JPH07115232B2 - 成形機の取り出しヘッド - Google Patents

成形機の取り出しヘッド

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JPH07115232B2
JPH07115232B2 JP18198791A JP18198791A JPH07115232B2 JP H07115232 B2 JPH07115232 B2 JP H07115232B2 JP 18198791 A JP18198791 A JP 18198791A JP 18198791 A JP18198791 A JP 18198791A JP H07115232 B2 JPH07115232 B2 JP H07115232B2
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JP
Japan
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molding machine
head
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知紀 土本
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NGK Insulators Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば汚泥焼却灰溶融
スラグのような粒状原料から透水性ブロックを成形する
ための成形機等に使用される成形機の取り出しヘッドに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような粒状原料から成形された直
後の成形体は、生強度が小さいのでその取り出しに特別
な注意を要する。このため本発明者は先に、図4、図5
に示されるように成形体Wの上面に受板1を当て、成形
体Wをこの受板1と底板2との間に上下から挟んで反転
させつつコンベヤ上に取り出す方法を発明し、既に特願
平2-185729号として出願済みである。
【0003】この先願明細書に記載した取り出しヘッド
は、図4のようにヘッド本体3の先端にシリンダ4によ
り昇降自在な上部ブラケット5を設け、この上部ブラケ
ット5の下面にスプリング6を介して受板1のチャック
7を支持させるとともに、シリンダ4の下側に底板2の
ための開閉式の底板クランプ8を取り付けたものであ
る。そしてこの取り出しヘッドに向かって図示されない
成形型から底板2とともに所定距離だけ持ち上げられた
成形体Wを、図5のようにチャック7に支持されている
受板1の下面に密着させたうえで分割式の下部ブラケッ
ト9の底板クランプ8を閉じ、底板2をクランプして上
下を反転させる構造となっている。
【0004】ところが、図5の状態において成形体Wの
上面にはスプリング6の下向きの弾発力、チャック7の
重量、受板1の重量が全て作用するうえ、チャック7の
軸にこじりが発生して滑らかに昇降できないおそれもあ
り、成形体Wのサイズや生強度によっては、その一部が
崩れてしまうことがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解消して、生強度の小さい成形体を受板
と底板との間に上下から挟み、破壊することなく取り出
すことができる成形機の取り出しヘッドを提供するため
に完成されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、成形型から底板とともに持ち上
げられる低強度の成形体を上下から保持してコンベヤ上
へ取り出すための成形機の取り出しヘッドであって、開
閉式の底板クランプを下部に備えたヘッド本体に、上面
に受板を載せた受爪を設けるとともに、ヘッド本体に対
して昇降できる受板押さえを備えた上部ブラケットに、
受板の高さを検知して受板押さえの下降位置を決定する
検知器を設けたことを特徴とするものである。
【0007】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例によって更に詳
細に説明する。図1〜図3において、10は取り出しヘッ
ドのヘッド本体であり、図示されない機構によってこの
ヘッド本体10の全体は上下方向及び水平方向に移動でき
るとともに、水平軸のまわりに反転することもできるよ
うに支持されている。
【0008】このヘッド本体10の下部には開閉シリンダ
11が設けられており、底板をクランプするための一対の
開閉アーム12、12がこの開閉シリンダ11またはロータリ
ーアクチュエータ等により開閉することができるように
支持されている。図1に示すように、実施例では同時に
3個ずつの低強度の成形体Wが底板13に載った状態で底
板突き上げ機構14により成形型から開閉アーム12、12の
内部まで持ち上げられる。このため、上記の開閉アーム
12、12はスプリング15を介して3対の底板クランプ16、
16を備え、同時に3個の底板13をクランプすることがで
きる構造となっている。
【0009】ヘッド本体10の開閉アーム12、12よりも上
方位置には、4つの受爪17が設けられている。これらの
受爪17は水平軸18に取付けられたもので、その下側のシ
リンダ19によって、図1に示す位置から下向きに90度回
転させることができる。これらの受爪17は図1に実線で
示すように、その上面に受板20を載せるためのものであ
る。
【0010】ヘッド本体10の上方には、油圧シリンダ21
によってヘッド本体10に対して昇降できる上部ブラケッ
ト22が設けられている。この上部ブラケット22の四隅に
突設された円筒部23には、弱いスプリング24により下向
きに軽く弾発された受板押さえ25が支持されている。こ
れらの受板押さえ25はその下面によって受板20の四隅を
押さえることができる。また上部ブラケット22の上側に
は、これらの受板押さえ25の上端部の高さを検知する光
電管等の適宜な検知器26が設けられている。この検知器
26は後述するように、上部ブラケット22を受板20に向か
って下降させる際に、受板押さえ25の下端が受板20に当
たって円筒部23から上方へ持ち上げられる量を検知し、
所定の持ち上げ量(所定のバネ圧)となったときに上部
ブラケット22とこれに支持された受板押さえ25の下降を
停止させる役割を持つものである。なお27は上部ブラケ
ット22に取り付けられた受板上支えであり、その下端は
検知器26による受板押さえ25の停止位置よりもわずかに
高い位置とされている。
【0011】
【作用】このように構成された本発明の成形機の取り出
しヘッドの作動は次の通りである。まず図1に実線で示
すように、受爪17の上面に受板20を載せたヘッド本体10
を成形型の真上の位置に停止させる。このとき開閉アー
ム12、12は開いており、底板クランプ16、16は図2に実
線で示す開いた位置にある。また上部ブラケット22は上
昇した位置にある。
【0012】次に、成形型から底板突き上げ機構14によ
り低強度の成形体Wが底板13に載った状態で開閉アーム
12、12の内部に上昇して来るが、成形体Wの上面が受爪
17に支持されている受板20の下面にほぼ接する位置で成
形体Wの上昇は停止するようにしておく。このとき、成
形体Wの上昇量が大きい場合には受板20を受爪17から多
少持ち上げるが、成形体Wの上面には受板20の重量が作
用するのみであるので、低強度の成形体Wが壊れるおそ
れがない。その後、受爪17を下向きに回転させて受板20
を完全に成形体Wの上に載せる。またこの状態で底板突
き上げ機構14が下降し、開閉アーム12、12の爪上に底板
13が載る。その後、底板13の端辺を底板クランプ16、16
が横方向の両側からクランプする。
【0013】このように成形体Wの上昇が停止し、受板
20が成形体Wの上に載せられると、油圧シリンダ21の作
用により上部ブラケット22を徐々に下降させる。この上
部ブラケット22に取り付けられた受板押さえ25は、図1
に示すようにスプリング24により下向きに弾発されてい
るのであるが、上部ブラケット22の下降によりまずその
下端が受板20に接し、更に上部ブラケット22が下降する
と受板押さえ25はスプリング24に抗して上方に持ち上げ
られる。
【0014】この受板押さえ25の持ち上げ量が所定値に
達すると、上部ブラケット22の上側に設けられた検知器
26がこれを検知して、上部ブラケット22の下降を停止さ
せる(この状態を図2に示す) 。この状態においては成
形体Wの上面には受板20の重量とスプリング24による弱
い押圧力とが作用しているが、これよりも上部ブラケッ
ト22が下降することはないので、成形体Wが壊れるおそ
れはない。このとき、受板上支え27が受板上面スレスレ
の位置にセットされることとなる。そこでヘッド本体10
の全体を上下に反転させれば、成形体Wは底板13と受板
20とによって上下から挟まれたまま反転され、図示され
ないコンベヤ上に受板20を下側として取り出されること
となる。この反転時、荷重のデッドポイントが変わると
ころでスプリング24の歪が大となるが、その場合に受板
上支え27がサポートして歪をなくし、成形体Wの移動を
止めてその破壊を防止する。
【0015】このようにして、本発明によれば低強度の
成形体Wを上下から軽く挟み、破壊することなく取り出
すことができる。また本発明によれば図4、図5に示す
従来のもののように、挟む力を与えるためのチャックの
軸にこじりが発生するようなこともない。
【0016】
【発明の効果】以上に詳細に説明したように、本発明の
成形機の取り出しヘッドはヘッド本体に上面に受板を載
せた受爪を設けるとともに、この受板に向かって降下す
る受板押さえの下降位置を検知器により規制するように
したので、成形体Wに掛かる荷重を受板の自重に弱いス
プリング力を加えた程度とすることができる。これは従
来の図4、図5に示す構造と比較してはるかに小さい荷
重であり、低強度の成形体Wを軽く挟みながら破壊する
ことなく反転させることができる。よって本発明は従来
の問題点を解消した成形機の取り出しヘッドとして、産
業の発展に寄与するところは極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す一部切欠正面図である。
【図2】本発明の実施例を示す一部切欠側面図である。
【図3】本発明の実施例を示す一部切欠平面図である。
【図4】従来例を示す一部切欠正面図である。
【図5】同じく従来例を示す一部切欠正面図である。
【符号の説明】
10 ヘッド本体 13 底板 16 底板クランプ 17 受爪 22 上部ブラケット 25 受板押さえ 26 検知器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形型から底板とともに持ち上げられる
    低強度の成形体を上下から保持してコンベヤ上へ取り出
    すための成形機の取り出しヘッドであって、開閉式の底
    板クランプを下部に備えたヘッド本体に、上面に受板を
    載せた受爪を設けるとともに、ヘッド本体に対して昇降
    できる受板押さえを備えた上部ブラケットに、受板の高
    さを検知して受板押さえの下降位置を決定する検知器を
    設けたことを特徴とする成形機の取り出しヘッド。
JP18198791A 1991-06-25 1991-06-25 成形機の取り出しヘッド Expired - Fee Related JPH07115232B2 (ja)

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