JPH0122596Y2 - - Google Patents

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JPH0122596Y2
JPH0122596Y2 JP1984155638U JP15563884U JPH0122596Y2 JP H0122596 Y2 JPH0122596 Y2 JP H0122596Y2 JP 1984155638 U JP1984155638 U JP 1984155638U JP 15563884 U JP15563884 U JP 15563884U JP H0122596 Y2 JPH0122596 Y2 JP H0122596Y2
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JP
Japan
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handle
peripheral wall
liquid
inlet
height
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JP1984155638U
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JPS6171026U (ja
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  • Portable Outdoor Equipment (AREA)
  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、比較的大容量の飲料水などの液体
を加温または冷却した状態で長時間保温するため
に用いるような携帯用保温容器に関する。
(ロ) 従来技術 一般に、携帯用保温容器は、給水設備がなく、
かつ多人数で使用する屋外での各種工事現場、ド
ライブ、ハイキング等における飲料水の携行手段
に用いられることが多く、目的地に至る携行時の
取扱いをより容易にするため小型化を図りよりコ
ンパクトにする必要がある。
しかし、従来のこの種の携帯用保温容器は例え
ば第4図に示すように外ケース21と内容器22
のそれぞれの上端部に肩部材23を嵌着固定し、
この肩部材23の上端面上に内容器22と連通し
た液体注入口24を突設すると共に、この液体注
入口24を蓋体25により開閉して内容液の注入
を行うように構成していたが、斯る構成では次の
ような問題点を有していた。
すなわち、肩部材23に対して液体注入口24
および蓋体25が上方に突出しているため同図に
斜線で示すようなデツトスペースDSが発生し、
内容器22の高さに比較して保温容器26全体の
高さが大幅に高くなつて嵩張ると共にハンドルが
外ケース21外方にはみ出していた。この結果、
包装資材、および運送費が増加してコストアツプ
の要因となつていた。
また嵩張つているので携行時にはその取扱いが
容易でなく、さらに収納時には余分な収納スペー
スを必要とした。
加えて、液体注入口24および蓋体25が上方
に突出しているため保温容器26の積重ねが不可
能であつた。
このため例えば店頭において上述の保温容器2
6を積重ねて展示することができず、大きな展示
スペースを必要とした。
(ハ) 考案の目的 この考案は、コンパクトかつ積重ねが可能なう
え、注入口からの液体注入時に万一注入口周辺の
環状凹部に液体をこぼしても、この液体を自然流
下により排出することができ、また収納位置のハ
ンドルを内外両側から把持して取出すことができ
て、ハンドルの取扱いが容易な携帯用保温容器の
提供を目的とする。
(ニ) 考案の構成 この考案は外ケースの上下に肩部材、底部材を
それぞれ嵌着固定し、その内部に断熱材を介して
内容器を配設すると共に、下端部には液体注出具
を配設した携帯用保温容器であつて、前記肩部材
の外周部には上方に突出する周壁を設け、中央部
には環状起立壁よりなる注入口を設けると共に、
該注入口に着脱可能に取付ける蓋体を設けて、該
蓋体頂部の高さを上記周壁の高さと略同一に設定
する一方、上記注入口と周壁との間に底面がハン
ドル収納方向外方に傾斜した環状凹部を形成し、
前記周壁の後側面側外周には、起伏自在に枢着し
たハンドルを収納する半円弧状のハンドル収納段
部を形成し、該ハンドル収納段部内に倒伏収納し
たハンドル側面高さを前記周壁と同一又はそれ以
下に設定し、上記周壁を切欠いて前記環状凹部と
ハンドル収納段部とを連通して液の流出路とハン
ドル把持空間とを兼ねる単一の連通凹部を形成し
た携帯用保温容器であることを特徴とする。
(ホ) 考案の効果 この考案の携帯用保温容器は、次のような種々
の効果を有している。
すなわち、内容器の充填容量を従来品と同一に
構成した場合においては、保温容器の高さを低く
でき、しかもハンドルが肩部外周内に収納できコ
ンパクト化が図れると共に、液の流出路とハンド
ル把持空間とを兼ねる連通凹部を形成したので、
収納位置のハンドルを内外両側から把持して取出
すことができて、ハンドルの取扱いが容易となる
効果がある。
このため原材料包装資材および運送費が低下
し、コストダウンが可能となる。また携行時には
その取扱いが容易となる。さらに収納は小スペー
スに収納することができ余剰空間を有効に利用で
きる。
また、外ケースの高さを従来品と同一に構成し
た場合においては、内容器の充填容量の増加を図
ることができる。
加えて、ハンドルを収納した際、このハンドル
を含む保温容器の上端面は略面一であるから、上
述の保温容器の積重ねが可能となり、例えば店頭
展示において容易に積重ね展示ができ、展示場所
のスペースが少くてすみ、かつ積重ねが美麗にで
き展示効果がより高くなる。
さらに、液体注入口より内容器に内容液を注入
する際、不測に内容液を環状凹部にこぼしても、
こぼれた液体は上述のハンドル把持空間を兼ねる
連通凹部から外部に流出する。また洗浄時におい
ても洗浄水は同様に外部に流出し、環状凹部に貯
まることがないので保温容器を逆様にして排水す
る必要がなく便利であると同時に、衛生的に漏水
処理および洗浄水処理ができる効果があり、上述
の1つの連通凹部により液の流出路とハンドル把
持空間とを兼ねる顕著な効果がある。
(ヘ) 考案の実施例 この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
図面は携帯用保温容器を示し、第1図乃至第3
図において、この保温容器1は円筒状の外ケース
2の上下に肩部材4および底部材3を嵌着固定
し、その内部空間に断熱材5を介して内容器6を
配設している。
上述の底部材3の正面下部には、上述の内容器
6の下端部と連通し該内容器6に注入された内容
液を外部に注出するための液体注出具7が開閉自
在に配設されている。
また上述の底部材3の下端底面には複数の折畳
脚8…が回動可能に枢着され、保温容器1の使用
時にはこれら折畳脚8…を下方に開脚して上述の
液体注出具7と設置面との間にコツプ等の容器の
挿入空間を確保し、また保温容器1の収納時には
同図に仮想線で示すように複数の折畳脚8…を上
方に閉脚して収納寸法を小さくするよう構成され
ている。
上述の内容器6は、有底筒状体に形成され、そ
の下端部を前述の液体注出具7と連通する一方、
同内容器6の上端部中央を適宜小径にして上方に
突出する環状起立壁に形成された口部9を設け、
この口部9に肩部材4の注入口10がシールパツ
キング11を介して嵌着固定されている。
また、上述の注入口10には蓋体18を着脱可
能に取付けている。
上述の肩部材4の、外周部には上方に突出する
周壁12を設け、上述の蓋体18頂部の高さを上
述の周壁12の高さと略同一に設定している。
従つて前述した中央部の環状起立壁に形成され
た注入口10と周壁12との間には、環状凹部1
6が形成されると共に、この周壁12の後部側の
一部を切欠いて環状凹部16と次に述べるハンド
ル収納段部15とを連通して液の流出路とハンド
ル把持空間とを兼ねる単一の連通凹部13を形成
している。
上述の周壁12の外周面であつて、その後側部
側には、倒したハンドル14を収納するため上述
のハンドル収納段部15が半円弧状に形成されて
いる。
上述の連通凹部13、ハンドル収納段部15、
環状凹部16の底面は外側部に至るほどやや下方
に傾斜しており、液体注入時に環状凹部16に液
体をこぼしても、こぼした液体が自然に外ケース
2の外部に排水されるように構成している。
上述のハンドル14は、その外周面を前述の肩
部材4の外周面と同一の半径で略半円状に形成さ
れ、ハンドル収納段部15に軸17により起伏可
能に枢着され、携行時には上方に起立させて使用
し、また収納時には下方に倒伏して保温容器1よ
り外方に突出することなく、図面に仮想で示すよ
うに肩部材4の周縁内でかつ上述の周壁12の上
端面とほぼ面一に収納されるように構成してい
る。
上述の注入口10には既述した蓋体18が着脱
可能に螺合されているが、その高さは上述の周壁
12と略同一か、それよりも蓋体18の肉厚分だ
け高い程度に設定している。
このため、蓋体18は従来の携帯保温容器の如
く蓋全体が上方に突出することがなく、保温容器
1が小型化されてコンパクトになつている。
また、この蓋体18の外径に対して環状凹部1
6の大きさは充分の余裕をもつて大きく構成され
ているので、蓋体18の着脱に際して回転操作に
支承をきたすことはない。
このように構成された保温容器1では、取扱い
の不便さは全くなく、衛生的で本体のコンパクト
化が図れ、コストダウンが可能となると同時に取
扱いが容易となる。
しかも、液の流出路とハンドル把持空間とを兼
ねる連通凹部13を形成したので、収納位置のハ
ンドル14を内外両側から把持して取出すことが
できて、ハンドル14の取扱いが容易になると同
時に、液体注入口よりの内容液注入時又は洗浄時
等において環状凹部16の液体が上述の連通凹部
13から外部に自然排出されるので使用上至便で
ある。
すなわち、液の流出路とハンドル把持空間とを
それぞれ別個に形成する必要がなく、上述の単一
の連通凹部13の形成により液の流出機能とハン
ドル把持機能とを得ることができる。
またハンドル14を収納した際、このハンドル
14を含む保温容器1の上端面を略面一状と成し
たので、保温容器1の積重ねが可能となり、例え
ば店頭での展示に際して積重ね展示が容易にでき
ると共に、その積重ねが美麗にできて展示効果が
一層向上する。
さらにハンドル14を保温容器1の内側に完全
に収納するため取扱い時にハンドル14が邪魔に
ならず、便利である。
なお上記実施例においては外ケース2を丸形で
構成したが、この外ケース2は丸形以外の筒状で
構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は携
帯用保温容器の断面図、第2図は携帯用保温容器
の側面図、第3図は携帯用保温容器の平面図、第
4図は従来の携帯用保温容器の説明図である。 2……外ケース、3……底部材、4……肩部
材、5……断熱材、6……内容器、7……液体注
出具、10……注入口、12……周壁、13……
連通凹部、14……ハンドル、15……ハンドル
収納段部、16……環状凹部、18……蓋体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 外ケース2の上下に肩部材4、底部材3をそれ
    ぞれ嵌着固定し、その内部に断熱材5を介して内
    容器6を配設すると共に、 下端部には液体注出具7を配設した携帯用保温
    容器であつて、 前記肩部材4の外周部には上方に突出する周壁
    12を設け、 中央部には環状起立壁よりなる注入口10を設
    けると共に、 該注入口10に着脱可能に取付ける蓋体18を
    設けて、 該蓋体18頂部の高さを上記周壁12の高さと
    略同一に設定する一方、 上記注入口と周壁12との間に底面がハンドル
    収納方向外方に傾斜した環状凹部16を形成し、 前記周壁12の後側面側外周には、起伏自在に
    枢着したハンドル14を収納する半円弧状のハン
    ドル収納段部15を形成し、 該ハンドル収納段部内に倒伏収納したハンドル
    側面高さを前記周壁と同一又はそれ以下に設定
    し、上記周壁を切欠いて前記環状凹部16とハン
    ドル収納段部とを連通して液の流出路とハンドル
    把持空間とを兼ねる単一の連通凹部13を形成し
    た携帯用保温容器。
JP1984155638U 1984-10-15 1984-10-15 Expired JPH0122596Y2 (ja)

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JPS6171026U JPS6171026U (ja) 1986-05-15
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JPS6171026U (ja) 1986-05-15

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