JPS6114629B2 - - Google Patents
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- JPS6114629B2 JPS6114629B2 JP55064688A JP6468880A JPS6114629B2 JP S6114629 B2 JPS6114629 B2 JP S6114629B2 JP 55064688 A JP55064688 A JP 55064688A JP 6468880 A JP6468880 A JP 6468880A JP S6114629 B2 JPS6114629 B2 JP S6114629B2
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- JP
- Japan
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- magnetic
- magnetic field
- pairs
- multipole
- poles
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- Expired
Links
- 230000005405 multipole Effects 0.000 claims description 26
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 8
- 230000005284 excitation Effects 0.000 claims description 6
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 11
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 8
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J37/00—Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
- H01J37/02—Details
- H01J37/04—Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the discharge, e.g. electron-optical arrangement, ion-optical arrangement
- H01J37/10—Lenses
- H01J37/14—Lenses magnetic
- H01J37/141—Electromagnetic lenses
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Particle Accelerators (AREA)
- Electron Tubes For Measurement (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は粒子線顕微鏡、荷電粒子分析器、質量
分析器、加速器等の広義の粒子線光学系における
粒子線の集束性を改善するための磁場装置に関す
るものである。
分析器、加速器等の広義の粒子線光学系における
粒子線の集束性を改善するための磁場装置に関す
るものである。
一般に、この種の粒子線光学系では、この光学
系における一次から高次の集束性を改善するた
め、粒子線偏向部の磁極、電極の形状、並びに、
それらの端面の傾き、曲面の修正が行なわれてい
る。また、高性能の粒子線光学系においては、磁
石の非直線性磁気特性等のために、磁場、電場の
設定を変える毎に、前述した修正に更に補正を加
えなければならない。このような補正を行なうた
めに、4極,6極,…,2N極の磁極を有する多
重極磁石を粒子線光学系中に個々に配列し、これ
ら複数の多重極磁石により、1次…(N−1)次
の集束性を補正している。しかしながら、補正す
べき各次数の集束性に応じて、複数個の多重極磁
石を使用することは装置全系の配置上、不可能な
場合が多く、且つ、装置系の製作費がかさむとい
う難点がある。
系における一次から高次の集束性を改善するた
め、粒子線偏向部の磁極、電極の形状、並びに、
それらの端面の傾き、曲面の修正が行なわれてい
る。また、高性能の粒子線光学系においては、磁
石の非直線性磁気特性等のために、磁場、電場の
設定を変える毎に、前述した修正に更に補正を加
えなければならない。このような補正を行なうた
めに、4極,6極,…,2N極の磁極を有する多
重極磁石を粒子線光学系中に個々に配列し、これ
ら複数の多重極磁石により、1次…(N−1)次
の集束性を補正している。しかしながら、補正す
べき各次数の集束性に応じて、複数個の多重極磁
石を使用することは装置全系の配置上、不可能な
場合が多く、且つ、装置系の製作費がかさむとい
う難点がある。
本発明の目的は装置全系を簡素且つ安価に構成
できる磁場装置を提供することである。
できる磁場装置を提供することである。
本発明によれば、複数の磁極対のうち、一対以
上の磁極対によつて発生させる磁場の強度を残り
の磁極対の磁場の強度に対して相対的に変化させ
る手段を有する複合多重極磁場装置が得られる。
上の磁極対によつて発生させる磁場の強度を残り
の磁極対の磁場の強度に対して相対的に変化させ
る手段を有する複合多重極磁場装置が得られる。
以下、図面を参照して、説明する。
第1図を参照すると、1次,2次,及び3次の
集束性を改善するために、従来使用されている4
極,6極及び8極の磁極をもつ多重極磁石a,
b,及びcがそれぞれ示されている。これら多重
極磁石a,b,cは磁極及びヨーク(参照数字1
で示されている)と、各磁極に巻回されたコイル
1′とを有している。各多重極磁石a,b,cは
補正すべき集束性の次数に応じて、粒子線光学系
に配列される。しかし、複数の多重極磁石を粒子
線光学系に配列することは前述したように難点を
招来する。
集束性を改善するために、従来使用されている4
極,6極及び8極の磁極をもつ多重極磁石a,
b,及びcがそれぞれ示されている。これら多重
極磁石a,b,cは磁極及びヨーク(参照数字1
で示されている)と、各磁極に巻回されたコイル
1′とを有している。各多重極磁石a,b,cは
補正すべき集束性の次数に応じて、粒子線光学系
に配列される。しかし、複数の多重極磁石を粒子
線光学系に配列することは前述したように難点を
招来する。
第2図及び第3図を参照すると、本発明の一実
施例に係る多重極磁場装置は図の左及び右に配置
されたそれぞれの一対の磁極とヨーク1,2と、
中央部分に上下に配置された一対の磁石とヨーク
3及び、各ヨークに巻回された磁石を励磁するコ
イル1′,2′,及び3′とを有している。この実
施例では、これ等磁石の相対位置を定めるため
に、非磁性体の固定器具4が設けられている。ま
た、この実施例では、第1図に示した3種類の多
重極磁石が発生する磁場を重畳させて一台の装置
で発生させることができる。次式はこれら3種の
多重極磁場をある強度比で重畳させたときの重畳
磁場の静磁気ポテンシヤルである。
施例に係る多重極磁場装置は図の左及び右に配置
されたそれぞれの一対の磁極とヨーク1,2と、
中央部分に上下に配置された一対の磁石とヨーク
3及び、各ヨークに巻回された磁石を励磁するコ
イル1′,2′,及び3′とを有している。この実
施例では、これ等磁石の相対位置を定めるため
に、非磁性体の固定器具4が設けられている。ま
た、この実施例では、第1図に示した3種類の多
重極磁石が発生する磁場を重畳させて一台の装置
で発生させることができる。次式はこれら3種の
多重極磁場をある強度比で重畳させたときの重畳
磁場の静磁気ポテンシヤルである。
Φ=−k4・r4・sin(4θ)
−k6・r6・sin(6θ)
−k8・r8・sin(8θ)
=−In〔k4(x+iy)4+k6(x+iy)6
+k8(x+iy)8〕、 (1)
ここで、r,θは第2図の磁石で発生する多重
極場の中心を原点とする極座標、x,yは直交座
標、iは虚数記号、Inは虚数部を示す記号、
k4,k6,k8はそれぞれ4重極場、6重極場、及び
8重極場の強度を示す係数である。
極場の中心を原点とする極座標、x,yは直交座
標、iは虚数記号、Inは虚数部を示す記号、
k4,k6,k8はそれぞれ4重極場、6重極場、及び
8重極場の強度を示す係数である。
各多重極磁石1,2,3の磁極端面1a,2
a,3aの形状は第(1)式であらわされた静磁気ポ
テンシヤルがそれぞれある一定値であるような等
ポテンシヤル面と同形もしくはそれに近い円形や
折線又はそれ等の組合せで近似した形にしてあ
る。また、各コイル1′,2′,3′の起磁力(ア
ンペアターン)と通電方向は各磁極端のポテンシ
ヤル値に合せるように定められている。尚、第2
図の上下に配列されたコイル3′,3′は互いに同
一方向に通電が行なわれる。この目的のために、
ヨーク3の外側には上下両ヨーク3を結合する側
ヨーク5が設けられている。
a,3aの形状は第(1)式であらわされた静磁気ポ
テンシヤルがそれぞれある一定値であるような等
ポテンシヤル面と同形もしくはそれに近い円形や
折線又はそれ等の組合せで近似した形にしてあ
る。また、各コイル1′,2′,3′の起磁力(ア
ンペアターン)と通電方向は各磁極端のポテンシ
ヤル値に合せるように定められている。尚、第2
図の上下に配列されたコイル3′,3′は互いに同
一方向に通電が行なわれる。この目的のために、
ヨーク3の外側には上下両ヨーク3を結合する側
ヨーク5が設けられている。
本発明の実施例に係る複合多重極磁場装置で
は、これら重畳磁場を構成する4重極場,6重極
場及び8重極場の相対強度を変化させることがで
きる。相対強度を変化させる方法としては、各コ
イル1′,2′,及び3′の起磁力を相対的に変化
させることが考えられる。この目的のために、コ
イル1′,2′,3′に加えて、補助コイルをヨー
ク1,2,3に重ね巻きしてもよいし、コイル
1′,2′,3′にそれぞれ独立の励磁電源(図示
せず)を接続してもよい。
は、これら重畳磁場を構成する4重極場,6重極
場及び8重極場の相対強度を変化させることがで
きる。相対強度を変化させる方法としては、各コ
イル1′,2′,及び3′の起磁力を相対的に変化
させることが考えられる。この目的のために、コ
イル1′,2′,3′に加えて、補助コイルをヨー
ク1,2,3に重ね巻きしてもよいし、コイル
1′,2′,3′にそれぞれ独立の励磁電源(図示
せず)を接続してもよい。
また、第2図に示された固定器具4に対して、
ヨーク1,2,及び3を互いに独立にxの正負方
向に移動できるように取り付けることによつて
も、相対強度を変化させ得る。更に、各磁極端の
上下間隔が若干変化するように、磁極を移動させ
ても、ほぼ同様の効果が得られる。このように、
磁石ヨーク又は磁極端の位置調整によつて、それ
ぞれ多重極場の強度比を変化可能である。
ヨーク1,2,及び3を互いに独立にxの正負方
向に移動できるように取り付けることによつて
も、相対強度を変化させ得る。更に、各磁極端の
上下間隔が若干変化するように、磁極を移動させ
ても、ほぼ同様の効果が得られる。このように、
磁石ヨーク又は磁極端の位置調整によつて、それ
ぞれ多重極場の強度比を変化可能である。
前述したコイル1′,2′,3′の起磁力比と、
ヨークの位置調整を併用するときは、それぞれの
多重極場の強度比をかなり大幅に変化できること
は言うまでもない。
ヨークの位置調整を併用するときは、それぞれの
多重極場の強度比をかなり大幅に変化できること
は言うまでもない。
以上のように、本発明の磁場装置は単一で複数
の多重極場を重畳して発生させ、それぞれの多重
極場の強度比をかなり大幅に変えることができ
る。したがつて、第1図に示す従来の多重極磁石
の少なくとも3台分の機能を持つものであるか
ら、これを粒子線光学系の集束性改善用に使用す
るときは、その分解能及び明るさを著しく向上さ
せることが可能である。
の多重極場を重畳して発生させ、それぞれの多重
極場の強度比をかなり大幅に変えることができ
る。したがつて、第1図に示す従来の多重極磁石
の少なくとも3台分の機能を持つものであるか
ら、これを粒子線光学系の集束性改善用に使用す
るときは、その分解能及び明るさを著しく向上さ
せることが可能である。
上に述べた実施例では、多極磁場の強度比を変
化させる場合について説明したが、複数の磁極対
の少なくとも一対の磁極対の磁場強度を他の磁極
対のそれに対して異なるように予め設定しておい
てもよい。また、磁極の形状及びコイル起磁力を
適当に選択することによつて、4重極場,6重極
場,8重極場以外の組合せの多重極磁場を重畳し
て発生させることができる。
化させる場合について説明したが、複数の磁極対
の少なくとも一対の磁極対の磁場強度を他の磁極
対のそれに対して異なるように予め設定しておい
てもよい。また、磁極の形状及びコイル起磁力を
適当に選択することによつて、4重極場,6重極
場,8重極場以外の組合せの多重極磁場を重畳し
て発生させることができる。
第1図a,b,及びcは従来の4重極磁石,6
重極磁石,及び8重極磁石を示し、ここでは、通
電方向及び発生磁束の方向が示されている。第2
図及び第3図はそれぞれ本発明の一実施例に係る
複合多重極磁場装置を示す断面及び平面図であ
る。 記号の説明、1:左側磁石のヨーク並びに磁
極、2:右側磁極のヨーク並びに磁極、3:中央
磁石のヨーク並びに磁石、4:上記磁石の位置決
用非磁性固定材、5:中央磁石の上下ヨーク3を
結合する側ヨーク、1′:左側磁石励磁コイル、
2′:右側磁石励磁コイル、3′:中央磁石励磁コ
イル。
重極磁石,及び8重極磁石を示し、ここでは、通
電方向及び発生磁束の方向が示されている。第2
図及び第3図はそれぞれ本発明の一実施例に係る
複合多重極磁場装置を示す断面及び平面図であ
る。 記号の説明、1:左側磁石のヨーク並びに磁
極、2:右側磁極のヨーク並びに磁極、3:中央
磁石のヨーク並びに磁石、4:上記磁石の位置決
用非磁性固定材、5:中央磁石の上下ヨーク3を
結合する側ヨーク、1′:左側磁石励磁コイル、
2′:右側磁石励磁コイル、3′:中央磁石励磁コ
イル。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 複数対の磁極対を有する単一の磁場装置にお
いて、前記複数対の磁極対の各対は、互に異なる
ヨークで磁気的に接続されており、前記複数対の
磁極対のうち、少なくとも一対以上の磁極対によ
つて発生される磁場の強度を他の磁極対の磁場の
強度に対して相対的に変化させる磁場調整手段を
備え、これにより、複数の多極磁場を複合して発
生できることを特徴とする複合多重極磁場装置。 2 請求の範囲第1項において、前記磁場調整手
段は相対的に変化させるべき磁極対の励磁を他の
磁極対に対して相対的に変化させる手段であるこ
とを特徴とする複合多重極磁場装置。 3 請求の範囲第1項において、前記磁場調整手
段は磁極対の位置を移動させる手段であることを
特徴とする複合多重極磁場装置。 4 請求の範囲第1項において、前記磁場調整手
段は相対的に変化させるべき磁極対の励磁を他の
磁極対に対して相対的に変化させる手段と、前記
変化させるべき磁極対の位置を移動させる手段と
を有していることを特徴とする複合多重極磁場装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6468880A JPS56162463A (en) | 1980-05-17 | 1980-05-17 | Complex multipolar magnetic field device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6468880A JPS56162463A (en) | 1980-05-17 | 1980-05-17 | Complex multipolar magnetic field device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56162463A JPS56162463A (en) | 1981-12-14 |
JPS6114629B2 true JPS6114629B2 (ja) | 1986-04-19 |
Family
ID=13265337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6468880A Granted JPS56162463A (en) | 1980-05-17 | 1980-05-17 | Complex multipolar magnetic field device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS56162463A (ja) |
-
1980
- 1980-05-17 JP JP6468880A patent/JPS56162463A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56162463A (en) | 1981-12-14 |
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