JPH0122746Y2 - - Google Patents

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JPH0122746Y2
JPH0122746Y2 JP1983076260U JP7626083U JPH0122746Y2 JP H0122746 Y2 JPH0122746 Y2 JP H0122746Y2 JP 1983076260 U JP1983076260 U JP 1983076260U JP 7626083 U JP7626083 U JP 7626083U JP H0122746 Y2 JPH0122746 Y2 JP H0122746Y2
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JP
Japan
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seat
seat cushion
storage compartment
rear leg
leg
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JP1983076260U
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JPS59180931U (ja
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  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Passenger Equipment (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両等に適用される折り畳みシー
ト、さらに詳しくは、例えば助手席に配置され、
シートを前方に倒した状態で後脚部分を物入とし
て使用できる様にした折り畳みシートに関する。
(従来技術) 自動車等の車両を運転中に運転者は、目的地へ
の道順を確認するために道路地図を利用すること
が多々あり、また業務用の例えば集配車等にあつ
ては、運転中にその都度伝票の記入作業等が不可
欠となる。
かかる場合に、上記地図や伝票等の書類を収納
しておくための物入れが必要である。
このような要求に対して好適なものとして、例
えば、実開昭56−48925号公報に記載されたシー
トがある。
このシートは、シートクツシヨンが前端部を中
心に起立回動可能に設けられ、このシートクツシ
ヨンの裏面側には空間が設けられ、この空間内に
配置されて収納ボツクスが設けられた構造となつ
ていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、この従来のシートにあつては、
シートの使用状態では、収納ボツクスがシートク
ツシヨンで覆われていて、物を出し入れすること
ができないという問題や、シートクツシヨンの裏
面側に空間を形成するため、シートクツシヨンの
厚みが薄くなつてしまい、クツシヨン性が損なわ
れるという問題があつた。
本考案は、かかる従来の問題点に鑑み、運転者
にとつて使い勝手が良好で、かつ、常時、物の出
し入れができ、しかも、シートクツシヨンのクツ
シヨン性能を損なうことがない折り畳みシートを
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上述の目的達成のため、本考案の折り畳みシー
トは、シートバツクがシートクツシヨン上面に折
り重ね可能にシートクツシヨンに取り付けられ、
前記シートクツシヨン下面の前部に、前脚が垂設
され、該前脚の先端部が床面に枢着され、前記シ
ートクツシヨン後部下面に、後脚が垂設され、該
後脚の基端部がシートクツシヨン下面に折り畳み
可能に枢支され、該後脚には、この後脚の基端部
側に開口部を有した物入れが取り付けられている
手段とした。
(考案の効果) 上記手段からなる本考案にあつては、シートク
ツシヨンの後脚を利用してこれに物入れを取り付
けるようにしたことにより、通常の使用位置では
一般のシートとして利用できるのは当然のこと、
物入れが後脚の位置において基端部側(即ち、上
方)に開口しているため、物入れに対する物の出
し入れも可能である。
また、シートバツクをシートクツシヨン上面に
折り重ね、さらに、シートクツシヨンを前脚の枢
着部分により起立方向に回動させた折畳位置とし
た場合には、後脚をシートクツシヨン下面に折り
畳むと、物入れは、開口部を上方に向けた状態と
なり、この位置でも、物入れを使用することがで
きる。
また、後脚を利用して物入れを一体に設けたも
のであるので、運転席側のドア等に該物入れを設
置する従来例に比較して、レイアウト上の制約を
受けることがなく、任意の大きさ、形状の物入れ
を設置することができ、設計上も他部品との関係
での設計上の複雑化を防止でき、安価に製作する
ことが可能となる。
(実施例) 以下、本考案の良好な実施例を図面により説明
する。
第1図〜第4図は本考案に係る折り畳みシート
を車両の助手席に適用した実施例を示し、第1図
は折り畳みシート1の通常使用態様における斜視
図、第2図は折り畳みシートを折り畳んで前方に
倒した状態の斜視図、第3図は後術する後脚のロ
ツク機構を示す要部斜視図、第4図は第3図のA
−A線断面図である。
第1図において折り畳みシート1は、シートク
ツシヨン2とシートバツク3とが左右両側の一対
のブラケツト4(一方のみ図示)にて連結されて
おり、該ブラケツト4のヒンジ5により、シート
バツク3はシートクツシヨン2に対して、図中矢
印で示す如く折り畳み及び立て起こし自在となつ
ている。
シートクツシヨン2の前部下端には、一対の前
脚6が固着されており、該前脚6の下端は、車体
床面Fに突設固定された一対にブラケツト7によ
り回動自在に枢支されている。これによりシート
クツシヨン2が車体床面Fに対して略直角に前側
可能となつている。
また、シートクツシヨン2の後部下端には、一
対のブラケツト8が固着され、該ブラケツト8に
外形略コ字形のフレーム状の後脚9の両基端部9
aが回動自在に枢着されている。これにより後脚
9は、シートクツシヨン2の下面に折り畳み可能
なようになつている。
しかして、後脚9には物入れ10が取り付けら
れている。
該物入れ10は、後脚基端部9a側に開口部1
0aを有した、布地、キヤンバス地等の適宜素材
からなり、本実施例では図示しない収納物の飛び
出しを防ぐため、上記開口部10aにゴム糸等の
弾性線条体を装入する等して、該開口部10aの
開口面積を中空内部よりも狭めてある。
第3図及び第4図に示す如く、上記シートクツ
シヨン2の後部下端に取着されたブラケツト8
と、後脚基端部9aとの連結部においては、後脚
基端部9aは上記した如くヒンジ14によりブラ
ケツト8に対して回動自在に枢着されると同時
に、ロツク機構15により、第1図に示す通常使
用状態でのシートクツシヨン2に対する所定位置
に固定しうるようになつている。
即ち、ブラケツト8及び後脚基端部9aには、
第4図に示す如く係合孔16及び17が各々対応
位置に穿設され、ロツク部材18の先端係止部1
8aが上記係合孔16,17に嵌合係止すること
により、ブラケツト8と後脚基端部9aとの相対
的回動を阻止して、上記した通常使用状態での所
定位置関係にロツク可能とされている。
なお、上記係合孔16及び17は、上記相対的
回動を阻止しうるよう、上記ロツク部材18の先
端係止部18aが、上記係合孔16,17に嵌合
しうる対応形状に形成されていて、両者の嵌合位
置にてロツクできるように設定されている。
ロツク部材18の基端には、ノブ19が設けら
れ、該ノブ19とブラケツト8間には、引張スプ
リング20が介装されており、ノブ19をスプリ
ング20の付勢力に抗して外方、即ち第4図中矢
線方向に引き、少なくとも先端係止部18aと係
合孔17との係合状態を解くことにより、上記ロ
ツク状態は解除され、後脚9はブラケツト8に対
してヒンジ14を中心して回動可能となるように
上記ロツク機構15が構成されている。
次に本実施例の作用につき説明する。
第1図に示す助手席としての通常の使用状態に
おいては、後脚9は上記ロツク機構15によりブ
ラケツト8に固定されたロツク状態にあり、通常
の後脚として機能している。
そして、この状態で物入れ10の開口部10a
は上方を向いているので、物入れに対し、物を出
し入れすることができる。
しかして、折り畳みシート1を折畳状態とする
場合には、第2図に示すごとく、折り畳みシート
1のシートバツク3をシートクツシヨン2側に折
り畳み、続いて前脚6の枢支部61を中心として
シート1を前方、即ち図中反時計回り方向に回動
させ、車体床面Fにシートクツシヨン2が当接係
止する所定位置まで倒す。
この状態で後脚9と一体の物入れ10は略水平
位置(図示せず)になるので、ロツク機構15に
おけるノブ19を外方に引き、ブラケツト8と後
脚基端部9aとのロツクを解除し、後脚9を第2
図に示す格納位置まで回転させると、物入れ10
はその開口10aが上方に面して使用可能位置と
なる。
このような折畳状態において、例えば、荷室等
を広く使うことができる。また、この状態にあつ
ても、図示の如く、物入れ10の開口部10aは
上方を向いているので、予め、物入れ10に収納
しておいた地図や伝票類を取り出したり、逆に収
納したりするのが可能である。
また、折り畳みシート1を、この折畳状態から
前述の使用状態に戻す場合は、上記したと逆に後
脚9を物入れ20ととも、第2図において反時計
回り方向に回転させて上記略水平位置まで戻し、
ロツク部材18の先端係止部18aを係合孔16
及び17の両者に嵌合、係止して後脚9を再びロ
ツク状態にし、かかる後に第1図に示すシート1
の通常使用位置に戻せば良い。
本実施例においては、シートクツシヨン2の後
脚9を利用して、これに物入れ10を一体に取り
付けることにより、折り畳みシート1の通常の使
用位置では一般のシートとして利用でき、物入れ
10を使用したい場合には上記操作により極めて
簡単かつ敏速に該物入れを使用可能位置にするこ
とが可能である。
加えて、このように物入れ10を後脚9に取り
付けたため、この物入れ10によりシートクツシ
ヨン2の厚さが薄くなることはなく、クツシヨン
性能を低下させることがない。
また、物入れ10は、常時開口部10aを上方
に向けておくことができるため、折り畳みシート
1が使用状態であつても折畳状態であつても、物
入れ10を使用できる。
また、後脚9に取り付けるのであるから、該後
脚9のサイズを任意に設定することにより、物入
れ10のサイズも種々変更可能であり、ドア側面
に物入れを設置する場合のようなレイアウト上の
制約は全くなく、形状的にも任意の形態に設計す
ることが可能である。
よつて、設計上の他部品との関係で複雑化する
といつたおそれがなく、極めて安価に製作可能で
ある。
また、本考案に係る折り畳みシート1は、助手
席として用いる他にも、後部座席位置に設置する
等、その配置は任意に設定することができる等、
本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形、
変更が可能であることは云うまでもない。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の折り畳みシート
にあつては、このシートが使用状態でも折畳状態
でも、物入れを使用できるため、を運転者にとつ
て使い勝手が良好であるという効果が得られる。
しかも、物入れは、後脚に設けたため、シート
クツシヨンのクツシヨン性能を損なうことがない
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の第1実施例を示
し、第1図は折り畳みシートの通常使用状態にお
ける斜視図、第2図は物入れの使用可能位置にお
ける斜視図、第3図はロツク機構の要部斜視図、
第4図は第3図のA−A線断面図である。 1……折り畳みシート、2……シートクツシヨ
ン、3……シートバツク、6……前脚、9……後
脚、10……物入れ、10a……開口部、15…
…ロツク機構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シートバツクがシートクツシヨン上面に折り重
    ね可能にシートクツシヨンに取り付けられ、 前記シートクツシヨン下面の前部に、前脚が垂
    設され、 該前脚の先端部が床面に枢着され、 前記シートクツシヨン後部下面に、後脚が垂設
    され、 該後脚の基端部が、該基端部より前方のシート
    クツシヨン下面に折り畳み可能に枢支され、 該後脚には、この後脚の基端部側に開口部を有
    した物入れが取り付けられていることを特徴とす
    る折り畳みシート。
JP1983076260U 1983-05-21 1983-05-21 折り畳みシ−ト Granted JPS59180931U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983076260U JPS59180931U (ja) 1983-05-21 1983-05-21 折り畳みシ−ト

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JP1983076260U JPS59180931U (ja) 1983-05-21 1983-05-21 折り畳みシ−ト

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Publication Number Publication Date
JPS59180931U JPS59180931U (ja) 1984-12-03
JPH0122746Y2 true JPH0122746Y2 (ja) 1989-07-10

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JP1983076260U Granted JPS59180931U (ja) 1983-05-21 1983-05-21 折り畳みシ−ト

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5648925B2 (ja) * 1977-04-13 1981-11-18

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4721316U (ja) * 1971-02-17 1972-11-10
JPS6030091Y2 (ja) * 1979-09-21 1985-09-10 日野自動車株式会社 車両用シ−ト

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5648925B2 (ja) * 1977-04-13 1981-11-18

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JPS59180931U (ja) 1984-12-03

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