JPH0122240Y2 - - Google Patents

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JPH0122240Y2
JPH0122240Y2 JP1981170186U JP17018681U JPH0122240Y2 JP H0122240 Y2 JPH0122240 Y2 JP H0122240Y2 JP 1981170186 U JP1981170186 U JP 1981170186U JP 17018681 U JP17018681 U JP 17018681U JP H0122240 Y2 JPH0122240 Y2 JP H0122240Y2
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magnetic
magnetic field
center
hole
magnetic poles
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【考案の詳細な説明】 本考案は、磁場発生装置の構造に関するもの
で、特にイオン粒子や電子ビーム等を収束させる
場合などに用いられる磁場発生装置に関する。
加速器等において、イオン粒子あるいは電子ビ
ームなどを収束あるいは集中化させる場合には、
それらを磁力線によつて制御するのが一般であ
る。このようなビームの収束を行なわせるための
磁場発生装置としては、たとえば第1図に示すよ
うに紙面に沿つて左右上下対称に配置された4つ
の磁極1を有し、しかもそれらの磁極1の先端を
中心Oより描いた円に外接するように配したもの
がある。このような構成の磁場発生装置を二台以
上用いて磁場を発生させることにより、紙面に直
角な方向に走るイオンあるいは電子のビームを中
心に収束させることができる。
このような四極の磁場発生装置は、従来は電磁
石を用いて構成されていたが、最近では節電型と
いうことで永久磁石を用いることが提案されてい
る。
ところで加速器等のビームの収束に於いて、ビ
ームの形状はなめらかな円及び楕円であることが
望ましく、このためには、磁極間内の第1図にお
ける紙面に沿つた平面において、磁場が中心Oに
対し真円となるような等高線(図中の破線P)を
有し、しかも中心Oからの磁場勾配が一定になる
ことが必要である。しかしながら、永久磁石で磁
極を形成すると、ほぼ特性の揃つたものを用いて
も、加工あるいは組立ての影響により、例えば第
1図におけるQのように磁場が楕円状の等高線と
なるなど真円でなくなることが多々ある。
それ故に本考案の目的は、中心の磁場勾配の均
一範囲を広げたり、磁場強度を調整したりするこ
とを、比較的簡単に行うことのできる磁場発生装
置を提供することにある。
本考案の究極的な目的は、磁極間の中心に真円
の等高線をもちしかも磁場勾配を一定とするよう
な磁場を発生させる装置の提供にある。
本考案による磁場発生装置の特徴は、軟磁性体
で構成されたリング状ヨークの内側に、中心に向
つて突出した複数対の磁極を設け、該磁極間に磁
場を発生する装置において、前記リング状ヨーク
には前記磁極と磁極との間部分の中央位置に貫通
孔を設け、該貫通孔に、周面に切り欠きを有する
軟磁性棒を回転自在に嵌合させたことにある。
本考案について図面を用いてさらに説明する。
第2図は本考案による磁場発生装置の一実施例
の正面図で、第3図はその側面図である。磁極1
は磁心2とコイル3とを有している。磁心2はア
ルニコ等の永久磁石材で構成された磁心であり、
単一のものであつてもよいが、分割成型されたも
のを固着接合により一体化されたものであつても
良い。コイル3はこの磁心2に巻回されたもので
あり、永久磁石材の着磁に用いられる。こうして
構成された磁極1を4個即ち、2対用意し、軟鉄
等の軟磁性材で構成されたリング状ヨーク4の内
側にこれらの磁極1をボルト5等によつて固着す
る。この際4個の磁極1を90度間隔に配置し、し
かも対称となるよう構成する。
さらにリング状ヨーク4には磁極と磁極との間
部分の中央位置に貫通孔6を設ける。これらの貫
通孔6は夫々同じ径で形成される。そしてこれら
の貫通孔6には、別に用意した回転自在で、精密
に嵌合する軟磁性材で構成された棒7を夫々装填
する。これらの棒7には第4図に示すように、磁
気的なギヤツプを形成する切り欠き7aとねじ回
しの先端を受け入れる凹部7bとが夫々同じよう
に付されている。
このように構成された四極の磁場発生装置にお
いては、隣り合う磁極間の磁束は第2図の曲線F
のように流れる。その際、ヨーク4の途中の貫通
孔6には軟磁性棒7が装填されているため、第5
図aあるいはbに示すように、棒7を回動させて
その切り欠き7aの向きを変えることによつて
は、磁束量を容易に制御できる。しかもヨーク4
は貫通孔6部分で途切れることなく一部が残つて
いるため、軟磁性棒7の回動時の磁場勾配の変化
は微小であり、したがつてバラツキの調整に適し
ている。棒7にはドライバーで容易に回転できる
ように磁気的に影響ない程度の−状あるいは+状
等の凹部7bを設けておくだけで十分である。
なおその他の多極(例えば六極又は八極)型の
磁場発生装置においても同様に実施できる。
以上実施例を用いて説明したように、本考案に
よる磁場発生装置においては、リング状ヨークに
装填した軟磁性棒の回動により、磁極中心の発生
磁場の制御を容易とし、しかも真円状の磁場を中
心に発生させるための調整も極めて容易に可能と
なつているので、電気的な調整をすることなく機
械的な調整でもつて磁極中心の磁場の勾配を容易
に調整でき、従つて省エネルギー型の磁場発生装
置として有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般的な磁場発生装置における問題を
説明するための図、第2図は本考案の磁場発生装
置の一実施例を一部破断して断面図で示した正面
図、第3図は同じく側面図、第4図は同装置に用
いる軟磁性棒の斜視図、第5図はヨーク途中の貫
通穴周辺の磁束の流れの様子を説明する図であ
る。 1……磁極、4……リング状ヨーク、6……貫
通孔、7……軟磁性棒、7a……切り欠き。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軟磁性体で構成されたリング状ヨークの内側
    に、中心に向かつて突出した複数対の磁極を設
    け、該磁極間に磁場を発生する装置において、前
    記リング状ヨークには前記磁極と磁極との間部分
    の中央位置に貫通孔を設け、該貫通孔に、周面に
    切り欠きを有する軟磁性棒を回転自在に嵌合させ
    たことを特徴とする磁場発生装置。
JP17018681U 1981-11-17 1981-11-17 磁場発生装置 Granted JPS5874800U (ja)

Priority Applications (1)

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JP17018681U JPS5874800U (ja) 1981-11-17 1981-11-17 磁場発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17018681U JPS5874800U (ja) 1981-11-17 1981-11-17 磁場発生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5874800U JPS5874800U (ja) 1983-05-20
JPH0122240Y2 true JPH0122240Y2 (ja) 1989-06-30

Family

ID=29962149

Family Applications (1)

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JP17018681U Granted JPS5874800U (ja) 1981-11-17 1981-11-17 磁場発生装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4812555U (ja) * 1971-06-24 1973-02-12

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4812555U (ja) * 1971-06-24 1973-02-12

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Publication number Publication date
JPS5874800U (ja) 1983-05-20

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