JPH0122127Y2 - - Google Patents
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- JPH0122127Y2 JPH0122127Y2 JP8945386U JP8945386U JPH0122127Y2 JP H0122127 Y2 JPH0122127 Y2 JP H0122127Y2 JP 8945386 U JP8945386 U JP 8945386U JP 8945386 U JP8945386 U JP 8945386U JP H0122127 Y2 JPH0122127 Y2 JP H0122127Y2
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- Japan
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- wire
- discrete
- circuit
- chip
- bonding
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- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims 1
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- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
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- Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、プリント基板上にデイスクリートワ
イヤーを布線するワイヤーボンダに適用するに好
適なワイヤー傷検出器を有するワイヤボンダに関
する。
イヤーを布線するワイヤーボンダに適用するに好
適なワイヤー傷検出器を有するワイヤボンダに関
する。
一般に、この種のデイスクリートワイヤーには
2つの芯線を内部に有するツインワイヤーが用い
られており、デイスクリートワイヤーをプリント
基板上に布線する際に、2つの芯線のうち、どち
らか一方をアースへ落とすことにより静電的なシ
ールドを行なつている。しかし、こうした布線方
法を取ると、デイスクリートワイヤーのボンデイ
ング始点及びボンデイング終点に対応する部分を
一定長さにわたり芯線を2本に分離切断する必要
があるが、ワイヤーの径が極めて細いために、ス
プリツトピンの設定位置のずれやワイヤーのずれ
等によりワイヤーの被覆が破損して芯線が露出し
てしまい、布線後のワイヤー間シヨートや断線等
の事故を生じさせる自体が多々生じていた。
2つの芯線を内部に有するツインワイヤーが用い
られており、デイスクリートワイヤーをプリント
基板上に布線する際に、2つの芯線のうち、どち
らか一方をアースへ落とすことにより静電的なシ
ールドを行なつている。しかし、こうした布線方
法を取ると、デイスクリートワイヤーのボンデイ
ング始点及びボンデイング終点に対応する部分を
一定長さにわたり芯線を2本に分離切断する必要
があるが、ワイヤーの径が極めて細いために、ス
プリツトピンの設定位置のずれやワイヤーのずれ
等によりワイヤーの被覆が破損して芯線が露出し
てしまい、布線後のワイヤー間シヨートや断線等
の事故を生じさせる自体が多々生じていた。
そこで、本考案は、ワイヤボンダがボンデイン
グ位置に供給するデイスクリートワイヤーに抵抗
を介して電源を接続し、デイスクリートワイヤー
の搬送経路中に、ワイヤーの芯線と接触し得る検
知部を設け、更にデイスクリートワイヤーに、前
記抵抗とワイヤーに流れる電流によつて生じる電
圧降下を検出し得る検出回路を接続すると共に、
前記検出回路に警報回路を連結して構成し、もつ
て前述の欠点を解消したワイヤー傷検出器付のワ
イヤボンダを提供することを目的とするものであ
る。以下、図面に示す一実施例に基き、本考案を
具体的に説明する。
グ位置に供給するデイスクリートワイヤーに抵抗
を介して電源を接続し、デイスクリートワイヤー
の搬送経路中に、ワイヤーの芯線と接触し得る検
知部を設け、更にデイスクリートワイヤーに、前
記抵抗とワイヤーに流れる電流によつて生じる電
圧降下を検出し得る検出回路を接続すると共に、
前記検出回路に警報回路を連結して構成し、もつ
て前述の欠点を解消したワイヤー傷検出器付のワ
イヤボンダを提供することを目的とするものであ
る。以下、図面に示す一実施例に基き、本考案を
具体的に説明する。
ワイヤーボンダ1は、第1図に示すように、相
互に直交する2方向に移動自在なX−Yテーブル
2を有しており、テーブル2上には絶縁板3を挟
んで取付台5が設置されている。取付台5にはプ
リント基板6が搭載されており、基板6にはデイ
スクリートワイヤー7がボンデイングされるべき
ボンデイングパツド9,9′等が多数形成されて
いる。ボンデイングパツド9,9′等の周辺には
アースパツド10がそれぞれ形成されており、ア
ースパツド10基板6のアースパターンに接続さ
れている。一方、デイスクリートワイヤー7は、
第2図aに示すように、2本の芯線7a,7a′を
有しており、芯線7a,7a′の外側にはウレタン
からなる絶縁被覆7bが眼鏡形に形成されてい
る。また、基板6の上方には、第1図に示すよう
に、リフローチツプ11が矢印A,B方向に移動
自在に設けられており、チツプ11の一端はケー
ブル12によりアースされている。リフローチツ
プ11の近傍には、スプリツター13が設けられ
ており、スプリツター13はケーブル15により
アースされている。スプリツター13にはアーム
16がピン17を中心にして矢印C,D方向に揺
動駆動自在に支持されており、アーム16の先端
にはスプリツトピン19が固着されている。スプ
リツター13には、スプリツトピン19と対向し
た形でスプリツトプレート13a及び複数のガイ
ドローラー18が設けられており、更にデイスク
リートワイヤー7を搬送経路8に沿つてリフロー
チツプ11側へ搬送する搬送ローラ20,20′
及びワイヤー7をチツプ先端部へガイドするフイ
ーダーパイプ21が設けられている。また、ワイ
ヤーボンダ1はデイスクリートワイヤー7を巻い
たボビン22を有しており、ボビン22の側面に
はボビン支持用の穴22aが穿設形成されてい
る。穴22aにはターミナル22bが形成されて
おり、ターミナル22bにはデイスクリートワイ
ヤー7の芯線7a,7a′の始端が接続されてい
る。穴22aには、先端に三角錐状の係合部23
aを有する支持棒23が、係合部23aを嵌入係
合させた形で設けられており、従つてボビン22
はターミナル22bと係合部23aで電気的導通
を保持しつつ支持棒23を中心にして自由に回転
することができる。支持棒23の係合部23aに
はケーブル25の一端が接続されており、ケーブ
ル25の他端は、第3図に示すように、コンパレ
ーター26の一端子に接続されている。コンパレ
ーター26の一端子、従つてデイスクリートワイ
ヤー7には抵抗Rが接続されており、抵抗Rには
電源電圧Eが印加され、更に、コンパレーター2
6の+端子には基準電圧VSが印加されている。
コンパレーター26の出力はゲート回路27に接
続され、ゲート回路27にはゲート信号入力端子
27aが設けられている。ゲート回路27には、
保持回路29や接続しており、保持回路29には
リセツトスイツチ30が設けられている。保持回
路29には警報回路31を構成する駆動回路32
が接続され、駆動回路32にはランプ等の表示回
路33及びスピーカー等の発振音回路35が設け
られている。
互に直交する2方向に移動自在なX−Yテーブル
2を有しており、テーブル2上には絶縁板3を挟
んで取付台5が設置されている。取付台5にはプ
リント基板6が搭載されており、基板6にはデイ
スクリートワイヤー7がボンデイングされるべき
ボンデイングパツド9,9′等が多数形成されて
いる。ボンデイングパツド9,9′等の周辺には
アースパツド10がそれぞれ形成されており、ア
ースパツド10基板6のアースパターンに接続さ
れている。一方、デイスクリートワイヤー7は、
第2図aに示すように、2本の芯線7a,7a′を
有しており、芯線7a,7a′の外側にはウレタン
からなる絶縁被覆7bが眼鏡形に形成されてい
る。また、基板6の上方には、第1図に示すよう
に、リフローチツプ11が矢印A,B方向に移動
自在に設けられており、チツプ11の一端はケー
ブル12によりアースされている。リフローチツ
プ11の近傍には、スプリツター13が設けられ
ており、スプリツター13はケーブル15により
アースされている。スプリツター13にはアーム
16がピン17を中心にして矢印C,D方向に揺
動駆動自在に支持されており、アーム16の先端
にはスプリツトピン19が固着されている。スプ
リツター13には、スプリツトピン19と対向し
た形でスプリツトプレート13a及び複数のガイ
ドローラー18が設けられており、更にデイスク
リートワイヤー7を搬送経路8に沿つてリフロー
チツプ11側へ搬送する搬送ローラ20,20′
及びワイヤー7をチツプ先端部へガイドするフイ
ーダーパイプ21が設けられている。また、ワイ
ヤーボンダ1はデイスクリートワイヤー7を巻い
たボビン22を有しており、ボビン22の側面に
はボビン支持用の穴22aが穿設形成されてい
る。穴22aにはターミナル22bが形成されて
おり、ターミナル22bにはデイスクリートワイ
ヤー7の芯線7a,7a′の始端が接続されてい
る。穴22aには、先端に三角錐状の係合部23
aを有する支持棒23が、係合部23aを嵌入係
合させた形で設けられており、従つてボビン22
はターミナル22bと係合部23aで電気的導通
を保持しつつ支持棒23を中心にして自由に回転
することができる。支持棒23の係合部23aに
はケーブル25の一端が接続されており、ケーブ
ル25の他端は、第3図に示すように、コンパレ
ーター26の一端子に接続されている。コンパレ
ーター26の一端子、従つてデイスクリートワイ
ヤー7には抵抗Rが接続されており、抵抗Rには
電源電圧Eが印加され、更に、コンパレーター2
6の+端子には基準電圧VSが印加されている。
コンパレーター26の出力はゲート回路27に接
続され、ゲート回路27にはゲート信号入力端子
27aが設けられている。ゲート回路27には、
保持回路29や接続しており、保持回路29には
リセツトスイツチ30が設けられている。保持回
路29には警報回路31を構成する駆動回路32
が接続され、駆動回路32にはランプ等の表示回
路33及びスピーカー等の発振音回路35が設け
られている。
本考案は、以上のような構成を有するので、ワ
イヤーボンダ1を用いて、プリント基板6上にデ
イスクリートワイヤー7をボンデイングするに
は、第1図に示すように、搬送ローラー20,2
0′を駆動する。すると、ボビン22に巻かれた
デイスクリートワイヤー7は、搬送経路8に沿つ
てスプリツター13のガイドローラー18、スプ
リツトプレート13a、更に搬送ローラー20,
20′間を通つてフイーダーパイプ21に給送さ
れ、リフローチツプ11の先端部に供給される
が、この際、予めプログラムされたワイヤー7の
布線長に応じて、ワイヤー7のボンデイング始点
及びボンデイング終点に対応した部分についてア
ーム16が矢印D方向に駆動される。すると、第
2図に示すように、スプリツトピン19の先端が
矢印D方向に降下し、スプリツトプレート13a
上のデイスクリートワイヤー7を中央から2つに
切断する。ワイヤー7にはボビン22のターミナ
ル22b、支持棒23の係合部23a、ケーブル
25等を介して電源電圧Eが印加されているが、
スプリツトピン19が、ワイヤー7の中央部に実
線で示すように正確に降下し、第2図bに示すよ
うに芯線7a,7a′を露出することなく2つに切
断した場合には、芯線7a,7a′とスプリツトピ
ン19とは被覆7bにより相互に絶縁され、ワイ
ヤー7に電流が流れることはないので、第3図に
示すように、コンパレーター26には電源電圧E
がそのまま加わる。電源電圧Eは基準電圧VSよ
りも高い値に設定されているために、スプリツト
ピン19がワイヤー7の被覆7bを破損させるこ
となくワイヤー7を切断した場合には、コンパレ
ーター26の出力は0となり、後の警報回路31
等は作動することはない。次に、スプリツトピン
19が何らかの原因で、第2図a想像線で示すよ
うに、ワイヤー7の中心からずれた位置に降下
し、被覆7bを破つて芯線7a又は7a′を露出さ
せた場合には、スプリツトピン19が芯線7a又
は7a′と接触した瞬間に、第1図に示すように、
芯線7a又は7a′がスプリツトピン19、アーム
16、ケーブル15等を介してアースされる。す
ると、デイスクリートワイヤー7には、第3図に
示すように、抵抗R側からスプリツトピン19側
へ電流Iが流れ、ワイヤー7の内部抵抗をrとす
ると、電源電圧Eは抵抗Rと内部抵抗rにより分
圧され、コンパレーター26の一端子には分圧さ
れた電圧、即ち V=rE/R+r なる電圧Vが印加される。しかし、電圧Vは基準
電圧VSよりも低いために、コンパレーター26
の出力は直ちに1となる。コンパレーター26の
出力はゲート回路27を通つて保持回路29に入
力する。保持回路29は、スプリツトピン19と
芯線7a又は7a′との接触が瞬間的に行なわれた
場合に対応し得るように、コンパレーター26の
出力を保持し、駆動回路32を駆動する。駆動回
路32は直ちに表示回路33及び発振回路35を
駆動してオペレーターにデイスクリートワイヤー
7に傷の発生したことを警告する。すると、オペ
レーターは、ボンダ1の運転を中止し、ワイヤー
7の被覆7bが破損して芯線7a又は7a′の露出
した部分を切断除去し、除去が完了したところで
リセツトスイツチ30を閉じ、保持回路29の出
力保持状態を解除する。こうしてボンデイング始
点及びボンデイング終点に応じた部分が2つに分
離されたワイヤー7は、フイダーパイプ21を通
つてフローチツプ11の先端部へ送られる。ボン
ダ1は、X−Yテーブル2に適宜移動させ、ワイ
ヤー7の始端をボンデイングすべきボンデイング
パツド9とチツプ先端とを整合させる。チツプ先
端とパツト9とが整合したところで、リフローチ
ツプ11を矢印B方向に降下させ、ワイヤー7の
一方の芯線7aをパツド9とチツプ先端間に挟圧
保持すると共に、チツプ11を通電加熱してワイ
ヤー7の芯線7aをパツド9上に接合する。な
お、チツプ11は一方がケーブル12によりアー
スされているために、ボンデイング時にチツプ1
1と芯線7aとが接触した際に、先程と同様にワ
イヤー7に電流が流れ、コンパレーター26が作
動するが、チツプ11によるボンデイング中はゲ
ート回路27の信号入力端子27aにゲート信号
が入力され、ゲートを閉じているので、コンパレ
ーター26の出力は保持回路29から先には入力
されない。芯線7aのボンデイングが終了したと
ころで、芯線7a′をアースパツド10にボンデイ
ングし、それが完了するとX−Yテーブルが移動
し、ワイヤー7の終端が接合されるべきパツド
9′とチツプ11とを整合させ、同様にボンデイ
ングを行なう。なお、プリント基板6は絶縁板3
により周囲から絶縁された状態となつているため
に、ボンデイング時に、チツプ11と芯線7a又
は7a′とが接触してもチツプ11からワイヤー7
や基板6にチツプ加熱用電流が流れることはな
い。更に、チツプ11と芯線7a,7a′が接触す
ると、既に述べたように、ワイヤー7からチツプ
11側へ電流が流れるが、その量はチツプ11自
体に流れる加熱電流に比べて極めて微少であり、
チツプ11のボンデイング特性に悪影響を及ぼす
ことはない。
イヤーボンダ1を用いて、プリント基板6上にデ
イスクリートワイヤー7をボンデイングするに
は、第1図に示すように、搬送ローラー20,2
0′を駆動する。すると、ボビン22に巻かれた
デイスクリートワイヤー7は、搬送経路8に沿つ
てスプリツター13のガイドローラー18、スプ
リツトプレート13a、更に搬送ローラー20,
20′間を通つてフイーダーパイプ21に給送さ
れ、リフローチツプ11の先端部に供給される
が、この際、予めプログラムされたワイヤー7の
布線長に応じて、ワイヤー7のボンデイング始点
及びボンデイング終点に対応した部分についてア
ーム16が矢印D方向に駆動される。すると、第
2図に示すように、スプリツトピン19の先端が
矢印D方向に降下し、スプリツトプレート13a
上のデイスクリートワイヤー7を中央から2つに
切断する。ワイヤー7にはボビン22のターミナ
ル22b、支持棒23の係合部23a、ケーブル
25等を介して電源電圧Eが印加されているが、
スプリツトピン19が、ワイヤー7の中央部に実
線で示すように正確に降下し、第2図bに示すよ
うに芯線7a,7a′を露出することなく2つに切
断した場合には、芯線7a,7a′とスプリツトピ
ン19とは被覆7bにより相互に絶縁され、ワイ
ヤー7に電流が流れることはないので、第3図に
示すように、コンパレーター26には電源電圧E
がそのまま加わる。電源電圧Eは基準電圧VSよ
りも高い値に設定されているために、スプリツト
ピン19がワイヤー7の被覆7bを破損させるこ
となくワイヤー7を切断した場合には、コンパレ
ーター26の出力は0となり、後の警報回路31
等は作動することはない。次に、スプリツトピン
19が何らかの原因で、第2図a想像線で示すよ
うに、ワイヤー7の中心からずれた位置に降下
し、被覆7bを破つて芯線7a又は7a′を露出さ
せた場合には、スプリツトピン19が芯線7a又
は7a′と接触した瞬間に、第1図に示すように、
芯線7a又は7a′がスプリツトピン19、アーム
16、ケーブル15等を介してアースされる。す
ると、デイスクリートワイヤー7には、第3図に
示すように、抵抗R側からスプリツトピン19側
へ電流Iが流れ、ワイヤー7の内部抵抗をrとす
ると、電源電圧Eは抵抗Rと内部抵抗rにより分
圧され、コンパレーター26の一端子には分圧さ
れた電圧、即ち V=rE/R+r なる電圧Vが印加される。しかし、電圧Vは基準
電圧VSよりも低いために、コンパレーター26
の出力は直ちに1となる。コンパレーター26の
出力はゲート回路27を通つて保持回路29に入
力する。保持回路29は、スプリツトピン19と
芯線7a又は7a′との接触が瞬間的に行なわれた
場合に対応し得るように、コンパレーター26の
出力を保持し、駆動回路32を駆動する。駆動回
路32は直ちに表示回路33及び発振回路35を
駆動してオペレーターにデイスクリートワイヤー
7に傷の発生したことを警告する。すると、オペ
レーターは、ボンダ1の運転を中止し、ワイヤー
7の被覆7bが破損して芯線7a又は7a′の露出
した部分を切断除去し、除去が完了したところで
リセツトスイツチ30を閉じ、保持回路29の出
力保持状態を解除する。こうしてボンデイング始
点及びボンデイング終点に応じた部分が2つに分
離されたワイヤー7は、フイダーパイプ21を通
つてフローチツプ11の先端部へ送られる。ボン
ダ1は、X−Yテーブル2に適宜移動させ、ワイ
ヤー7の始端をボンデイングすべきボンデイング
パツド9とチツプ先端とを整合させる。チツプ先
端とパツト9とが整合したところで、リフローチ
ツプ11を矢印B方向に降下させ、ワイヤー7の
一方の芯線7aをパツド9とチツプ先端間に挟圧
保持すると共に、チツプ11を通電加熱してワイ
ヤー7の芯線7aをパツド9上に接合する。な
お、チツプ11は一方がケーブル12によりアー
スされているために、ボンデイング時にチツプ1
1と芯線7aとが接触した際に、先程と同様にワ
イヤー7に電流が流れ、コンパレーター26が作
動するが、チツプ11によるボンデイング中はゲ
ート回路27の信号入力端子27aにゲート信号
が入力され、ゲートを閉じているので、コンパレ
ーター26の出力は保持回路29から先には入力
されない。芯線7aのボンデイングが終了したと
ころで、芯線7a′をアースパツド10にボンデイ
ングし、それが完了するとX−Yテーブルが移動
し、ワイヤー7の終端が接合されるべきパツド
9′とチツプ11とを整合させ、同様にボンデイ
ングを行なう。なお、プリント基板6は絶縁板3
により周囲から絶縁された状態となつているため
に、ボンデイング時に、チツプ11と芯線7a又
は7a′とが接触してもチツプ11からワイヤー7
や基板6にチツプ加熱用電流が流れることはな
い。更に、チツプ11と芯線7a,7a′が接触す
ると、既に述べたように、ワイヤー7からチツプ
11側へ電流が流れるが、その量はチツプ11自
体に流れる加熱電流に比べて極めて微少であり、
チツプ11のボンデイング特性に悪影響を及ぼす
ことはない。
以上説明したように、本考案によれば、抵抗R
を介して一定電圧の印加されたデイスクリートワ
イヤー7の搬送経路8中に、ワイヤーの芯線7
a,7a′と接触し得る検知部を設け、抵抗R及び
ワイヤー7に流れる電流Iによつて生ずる電圧降
下により、ワイヤー7の被覆7bの破れを検出し
得るようにしたので、ワイヤー7をプリント基板
6上に配線する際に、ワイヤー7に発生する有害
な傷を直ちに検出し警報することが可能となり、
布線後におけるワイヤー間シヨートや断線等の事
故の発生を未然に防止することができる。
を介して一定電圧の印加されたデイスクリートワ
イヤー7の搬送経路8中に、ワイヤーの芯線7
a,7a′と接触し得る検知部を設け、抵抗R及び
ワイヤー7に流れる電流Iによつて生ずる電圧降
下により、ワイヤー7の被覆7bの破れを検出し
得るようにしたので、ワイヤー7をプリント基板
6上に配線する際に、ワイヤー7に発生する有害
な傷を直ちに検出し警報することが可能となり、
布線後におけるワイヤー間シヨートや断線等の事
故の発生を未然に防止することができる。
第1図は本考案の一実施例であるワイヤーボン
ダを示す斜視図、第2図はデイスクリートワイヤ
ーをスプリツトピンで切断する際の動作を示す断
面図、第3図は第1図のワイヤー傷検出器の概要
を示すブロツク図である。 1……ワイヤーボンダ、6……プリント基板、
7……デイスクリートワイヤー、7a,7a′……
芯線、7b……被覆、8……搬送経路、19……
検知部(スプリツトピン)、26……検出回路
(コンパレーター)、31……警報回路、I……電
流、R……抵抗。
ダを示す斜視図、第2図はデイスクリートワイヤ
ーをスプリツトピンで切断する際の動作を示す断
面図、第3図は第1図のワイヤー傷検出器の概要
を示すブロツク図である。 1……ワイヤーボンダ、6……プリント基板、
7……デイスクリートワイヤー、7a,7a′……
芯線、7b……被覆、8……搬送経路、19……
検知部(スプリツトピン)、26……検出回路
(コンパレーター)、31……警報回路、I……電
流、R……抵抗。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 被覆された複数の芯線を有するデイスクリート
ワイヤーの両端を分離した後プリント基板上に布
線するためのワイヤボンダにおいて、 抵抗を介して電圧を印加されるとともに該デイ
スクリートワイヤの芯線を接続されているデイス
クリートワイヤ用のボビンと、 導体より成り、アース電位に接続された該デイ
スクリートワイヤの両端を分離するためのスプリ
ツトピンと、 前記スプリツトピンが前記芯線と接触した場合
における前記ボビン側の一端の電圧降下を検出す
る検出回路と、ワイヤボンデイング作業上のボン
デイング接合時以外のタイミングで開くゲート回
回と、 該検出回路が電圧降下を検出した場合、検出信
号を該ゲート回路を介して受信し、保持して警報
を出力する警報回路を設けて構成されることを特
徴とするワイヤボンダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8945386U JPH0122127Y2 (ja) | 1986-06-12 | 1986-06-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8945386U JPH0122127Y2 (ja) | 1986-06-12 | 1986-06-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6212862U JPS6212862U (ja) | 1987-01-26 |
JPH0122127Y2 true JPH0122127Y2 (ja) | 1989-06-29 |
Family
ID=30948451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8945386U Expired JPH0122127Y2 (ja) | 1986-06-12 | 1986-06-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0122127Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-06-12 JP JP8945386U patent/JPH0122127Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6212862U (ja) | 1987-01-26 |
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