導くと共に熱交換を行うコアーとを備えた
自動二輪車の熱交換器において、前記両タンク間
を互いに連通する如く互いに平行に配設された複
数本のチユーブと、これら各チユーブ相互間に配
設固定された冷却フインとを有し、前記チユーブ
の曲げ加工にて前記熱交換器の一部に略逆U字状
に開口する逃げ部を前記コアーの一部に形成し、
該逃げ部に前記パワーユニツトの一部を介在させ
ると共に、該パワーユニツトの両側部に前記熱交
換器の下部の両側部を配置したものである。
(作用)
熱交換器の逃げ部にパワーユニツトの一部が介
在し且つ該パワーユニツトの両側部に前記熱交換
器の下部の両側部を配置したので、熱交換器を上
下方向に延ばして放熱面積の拡大を図つても、熱
交換器はフロントフオーク側に突出することがな
く、車長及び車幅の小型化に支障をきたすことな
く、フロントフオークとパワーユニツトとの間に
配置することができる。
在し且つ該パワーユニツトの両側部に前記熱交換
器の下部の両側部を配置したので、熱交換器を上
下方向に延ばして放熱面積の拡大を図つても、熱
交換器はフロントフオーク側に突出することがな
く、車長及び車幅の小型化に支障をきたすことな
く、フロントフオークとパワーユニツトとの間に
配置することができる。
(実施例)
以下本考案の一実施例を第3図乃至第5図に基
づいて説明する。
づいて説明する。
第3図及び第4図は本考案の熱交換器(以下、
ラジエータという。)の斜視図及び正面図であり、
両図中11はラジエータで、一対のタンク17,
17′とこれらタンク17,17′を連結するコア
ー20とにより構成されており、全体として縦長
の箱型となつている。両タンク17,17′は
夫々縦長薄型の略直方体状に形成されており、互
いに左右方向に所定間隔を存して対向して垂直に
配置されている。コアー20は、両タンク17,
17′相互間に水平に向け且つ互いに所定間隔を
存して配設されて両タンク17,17′を互いに
連通する所定数の偏平状のチユーブ18と、これ
ら各チユーブ18相互間に配設固定された略波形
の冷却フイン19とにより構成されている。これ
ら各チユーブ18の内の両タンク17,17′の
下部に置するチユーブ、本実施例では4本のチユ
ーブ18a〜18dは、その略中央部が上方に向
かつて略逆U字状に折曲形成され、各折曲部の対
向する面は互いに当接している。この結果、コア
ー20の下辺の略中央部には下方に開口する逃げ
部21が形成されている。この逃げ部21の大き
さは、本実施例にあつては第4図に示すようにエ
ンジン4の頭部4cを跨ぐことができる程度の大
きさに形成されている。一方のタンク17はホー
ス16を介してエンジン4の冷却水出口4aに接
続され、他方のタンク17′はホース16′を介し
てエンジン4の冷却水入口4bに接続されてい
る。エンジン4の冷却に伴い加熱された冷却水
は、ホース16、一方のタンク17、コアー2
0、他方のタンク17′、及びホース16′の径路
で循環され、冷却水はコアー20において放熱冷
却される。
ラジエータという。)の斜視図及び正面図であり、
両図中11はラジエータで、一対のタンク17,
17′とこれらタンク17,17′を連結するコア
ー20とにより構成されており、全体として縦長
の箱型となつている。両タンク17,17′は
夫々縦長薄型の略直方体状に形成されており、互
いに左右方向に所定間隔を存して対向して垂直に
配置されている。コアー20は、両タンク17,
17′相互間に水平に向け且つ互いに所定間隔を
存して配設されて両タンク17,17′を互いに
連通する所定数の偏平状のチユーブ18と、これ
ら各チユーブ18相互間に配設固定された略波形
の冷却フイン19とにより構成されている。これ
ら各チユーブ18の内の両タンク17,17′の
下部に置するチユーブ、本実施例では4本のチユ
ーブ18a〜18dは、その略中央部が上方に向
かつて略逆U字状に折曲形成され、各折曲部の対
向する面は互いに当接している。この結果、コア
ー20の下辺の略中央部には下方に開口する逃げ
部21が形成されている。この逃げ部21の大き
さは、本実施例にあつては第4図に示すようにエ
ンジン4の頭部4cを跨ぐことができる程度の大
きさに形成されている。一方のタンク17はホー
ス16を介してエンジン4の冷却水出口4aに接
続され、他方のタンク17′はホース16′を介し
てエンジン4の冷却水入口4bに接続されてい
る。エンジン4の冷却に伴い加熱された冷却水
は、ホース16、一方のタンク17、コアー2
0、他方のタンク17′、及びホース16′の径路
で循環され、冷却水はコアー20において放熱冷
却される。
このような形状のラジエータ11は例えばアル
ミニウム部材で形成されている。アルミニウム部
材を使用した場合は銅部材を使用した場合に比べ
て同じ重量であればチユーブの肉厚を厚くするこ
とができる為に、チユーブの曲げ加工を行なつて
もチユーブが潰れてしまうことがなく、曲げ加工
が行ない易い。
ミニウム部材で形成されている。アルミニウム部
材を使用した場合は銅部材を使用した場合に比べ
て同じ重量であればチユーブの肉厚を厚くするこ
とができる為に、チユーブの曲げ加工を行なつて
もチユーブが潰れてしまうことがなく、曲げ加工
が行ない易い。
かかる構成のラジエータ11を例えばV型エン
ジン搭載の自動二輪車に搭載するには第5図のよ
うに配置する。即ち、ラジエータ11の所定個
所、例えば両タンク17,17′の上部をフレー
ム3の所定個所に固着し、ラジエータ11下部の
逃げ部21を介してエンジン4の頭部4cを跨が
せ、該ラジエータ11下部の両側部11a,11
b(第3図及び第4図参照)をパワーユニツト5
側に引き寄せて設置する。従つて、ラジエータ1
1下部の両側部11a,11bがフロントフエン
ダ6側に突出しないのでラジエータ11がフロン
トフエンダ6に干渉せず、フロントフオーク2の
ストロークは十分に確保される。
ジン搭載の自動二輪車に搭載するには第5図のよ
うに配置する。即ち、ラジエータ11の所定個
所、例えば両タンク17,17′の上部をフレー
ム3の所定個所に固着し、ラジエータ11下部の
逃げ部21を介してエンジン4の頭部4cを跨が
せ、該ラジエータ11下部の両側部11a,11
b(第3図及び第4図参照)をパワーユニツト5
側に引き寄せて設置する。従つて、ラジエータ1
1下部の両側部11a,11bがフロントフエン
ダ6側に突出しないのでラジエータ11がフロン
トフエンダ6に干渉せず、フロントフオーク2の
ストロークは十分に確保される。
尚、本実施例においてはエンジンの冷却水を冷
却する場合について記述したが、これに限るもの
でなく他の液体例えばエンジンの潤滑油を冷却す
る場合のオイルクーラとして使用してもよい。ま
た、V型エンジン搭載車以外のものにあつては、
十分な放熱面積を得るべくラジエータを縦長形状
としても、逃げ部21によりラジエータ11がフ
ロントフエンダ6側に突出しないのでラジエータ
11がフロントフエンダ6に干渉せず、フロント
フオーク2のストロークは十分に確保できる。
却する場合について記述したが、これに限るもの
でなく他の液体例えばエンジンの潤滑油を冷却す
る場合のオイルクーラとして使用してもよい。ま
た、V型エンジン搭載車以外のものにあつては、
十分な放熱面積を得るべくラジエータを縦長形状
としても、逃げ部21によりラジエータ11がフ
ロントフエンダ6側に突出しないのでラジエータ
11がフロントフエンダ6に干渉せず、フロント
フオーク2のストロークは十分に確保できる。
(考案の効果)
以上説明したように本考案によれば、車体のフ
レームに支持されたパワーユニツトに前車輪を近
接して配置した自動二輪車の前記前車輪を支持す
るフロントフオークと前記パワーユニツトとの間
に配設され且つ互いに所定間隔を存して対向配置
された2つのタンクと、これらのタンクに連通さ
れ且つその一方のタンクの液体を他方のタンクに
導くと共に熱交換を行なうコアーとを備えた自動
二輪車の熱交換器において、前記両タンク間を互
いに連通する如く互いに平行に配設された複数本
のチユーブと、これら各チユーブ相互間に配設固
定された冷却フインとを有し、前記チユーブの曲
げ加工にて前記熱交換器の一部に略逆U字状に開
口する逃げ部を前記コアーの一部に形成し、該逃
げ部に前記パワーユニツトの一部を介在させると
共に、該パワーユニツトの両側部に前記熱交換器
の下部の両側部を配置したものである。
レームに支持されたパワーユニツトに前車輪を近
接して配置した自動二輪車の前記前車輪を支持す
るフロントフオークと前記パワーユニツトとの間
に配設され且つ互いに所定間隔を存して対向配置
された2つのタンクと、これらのタンクに連通さ
れ且つその一方のタンクの液体を他方のタンクに
導くと共に熱交換を行なうコアーとを備えた自動
二輪車の熱交換器において、前記両タンク間を互
いに連通する如く互いに平行に配設された複数本
のチユーブと、これら各チユーブ相互間に配設固
定された冷却フインとを有し、前記チユーブの曲
げ加工にて前記熱交換器の一部に略逆U字状に開
口する逃げ部を前記コアーの一部に形成し、該逃
げ部に前記パワーユニツトの一部を介在させると
共に、該パワーユニツトの両側部に前記熱交換器
の下部の両側部を配置したものである。
従つて、上下方向寸法を大きくして放熱面積の
拡大を図つて、フロントフオークとパワーユニツ
ト間の比較的狭いスペース部分へ搭載することが
可能となり、車長及び車幅の小型化に支障をきた
すことがない。また、近接配置されるパワーユニ
ツトを迂回して、両タンク間の液体の連絡がチユ
ーブを介して行なわれるから、格別、部品を付加
しなくても、コアーまたはタンクの一部分に液体
が溜まるのを防止できる。更に、自動二輪車に対
する組付、分解時に、両タンク間に接続したチユ
ーブを脱着する必要がないので、組付、分解作業
が容易である。
拡大を図つて、フロントフオークとパワーユニツ
ト間の比較的狭いスペース部分へ搭載することが
可能となり、車長及び車幅の小型化に支障をきた
すことがない。また、近接配置されるパワーユニ
ツトを迂回して、両タンク間の液体の連絡がチユ
ーブを介して行なわれるから、格別、部品を付加
しなくても、コアーまたはタンクの一部分に液体
が溜まるのを防止できる。更に、自動二輪車に対
する組付、分解時に、両タンク間に接続したチユ
ーブを脱着する必要がないので、組付、分解作業
が容易である。
第1図は従来のラジエータを搭載した自動二輪
車の側面図、第2図は同ラジエータの斜視図、第
3図乃至第5図は本考案の一実施例を示し、第3
図は本考案の熱交換器の斜視図、第4図は同正面
図、第5図は本考案の熱交換器を搭載した自動二
輪車の側面図である。 2……フロントフオーク、3……フレーム、5
……パワーユニツト、11……ラジエータ、1
7,17′……タンク、18,18a〜18d…
…チユーブ、19……冷却フイン、20……コア
ー、21……逃げ部。
車の側面図、第2図は同ラジエータの斜視図、第
3図乃至第5図は本考案の一実施例を示し、第3
図は本考案の熱交換器の斜視図、第4図は同正面
図、第5図は本考案の熱交換器を搭載した自動二
輪車の側面図である。 2……フロントフオーク、3……フレーム、5
……パワーユニツト、11……ラジエータ、1
7,17′……タンク、18,18a〜18d…
…チユーブ、19……冷却フイン、20……コア
ー、21……逃げ部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 車体のフレームに支持されたパワーユニツト
に前車輪を近接して配置した自動二輪車の前記
前車輪を支持するフロントフオークと前記パワ
ーユニツトとの間に配設され且つ互いに所定間
隔を存して対向配置された2つのタンクと、こ
れらのタンクに連通され且つその一方のタンク
の液体を他方のタンクに導くと共に熱交換を行
なうコアーとを備えた自動二輪車の熱交換器に
おいて、前記両タンク間を互いに連通する如く
互いに平行に配設された複数本のチユーブと、
これら各チユーブ相互間に配設固定された冷却
フインとを有し、前記チユーブの曲げ加工にて
前記熱交換器の一部に略逆U字状に開口する逃
げ部を前記コアーの一部に形成し、該逃げ部に
前記パワーユニツトの一部を介在させると共
に、該パワーユニツトの両側部に前記熱交換器
の下部の両側部を配置したことを特徴とする自
動二輪車の熱交換器。 2 前記逃げ部は、前記コアーを構成する複数の
チユーブの内の下辺側に位置する複数のチユー
ブの略中央部を略逆U字状に折曲して成る実用
新案登録請求の範囲第1項記載の自動二輪車の
熱交換器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11358982U JPS5918017U (ja) | 1982-07-27 | 1982-07-27 | 自動二輪車の熱交換器 |
US06/517,299 US4516630A (en) | 1982-07-27 | 1983-07-26 | Motorcycle radiator |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11358982U JPS5918017U (ja) | 1982-07-27 | 1982-07-27 | 自動二輪車の熱交換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5918017U JPS5918017U (ja) | 1984-02-03 |
JPH0122800Y2 true JPH0122800Y2 (ja) | 1989-07-10 |
Family
ID=30262883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11358982U Granted JPS5918017U (ja) | 1982-07-27 | 1982-07-27 | 自動二輪車の熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5918017U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001130467A (ja) * | 1999-11-09 | 2001-05-15 | Honda Motor Co Ltd | 自動二輪車用ラジエータ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5452239A (en) * | 1977-09-30 | 1979-04-24 | Yamaha Motor Co Ltd | Engine cooling system for cooling engine of motor bicycle |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5815620Y2 (ja) * | 1976-11-04 | 1983-03-30 | スズキ株式会社 | オ−トバイのエンジン冷却装置 |
-
1982
- 1982-07-27 JP JP11358982U patent/JPS5918017U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5918017U (ja) | 1984-02-03 |
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