JPH01223953A - 歯科用個人トレーとその製作方法 - Google Patents

歯科用個人トレーとその製作方法

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JPH01223953A
JPH01223953A JP63047706A JP4770688A JPH01223953A JP H01223953 A JPH01223953 A JP H01223953A JP 63047706 A JP63047706 A JP 63047706A JP 4770688 A JP4770688 A JP 4770688A JP H01223953 A JPH01223953 A JP H01223953A
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斉藤 嘉宏
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神田 和郷
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は歯科治療において使用される義歯床等の製作過
程で使用する歯科用個人トレーとその製作方法に関する
[従来の技術] 既製トレーで予備印象採得を行い1診断用模型を得て、
模型上で個人トレーを製作し、最終印象採得な行う方法
は、歯科の補綴分野においては義歯床のみでなくインレ
ー、クラウン及びブリッジ等の印象採得の際に一般的に
行われている方法であるが1本発明の説明では便義上、
義歯床を取り上げ、他はa歯床用個人トレーの製作方法
に準するものとする。
義歯床の製作工程のうち、個人トレーの製作までを示す
と第1図〜第4図のとおりである。ここて、第1図は石
膏製診断用模型の斜視図、第2図はスペース用パラフィ
ンワックスで診断用模型を覆い、更にその上に個人トレ
ー用材料を圧接した状態を示す斜視図、第3図は第2図
の個人トレー用材料とパラフィンワックス部のA t 
−B を線断面図、第4図は個人トレーに印象材を盛っ
た際の断面図を示すものである。
従来、個人トレー3用材ネ1としては、アルミニウムを
フィラーとするシュラ・ンクコンノ\ウントやアクリル
系加熱重合レジン及び塩化ビニール板も使用されてはい
るが、現在ては主として粉液タイプのトレー用常温重合
アクリルレジンが使用されている。
トレー用常温重各アクリルレジンを使用した場合の個人
トレー3の製作は、まず印象材4が入るスペースを与え
るために1診断用模型lを1.5〜2.01111厚の
パラフィンワックス2て覆い、トレー用材料3がパラフ
ィンワックス2に粘着するのを防ぐために、ワックス2
表面にフレンチチョークをふりかける0次に、アクリル
レジンの粉と液を規定量混練してパテ状にし°た後、1
〜2mmの厚さのほぼ診断用模型1を覆う形状のシート
にし、診断用模型lに圧接して個人トレー3の形態を整
えて樹脂の硬化を待ち1診断用模型lより取り外して個
人トレー3とする。使用する印象材4によりては、個人
トレー3より剥離して変形することかあるため、印象材
4の維持用にカーバイトバーなどて多数の小孔を穿ける
こともある。このようにして製作された個人トレー3を
用いて患者の精密な最終印象を採得し、より正確な作業
模型が製作される。その後、咬合床製作、咬合採得、咬
合器装着1人工歯配列、ロウ義歯口腔内試適及び調整、
歯肉形成、ロウatIji埋没、流ロウ、レシン分敲剤
塗41.レジントウ化、レジンの胴入、レジンの加熱重
合、重合a歯数比し、研磨の工程を実施し、患者に装着
する最終的な義歯床を製作している。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、義歯床を製作するための個人トレー3の
製作に一般的に使用されている粉液タイプのトレー用常
温重合アクリルレジンとしては、ポリメチルメタクリレ
ート(PMMA)中に過酸化ベンゾイルなどの重合開始
剤を適量配合した粉末と、メチルメタクリレートモノマ
ー(MMA)中にN、N−ジメチル−p−トルイジン(
DMPT)などの重合促進剤を添加した液とを気泡の混
入しないように練和し、適度の硬さになった状fEj′
で1〜3mm程度のシート状にしたものを印象材4スペ
ース用として1.5〜2.0mmの厚さのパラフィンワ
ックス2で覆われた診断用模型1に圧接して個人トレー
3の形状とし、重合硬化後1個人トレー3として使用す
るが、一般的に使用されている粉液タイプのトレー用常
温重合アクリルレジンでは、粉末と液を混合した直後は
柔らかすぎたり、ベタ付きがあるため、シート状に成形
することさえ困難であるが、その反面操作可能時間が短
く直ちに硬化反応が開始するため、シート状としたもの
を短時間内に手際よく診断用模型に圧接して満足のいく
形態をした個人トレーを作るあ要がある。しかし、トレ
ー用常温重合アクリルレジンはドウ状のときにいくらか
、弾性的であり、重合完了前に圧接しても弾力で戻され
るので、指で模型に適合させるのが困難である。更に製
作された個人トレー3は中に印象材4を盛って口腔内に
送入し、正しい位置に圧接して最終印象を採得するのに
使用するが、圧接する時に、その圧力により変形したり
、また印象材が硬化するまで固定している間に変形した
り、その後の取出しの際に変形したりしてはならない、
従って製作された個人トレー3には上記の工程中に変形
しないだけの強度及び弾性率が必要である。その一方で
1個人トレー3は口腔杓に送入する器具であるため、口
腔内での異物感を少なくする厚さでなければならず。
厚さには限度があり、せいぜい3mm程度迄である。し
かし、一般に使用されている1〜3!111の厚さの常
温重合アクリルレジンの重合体では、上記の工程中に変
形しないだけの強度及び弾性率は兼ね備えていない。
従って従来のトレー用常温重合アクリルレジンを使用し
て製作された個人トレー3を使用して最終印象を採得し
て製作された義歯床ては十分な適合性を得ることが困難
である。
[課題を解決するための手段] そこで未発151者らは、上記従来の問題点に鑑み、診
断用模型への圧接時に取扱い易く、操作時間に余裕があ
り、圧接により模型に正確に適合でき、更に硬化させた
い時に短時間で硬化し、その硬化体かンールくても最終
印象採得時に変形せず正確な印象の得られる歯科用個人
トレーとその製作方法について鋭、α検討を行った結果
、光重合性FRPの使用に着眼し、本発明に到達した。
即ち1本発11は、光重合開始剤を含有する不飽和ポリ
エステル樹脂、又は光重合開始剤を含有す− るラジカ
ル重合性モノマー及び/又はラジカル重合性オリゴマ−
を繊維に含浸させた光重合性ta5!強化プラスチック
(光重合性FRP)から成る歯科用個人トレー、および
光重合開始剤を含有する不飽和ポリエステル樹脂、又は
光重合開始剤を含有するラジカル重合性モノマー及び/
又はラジカル重合性オリゴマ−を1aM1に含浸させた
光重合性繊維強化プラスチック(光重合性FRP)を歯
科用個人トレーに使用し、活性光線の照射により重合さ
せてなる歯科用個人トレーの製作方法を提供するもので
ある。
不飽和ポリエステル樹脂としては、無水マレイン酸ある
いはフマル酸のような不飽和酸を必ず一成分として含み
、これに無水フタル酸、イソフタル酸などの飽和多Ii
!基酸を併用して、プロピレンクリコール、エチレング
リコールなどの多価アルコールとエステル化して得られ
る不飽和アルキッドな°ド記のラジカル重合性モノマー
に溶解して得られるものを使用する。
ラジカル重合性モノマー及びオリゴマ−としては、アク
リル酸エステル、メタアクリル酸エステル、エチレン性
不飽和結合を有する一価又は多価アルコールなどのエチ
レン性不飽和化合物の他、ウレタン−アクリレート共重
合体、ウレタン−メタクリレート共重合体或いはビスフ
ェノールAとクリシジル(メタ)アクリレートとの反応
化J&、Thなどが挙げられる。また、これらラジカル
重合性モノマー及びオリゴマ−の2種以上を混合して使
用することもできる。
更に具体的に例示すれば、スチレン、ビニルトルエンや
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル
などの(メタ)アクリル酸アルキル、(メタ)アクリル
1%1−2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸−
2−ヒドロキシプロピル、エチレングリコールジ(メタ
)アクリレート。
プロピレンクリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、ボリプロビ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、ブチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ヘキシレングリコール
ジ(メタ)アクリレ−)−,2,2−ビス[4−(メタ
)アクリロイルオキシフェニル]プロパン、2.2−ビ
ス[4−(メタ)アクリロイルオキシシクロヘキシル]
プロパン、2,2−ビス[3−(メタ)アクリロイルオ
キシ−2−ヒドロキシプロポキシフェニル]プロパン、
トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペ
ンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペ
ンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、4−
(メタ)アクリロイルオキシエトキシカルボニル無水フ
タル酸などのモノマー及びオリゴマ−が挙げられる。
不飽和ポリエステル樹脂又はラジカル重合性モノマー及
び/又はラジカル重合性オリゴマ−に含有される光重合
開始剤は光増感剤と還元剤から成り、光増感剤としては
、α−ケトカルボニル化合物が使用される。α−ケトカ
ルボニル化合物としては、α−ジケトン、α−ケトアル
デヒド、α−ケトカルボン酸、α−ケトカルボン酸エス
テルなどが挙げられる。上記のα−ケトカルボニル化合
物の中では、安定性の優れたα−ジケトンが好ましい、
α−ジケトンの中では、ジアセチル、ベンジル、カンフ
ァーキノンが特に好ましい。
α−ケトカルボニル化合物は不飽和ポリエステル樹脂又
はラジカル重合性モノマー及び/又はラジカル重合性オ
リゴマ−の合計量に対して0.。
O1〜io亜量%、好ましくは0.05〜5重量%の範
囲で使用される。
α−ケトカルボニル化合物が0.0011量%未満では
、充分な光増感効果が得られず、11J量%を越える場
合は、それ以上光増感効果が向上せず、無意味であるば
かりではなく、得られた光重合性FRPの貯蔵安定性が
低く好ましくない。
還元剤としては、例えば、N、N−ジメチルアニリン、
N、N−ジエチルアニリン、N、N−ジベンジルアニリ
ン、N、N−ジメチル−p−トルイジン、N、N−ジエ
チル−p−トルイジン、N、N−ジメチル−m−トルイ
ジン、P−ブロモ−N、N−ジメチルアニリン、m−ク
ロロ−N、N−ジメチルアニリン、p−ジメチルアミノ
ベンズアルデヒド、p−ジメチルアミノアセトフェノン
、p−ジメチルアミノベ′ンゾイックアシッド、p−ジ
メチルアミノベンゾイックアシッドエチルエステル、p
−ジメチルアミノベンゾイックアシッドアミノエステル
、N、N−ジメチルアンスラニリックアシッドメチルエ
ステル、N、N−ジヒドロキシエチルアニリン、N、N
−ジヒドロキシエチル−p−トルイジン、p−ジメチル
アミノフェネチルアルコール、P−ジメチルアミノスチ
ルベン、N、N−ジメチル−3,5−キシリジン、4−
ジメチルアミノピリジン、N、N−ジメチル−α−ナフ
チルアミン、N、N−ジメチル−β−ナフチルアミン、
トリブチルアミン、トリプロピルアミン、トリエチルア
ミン、N−メチルジェタノールアミン、N−エチルジェ
タノールアミン、N、N−ジメチルヘキシルアミン、N
、N−ジメチルドデシルアミン、N、N−ジメチルステ
アリルアミン、N、N−ジメチルアミノエチルメタクリ
レート、N、N−ジエチルアミノエチルメタクリレート
、2.2’ −<n−ブチルイミノ)ジェタノール等の
第3級アミン類:5−ブチルバルビッール酸、l−ベン
ジル−5−フェニルバルビッール酸笠のバルビッール酩
類、更には本出願人が既に出願している7−ジエチルア
ミノ−4−メチルクマリン、7−シメチルアミノー4−
エチルクマリン等のアミノクマリン化合物(特願昭62
−206232号す111tll書参照):m−ジメチ
ルアミノフェニルメチルカルビノール(特願昭62−2
06233号IJ1細書参照)、P−ジメチルアミノシ
ンナモニトリル、O−ジメチルアミノシンナモニトリル
等(特願昭62−206235号明細S参!!Iりのご
換芳香族アミン類:ダンシルグリシン、ダンシル−し−
バリン、ダンシル−し−ロイシン、ダンシル−し−フェ
ニルアラニン等のアミノ置換ナフタレンスルホニル化合
物等(特願昭62−206234号明細書参照)が挙げ
られる。これら公知の還元剤は、1種または2種以上の
混合物の形で使用することができ、還元剤はラジカル重
合性千ツマ−及び/又はラジカル重合性オリゴマ−の合
計量に対して0.001〜10i量%、好ましくは0.
05〜5重量%の割合で使用される。
還元剤が0.001重量%未満では、十分な還元効果が
得られず、lO亜縫%を越える場合は、得られた光重合
性FRPの貯蔵安定性が低く好ましくない。
!a維としてはガラスtam、カーボンm維、グラファ
イトmm、アラミド1am、ビニロンm雄、テトロンt
a維等を使用することが出来るが、活性光線の透過性、
経済性及び機械的強度等のバランスのとれたガラス繊維
が好ましい。
!a維の形態としてはロービング、マット、クロス等い
ずれでもよく、クロスの場合の織り方もモ縄、目抜平縄
、綾織、米子縄等いずれでもよい。
また繊維のバインダー及び表面処理剤は通常、ポリエス
テル及びシランカップリング剤等の公知の物を使用すれ
ばよい。
!R誰に含浸する不飽和ポリエステル樹脂又はラジカル
重合性七ツマ−及び/またはラジカル重合性オリゴマ−
の割合はramの種類及び形態、更には不飽和ポリエス
テル樹脂又はラジカル重合性七ツマ−及び/またはラジ
カル重合性オリゴマ−の種類及び粘度等によって異なる
が、一般的に、(ffl維)/(不飽和ポリエステル樹
脂又はラジカル工合性モノマー及び/又はラジカル重合
性オリゴマ−)が正量比で0.05〜1.0種度であり
、診断用模型l上で光重合性FRPを圧接する際に操作
し易い稠度になるような割合にすればよい。
本発明に使用する不飽和ポリエステル樹脂又はラジカル
正合性千ツマ−及び/又はラジカル重合性オリゴマ−に
は、更に必要に応じて他の成分。
例えば低収縮剤、粉末状充填材、増粘剤、重合調節剤、
重合抑vI剤、顔料などを配合することもできる。
本発明に使用する光重合性FRPの形態はシート状及び
バルク状のいずれてもよいか、均一な厚さの個人トレー
を製作するという用途上、バルク状のものも最絆的には
シート状にする必要があるため、シート状の方が好まし
い、シート状の光重合性FRPの場合には予め印象材4
(第4図)の維持用に1〜数■径の孔を穿けておくとシ
リコン等の非接着性の印象材を使用する際に硬化後、改
めてカーバイトバーなどで多数の小孔を穿ける操作が省
略てき便利である。
未発11の歯科用個人トレーの製作に使用する光重合性
FRPは、従来の光重合性材料と同様にハロゲンランプ
、キセノンランプ、蛍光灯あるいは太陽光などを光源と
する活性光線によって光重合′ することができる。光
硬化の際の温度は通常O〜60℃、好ましくは5〜50
℃の範囲であり、光照射の時間は通常1秒ないし7分で
ある。
本発明の歯科用個人トレーは石膏製の診断用模型上て製
作されるが、全部床義歯用の個人トレーの製作時におい
て、印象材用のスペースをパラフィンにより設けず、光
重合性F RP ?:診断用模型に直接圧接するような
場合には、製作後の個人トレーの離型な容易にするため
、診断用模型上に溶液タイプやワックスタイプのレジン
分離剤を塗布することが好ましい。
[実施例] 以下、本発明を実施例によってさらに詳細に説明するか
1本発明がこれらの実施例に限定されないことは明らか
であろう。
実施例1 (光重合性FRPの製造) ナトリウムランプ照Illの室内で2.2−ビス[4−
(3−メタクリロキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)−
フェニル]プロパン90重量部とトリエチレングリコー
ルジメタクリレート10重量部に、光重合開始剤として
カンファーキノン0.2ff、 j1%と7−ジエチル
アミノ−4−メチルクマリン1.0重量%を添加して混
合し、光重合開始剤含有ラジカル重合性七ツマ−を得た
。tam基材として旭ファイバーグラス■製のガラス繊
維であるグラスロン・コンティニュアスストランドマッ
トM8609−300 (31さ: 300 g/+*
”)を使用し、1配光重合開始剤含有ラジカル重合性モ
ノマーを繊維基材に含浸させ、ポリエチレンフィルムで
両面をカバーした後、フィルムの上からローラーて加圧
し、含浸の促進及び脱泡を十分に行ない、所定の長さに
巻き取りシート状の材料とした。
製造したシート状FRPのガラス繊維含有率は28%、
厚さは0.8m菖であった。
実施例2 (光重合性FRP製個人トレーの製作)実施例1で製造
した光重合性FRPに予め2■麿径の小孔を多数穿け、
辺縁部が口蓋後縁を除く義歯床外形線より2■■後退し
た位置に来るようにして、レジン分離剤を塗布した上顎
無歯顎模型にッシン402U)に圧接して、余分な光重
合性FRPを切断後、模型に載せたまま可視光線照射器
(面至製ラボライトLV−1)に入れ、5分間光照射し
て厚さ0.8mmの個人トレーを製作した。
このFRPは光重合性のため圧接時に充分な操作時間が
あり1手指に付若することもなかった。
この個人トレーの辺縁(口蓋後縁部な除く)全体にトレ
ーコンパウンドなaきつけ、トレーコンパウンドが軟化
してから上顎無歯顎模型に圧接し印象辺縁な改めて形成
した。その後、トレーにシリコン印象材を盛り、上顎無
歯が模型に圧接して最終印象の採得を行ったが、採得時
にシリコン印象材が′A離したり、トレーが変形するこ
とはなかった。続いて、印象採得後のトレーの周囲にワ
ックスの外壁を作り、印象面に石膏を注入し、石膏の硬
化後、周囲のワックスを除去し、作業模型を製作した。
この作業模型上にベースプレートで基礎床を製作し、基
礎床上でワックスアップし1人工歯を配列後、従来の方
法で埋没、流ロウして加熱重合レジン(アクロンMC:
面至製)を填人後、電子レンジ中で3分間マイクロ波重
合して上顎a歯床を製作した。このate床と模型にッ
シン402U)の間隙を製作1時間後と1週間後に測定
して適合性の評価を行った。
その結果を第5図に示す。
比較例1 ポリメチルメタクリレート(PMMA)Zo。
重量部に過酸化ベンゾイル(BPO)1.O屯Ji1部
を添加したアクリルポリマー粉末とメチルメタクリレー
トモノマー(MMA)100重与:部にN、N−ジメチ
ル−p−)−ルイジン(DMPT)0.5重量部を添加
したアクリルモノマーをポリマー/モノマー比(ffi
量比)=7/3で約30秒間混練し、餅状としたものを
約1mmと約21程度の厚さのシートにし、辺縁部が口
蓋後縁を除く義歯床外形線より2履■後退した位置に来
るようにして、レジン分離剤を塗布した上顎無歯顎模型
にッシン402U)に圧接し、余分なレジンを切断後1
校型に乗せたまま常温重合して厚さ0.8+*’mと1
.5mmの個人トレーを製作した。常温重合レジンは粉
液混練直後、手指に付若し、シート化することか困難で
、しかも手指による圧接可(k時間か2分間程度であり
、操作性は非常に悪かった。
この個人トレーにカーバイトバーで2■径の小孔を多数
穿け1辺縁(口蓋後縁部な除く)全体にトレーコンパウ
ンドを巻きつけ、トレーコンパウンドか軟化してから」
二顎fil!1顎模型に圧接し、印象辺縁な改めて形成
した。その後、トレーにシリコン印象材を盛り、上顎無
歯顎模型に圧接して最終印象の採得を行ったが、厚さ0
.8mmのトレーでは厚みか薄いため少しの抑圧でたわ
んて変形し、正確な印象が採得できない状態であったの
て以後の工程は中正した。厚さ1.5mmのトレーにつ
いては以後、実施例2と同様の操作を行い上顎義歯床を
製作した。この義歯床と模型にッシン402U)の間隙
を製作1時間後と1週間後に測定し適合性の評価を行っ
た。
その結果を第6図に示す。
比較例1ては個人トレーの製作時に常温重合アクリルレ
シンがいくらか弾性的てあり、圧接時にりp力で戻され
たものと考えられ、正確な最終印象の採11)及び、作
業模型の製作に至らず、この作業模型上で製作された上
顎a歯床では口蓋部2及び人工南部1.3での間隙が大
きく適合性が悪い。
これに対して、実施例2の光重合性FRP製の個人トレ
ーにより最終印象の採得を行って作られた作業模型上で
製作された上顎義歯床は、口蓋部2及び人工山部1.3
での間隙が小さく適合性が良い、これは光重合性FRP
が個人トレーの製作時及び最終印象採得時に変形しない
ためと考えられる。
この結果、本発明の製作法によって製作された個人トレ
ーを使用して製作されたa歯床は粘膜面での適合性か優
れていることが明白となった。
[曲げ試験及び引張り試験] 実施例3 レジン分離剤を塗布したガラス板に実施例1で製造した
光重合性FRPを圧接し、可視光線照射器(面至製ラボ
ライトLV−1)に入れ5分間光照射してADA規格(
No、 12 for denture base P
1yvers、J Am Dent As5oc、 9
0,451−458.1975)に準じて第7図の曲げ
試験片及び第8図の引張り試験片を作製し、各試験片は
ADA規格に準じて37°C148時間水中保存後1曲
げ試験及び引張り試験を行った0曲げ試験は支点間距離
50m5の3点曲げ試験により、引張り試験はチャック
間圧:a、5゜ff111.クロスヘツドスピードは曲
げ試験、引張り試験ともl am/sinと6した。試
験機は島津製オートグラフl5−500を用いた。測定
結果を第1表に示す。
比較例2 石膏模型上にフックアップし、通法通り埋没、流ロウし
て比較例1で使用したものと同様のポリマー/モノマー
比(重量比)=7/3の常温重合アクリルレシンを積大
し、常温重合して実施例3と同様の形状の試験片を作製
し、実施例3と同条件で曲げ試験及び引張り試験を行っ
た。測定結果を第1表に示す。
(以下、余白) 第1表 第1表に示した測定結果より、末完IJIの個人トレー
は、従来の常温重合アクリルレジン製の個人トレーに比
較して強度及びりi性率が大きく、最終印象採得時に変
形しない、従来の個人トレーより薄くて口腔内ての異物
感の少ないものの製作が可能であることがIjl白であ
る。
[発明の効果] 未発IJ1の光重合性FRPを使用する歯科用個人トレ
ーとその製作方法によれば、光重合性であるため、診断
用模型に圧接する際の操作時間に余裕かあり、圧接後は
光照射器に入れて光照射することにより直ちに硬化し、
非常に操作性よく個人トレーを製作することかてきる。
また、光重合性FRPは十分な強度及び弾性率を有する
ため、口腔内ての異物感の少ない、厚さの薄い尚科用個
人トレーの製作が可能であり、しかも製作された歯科用
個人トレーは、最終印象採得時に変形しないので正確な
印象か採得でき、従って正確な作業模型が製作でき、最
終的には粘j模適合性に優れた義歯床を製作することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はアルギン酸塩印象材による印象に基づき製作し
た石膏製診断用模型の斜視図、第2図はスペース用バラ
フィンワウクスで1診断用栓型を覆い、更にその上に個
人トレー用材料を圧接した状態の斜視図、第3図は第2
図の個人トレー用材料とパラフィンワックス部のA +
−B + m断面図、第4図は個人トレーに印象材を盛
った際の断面図である。第5図および第6図はそれぞれ
義歯床の適合性を示すグラフ、第7図は曲げ試験片、第
8図は引張り試験片を示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、光重合開始剤を含有する不飽和ポリエステル樹脂、
    又は光重合開始剤を含有するラジカル重合性モノマー及
    び/又はラジカル重合性オリゴマ−を繊維に含浸させた
    光重合性繊維強化プラスチック(光重合性FRP)から
    成ることを特徴とする歯科用個人トレー。 2、光重合開始剤を含有する不飽和ポリエステル樹脂、
    又は光重合開始剤を含有するラジカル重合性モノマー及
    び/又はラジカル重合性オリゴマ−を繊維に含浸させた
    光重合性繊維強化プラスチック(光重合性FRP)を歯
    科用個人トレーに使用し、活性光線の照射により重合さ
    せることを特徴とする歯科用個人トレーの製作方法。
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