JPH01220765A - トルクコンバータのスリップ制御装置 - Google Patents

トルクコンバータのスリップ制御装置

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JPH01220765A
JPH01220765A JP4785588A JP4785588A JPH01220765A JP H01220765 A JPH01220765 A JP H01220765A JP 4785588 A JP4785588 A JP 4785588A JP 4785588 A JP4785588 A JP 4785588A JP H01220765 A JPH01220765 A JP H01220765A
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JP
Japan
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clutch
lock
slip
slip amount
fuel
Prior art date
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JP4785588A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Noguchi
直幸 野口
Hidetaka Chikasue
近末 日出登
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は主として自動車用自動変速機に用いられるトル
クコンバータ、特に減速時に燃料の供給を遮断するよう
にしたエンジンに適用され、且つロックアツプクラッチ
が備えられたトルクコンバータのスリップ制御装置に関
する。
(従来の技術) 自動車用自動変速機に用いられるトルクコンバータにお
いては、該トルクコンバータの所謂すべりに起因するエ
ンジン燃費性能の悪化を低減するため、トルク増大作用
や変速ショック吸収作用等を要しない所定の運転領域で
人、出力部材間を直結するロックナツプクラッチが備え
られることがある。
一方、エンジンにおいても、同じく燃費性能の向上のた
め、燃料を必要としない所定の減速領域で燃料供給を遮
断する燃料遮断制御を行うことがある。
ところで、このような燃料遮断制御を行うエンジンに上
記の如きロックアツプクラッチ付きトルクコンバータを
備えた自動変速機が適用される場合、燃費性能を更に向
上させるために、エンジンの燃料遮断領域で上記ロック
アツプクラッチを締結状態に近い比較的小さなスリップ
量でスリップさせるように制御することがある。つまり
、減速時にロックアツプクラッチを完全に解放すると、
エンジン回転数がアイドル回転数近くに設定されている
所定の燃料復帰回転数まで直ぐに低下して燃料遮断状態
に保持される時間が短くなるので、ロックアツプクラッ
チをスリップ状態とすることによりエンジン回転数が上
記燃料復帰回転数まで低下するのを遅らせ、これにより
燃料遮断時間を長くして、それだけ燃費性能を向上させ
るのである。
なお、このようなトルクコンバータのスリップ制御を行
う装置は、例えば特開昭57−33253号公報に記載
されているところであるが、具体的には、トルクコンバ
ータの入、出力部材の回転速度からロックアツプクラッ
チのスリップ量を検出するスリップ量検出手段と、該ロ
ックアツプクラッチの締結用もしくは解放用油圧を調整
してそのスリップ量を変化させる例えばデユーティソレ
ノイドバルブでなるスリップ量可変手段と、上記スリッ
プ量検出手段で検出された実際のスリップ量と目標スリ
ップ量との偏差に応じて上記スリップ量可変手段を作動
させることにより、実際のスリップ量を目標スリップ量
に収束させるフィードバック手段とで構成されるのが通
例である。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記のようにエンジンへの燃料供給が遮断さ
れる減速領域で、ロックアツプクラッチを設定スリップ
量でスリップさせるようにフィードバック制御する場合
、運転状態が加速領域に移行して燃料の供給が再開され
るときにショックが発生するという問題が生じる。
つまり、このフィードバック制御は、エンジン回転数が
低下しようとするのをロックアツプクラッチで阻止する
ように行われるものであって、フィードバック制御中、
該ロックアツプクラッチのスリップ量は常に増加しよう
とする傾向にあるから、フィードバック手段はスリップ
量可変手段を常にスリップ量が減少する方向、即ちロッ
クアツプクラッチの締結方向に作動させることになる。
従って、例えばスリップ量可変手段がデユーティソレノ
イドバルブである場合には、デユーティ率がロックアツ
プクラッチを完全に締結させる値(例えば0%もしくは
100%)に次第に近づくことになる。そして、このよ
うにスリップ量可変手段が締結方向に作動した状態にあ
ると、運転状態が加速領域に移行して燃料供給が再開さ
れるときに、ロックアツプクラッチを解放させようとし
ても該クラッチが直ちに解放されず、そのため該クラッ
チが締結状態に近い状態でトルクの伝達方向が反転する
ことになり、このとき、大きなショックが発生するので
ある。
これに対しては、減速領域でのロックアツプクラッチの
スリップ量を当初から解放状態に近い比較的大きな値に
設定しておくことにより、加速領域への移行時における
該クラッチの解放動作の遅れを防止することが考えられ
るが、このようにすると減速中におけるエンジン回転数
の低下が早くなり、それだけ燃料遮断時間が短くなって
燃費性能が悪化することになる。
本発明は、エンジンへの燃料供給が遮断される減速領域
においてトルクコンバータのロックアツプクラッチをス
リップさせるようにした場合の上記のような問題に対処
するもので、燃費性能の悪化を回避しながら、減速領域
から加速領域への移行時におけるショックの発生を低減
することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明に係るトルクコンバー
タのスリップ制御装置は、次のように構成したことを特
徴とする。
即ち、第1図に示すように、エンジンAに所定の減速領
域で燃料の供給を遮断する燃料遮断手段Bが備えられ、
且つトルクコンバータCにその入、出力側を直結するロ
ックアツプクラッチDが備えられ、上記エンジンAの燃
料遮断領域で該ロックアツプクラッチDのスリップ量を
フィードバック制御するように構成されたものにおいて
、上記ロックアツプクラッチDのスリップ量を変化させ
るスリップ量可変手段Eと、該スリップ量可変手段Eを
作動させてスリップ量を設定スリップ量に収束させるフ
ィードバック手段Fと、該フィードバック手段Fによる
上記スリップ量可変手段Eのスリップ量減少方向への作
動を所定範囲内に制限する作動制限手段Gとを設けたこ
とを特徴とする。
(作  用) 上記の構成によれば、エンジンAの運転状態が所定の減
速領域にあって、燃料遮断手段Bにより該エンジンAへ
の燃料の供給が遮断されている場合、トルクコンバータ
CのロックアツプクラッチDは、フィードバック手段F
によりスリップ量可変手段Eを介して設定スリップ量で
スリ・ノブするようにフィードバック制御されるが、こ
の場合、該ロックアツプクラッチDはエンジン回転数が
低下しようとするのを阻止する状態にあって、該クラッ
チDのスリップ量が常に増加しようとする傾向にあり、
そのため上記フィードバック手段Fは、スリップ量可変
手段EをロックアツプクラッチDの締結方向に作動させ
ることになる。しかし、該スリップ量可変手段Eの締結
方向への作動は、作動制限手段Gによって所定範囲で制
限され、この範囲を超えて締結方向へ作動することが阻
止されるので、運転状態が減速領域から加速領域に移行
するときに、該スリップ量可変手段Eはロックアツプク
ラッチ解放側へ直ちに作動することになる。これにより
、加速領域に移行してトルクの伝達方向が反転するとき
に、ロックアツプクラッチDが一時的に締結状態に近い
状態となることによる大きなショックの発生が回避され
ることになる。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例について説明する。
先ず、第2図によりトルクコンバータの構造とその制御
用油圧回路について説明すると、トルクコンバータ1は
、エンジン出力軸2に結合されたケース3内の一側部に
固設されて、エンジン出力軸2と一体回転するポンプ4
と、該ポンプ4と対向するようにケース3内の他側部に
回転自在に備えられて、ポンプ4の回転により作動油を
介して回転駆動されるタービン5と、ポンプ4とターζ
゛ン5との間に介設されて、ポンプ回転数に対するター
ビン回転数の速度比が所定値以下の時にトルク増大作用
を行うステータ6と、タービン5とケース3の前面との
間に介設されたロックアツプクラッチ7とを有する。そ
して、タービン5の回転がタービンシャフト8により出
力されて、図示しない変速歯車機構に入力されるように
なっており、また、上記ロックアツプクラッチ7がこの
タービンシャフト8に連結されて、ケース3に対して締
結されたときに、該ケース3およびロックアツプクラッ
チ7を介して上記エンジン出力軸2とタービンシャフト
8とが直結されるようになっている。
一方、このトルクコンバータ1には、図示しないオイル
ポンプから導かれたメインライン9により、ロックアツ
プバルブ10およびコンバータインライン11を介して
作動油が導入されるようになっており、この作動油の圧
力によって上記ロックアツプクラッチ7が常時締結方向
に付勢されていると共に、該クラッチ7とケース3の前
面との間の空間12には、上記ロックアツプバルブ10
から導かれたロックアツプ解放ライン13が接続され、
該ライン13から上記空間12内に油圧(解放圧)が導
入された時にロックアツプクラッチ7が解放されるよう
になっている。更に、このトルクコンバータ1には保圧
弁14を介してオイルクーラー15に作動油を送り出す
コンバータアウトライン16が接続されている。
また、上記ロックアツプバルブ10は、スプール10a
とこれを図面上、右方へ付勢するスプリング10bとを
有すると共に、上記ロックアツプ解放ライン13が接続
されたポート10cの両側に、メインライン9が接続さ
れた調圧ボート10dとドレンポート1oeとが設けら
れている。また、該バルブ10の図面上、右側の端部に
は上記スプール10aにパイロット圧を作用させる制御
ライン17が接続されていると共に、この制御ライン1
7から分岐されたドレンライン18にはデユーティソレ
ノイドバルブ19が設置されている。このデユーティソ
レノイドバルブ19は、制御信号gにより所定のデユー
ティ率でON、OFFを繰り返してドレンライン18を
極く短い周期で開閉することにより、制御ライン17内
のパイロット圧を上記デユーティ率に対応する値に調整
する。そして、このパイロット圧が上記ロックアツプバ
ルブ10のスプール10aにスプリング10bの付勢力
と対抗する方向に印加されると共に、該スプール10a
にはスプリング10bの付勢力と同方向にロックアツプ
解放ライン13内の解放圧が作用するようになっており
、これらの油圧ないし付勢力の力関係によってスプール
10aが移動して、上記ロックアツプ解放ライン13が
メインライン9(調圧ボート10d)又はドレンボート
10eに連通されるようになっている。これにより、ロ
ックアツプ解放圧が上記パイロット圧、即ちデユーティ
ソレノイドバルブ19のデユーティ率に対応する値に制
御される。ここで、デユーティ率(ION、OFF周期
中のON時間比率)が100%のときに制御ライン17
からのドレン量が最小となって、パイロット圧ないし解
放圧が最大となることにより、ロックアツプクラッチ7
が完全に解放され、またデユーティ率が0%のときに上
記ドレン量が最大となって、パイロット圧ないし解放圧
が最小となることにより、ロックアツプクラッチ7が完
全に締結されるようになっている。そして、このデユー
ティ率の中間の領域でロックアツプクラッチ7がスリッ
プ状態とされ、この領域で該ロックアツプクラッチ7の
スリップ量が上記デユーティ率に応じて制御されること
になる。
次に、第3図により、上記ロックアツプクラッチ7の制
御を含む当該自動変速機の制御とエンジンの燃料制御と
を行う制御システムについて説明する。
この制御システムはコントロールユニット20を有し、
該コントロールユニット20に、エンジン21の回転数
を検出するセンサ22からのエンジン回転数信号aと、
□該エンジン21における吸気通路23の上流部に設け
られたエアフロメータ24からの吸入空気量信号すと、
該エアフロメータ24の下流側に設けられたスロットル
バルブ25の開度を検出するセンサ26からのスロット
ル開度信号Cと、当該自動車の車速を検出するセンサ2
7からの車速信号dとが入力されるようになっている。
そして、このコントロールユニツI・20からは、エン
ジン21への燃料供給量および供給、遮断の制御を行う
燃料制御信号eが上記吸気通路23の下流部に設置され
た燃料噴射ノズル28に出力されると共に、自動変速機
30の変速段を制御する変速制御信号fが該自動変速機
30のコントロールバルブユニット(図示せず)に、ま
た第2図に示すトルクコンバータ1におけるロックアツ
プクラッチ7の締結状態を制御するロックアツプ制御信
号gが上記のようにデユーティソレノイドバルブ19に
対してそれぞれ出力されるようになっている。
次に、このコントロールユニット20の作動を示す第4
図のフローチャートに従って上記実施例の作用を説明す
る。
先ず、コントロールユニット20は、フローチャートの
ステップS、で、上記信号a、b。
c、dによりエンジン回転数Ne、吸入空気量Q、スロ
ットル開度θおよび車速■を入力し、次いでステップS
2で、上記エンジン回転数Neと吸入空気量Qとに基い
て燃料噴射ノズル28からの燃料噴射量に対応する噴射
パルスを演算する。
また、ステップS、、S4で、上記スロットル開度θと
車速Vとを予め設定されている変速マツプに照らし合わ
せて自動変速機30の変速段を演算し、その変速段とな
るように該自動変速機30に変速制御信号fを出力する
。これにより、自動変速機30の変速段が運転状態に応
じて制御されることになる。更に、コントロールユニッ
ト20は、ステップS5で自動変速機30の変速段と車
速Vとからトルクコンバータ1の出力回転数(タービン
回転数)Ntを演算する。
また、コントロールユニット20は、ステップS6で上
記エンジン回転数Neとスロットル開度θとに基いて燃
料制御領域を判定する。この燃料制御領域は、例えば第
5図に示すように予め設定されたマツプに基いてl’+
7定され、エンジン回転数Neとスロットル開度θとで
示されるエンジン21の運転状態が、所定エンジン回転
数以上で低スロツトル開度側の燃料遮断領域Iと該領域
■以外の燃料供給領域Hのいずれに属するかが判定され
る。そして、燃料遮断領域Iに属さない場合には、ステ
ップSフで既に演算した噴射パルスの燃料制御信号eを
燃料噴射ノズル28に出力し、また該燃料遮断領域■に
属する場合には、ステップS8で燃料の噴射を停止する
ように燃料制御信号eを上記ノズル28に出力する。こ
のようにして、運転状態に応じた燃料の供給ないし燃料
遮断のlT11制御が行われることになる。
次に、コントロールユニット20は、ステップS9で、
運転状態が上記ロックアツプクラッチ7を解放すべき領
域に属するか否かを判定し、このロックアツプ解放領域
に属する場合には、ステップSIOで第2図に示すロッ
クアツプ制御用のデユーティソレノイドバルブ19のデ
ユーティ率りを100%に設定し、また、該ロックアツ
プ解放領域に属さない場合には、更にステップSllで
運転状態がロックアツプクラッチ7のスリップ領域、即
ち第5図に示す上記燃料遮断領域Iに属するか否かを判
定して、このスリップ領域Iに属さない場合には、ステ
ップS12で上記デユーティ率りを0%に設定する。ま
た、このスリップ領域■に属する場合には、ステップS
t3でデユーティ率りを初期値として70%に設定する
そして、このスリップ領域Iにおいては、次にステップ
S14で上記エンジン回転数Neとタービン回転数Nt
の差(lNe−Ntl)、即ち現実のスリップ量と所定
の目標スリップ量n、)とを比較し、現実のスリップ量
が目標スリップ量ngより小さいときは、ステップS1
5で上記デユーティ率りに補正量Δdを加算し、また、
現実のスリップ量が目標スリップ量n、)に不感帯とし
ての所定量Anを加えた値より大きいときは、ステップ
S16+ 317に従って、上記デユーティ率りから補
正量Δdを減算する。その後、ステップS1gでデユー
ティ率りが下限値として設定された30%以下であるか
否かが判定され、30%より大きい場合は、ステップS
19でそのデユーティ率りで上記自動変速機30のデユ
ーティソレノイドバルブ19にロックアツプ制御信号g
を出力する。
以上により、ロックアツプ解放領域では、ロックアツプ
クラッチ7が完全に解放され(D=100%)、また該
解放領域およびスリップ領域以外の領域、即ちロックア
ツプ締結領域では、ロックアツプクラッチ7が完全に締
結(D=0%)されると共に、エンジンへの燃料供給が
遮断されるスリップ領域■においては、ロックアツプク
ラッチ7が目標スリップ量noとなるように上記デユー
ティソレノイドバルブ19のデユーティ率りが増減され
て、該ロックアツプクラッチ7のスリップ量がフィード
バック制御されることになる。
ところで、この燃料遮断領域■でのスリップ量のフィー
ドバック制御においては、エンジン回転数Neが低下し
ようとするのをロックアツプクラッチ7によって阻止し
ている状態にあって、上記スリップ量INe−Nt l
が増加する傾向にあり、これを目標スリップ量n、)に
保持しようとして上記ステップS16+ S 17が繰
り返し実行されることにより、上記デユーティ率りが次
第に減少することになる。しかし、このデユーティ率り
が30%以下になると、コントロールユニット2oは上
記ステップStaからステップ320を実行して、該デ
ユーティ率りを30%に固定し、30%以下に低下する
のを阻止する(第6図参照)、これにより、次に運転状
態が減速領域から加速領域に移行して、ロックアツプク
ラッチ7を解放させるときに、上記デユーティ率りが1
00%もしくはこれに近い値に速かに変化することにな
って、該ロックアツプクラッチの解放動作の遅れが防止
され、この動作の遅れによりロックアツプクラッチ7が
締結状態に近い状態でトノ8レクの伝達方向が反転する
ことによるショックの発生が回避されることになる。
なお、第7図に示すように、デユーティ率りが固定され
るまでは、スリップJitlNe−Ntlはフィードバ
ック制御により目標スリップinoに制御されるので、
エンジン回転数Neが燃料復帰回転数まで低下する時間
、即ち燃料遮断時間が十分に確保され、従ってこのスリ
ップ制御による燃費性能の向上効果を損なうことがない
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、所定の減速領域でエンジ
ンへの燃料供給を遮断すると共に、この領域でトルクコ
ンバータのロックアツプクラッチを設定スリップ量でス
リップさせるようにフィードバック制御するようにした
構成において、上記ロックアツプクラッチのスリップ量
を変化させるスリップ量可変手段のロックアツプクラッ
チ締結方向への作動を所定範囲で制限するようにしたが
ら、上記減速領域でのスリップ量のフィードバック制御
中に、該スリップ量を設定スリップ量に保持しようとし
てスリップ量可変手゛段が上記範囲を超えて締結方向に
作動することが阻止されることになる。これにより、減
速領域でロックアツプクラッチを解放し或は目標スリッ
プ量を大きな値に設定することによる燃費性能の悪化を
招くことなく、運転状態が減速領域から加速領域に移行
してロックアツプクラッチが解放されるときに、上記ス
リップ量可変手段を直ちに解放方向へ作動させることが
可能となり、この解放動作が遅れることによってロック
アツプクラッチが締結状態に近い状態でトルクの伝達方
向が反転することによる大きなショックの発生が防止さ
れることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の全体構成図、第2〜7図は本発明の実
施例を示すもので、第2図はトルクコンバータの構造及
びその制御用油圧回路を示す図、第3図はエンジン及び
トルクコンバータの制御システム図、第4図は上記制御
システムの具体的制御動作を示すフローチャート図、第
5図はこの制御で用いられる燃料制御領域を示すマツプ
、第6.7図は減速時におけるデユーティ率および回転
数の変化をそれぞれ示すタイムチャート図である。 1・・・トルクコンバータ、7・・・ロックアツプクラ
ッチ、19・・・スリップ量可変手段(デユーティソレ
ノイドバルブ)、20・・・燃料遮断手段、フィードバ
ック手段、作動制限手段(コントロールユニット)、2
1・・・エンジン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定の減速領域で燃料の供給を遮断する燃料遮断
    手段が設けられたエンジンに適用され、且つ入、出力部
    材を直結するロックアップクラッチが備えられて、該ロ
    ックアップクラッチのスリップ量を上記エンジンの燃料
    遮断領域でフィードバック制御するように構成されたト
    ルクコンバータのスリップ制御装置であって、上記ロッ
    クアップクラッチのスリップ量を変化させるスリップ量
    可変手段と、該スリップ量可変手段を作動させてスリッ
    プ量を設定スリップ量に収束させるフィードバック手段
    と、該フィードバック手段による上記スリップ量可変手
    段のスリップ量減少方向への作動を所定範囲内に制限す
    る作動制限手段とを有することを特徴とするトルクコン
    バータのスリップ制御装置。
JP4785588A 1988-02-29 1988-02-29 トルクコンバータのスリップ制御装置 Pending JPH01220765A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4030811A1 (de) * 1990-09-28 1992-04-09 Jatco Corp Sperrsteuereinrichtung eines stroemungsgetriebes
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