JPH01220688A - エレベータの案内装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エレベータの乗場の待客にかごの到着につい
ての案内を行う装置の改良に関する。

〔従来の技術〕

エレベータの待客に対する案内は古くは位置インジケー
タでかご位置と方向を表示するものであった。特公昭５
７−４５８５号公報の装置のように、ホール呼びに対し
予報表示灯を用いてサービスエレベータを予報し到着を
知らせる方式も群管理エレベータを中心に一般化した。

最近はＬＡＮ技術の発達等に伴い音声１文字等を利用し
た案内も行われている。

一方、待客検出装置をエレベータに用いたものには特公
昭５６−３０３０７号公報がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術では待客検出装置を案内内容変更の目的で
用いていない。また、従来の案内装置ではホール呼びを
発した待客をそのホールの代表として到着、待ち時間、
満員あるいは予約変更等の案内をしていた。しかし、待
客にも急ぎの用事がありドアのそばでイライラしながら
待っている客もいれば、時間的に余裕があり離れたとこ
ろでゆったり待っている客もいるなど多様であり、案内
の必要性にも差があるという点について考慮されていな
かった。そのため画一的な案内が行われるという問題が
あった。

本発明の目的は待客のエレベータ乗降口からの相対位置
を利用することにより多様な待客に対して柔軟できめ細
やかな案内をする装置を提供子ることにある。

【課題を解決するための手段〕

上記目的は、待客を分類する方法として待客の乗降口か
らの相対位置を利用した待客検出手段、検出結果とかご
到着の状況に基づき案内内容を判断、変更する案内決定
手段、及び、決定された出力に応じて案内を実行する案
内実行手段により達成される。

〔作用〕

待客検出手段は、待客のエレベータ乗降口からの相対位
置、あるいは、その範囲について検出できるものを用い
る。例えば、工業用カメラを用いた画像処理によるもの
、赤外線センサの検出範囲を切り換えるか、又は、範囲
の違うセンサを組合せたもの、全体を検出する待客セン
サと特定範囲におかれたマット・スイッチを使用するも
の等が考えられる。

案内決定手段は、待客の検出された相対位置、あるいは
、その範囲によって待客を分類し、かご到着の状況と合
わせて判断し、必要な案内を決定する。その判断・決定
にはマイクロコンピュータを用いて条件検査、または、
知識処理、ファジィ推論の方法等を用いることが考えら
れる。

案内実行手段は、案内決定手段より出方された案内を文
字・音声・映像等で実行する。それにはＣＲＴや液晶パ
ネル等のデイスプレィ装置やスピーカ装置、ランプ等を
用いて行われる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図から第４図を用いて説
明する。

第１図は各階毎の案内装置１の構成図である。

案内装置の待客検出手段は待客カメラ２と画像処理装置
４で構成される。エレベータの運行を制御する主マイコ
ン９より１１−ｂへ昇りかと到着するというかご情報１
０を受けると、待客カメラ２はエレベータホールの待客
画像３を画像処理装置４へ送る０画像処理装置４はエレ
ベータホールを第２図の下側のように各エレベータ乗降
口１１−　ａ　’＝　ｃから２ｍ以内のような近接領域
１４とその外側の遠方領域１５に分けて待客１２を近接
待客１６と遠方待客１７に区別して検出する。

案内決定手段には案内マイコン６を用い、第３図のフロ
ーチャートによって案内内容を決定する。

案内マイコン６は主マイコン９より昇り方向す号機到着
というかご情報１０をうけて１９からの処理を開始する
。２０から３２がループであり、ａ号機から順に判定す
る。最初に２１でかご情報１ｏより到着号機であるがど
うがを調べ、Ｙｅｓなら待客信号５より２２で近接待客
がいるがどうかを調べる。そこでＮｏなら２６で第４図
（Ｑ）の案内表示を決定する。２２でＹｅｓなら２３で
かご情報１０よりその階のかご呼びがあるがどうか、つ
まり、降り客がいるかどうかを判断し、Ｎｏなら（ａ）
、Ｙｅｓなら（ｂ）の案内表示を決定する。また、２１
でＮｏであれば２７へ進み、逆方向の予約があるかを調
べ、Ｙｅｓなら（ｆ）の案内表示を決定する。２７でＮ
ｏであれば、その号機は到着号機でも予約号機でもない
。もし、その号機前に近接待客がいるなら２８で判定し
、Ｙｅｓで（ｄ）　、Ｎｏで（ｅ）の案内表示を決定す
る。これによりある号機の案内内容が決定し、３２．３
３で全号機が終了するまで繰り返す。決定された案内は
３４で案内出カフとして各号機に設けられた表示装置８
に送信される。案内表示（ａ）〜（ｆ）は第４図に示さ
れる。ここで矢印は到着号機の方向を示すものとする。

本実施例によれば、エレベータ内からの降り客の通行の
障害となりそうな近接待客、乗り遅れる可能性のある遠
方待客などに対して異なった案内が実行できるというサ
ービスの質的向上の効果がある。

また、案内表示は到着情報に限らず、予約変更、待ち時
間等のエレベータに関する案内や一般案内についても実
行できる。

以上は待客の相対位置の検出に画像処理を用いた実施例
であるが、この検出は画像処理に限らず相対位置を検出
できるものであれば赤外線によるものなど何を用いても
よい。

〔発明の効果〕

本発明によれば、多様な待客にきめ細かい案内が可能に
なる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のブロック図、第２図はその
中で待客を相対位置で区別する方法の説明図、第３図は
案内決定のフローチャート、第４図は案内表示の一例を
示す図である。 １・・・案内装置、２・・・待客カメラ、２・・・待客
画像、４・・・画像処理装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、エレベータホールに設置されたエレベータの案内装
   置において、 案内装置が前記エレベータの待客検出手段と、前記待客
   検出手段から得られる情報を基にしてエレベータ待客へ
   の案内内容を決定する案内決定手段と、前記案内決定手
   段の出力に応じて案内を実行する案内実行手段とから構
   成されることを特徴とするエレベータの案内装置。 ２、前記待客検出手段エレベータ乗降口に対する待客の
   相対位置を検出することを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載のエレベータの案内装置。 ３、前記案内決定手段が、前記待客検出手段で検出した
   相対位置の情報によつて案内内容を変えることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載のエレベータの案内装置
   。 ４、前記案内決定手段が、案内する階床へのかごの到着
   状況によつて案内内容を変えることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項記載のエレベータの案内装置。