JPH01226693A - 容器移送載置装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は例えば原子力発電所等において発生する雑固体
廃棄物を収容したドラム缶のような容器を、圧縮減容処
理するための高圧プレス機へ移送し、その金型内へ正確
に載置するために用いられる容器移送載置装置に関する
ものである。

（従来の技術） 上記のようなドラム缶等の容器を、下方がテーパ状に狭
くなった金型上に垂直に載せる作業は、正確な位置合せ
が必要とされ容易な作業ではない、従来、このための容
器移送載置装置としては、予め芯出しされた容器をチャ
ックして金型上方まで移送し、容器の底面が金型上に接
地する高さまで容器を下降させ、チャックを開放する機
能を持つものが用いられている。ところがこのような従
来の装置では下降ストロークの制御用のリミットスイッ
チの位置調整が非常に難しく、リミットスイッチが多少
でもずれていると容器の底面が金型上に接地する前にチ
ャックが開放され、容器が落下して金型内で斜に倒れた
り、逆に容器の底面が金型に接地しているにもかかわら
ず更にチャックが下降され、装置の破損を招（等の問題
を生じていた。更にまた従来の装置では前述したように
容器を予め芯出ししておく装置が必要とされる問題もあ
った。

（発明が解決しようとする課題） 本発明は上記したような従来の問題点を解決して、容器
を移送したうえで金型等の内部へ垂直に正しく載置する
ことができ、しかも容器の芯出し装置を別に設ける必要
もない容器移送載置装置を目的として完成されたもので
ある。

（課題を解決するための手段） 本発明は昇降及び旋回自在なアームの下面に設けられた
複数の軸の間に、複数のリンクとスプリングとによって
構成されるフローティング機構を介してベースプレート
をＸＹ両軸方向に移動可能に支持するとともに、このベ
ースプレートの下部に容器を把持するチャック機構と、
このチャック機構により把持される容器の高さを検出す
る容器検出棒を取付けたことを特徴とするものである。

（実施例） 次に本発明を図示の実施例によって更に詳細に説明する
と、第１図において（１）は高圧プレス機本体、（２）
と（３）は高圧プレス機本体＋１１の側方に突設された
上部ブラケットと下部ブラケット、（４はこれらのブ、
ラケット間に回動自在に支持された垂直な支柱である。

（５）は支柱（４上を昇降できるアーム、（６）は支柱
（４）の上端に水平に設けられた上部ベース、（７）は
支柱（４）の下端に水平に設けられた下部ベースであり
、これらの上下のベース（６）、（７）間には支柱（４
）をはさむようにアーム昇降軸（８）とアームガイド（
９）とが平行に設けられている。アーム昇降軸（８）は
上部ベース（６）上に設けられた昇降用モータ（８ａ）
により回転され、アーム昇降軸（８）に螺合しているア
ーム（５）を支柱値）及びアームガイド（９）に沿って
昇降動させることができる。なおアーム（５）の昇降位
置は、上昇端リミットスイッチＱｌ、待機位置リミット
スイッチ（１１）、下降端リミットスイッチ（１２）に
よって制御される。また下部ブラケット（３）の下部に
は旋回用モータ（１３）が設けられており、支柱（４）
、上下のベース（６）、（７）とともにアーム（５）を
旋回させることができる。　゛ 第２図以下に拡大して示すように、アーム（５）の先端
の拡大部（５ａ）の下面には４本の軸（１４）が設けら
れ、各軸（１４）にはそれぞれ複数のリンク（１５）、
（１６）が折曲自在に取付けられてフローティング機構
を構成している。そして各リンク（１６）の先端のピン
（１７）によりベースプレート（１８）の四隅が支持さ
れるとともに、このビン（１７）と軸（１４）との間に
はそれぞれスプリング（１９）が張設されてベースプレ
ート（１８）を外力が作用しない状態においては４軸（
１４）の中心に位置させている。しかしベースプレート
（１８）は横方向の外力を受けたときにはスプリング（
１９）を撓ませながらフローティング機構の作用により
ＸＹ両軸方向に自由に移動可能となっている。

このベースプレー）　（１８）の下部にはドラム缶のよ
うな円筒状の容器（５０）を把持するための一対のチャ
７り機構（２０）、（２０）が取付けられている。チャ
ック機構（２０）は上端がベースプレー）　（１８）の
両端下面に枢支されたチャックアーム（２１）と、その
下端に取付けられたチャック爪（２２）と、ベースプレ
ー）　（１８）の中央に設けられたシリンダ（２３）と
、そのピストンロンドの下端と、チャックアーム（２１
）とを連結する開閉リンク（２４）とからなるもので、
シリンダ（２３）のピストンロンドを伸縮させることに
より開閉リンク（２４）を介してチャック爪（２２）を
第２図に示すように開閉することができるものである。

更にこのベースプレート（１Ｂ）の下部には、容器（５
０）の上面の高さを検出するための容器検出棒（２５）
が昇降自在に取付けられている。この容器検出棒（２５
）はその下端の検出端（２６）が容器（５０）の上面に
当る位置までスプリング（２７）により常時下向きに弾
発されているものであるが、容器（５０）が存在しない
場合の最下降位置はストッパ（２８）により規制される
。また容器検出棒（２５）の上端部にはドッグ（２９）
が設けられており、ベースプレー）　（１８）の上面に
立設されたポスト（３０）上のリミットスイッチ（３１
）によってベースプレート（１８）と容器（５０）の上
面との間の距離が一定値以下となったことを検出できる
構造となっている。

（作用） このように構成されたものは、まず第１図に想像線で示
すように容器受取位置Ａにアーム（５）を旋回させ、下
降端リミットスイッチ（１２）が作動するまでアーム（
５）を下降させたうえで一対のチャック機構（２０）に
より容器（５０）をチャックする。前述のとおり、チャ
ック機構（２０）はフローティング機構を介してＸＹ両
軸方向に移動自在に支持されたベースプレート（１８）
の下面に取付けられているので、チャックされた容器（
５０）はアーム（５）が上昇すると自然に芯出しされた
状態となる。その後アーム（５）は上昇端リミットスイ
ッチαのが作動する高さまで持上げられたうえで旋回し
、圧縮減容処理用の金型Ｂの上方で停止し下降を開始す
る。前述したように、この金型Ｂは下方がテーパ状に狭
くなった形状のものであるため、アーム（５）とともに
容器（５０）が下降して行くと容器（５０）はこのテー
パ面にガイドされながら金型Ｂ内に装入される。このと
きフローティング機構に支持されたチャック機構（２０
）は容器（５０）が金型Ｂのセンターに対応してＸＹ両
軸方向に移動することを許容し、このために特別な芯出
し装置は不要となる。そして容器（５０）が金型Ｂ内に
接地すると容器（５０）はそれ以上下降することができ
なくなり、アーム（５）が更に下降しようとすると容器
検出棒（２５）の検出端（２６）が容器（５０）の上面
に当って容器検出棒（２５）が押上げられ、ドッグ（２
９）がリミットスイッチ（３１）を蹴ってアーム（５）
の下降を停止させる。その後チャック機構（２０）が容
器（５０）を開放するが、容器（５０）が金型Ｂ内に接
地したことが確認されたうえでチャック爪（２２）が開
かれるので容器（５０）が落下して倒れることがなく、
また容器（５０）が接地したことが確認されるとアーム
（５＋の下降が停止されるので、無理な力が加わってチ
ャック機構（２０）等が破損することもない、その後ア
ーム（５）は再び容器受取位置Ａまで旋回し、金型Ｂ内
の容器は高圧プレス機のラムによって数分の−の体積ま
で圧縮減容される。

（発明の効果） 本発明は以上の説明からも明らかなように、雑固体廃棄
物を収納したドラム缶のような容器を金型等の内部に垂
直に正しく載置することができ、しかも従来のように容
器の芯出し装置を別に設ける必要もないものであるから
、従来の問題点を一掃した容器移送載置装置として、産
業の発展に寄与するところは極めて大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す正面図、第２図はその要
部を拡大して示す正面図、第３図はその側面図、第４図
はその平面図である。 （５）：アーム、（１４）　ｎ軸、（１５）、（１６）
　：リンク、（１８）　：ベースプレート、（１９）　
ニスプリング、（２０）　：チャック機構、（２５）　
：容器検出棒、（５０）：容器。 特許出願人　　日本碍子株式会社 代　　理　　人　　　名　　嶋　　明　　部間　　　　
　　　　　　綿　　貫　　達　　雄岡　　　　　　　　
　　山　　零　　文　　夫し　　　−ｍ−」

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 昇降及び旋回自在なアーム（５）の下面に設けられた複
   数の軸（１４）の間に、複数のリンク（１５）、（１６
   ）とスプリング（１９）とによって構成されるフローテ
   ィング機構を介してベースプレート（１８）をＸＹ両軸
   方向に移動可能に支持するとともに、このベースプレー
   ト（１８）の下部に容器（５０）を把持するチャック機
   構（２０）と、このチャック機構（２０）により把持さ
   れる容器（５０）の高さを検出する容器検出棒（２５）
   を取付けたことを特徴とする容器移送載置装置。