JPH01224663A - メタンフェタミンの測定法および測定キット - Google Patents

メタンフェタミンの測定法および測定キット

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JPH01224663A
JPH01224663A JP4949088A JP4949088A JPH01224663A JP H01224663 A JPH01224663 A JP H01224663A JP 4949088 A JP4949088 A JP 4949088A JP 4949088 A JP4949088 A JP 4949088A JP H01224663 A JPH01224663 A JP H01224663A
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JP
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monoclonal antibody
enzyme
solution
labeled
measurement
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JP4949088A
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Taizo Uda
泰三 宇田
Yukimasa Ito
伊藤 幸勝
Minoru Nishimura
西村 実
Takashi Usagawa
宇佐川 崇
Emi Hifumi
恵美 一二三
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、メタンフェタミン(以下、MAと略すことも
ある)の測定法および測定キットに関するものである。
〔従来の技術〕
覚醒剤事犯の増加に伴い、MAなどの覚醒剤の乱用者を
簡単で迅速に、かつ正確に把握する必要性が高まってき
ている。
現在MAを検出する方法としては、多くの方法が提案さ
れている。
ガスクロマトグラフィーまたはガスクロマトグラフィー
・マススペクトル法を用いた方法は、極微量のMAを正
確に定量できる優れた方法である ′と考えられている
。しかし、これらの方法は、測定に用いる試料を溶媒抽
出または吸着クロマトグラフィーなどで前処理しておく
必要があるので、測定までの操作が煩雑であり、また、
そのための時間も必要となるという問題がある。
シモン反応を利用した方法は、第2級アミンに特異的な
反応であるが、MAだけを測定するためには、MAに対
する特異性が低いという問題がある。
MAに対する抗血清を利用した方法は、これまでにも多
数報告されている〔例えば、K、Aokiら;J、Ph
arm、Dyn、、6.33 (1983)、S、To
kura ;Ana I、Bi。
chem、、」旦、117 (1987))が、これら
はいずれもMAに対して特異性が十分でなく、特に、風
邪薬の中に含まれたエフェドリンやメチルエフェドリン
との交叉性が高いという問題がある。
このような問題点を解決する方法としては、MAに対し
て非常に高い特異的な反応性を示すモノクローナル抗体
を用いた免疫学的測定方法が優れた方法であると考えら
れているが、これまでに、メタンフェタミンに対して非
常に高い特異的な免疫反応性を有するモノクローナル抗
体を用いたMAの測定法および測定キットに関する報告
は認められない。
〔発明が解決すべき問題点] 本発明の目的は、覚醒剤であるMAに対して非常に高い
特異的な免疫反応性を有するモノクローナル抗体を用い
たMAの測定法および測定キットを提供することである
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、前記の問題点を解決するために鋭意研究
した結果、MA測定キットを用いてMAを測定すること
によって、MAを容易に、かつ高感度に測定できること
を見出し、本発明を完成するβ至った。
即ち、本発明は、 (1)MAに対して非常に高い特異的な免疫反応性を有
するモノクローナル抗体を固相支持体に固定化し、酵素
標2MAと測定試料中のMAとをこの固相支持体に固定
化されたモノクローナル抗体と、競争的に反応させるこ
とを特徴とするMAの測定法 並びに、 (2)MAの測定法で用いるものであって、(a)MA
に対して非常に高い特異的な免疫反応性を有するモノク
ローナル抗体 および (b)酵素標識MA を必須とすることを特徴とするMA測定キットに関する
ものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明のMAの測定法に用いるMA測定キットは、MA
に対して非常に高い特異的な免疫反応性を有するモノク
ローナル抗体(以下、rMAのモノクローナル抗体」と
略す)および酵素標識MAを必須とするものである。M
Aの測定のためには、。
これらの試薬の他に、固相支持体、洗浄液、プロ゛ ツ
キング液、MAの検量線を作成するためのMA温溶液酵
素の基質溶液なども必要とするので、これらを前もって
MAの測定キットに組み込んでおいてもよいし、測定前
に準備してもよい。
本発明のMA測定キットのrMAのモノクローナル抗体
jとしては、特願昭62−253781号に示されたハ
イブリドーマ株であるMA−7株(微工研条寄第149
4号)、MA−13株(微工研条寄第1495号)、M
A−15株(微工研条寄第1496号)が産生じたモノ
クローナル抗体を用いて作製することができる。このよ
うなモノクローナル抗体の少なくとも一種以上からなる
粉末または水溶液をMll定キットの’ M Aのモノ
クローナル抗体」として用いることができる。
MA測測定時に用いるrMAのモノクローナル抗体1が
粉末の場合にはそれを水に溶解して適当な濃度のモノク
ローナル抗体水溶液として用い、水溶液の場合にはそれ
を水溶液で適当な濃度に希釈して用いる。
本発明のMA測定キットの酵素標識MAの調製において
、MAを標識する酵素としては、ペルオキシダーゼ、カ
タラーゼ、グルコースオキシダーゼ、乳酸オキシダーゼ
、アルコールオキシダーゼ、モノアミンオキシダーゼ、
β−ガラクトシダーゼなどの酸化還元系の酵素、および
アルカリフォスファターゼなどのリン酸加水分解酵素な
どの酵素を挙げることができる。
MAを前記の酵素で標識するためのMAと酵素との結合
方法は、MAと前記のいずれかの酵素とを1−エチル−
3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩
酸塩(以下、EDPCと略す)、■−シクロへキシル−
3−(2−モルホリノエチル)カルボジイミドメト−P
−トルエンスルホン酸塩(以下、CMECと略す)など
を用い、て結合することによって行うことができる。
これをそのままMA測定キットの酵素標識MAとしてM
Aの測定に用いることもできるが、MAの測定感度をさ
らに高めるためには5ephadax、5ephacr
ylなどを用いたゲル濾過。
でこれを精製して用いた方が好ましい。
そのようなゲル濾過で得られた酵素標識MA画分は、M
A測定キットの酵素標識M’Aとしてそのまま使用(蛋
白質濃度が低ければ透析膜などによって所定の濃度まで
濃縮し、蛋白質濃度が高ければ所定の濃度まで希釈する
)することもできるが、酵素安定性が高いpHに調整し
た緩衝液(例えば、リン酸緩衝液またはトリス−塩酸緩
衝液など)などで透析し、凍結乾燥または除菌フィルタ
ーで濾過してMll定キットとすることもできる。凍結
乾燥したMA測定キットの酵素標2MAを用いる場合に
はそれを水に溶解して適当な濃度の酵素標識MA温溶液
して用い、水溶液の場合にはそれを水溶液で適当な濃度
に希釈して用いる。この時の酵素標識MA温溶液2μg
 / m lの蛋白質濃度で、好ましくは0.3μg 
/ m lで使用するのがよい。
また、必要に応じて、MA測定キットの酵素標識MAに
は、酵素活性を阻害しない範囲でアジ化ナトリウム、エ
チル水銀チオサルチル酸ナトリウムなどのような蛋白質
の防腐剤、ウシ血清アルブミンなどのような蛋白質の安
定化物質を必要量添加することもできる。
本発明のMA測・定法で用いる固相支持体は、MA測定
キットのfMAのモノクローナル抗体jを固定化するた
めの支持体として必要なものである。
そのような固相支持体の形状としては、例えば、イムノ
アッセイ用のプレート、チューブ、ビーズ、膜などを挙
げることができ、その材質としては、例えば、ポリエチ
レン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ニトロセルロー
ス、ガラスなどを挙げることができる。本発明のMA測
定法では、固相支持体にMAに対して非常に特異性が高
いモノクーロ−ナル抗体を固定化したものをアジ化ナト
リウム、エチル水銀チオサルチル酸ナトリウムなどのよ
うな蛋白質の防腐剤を必要量含有した溶液で湿った状態
に保持しておく。以下、r抗体固定化支持体」と略す。
)をrMAのモノクローナル抗体1のかわりにMA測定
キットとして用いると、MAの測定に要する時間を短縮
することができる。
本発明のMA測定法で用いる洗浄液は、固相支持体に一
定量のrMAのモノクローナル抗体1を固定化した後に
その固相支持体に固定化されなかったものを洗浄して除
去したり、固相支持体に固定化したrMAのモノクロー
ナル抗体1に対して測定試料中のMAと酵素標識MAと
を競争的に反応させた後にその未反応物質を洗浄して除
去するために必要である。また、洗浄液は、測定試料の
希釈液として、あるいはブロッキング液を調製する時の
t容媒としても用いる。
このような目的に用いる洗浄液としては、例えば、水、
反応時のpHに調整した緩衝液(リン酸緩衝液、トリス
−塩酸緩衝液などの緩衝液)、前記の緩衝液にTwee
n20.Tween60などの界面活性剤をO〜3容量
%含むものなどを挙げることができるが、好ましくは前
記の界面活性剤を0.02〜0.8容量%含む反応時の
pHに調整した緩衝液を用いるのがよい。
本発明のMA測定法で用いるブロッキング液は、酵素標
識MAがfMAのモノクローナル抗体Jを固定化してい
ない固相支持体表面に非特異的に結合するのを防ぐのに
必要である。
このような目的に用いるブロッキング液は、BSA(ウ
シ血清アルブミン)、0VA(卵白アルブミン)、KL
H(陣笠貝ヘモシアニン)、γ−グロブリンなどの高分
子蛋白質を前記の洗浄液に溶解することによってm!す
ることができるが、これらの高分子蛍白質の濃度は、0
.1〜5wt/v。
1%、好ましくは、0.5〜2譬t/vo1%とするの
がよく、各種動物の血清を用いて調製する場合には、前
記の洗浄液を用いて、1〜50容量%、好ましくは、1
0〜20容量%とするのがよい。
また、必要に応じて、ブロッキング液には、〜アジ化ナ
トリウム、エチル水銀チオサルチル酸ナトリウムなどの
ような蛋白質の防腐剤を必要量添加することもできる。
本発明のMA測定法で用いる測定試料としては、ヒトの
尿、血液、血清などのヒト体液を用いることができる。
MAの測定では、MAを測定できる範囲内に前記の洗浄
液でこれらの測定試料を希釈したものを用いてMAを測
定する。
本発明のMA測定法で用いる酵素の基質溶液(以下、「
基質溶液」と略す)としては、酵素標3MAにおけるM
Aの漂識に用いた酵素が反応するH20□の基質、およ
びその酵素反応によって生じた物質によって呈色する0
−フェニレンジアミンまたは2,2゛−アミノビス(3
エチルベンゾチアプリン−6−スルホン酸(ABTS)
を含む緩衝液を用いることができる。
以上のようにして固相支持体、洗浄液、ブロッキング液
、MAの検量線作成のためのMA溶液、?基質溶液」を
準備し、MAの測定キットであるrMAのモノクローナ
ル抗体A1酵素標識MAを用いて、以下のような各段階
を経ることによって測定試料中のMAを測定することが
できる。
■固相支持体に一定量のfMAのモノクローナル抗体1
を固定化する段階 固相支持体に一定容量のrMAのモノクローナル抗体j
溶液を一定時間接触させる。接触時の温度は、fMAの
モノクローナル抗体j溶液が凍結または沸騰しない限り
は特に限定されないが、好ましくは2〜40°Cがよい
■固相支持体に固定化されていないfMAのモノクロー
ナル抗体」を除去する段階 固相支持体にrMAのモノクローナル抗体」溶液を一定
時間接触した後、rMAのモノクローナル抗体」溶液を
除去し、固相支持体に固定化されずに残留した’rMA
のモノクローナル抗体」を洗浄液で数回洗浄することに
よって固相支持体に固定化されていないfMAのモノク
ローナル抗体」を除去する。
■酵素標識MAがrMAのモノクローナル抗体jを固定
化していない固相支持体表面に非特異的に結合するのを
防ぐ段階 ’ M Aのモノクローナル抗体jを結合した面相支持
体に一定容量のブロッキング液を一定時間接触させる。
接触時の温度は、ブロッキング液が凍結または沸騰しな
い限りは特に限定されないが、好ましくは2〜40°C
がよい。
■固相支持体に固定化したrMAのモノクローナル抗体
」に対して、測定試料中のMAと酵素標識MAのMAと
を競争的に反応させる段階測定試料と酵素標識MA温溶
液を等容量づつとり、前記固相支持体に結合したrMA
のモノクローナル抗体1と接触反応させる。測定試料と
酵素標識MA温溶液は、混合した後に直ちに固相支持体
に固定化したrMAのモノクローナル抗体Jと接触反応
させてもよいし、あるいは固相支持体に固定化されたf
MAのモノクローナル抗体」にそれぞれを順次接触後、
直ちに攪拌して反応させてもよい。
■rMAのモノクローナル抗体」を介して面相支持体と
結合していない酵素標識MAを除去する段階 前記の測定試料と酵素標識MA?S液との混合液を除去
し、rMAのモノクローナル抗体」を介して固相支持体
に結合せずに残留した測定試料と酵素標識MA温溶液の
混合液を洗浄液で数回洗浄する°ことによって除去する
■rMAのモノクローナル抗体1を介して面相支持体に
結合した酵素標識MAとlr基質溶液jとを反応させる
段階 ここで用いるr基質溶液」としては、酵素標識MAの成
分であるMAの標識に用いた酵素と対応するもの(酵素
反応が起きると呈色する物質を含む)を加える。
「基質溶液Jの一定容量を前記のlrMAのモノクロー
ナル抗体jを介して固相支持体に結合した酵素標識MA
と一定時間反応させ、好ましくはH2SO4などの酸、
NaOHなどのアルカリまたは酵素阻害剤を用いて酵素
反応を停止した方がよい。反応温度は、そのときに用い
る酵素の至適温度範囲内であれば特に問題はないが、好
ましくは15〜35°Cがよい。
■前記の酵素反応後の反応液の吸光度を測定する段階 前記の酵素反応後の反応液の呈色が最大吸光度を示すと
きの波長でその反応液の吸光度を測定する。
以上のようにして、測定試料のかわりに既知量のMAを
用いた結果から、検量線を作成し、測定試料中のMAR
を知ることができる。
このMA測定操作の手順のうちの■の酵素標識MAと測
定試料を添加する段階で、固相支持体に固定化されたF
MAのモノクローナル抗体jに対して、酵素標識MAと
測定試料中のMAとで競争的反応が起こることによって
、その試料中のMA量を迅速かつ高怒度に測定すること
ができる。
以下に酵素標識MAの作製、抗体の生産および精製を参
考例として示す。
参考例1m皇呈人■立盃 ベンゼン12m2に、0.5 m gのMAを溶解し、
これに1.16 m gのN−(4−ブロモブチル)フ
タルイミドおよび0.54gの炭酸ナトリウムを加えて
80°C0°C下3還流し、無機物を除去後、12mI
!、のIN塩酸を入れ、水層をベンゼンで洗浄した。こ
の水層を水酸化ナトリウムを用いてpHl0に調整し、
クロロホルムを入れて得られたクロロホルム層を飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、クロロホ
ルムを減圧留去した。この残留物を12mlのエタノー
ルに溶解し、これに60μf(7)90%抱水ヒドラジ
ンを加えて78、5 ’C下2時間還流した後にエタノ
ールを留去した。この残留物を12mj!のIN塩酸で
溶解し、クロロホルムで洗浄した。これを水酸化ナトリ
ウムを用いてpH10に調整し、クロロホルムを入れて
得られたクロロホルム層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫
酸ナトリウムで脱水し、クロロボルムを減圧留去した。
このようにして、0.2gのN−(4−アミノブチル)
メタンフェタミン(以下、ABMAと略す)を得た。
酵素標識MAは、前記のABMAを用いて以下のように
して調製した。
10mgのABMA (N−(4−アミノブチル)メタ
ンフェタミン〕を溶解した0、 2 m I!のジメチ
ルホルムアミド溶液と1.5 m fのリン酸緩衝液(
pH7,4)とを混合し、この溶液を10 m M炭酸
緩衝液(pH9,5)に対して4°C下−晩透析シタ。
一方、20mgの西洋ワサビペルオキシダーゼを1m2
の純水に溶解し、これに600uj!の0. I M過
沃素酸ナトリウムを加えて室温下30分間静置した。こ
の酵素溶液を1mM酢酸緩衝液(pH4,5)に対して
4°C下−晩透析し、100μ2の0.2M炭酸緩衝液
(pH9,5)を添加してp H9,5に調整した。こ
のようにして得られたABMA溶液と西洋ワサビペルオ
キシダーゼ溶液とを混合し、室温下30分間静置し、こ
れにテトラヒドリドホウ酸ナトリウムを加えて4°C下
2時間反応した。得られた酵素で標識されたMAは、0
.1Mのリン酸緩衝液(p H7,4)に対して4℃下
−晩透析し、そのまままたは凍結乾燥して酵素標識MA
として保存し、その後、酵素標識MA溶液にしてMAの
測定に用いた。
参考例2 坑盗久ま童上葺裂 rMAのモノクローナル抗体Jである特願昭62−25
3781号に記載の方法で作製した本発明者らが所有す
るMAに対して特異性が高いモノクローナル抗体の生産
は、次のように行った。
0.1Mのリン酸緩衝液(、p H7,4)で浮遊させ
た107個の株細胞をB A L B / cマウス(
♂、8週齢、2週間前にブリスタンを0.5 m l 
腹腔内投与)の腹腔内に投与して行った。マウス体重の
顕著な増加は1週目頃がら認められ、1〜3週目に適宜
腹水をとりだした。こうして得られたモノクローナル抗
体の抗体価は、1ob〜10”であった。
得られた腹水からのモノクローナル抗体の精製は、次の
ようにして行った。
前記の腹水をトリス−塩酸緩衝液(pH7,4)で透析
し、同緩衝液で平衡化したDEAE−セルロースカラム
に流した。素通り画分を50お飽和硫安で塩析し、得ら
れた沈澱を0.1Mのリン酸緩衝液(pH7,4)に溶
解し、同緩衝液に対して透析した。このようにして得ら
れたfMAのモノクローナル抗体」の純度は、SDSポ
リアクリルアミドゲルを用いたスラブゲル電気泳動で、
いずれの抗体も高純度であることがわかった。
以上のようにして得た’ M Aのモノクローナル抗体
」を用いたMAの測定法(ELISA法)によって、高
感度でかつ迅速なMAの測定が可能となった。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
なお、これらの実施例は、本発明を例示するためのもの
であって、本発明の範囲を限定するものではない。
実施例I MA測定キットの酵素標識MAおよび[’MAのモノク
ローナル抗体」は、以下のようにして作製した。
酵素標識MAは、参考例1に示したようにして得られた
ものを、0.1Mのリン酸緩衝液(pH7゜4)に対し
て4°C下−晩透析し、0.1%アジ化ナトリウムを含
有する0、 1 Mのリン酸緩衝液(pH7,4)で1
00倍に希釈し、瓶に0.2 m 42づつ分注して凍
結乾燥して保存し、MAの測定キットである酵素標識M
A(10μg/瓶)とした。MAの測定時には、この瓶
の中に蒸留水を0.2 m l加えて凍結乾燥粉末をよ
く溶解し、所定の濃度まで0.1Mのリン酸緩衝液(p
H7,4)で希釈して用いた。
rMAのモノクローナル抗体」は、参考例2に示したよ
うにMA−15株(微工研条寄第1496号)を用いて
B A L B / cマウスから取り出した腹水をト
リス−塩酸緩衝液(pH7,4)で透析し、同緩衝液で
平衡化したDEAE−セルロースカラムに流した。この
素通り画分を50%飽和硫安で塩析し、得られた沈澱を
0.1Mのリン酸緩衝液(pH7,4)に溶解し、同緩
衝液に対して透析した。このようにして得られたモノク
ローナル抗体(蛋白質濃度は、250μg/mf)に終
濃度0.1%(ht/vol )のアジ化ナトリウムを
添加し、瓶に0.2 m lづつ分注し、4°Cに保存
し、MAの測定キットであるrMAのモノクローナル抗
体1とした。MAの測定時には、これをトリス−塩酸緩
衝液(PH7,4)でトリス−塩酸緩衝液(pH7,4
)で適当に希釈して用いた。
実施例2 実施例1で作成したMAの測定キットである!rMAの
モノクローナル抗体1 (蛋白質濃度をトリス−塩酸緩
衝液(pH7,4)で5ug/mlとした)をイムノア
ッセイ用96ウエル平底プレート(Nunc社、ポリス
チレン製マイクロプレート)に100μ2づつ分注し、
4 ’C下−晩静置してfMAのモノクローナル抗体」
を各ウェルに固定化した。次に、このプレートへの酵素
標識MAの非特異的な吸着を防ぐために10容量%の牛
血清を含む洗浄液(0,05容量%のTween20を
含む0.1Mのp H7,4のリン酸緩衝液)で室温下
30分間静置した。次に、同洗浄液で洗浄後、健常人の
尿を0.1Mのリン酸緩衝液(pH7,4)で5倍に希
釈調製した50μ2の標準MA溶液〔(0〜50pg)
150μ2〕と50μ2の実施例1で作製したMAの測
定キットである酵素標識MAを0.2 m lの蒸留水
で溶解したものとを各ウェルに同時に加え攪拌し、室温
下30分間静置した。次に、同洗浄液で洗浄後、「基質
溶液」(呈色物質である20mgのO−フェニレンジア
ミンと基質である10μlの35%H,O□とをp H
5,0の0.1Mクエン酸緩衝液に溶解)を100μβ
づつ分注し、遮光して室温下50分間静置した。最後に
、さらに2N硫酸を50μ2づつ分注して酵素反応を停
止し、マイクロプレート光度計を用いてその反応停止後
の溶液の492 nmにおける吸光度を測定した。その
結果、酵素標識MAを用いたこのMAの測定法は、fM
Aのモノクローナル抗体」を固定化したイムノアッセイ
用96ウエル平底プレート(Nunc社、ポリスチレン
製マイクロプレート)を用いると、約1時間でMAを高
感度に測定できた。その結果を第1図に示す。
〔発明の効果〕
本発明によれば、rMAのモノクローナル抗体j、酵素
標識MAを必須とするMAの測定キットを用いることに
よって、MAを競争的反応条件下で、迅速、かつ高感度
で測定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、酵素標識MAを用いて作成したMAの標準曲
線を示す。 特許出願人  宇部興産株式会社 第1 図 メタンフェタミン濃度(ng/mjり

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)メタンフェタミンに対して非常に高い特異的な免
    疫反応性を有するモノクローナル抗体を固相支持体に固
    定化し、酵素標識メタンフェタミンと測定試料中のメタ
    ンフェタミンとをこの固相支持体に固定化されたモノク
    ローナル抗体と、競争的に反応させることを特徴とする
    メタンフェタミンの測定法。
  2. (2)メタンフェタミンの測定法で用いるものであって
    、 (a)メタンフェタミンに対して非常に高い特異的な免
    疫反応性を有するモノクローナル抗体および (b)酵素標識メタンフェタミン を必須とすることを特徴とするメタンフェタミン測定キ
    ット。
JP4949088A 1987-10-09 1988-03-04 メタンフェタミンの測定法および測定キット Pending JPH01224663A (ja)

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KR1019880013161A KR890006812A (ko) 1987-10-09 1988-10-08 메탐페타민에 대한 모노클로날 항체 그 모노클로날 항체의 제법 메탐페타민의 분석법 및 분석키트

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JP4949088A Pending JPH01224663A (ja) 1987-10-09 1988-03-04 メタンフェタミンの測定法および測定キット

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JP (1) JPH01224663A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002214230A (ja) * 2001-01-24 2002-07-31 Shionogi & Co Ltd モルヒネの免疫学的測定方法

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