JPH01225010A - 水走り防止材およびケーブル - Google Patents

水走り防止材およびケーブル

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JPH01225010A
JPH01225010A JP63050312A JP5031288A JPH01225010A JP H01225010 A JPH01225010 A JP H01225010A JP 63050312 A JP63050312 A JP 63050312A JP 5031288 A JP5031288 A JP 5031288A JP H01225010 A JPH01225010 A JP H01225010A
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酒井 康郎
Noriaki Fujisawa
藤沢 紀明
Tsuneo Kuwabara
恒夫 桑原
Juzo Kukida
重蔵 久木田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は水走り防止材およびケーブルに関し、さらに詳
しくは光フアイバーケーブル内への水の浸入を防止する
押さえ巻きテープおよび該テープを用いたケーブルに関
する。
〔従来の技術〕
従来の水走り防止型光ファイバーケーブルの構造は、一
般に第2図に示すように、最中小部にコアとして設けら
れたテンションメンバー7と、その周りに配置された光
フアイバー心線テープ5と、その周りに水走り防止材料
として充填されたゼリー8と、さらにその周りに順次設
けられた押さえ巻きテープ3°、透水防止フィルム2お
よび全体を被覆する外被層1とからなる。
近年、光フアイバーケーブルは地下に埋設されるケース
が増加しており、従来の充填材料の要求特性、つまり緩
衝性能や充填容易性とともに水走り防止性が重要視され
ている。
従来、水走りを防止する方法としては、ケーブルの充填
材料としてベトラム系やポリブデン系のゼリーを用いる
方法が行なわれている。しかし、これらのゼリーは水走
り防止性は優れているが、他の面で多く問題を有してい
る。すなわち、ケーブル同士を接続する際のコネクト作
業性が劣ること、極低温でのマイクロベンディングによ
/:)0スが増加する等である。
これらの問題を解決するために、近年、ポリアクリル酸
系、カルボキシメチルセルロース系等の吸水性ポリマー
わ)末をケーブル内部に充填し、水走り防止を図ること
が試みられている。この吸水性ポリマー粉末をケーブル
内部に充填させる方法として、吸水性ポリマー粉末を直
接充填する方法、吸水性ポリマー粉末をワニス等とブレ
ンドして紙□  や布等の支持体に塗布したものを充填
する方法が知られている。吸水性ポリマーを直接充填し
た場合は該ポリマー粉末が固定されていないため、ケー
ブルを接続する際にポリマー粉末が脱落し易くコネクト
作業性が劣ること、およびケーブルの傾斜、振動等によ
ってポリマー粉末がケーブル内を動くおそれがあり、長
期にわたってケーブル内に均一にポリマー粉末を存在さ
せることが難しいという問題があり、また、吸水性ポリ
マーを支持体に塗布した材料は吸水性ポリマーよりも吸
水性が劣るため、組織としての吸水性が低下すること、
および非水系のワニス等も同時に塗布されるため吸水性
が低下し、水走り防止性が低下するという問題がある。
また特開昭59723407号公報には高吸水ポリマー
を充填した水溶性パイプを用いる方法が報告されている
しかしながら、高吸水ポリマーをこのような極細の水溶
性パイプに均一に充填したものは一般に製造が困難であ
り、またパイプであるため、柔軟性に乏しく光フアイバ
ーケーブル作製時および施工時に水溶性パイプにしわが
入ったり、ひびが入ったりするため、作業性が悪いとい
う問題がある。
また特開昭52−155218号公報にはセルロース系
の高吸水繊維が報告されている。このセルロース系高吸
水繊維は被覆緩衝効果は優れているが、水に濡れた状態
では短期間で腐敗が生じ、炭酸ガス、水素ガス等を発生
して分解し水走り防止性が失われてしまい、さらに、繊
維の特性としてポリマーと比較して流動性が小さいため
、微小間隙、例えば第3図の心線テープ間等に対しての
水走り防止性が不足している。′ また、特開昭62− t 5’ 31 E1号公報には
アクリル系高吸水繊維が報告されているが、セルロース
系高吸水繊維と同様に、繊維の特性としてポリマーと比
較して流動性が少ないため、微小間隙に対しての水走り
防止性が不足している。
従来の光フアイバーケーブルにおいて、水走り防止性、
被覆緩衝性、非腐敗性、微小間隙に対しての水走り防止
性、ケーブル作成時の容易性等をあわせ持った光ファイ
バーケーブル用水走り防止材はまだ報告されていない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、水走り防止性、被覆緩衝性等に優れ、
特に微小間隙に対しての水走り防止性、ケーブルコネク
ト作業時およびケーブル製造時のケーブル成形性に優れ
た水走り防止材およびケーブル(特に光フアイバーケー
ブル)を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、前記問題点を解決する手段として、被覆
緩衝性に優れた素材に高吸水ポリマーを、水と接触した
ときは速やかに膨潤し、水に接触しない限りは、外に出
ないように配置する方法を検討した。その結果、水膨潤
度が1occ/g以上の高吸水ポリマーを重量比で0.
2〜50wt%含んだシート状構造体に水溶性フィルム
を貼り合わせることによりこの目的を達成できることを
見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、被覆緩衝性に優れた素材に、水膨
潤度が10cc/g以上の高吸水ポリマーを重量比で0
.2〜50wt%含有させたシート状構造体に水溶性フ
ィルムを設けたことを特徴とする水走り防止材、および
該水走り防止材を用いたケーブルに関する。
ここで水走り防止性とは、例えば第1図、第2図に見ら
れるような光フアイバーケーブルにおいて、何らかの形
で外被が破られ水が浸入した場合、ケーブルの長手方向
に伝わろうとする水を瞬時のうちに吸水膨潤し遮水する
性能をいう。水走り防止性は遮水性能を表わし、ここで
は24時間で水が何am伝播するかを数値化したもので
表わし、この値が小さいほど水走り防止性がよいことを
示す。
被覆緩衝性とは、ケーブルに対する外力から通信ケーブ
ル心線を保護する外力緩和効果をいう。
本発明に使用できる高吸水ポリマーとしては、例えば、
デンプン−ポリアクリロニトリルグラフト重合加水分解
物、デンプン−アクリル酸グラフト共重合物、カルボキ
シメチルセルロース架橋重合物、セルロースーポリアク
リロニI−リルグラフト体加水分解物、ポリアクリル酸
ソーダ、メチルメタクリル酸−酢酸ビニル共重合体加水
分解物、ポリビニルアルコール架橋重合物、ポリアクリ
ロニトリル架橋体加水分解物、ポリエチレンオキサイド
架橋重合体物、ポリアクリルアミド架橋重合物、アクリ
ルアミド−アクリル酸架橋共重合体物、スルホアルキル
(メタ)アクリレート−アクリル酸架橋共重合体物、イ
ソブチレン−無水マレイン酸架橋共重合体物等があげら
れるが、特にポリアクリル酸ソーダ、メチルメタクリル
酸−酢酸ビニル共重合体加水分解物、ポリビニルアルコ
ール架橋重合物、ポリアクリロニトリル架橋体加水分解
物、ポリエチレンオキサイド架橋重合体物、ポリアクリ
ルアミド架橋重合物、アクリルアミド−アクリル酸架橋
共重合体物、スルホアルキル(メタ)アクリレート−ア
クリル酸架橋共重合体物、イソブチレン−無水マレイン
酸架橋共重合体物等が好ましい。
本発明にお・いてシート状構造体とは、長繊維および/
または単繊維の織物、編物、湿式不織布、乾式不織布、
スパンボンド不織布、紙等をいう。
繊維材料としてはアクリル系、ポリエステル系、ポリプ
ロピレン系等が好ましい。
本発明において、シート状構造体に含有させる高吸水ポ
リマーは後述のCB法で測定した水膨潤度が10cc/
g以上必要である。水膨潤度が1Occ/g未満では水
走り防止性が不足する。シート状構造体に対する高吸水
ポリマーの混率は0.2〜50wt%、好ましくは0.
2〜20wt%である。
Q、 ’l w t%未満では水走り防止性が得られに
くく、5 Qwt%を超えると高吸水ポリマーを安定し
た形で固定することが難しい。
本発明においては、特に合成高分子化合物からなる不織
布等のシート状構造体にPEO系高扱高吸水体有させた
ものが好ましく用いられる。この場合、後述するCB法
による吸水倍率が3倍以上、特に5倍以上であることが
望ましい。
また、シート状構造体の素材として特開昭62−153
18号公報に記載されているアクリル系高吸水繊維を用
いると繊維自身の吸水性が加わるために、水走り防止性
が一段と向上し、さらにこの繊維はLOI値が32と優
れた難燃性を持っており、N燃ケーブルの作成にも適し
ており好ましい。なお、LOI値とは限界酸素指数のこ
とで、連続して燃焼するために最低、擢必要な濃度(%
)であり、この値が大きいはどM燃性が高い。
本発明の水溶性フィルムはポリビニールアルコール等に
より製造できる。
本発明の水走り防止材の機能的な特徴は、水と接触して
水溶性フィルムが熔解しない限りポリマーが外に出ない
ようになっていることである。このような状態に加工す
る方法は種々考えられるが、−例を示すと、熱融着型短
繊維を含んだ短繊維をカードにかけて得られたウェッブ
にポリマーを散布した後、片面または両面に水溶性フィ
ルムをあてがい熱プレスする方法、熱融着型短繊維を含
んだ短繊維をカードにかけ、さらにニードルパンチをか
けて得られたウェッブにポリマーを散布した後、片面ま
たは両面に水溶性フィルムをあてがい熱プレスする方法
等が考えられる。水溶性フィルムをウェッブに接着させ
るためにはウェッブおよび/または水溶性フィルムの表
面に熱融着ポリマーまたは熱融着繊維からなる構造体等
を配置した後熱プレスする方法等が考えられる。また吸
水ポリマーに熱融着ポリマーを混ぜておくことにより、
ウェッブおよび/または水溶性フィルムの表面に熱融着
ポリマーまたは熱融着繊維からなる構造体を配置するの
を省略することができる。
本発明に用いる水溶性フィルムに直径0.2〜300μ
m、好ましくは5〜200μmの微小な穴を、穴の面積
がフィルム面の0.1〜10%、好ましくは0.5〜5
%になるように開けることにより遮水性をさらに向上す
ることができる。穴の直径が300μmを越えると、高
吸水ポリマーの脱落が生じることがあり、また穴の面積
が10%を越えるとフィルムの物性低下が大きく、ケー
ブル製巨 造工程、ケーブルコネクト作業時でのポリマーの脱落を
生じることがある。なお、水溶性フィルムに穴を開ける
のはフィルムの状態で開けても、シート状構造体にフィ
ルムを貼り合わせた後で穴を開けてもよい。
本発明の水走り防止材は、一般にはテープ状であるが、
ひも状など、巻き回したり、押さえ巻きできるような形
状であればよい。
本発明においてケーブルの水走り防止性を得るには、水
の浸入とともに水走り防止材全体が瞬時のうちに吸水膨
潤し、水はそれ以上浸入しないことが必要である。
水走り防止効果は、高吸水ポリマーの吸水倍率、高吸水
ポリマーのシート状構造体への混率、光フアイバーケー
ブルへの水走り防止材の詰込密度に関連する。高吸水ポ
リマーの吸水倍率とシート状構造体への混率は高いほど
水走り防止効果がよく、(A)吸水倍率(cc/g)と
(B)混率(重量%)との積(A)x (B)が150
以上が好ましく、200以上が特に好ましい。
本発明の水走り防止月を用いた好ましい一例を光フアイ
バーケーブルの場合を例にして第1図により説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示すスロワ1タイプの光
フアイバーケーブルの断面図である。このケーブルは、
最中小部にコアとしてのテンションメンバー7、および
その周りにスロ・ノドのあるスペーサ6が設けられ、該
スロット部分に光フアイバー心線テープ5が配置され、
その周りに本発明の水走り防止材(高吸水ポリマーを含
んだシート状構造体に水溶性フィルム4を貼り合わせた
押さえ巻きテープ)が巻き回され、さらに全体が外被層
1で包み込まれたものからなる。
このような構成の光フアイバーケーブルは外被】にクラ
ンクが生じて水が浸入してきても、シート状構造体3が
水を吸収するとともに、浸入してきた水により水溶性フ
ィルム4が直ちに熔解することにより高吸水ポリマーが
膨潤し、スロット部分に押出され微小間隙に達し、水の
浸入をわずかにとどめ、さらにそれ以上の浸入を長期間
にわたって防ぐことができる。
上記実施例において、水溶性フィルム4はシート状構造
体(押さえ巻きテープ)3の内側に貼り合わせられてい
るが、これは外側のみまたは内側と外側の両方に貼り合
わせたものでもよい。
以下、本発明を実施例によって説明する。実施例中の吸
水性その他の測定方法は下記のとおりである。
なお、実施例中の%はすべて重量%である。
吸水性: イ)TB法 ポリエステルネットに入れた試料を20℃の水中に一定
時間浸漬し、空中に10分間吊した後、試料をネットよ
り取出し重量を測定する。このときの重量をAとして次
式により吸水倍率を求める。
し C:80℃に調整した熱風乾燥器中で重量変化のなくな
るまで乾燥した後の重量。
0)CB法 TB法で重量を測定した試料を再度ポリエステルネット
に戻し、遠心脱水機にて100Gの力で1分間脱水を行
なった後、試料をネットより取出し、重量を測定する。
このときの重量をBとし次式により吸水倍率を求める。
し 腐敗テスト: 第3図に示す容器12にテストサンプル14を4g入れ
、以下に述べる土壌抽出液13を200cc入れて混合
し、30℃で日陰に保存し、30日後に容器のコック1
0を開き、空気の部分から2〜4ccの空気を抜取り、
ガスクロマトグラフで発生ガスを分析するとともに、肉
眼で溶液の色や状態を調べる。
土壌抽出液の作成は以下のように行なう。
(1)土は落葉などあり、草のはえているところから採
取する。
(2)500gの土を2000 ccの純水に混ぜて攪
拌する。
(3)12時間放置後上ずみ液を濾過し、濾過液50c
cに純水150CCを加え土壌抽出液とする。
(4)土および土壌抽出液は試験のバッチごとに新しく
採取、抽出する。
実施例1 カシミロンFK(旭化成工業(株)社製アクリル系繊維
の商品名)3dx76mm、90%にメルチイー(ユニ
チカ(株)社製、ポリエステル熱融着繊維の商品名)3
dX76關、10%をカー1−′で混合し、80 g 
/ rrrのウェッブを作成した後、スミカゲルNP−
1010(住友化学工業(株)社製、高吸水ポリマーの
商品名)を16g/n(均一にウェッブ上に散布し、そ
の上に熱融着ポリマーを4 g/n(散布し、さらにそ
の上に厚さ20μmのハイセロンC−200(口金フィ
ルム(株)社製、水溶性フィルムの商品名)を配置し、
130℃に加熱されたプレスロールで3kg/mfの圧
力で10m/minの速度で加熱プレスを行なった。
得られたシート状物を縦方向に2.5 cm幅にスリン
1− L、本発明の水走り防止祠(押さえ巻きテープと
もいう)を作成した。なお、この押さえ巻きテープに用
いた高吸水ポリマーの混率と吸水倍率の積は16 (%
)x500(倍)=8000である。
次に、直径1.5cm、長さl rnのポリエチレン製
の棒に、幅1.2市、深さ1.6門の溝を掘ったものに
、厚さ400.cam、幅1.4 ysmの心線テープ
をそれぞれ入れないもの、1本人れたもの、2本人れた
もの、3本人れたものについて、押さえ巻きテープで心
線テープの表面か出ないように螺旋状に巻き付け、さら
にその上を透明のヒニールテープで巻き、片方の端から
ゴム管を通して1mH2Oの水圧で精製水を流し、24
時間後の水走り長さを調べた。結果を第1表に示す。
第   1   表 第1表に示すように本発明の押さえ巻きテープは優れた
水走り防止性を示す。またこの押さえ巻きテープは水走
り防止性評価時にポリマーの脱落はほとんど見られず、
触感による風合いは柔らかく、ケーブルコネクト作業性
、被覆緩衝性とも良好であると考えられる。なお、この
押さえ巻きテープは腐敗テストによる水素ガスの発生は
認められなかった。
実施例2 ポリアクリロニトリル80%とアクリル酸20%の共重
合体よりなるアクリル系合成繊維(3d/f、トークル
デニール 50万デニール)の1〜つを苛性ソーダ水溶
液に20゛Cで60分間浸θ2処理して、水lO%とエ
タノール90%からなる溶液で洗浄乾燥して得られた、
C10法による吸水イ;η率が130倍の高吸水繊維を
76+uにカー/+−L、たちのを、実施例1のカシミ
ロンFK3dの代わりに用いて、実施例1と同様のテス
トを行なった。
、結果を第2表に示す。
第   2   表 第2表に示すようにシー[状物の素材として高吸水繊維
を用いた押さえ巻きテープば水走り防止性が一層向上す
る。またこの押さえ巻きテープは水走り防止性評価時に
ポリマーの脱落はほとんど見られず、触感による風合い
は柔らか(、ケープルコネクト作業性、被覆緩衝性とも
良好であると考えられる。さらにこのようにアクリロニ
トリルとアクリル酸の共重合により得られた高吸水繊維
はLOIが30〜32で優れた難燃性を持っており、難
燃化ケーブルにも利用できる。なお、この実施例3 カシミロンFK(前出)3dX76m、90%後、アク
アリンクC37S(日本触媒化学工業(株)社製、耐塩
水型高吸水ポリマーの商品名)を21g/I均一にウェ
ッブ上に散布し、その上に熱融着ポリマーを5 g /
 m散布し、さらにその上に厚さ20μmのハイセロン
C−200(口金フィルム(株)社製、水溶性フィルム
の商品名)を配置し、130℃に加熱されたプレスロー
ルで3kg/n?の圧力で10m/minの速度で加熱
プレスを行なった。得られたシート状物を縦方向に2゜
5cm幅にスリソトシ本発明の水走り防止材(押さえ巻
きテープ)を作成した。なお、この押さえ巻きテープに
用いた高吸水ポリマーの混率と吸水倍率の積は24(%
)x17(倍)−408である。
このようにして得られた押さえ巻きテープを水を人工海
水(へ州薬品(株)社製、商品名)を用いて実施例1と
同様のテストを行なった。結果を第3表に示す。
第   3   表 第3表に示すように高吸水ポリマーとして耐塩水ポリマ
ーを用いた押さえ巻きテープは、人工海水に対しても良
好な水走り防止性を示す。またこの押さえ巻きテープは
水走り防止性評価時にポリマーの脱落はほとんど見られ
ず、触感による風合いは柔らかく、ケーブルコネクト作
業性、被覆緩衝性とも良好であると考えられる。なお、
この押さえ巻きテープは腐敗テストによる水素ガスの発
生は認められなかった。
〔発明の効果〕
本発明によれば、被覆緩衝性等に優れ、微小間隙に対し
ての水走り防止性、ケーブルコネクト作業時およびケー
ブル製造時のケーブル成形性に優れた水走り防止材およ
びケーブルが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例を示すスロットタイプの水走
り防止型光ファイバーケーブルの拡大断面図、第2図は
、従来のスロットタイプのゼリー充填式水走り防止型光
ファイバーケーブルの拡大断面図、第3図は、腐敗テス
ト用装置を示す側面図である。 1・・・外被、2・・・透水防止フィルム、3・・・本
発明の押さえ巻きテープ、4・・・押さえ巻きテープに
貼られた水溶性フィルム、5・・・光ファイバー心線テ
2〇 一プ、6・・・スロット型スペーサ、7・・・テンショ
ンメンバー、8・・・ゼリー、10・・・コック、12
・・・ガラス製三角フラスコ、13・・・土壌抽出液、
14・・・テストサンプル、3′・・・押さえ巻きテー
プ(高吸水ポリマーを含まない)。 代理人 弁理士 川 北 武 長 第1図 1 外被 5 光フアイバー心線テープ 6 ヌロソト形スペーサ 7  テンションメンバー 1 外被 2 透水防止フィルム 3′ レート状カドl#−(高吸水ポリマーを含まない
)5 光フアイバー心線テープ 6 ヌロット形ヌペーサ 7 テンションメンバー 8 ゼリー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)1g当たり10cc以上の水を吸う高吸水ポリマ
    ーを重量比で0.2〜50wt%含んだシート状構造体
    に水溶性フィルムを設けたことを特徴とする水走り防止
    材。
  2. (2)請求項(1)記載の水走り防止材を用いたケーブ
    ル。
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