JPH0541439Y2 - - Google Patents

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JPH0541439Y2
JPH0541439Y2 JP18002886U JP18002886U JPH0541439Y2 JP H0541439 Y2 JPH0541439 Y2 JP H0541439Y2 JP 18002886 U JP18002886 U JP 18002886U JP 18002886 U JP18002886 U JP 18002886U JP H0541439 Y2 JPH0541439 Y2 JP H0541439Y2
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container
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bracket
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は例えば原子力発電所等において発生す
る金属類、保温材等の不燃焼雑個体廃棄物をドラ
ム缶に収納したうえ高圧プレスにより圧縮減容し
た圧縮体を、ドラム缶等の円筒状の容器内へ充填
したり、あるいは容器中より取出したりするのに
適した挟持移送装置に関するものである。
(従来の技術) 例えば上記のような雑個体廃棄物の圧縮体は高
さがドラム缶の数分の一となるまで圧縮されたも
のであるが、外径はドラム缶等の収納容器の内径
よりも10mm程度小さく圧縮されたものにすぎな
い。従つてこのような圧縮体をドラム缶等の容器
内へ複数個順次充填して行く作業は正確な位置合
せが必要され、容易な作業ではない。
従来、このような圧縮体の充填装置としての挟
持移送装置は、圧縮体をマグネツトや吸着ヘツド
によつて収納容器の支持台の上方に吊り下げ、作
業者が目視による位置合せを行いつつ圧縮体を収
納容器内へ降下させる方式のものが用いられてい
る。しかし圧縮体が磁性体でない場合や上面が平
滑でない場合には圧縮体を正しく吊り上げられな
い欠点がある。また圧縮体をチヤツク爪により機
械的に把持する装置も考えられるが、圧縮体の外
径と収納容器の内径とのクリアランスが10mm程度
しかないのでこれまで実用化されていなかつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案はこのような従来の問題点を解決して、
上記のような圧縮体をチヤツク爪により把持して
径がわずかに大きいだけの容器の内部へ正確に充
填したり、あるいは取出したりすることができる
挟持移送装置を目的として完成されたものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は容器の支持台の上方に容器に対して昇
降できるベースを設け、該ベースの外周部下面に
は複数の垂下部を形成して各垂下部の下方部に好
ましくは円弧状の水平断面を持つ薄肉にチヤツク
爪を外側端が垂下部に枢着された上下一対の平行
リンクにより取付けるとともに、該ベースの中央
部下面にシリンダにより昇降されるブラケツトを
設けてこのブラケツトと各チヤツク爪とをリンク
により連結したことを特徴とするものである。
(実施例) 次に本考案を図示の一実施例について詳細に説
明すると、1は柱2、2に支持された架台であ
り、3は架台1の下方に設けられた好ましくはド
ラム缶等の円筒状の容器50の支持台、4は支持
台3の上方に設けられ容器50に対して昇降でき
るベースである。また5は架台1の上方に垂直に
立設された4本のガイド支柱であり、6はこれら
のガイド支柱5にガイドされつつ昇降用ねじ棒7
によつて昇降される上部ベースである。昇降用ね
じ棒7は第1図の中心線上の手前位置と背後位置
の2個所に設けられており、中央のモータ8及び
これに連接された歯車減速機構9により同時に等
速度で駆動されて上部ベース6を昇降させること
ができる。この上部ベース6の昇降ストロークは
垂直ブラケツト10に支持された上下のリミツト
スイツチ11,12により規制される。
第2図に明示されるように、上部ベース6の4
隅にはガイドブツシユ13が設けられており、こ
れらのガイドブツシユ13に小距離だけスライド
自在に貫通されたポール14の下端に前記したベ
ース4が支持されている。ベース4は上部ベース
6から吊下げられた状態にあり、上部ベース6と
一定間隔を保ちつつ昇降動することとなるが、後
述するチヤツク機構によりベース4の下部に保持
された圧縮体60が容器50の底面に接してベー
ス4のポール14が上部ベース6に対して上方へ
押上げられたような場合には、ポール14の上端
のつば15が上部ベース6の上面のリミツトスイ
ツチ16を蹴り上部ベース6の下降運動を停止で
きる構造となつている。
ベース4の外周部下面には、複数の垂下部1
7,17が突設されている。第3図に示すよう
に、ベース4及び垂下部17の外周は容器50の
内径よりもわずかに小さい円形に切落とされてい
る。そして各垂下部17の下方部には、好ましく
は円弧状の断面を持つ薄肉のチヤツク爪18が上
下一対の平行リンク19,19によつて取付けら
れている。チヤツク爪18は好ましくは図示のよ
うに内周面に水平な上向きの溝歯20を備え、こ
の部分の摩擦力によつて圧縮体60の外周面を把
持するものであるが場合によつては省略すること
もでき、またチヤツク爪18の内面を上部が外向
きに開いた傾斜面とすることにより保持力を高め
ることもできる。チヤツク爪18は圧縮体60を
把持したまま容器50の内部に挿入されうるよう
その断面形状は容器50の内径に対応するものと
されている。また平行リンク19,19はその外
側端が垂下部17にピン21によつて枢着され、
内側端をピン22によつてチヤツク爪18のブラ
ケツト部に枢着されたものである。更にベース4
の中央部にはシリンダ23が設けられており、ベ
ース4を貫通して下方に伸びるピストンロツド2
4の下端にはブラケツト25が昇降自在に取付け
られている。そしてチヤツク爪18とこのブラケ
ツト25との間にもリンク26,26が設けられ
ており、ブラケツト25が上昇されたときリンク
26を介してチヤツク爪18を内向き斜上方へ引
寄せる構造となつている。なおシリンダ23のス
トロークはリミツトスイツチ27がピストンロツ
ド24の上端のスイツチドツグ28により蹴られ
ることによつて規制される。
このようなチヤツク爪18により把持される圧
縮体60は架台1上のレール29上に設けられた
台車30に乗せられてベース4の中央部に運ばれ
る。この中央部の両側には第1図の紙面に垂直な
両方向から圧縮体60を挟圧して圧縮体60のセ
ンタリングを行う圧縮体芯出し機構31が設けら
れている。また前述のように、容器50は架台1
の下方の支持台3によつてベース4の直下の位置
まで運ばれてくるのであるが、この部分にも容器
50のセンタリングを行うための芯出し機構32
が設けられている。この芯出し機構32は、第4
図に示されるようにシリンダ33によつて左右一
対のレバーアーム34,34を支点35を中心と
して開閉させるものであり、各レバーアーム3
4,34の先端部と中央部に取付けられたローラ
36,37が容器50のセンタリングを行うもの
である。
(作用) このように構成されたものは、まずドラム缶の
ような容器50を支持台3にのせて第1図に示す
位置まで送り、芯出し機構32によりセンタリン
グを行う。次に架台1上の台車30上にハンドリ
ングロボツトにより圧縮体60を乗せ、自動的に
第1図に1点鎖線で示す位置まで送り込んだう
え、同様に芯出し機構31によりセンタリングを
行う。次にモータ8によつて昇降用ねじ棒7を駆
動し、ガイド支柱5に沿つて上部ベース6を下降
させると、これに吊下げられたベース4も同様に
下降してその下端に取付けられた複数のチヤツク
爪18が圧縮体60の外周に下降し、遂にはチヤ
ツク爪18の内側天井面38が圧縮体60の上面
に当接するに至る。これによつてリミツトスイツ
チ16が作動してモータ8を停止させベース4の
下降運動が停止される。次にベース4の中央部の
シリンダ23によりブラケツト25が上方に引上
げられると、チヤツク爪18もリンク26を介し
て内向きに引寄せられるが、前述のように各チヤ
ツク爪18,18はベース4の外周部下面に垂設
された垂下部17に平行リンク19,19により
取付けられているため、第2図に示した姿勢を保
つたまま内向き斜め上方に平行移動することとな
り、これによつて圧縮体60はチヤツク爪18,
18に外周面を強力に把持させる。その後再びベ
ース4を上部ベース6とともにわずかに上昇させ
て圧縮体60を台車30から持上げたうえで台車
30を第1図の実線位置まで後退させ、次にベー
ス4を架台1の下方まで下降させて圧縮体60を
支持台3上の容器50の内部まで下ろす。本考案
のチヤツク爪18は前述のように容器50の内形
状に対応した断面が円弧状の薄肉のものであるう
え、第2図にも示されるように駆動用のリンク1
9,26等もすべてチヤツク爪18の外周面より
内側に配置してあるので、チヤツク爪18は圧縮
体60を把持したままで容器50の内径との10mm
程度のクリアランスを利用して容器50の内部へ
下降することができる。このようにして圧縮体6
0が容器50の底面まで下ろされるとリミツトス
イツチ16がこれを感知し、ベース4の下降を停
止するとともにシリンダ23を逆向きに作動させ
てチヤツク爪18をわずかに外向きに開く。この
結果圧縮体60はチヤツク爪18から離れて容器
50内に置かれることとなるから、以下同様の作
動を繰り返して必要数の圧縮体60を容器50に
充填することができる。このようにして充填が完
了した容器50は支持台3とともに引出されて空
の容器60と交換され、以下同様のサイクルが繰
返えされる。
なお、本考案の装置は容器50から圧縮体60
を取出す場合あるいは移送物を移送する場合にも
使用できるものであり、また、容器は必ずしも円
型に限定されるものではない。
(考案の効果) 本考案は以上の説明からも明らかなように、好
ましくは円弧状の水平断面を持つ薄肉のチヤツク
爪を平行リンクによりベースの下面に支持させる
とともに、このチヤツク爪を中央のシリンダによ
り昇降されるブラケツトとリンクを介して連結す
ることにより、圧縮体のような移送体をチヤツク
爪で把握して径がわずかに大きいだけの容器の内
部へ正確に充填したり、反対に取出したりあるい
は移送することを可能としたものである。従つて
本考案によれば磁性体でない移送体や上面が平滑
でない移送体をも容易かつ正確に移送することが
でき、特に原子力発電所等から発生する雑固定廃
棄物の圧縮減容処理後の圧縮体のような移送体の
容器内への充填のような移処理に好適なものであ
る。よつて本考案は従来の問題点を一掃した挟持
移送装置として、その実用的価値は極めて大きい
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部切欠正面
図、第2図はその要部の一部切欠正面図、第3図
はその底面図、第4図は芯出し機構を示す平面図
である。 3……支持台、4……ベース、17……垂下
部、18……チヤツク爪、19……平行リンク、
23……シリンダ、25……ブラケツト、26…
…リンク、50……容器、60……圧縮体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器50の支持台3の上方に容器50に対して
    昇降できるベース4を設け、該ベース4の外周部
    下面には複数の垂下部17を形成して各垂下部1
    7の下方部に薄肉のチヤツク爪18を外側端が垂
    下部17に枢着された上下一対の平行リンク1
    9,19により取付けるとともに、該ベース4の
    中央部下面にシリンダ23により昇降されるブラ
    ケツト25を設けてこのブラケツト25と各チヤ
    ツク爪18とをリンク26により連結したことを
    特徴とする挾持移送装置。
JP18002886U 1986-11-21 1986-11-21 Expired - Lifetime JPH0541439Y2 (ja)

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JP18002886U JPH0541439Y2 (ja) 1986-11-21 1986-11-21

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JPS6384600U JPS6384600U (ja) 1988-06-02
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