JP7451808B1 - エレベータの群管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】感染の疑いがある利用者との同乗を避けて運行することができ、乗りかご内で感染することを防ぐことができるエレベータの群管理システムを提供する。【解決手段】一実施形態に係るエレベータの群管理システムは、体温検出手段と、相乗り判定手段と、割当制御手段とを備える。体温検出手段は、乗場行先階登録装置を通じて行先呼びを登録した利用者の体温を検出する。相乗り判定手段は、利用者の体温が一定値以上であった場合に、行先呼びの情報から得られる利用者の乗車区間と、現在登録済みの行先呼びの情報から得られる各利用者の乗車区間とに基づいて、各乗りかごの中で一定値未満の体温を有する利用者と相乗りになる乗りかごを判定する。割当制御手段は、相乗り判定手段によって判定された乗りかごを割当対象から除外して、各乗りかごの中から行先呼びを割り当てる乗りかごを決定する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、エレベータの群管理システムに関する。
近年流行のウィルスなどは、密閉空間での空気感染が感染経路として挙げられており、換気することが一つの感染予防対策となっている。エレベータの乗りかご内には基本的に換気扇が設置されているが、乗りかご内の空気が入れ替わるには、一定の時間を要する。
しかしながら、通常のエレベータでは、利用者が乗りかごから下車したと同時に、他の利用者が乗車する場合があり、常に十分に換気された乗りかごに乗車するとは限らない。ここで、体温が高い利用者(感染の疑いがある利用者)が同じ乗りかごに乗車していると、他の利用者が感染するリスクが高くなる。
特開平07-172722号公報 特許第4910625号公報
そこで、本発明が解決しようとする課題は、感染の疑いがある利用者との同乗を避けて運行することができ、乗りかご内で感染することを防ぐことができるエレベータの群管理システムを提供することにある。
一実施形態に係るエレベータの群管理システムは、乗場に設置された乗場行先階登録装置を備え、この乗場行先階登録装置によって登録された行先呼びに基づいて、複数の乗りかごの中から最適な乗りかごを前記乗場に応答させる。
前記エレベータの群管理システムは、体温検出手段と、相乗り判定手段と、割当制御手段とを備える。前記体温検出手段は、乗場行先階登録装置を通じて行先呼びを登録した利用者の体温を検出する。前記相乗り判定手段は、前記利用者の体温が一定値以上であった場合に、前記行先呼びの情報から得られる前記利用者の乗車区間と、現在登録済みの行先呼びの情報から得られる各利用者の乗車区間とに基づいて、前記各乗りかごの中で前記一定値未満の体温を有する利用者と相乗りになる乗りかごを判定する。前記割当制御手段は、前記相乗り判定手段によって判定された前記乗りかごを割当対象から除外して、前記各乗りかごの中から前記行先呼びを割り当てる乗りかごを決定する。前記割当制御手段は、新たな行先呼びが登録された際に、前記一定値以上の体温を有する利用者が乗車していた乗りかごを含めて割当対象とし、前記一定値以上の体温を有する利用者が乗車していた乗りかごに前記新たな行先呼びを割り当てた場合には、当該乗りかごが前記新たな行先呼びの登録階で一定時間の換気が完了するまでの間、戸閉状態で待機させる。
図1は一実施形態に係るエレベータの群管理システムの構成を示すブロック図である。 図2は同実施形態における乗場行先階登録装置の一例を示す図である。 図3は同実施形態における呼び記憶部に記憶される情報の一例である。 図4は同実施形態における高体温者と通常体温者とが相乗りになる乗りかごを割当対象から除外する処理のフローチャートである。 図5は同実施形態における高体温者が登録した呼びに対して、通常体温者と相乗りになる乗りかごを割当対象から除外する一例を示す図である。 図6は同実施形態における通常体温者が登録した呼びに対して、高体温者と相乗りになる乗りかごを割当対象から除外する一例を示す図である。 図7は同実施形態における高体温者が乗車していた乗りかごを割当対象から除外する処理のフローチャートである。 図8は同実施形態における高体温者が乗車していた乗りかごを割当対象から除外する一例を示す図である。 図9は変化例1として高体温者が乗車していた乗りかごを含めて割当制御する処理のフローチャートである。 図10は変化例1として高体温者が乗車していた乗りかごを含めて割当制御する一例を示す図である。 図11は変化例2として乗場行先階登録装置が高体温者の体温を強調表示する一例を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
なお、開示はあくまで一例にすぎず、以下の実施形態に記載した内容により発明が限定されるものではない。当業者が容易に想到し得る変形は、当然に開示の範囲に含まれる。説明をより明確にするため、図面において、各部分のサイズ、形状等を実際の実施態様に対して変更して模式的に表す場合もある。複数の図面において、対応する要素には同じ参照数字を付して、詳細な説明を省略する場合もある。
図1は一実施形態に係るエレベータの群管理システムの構成を示すブロック図であり、複数台のエレベータが群管理された構成が示されている。なお、ここで言う「エレベータ」とは、基本的には「乗りかご」のことである。図1の例では、A,B,C号機で示される3台のエレベータ(乗りかご)が群管理された構成が示されているが、もっと多くのエレベータが群管理された構成であっても良い。
図中の11a~11cはエレベータ制御装置(かご制御装置とも言う)、12a~12cは乗りかごである。エレベータ制御装置11aは、A号機の乗りかご12aの運転制御を行う。具体的には、エレベータ制御装置11aは、乗りかご12aを昇降動作させるための図示せぬモータ(巻上機)の制御やドアの開閉制御などを行う。B号機のエレベータ制御装置11b、C号機のエレベータ制御装置11cも同様である。これらのエレベータ制御装置11a~11cは、CPU、ROM、RAM等を備えたコンピュータからなる。
乗りかご12a~12cは、モータ(巻上機)の駆動により昇降路内を昇降動作する。乗りかご12a~12cの室内には、換気装置13a~13cが設置されている。換気装置13aは、図示せぬファンの駆動によって、乗りかご12a内の空気を入れ替える機構を備える。換気装置13b,13cについても同様である。
各階の乗場には、行先呼びを登録するための乗場行先階登録装置14が設置される。乗場行先階登録装置14には、検温装置15が設置されている。検温装置15は、乗場行先階登録装置14を通じて行先呼びを登録した利用者の体温を赤外線等により非接触で検出する機能を備える。この検温装置15によって検出された利用者の体温の情報は、当該利用者の行先呼びの情報とともに群管理制御装置20に送信される。行先呼びには、出発階(呼び登録階)と利用者の行先階の情報が含まれる。
群管理制御装置20は、各号機の乗りかごの運転を群管理制御するための装置であり、エレベータ制御装置11a~11cと同様に、CPU、ROM、RAM等を備えたコンピュータによって構成される。本実施形態において、この群管理制御装置20には、呼び記憶部21、相乗り判定部22、割当制御部23、換気判定部24、戸閉待機判定部25が備えられている。なお、これらの処理部は、実際にはソフトウェアあるいはソフトウェアとハードウェアの組み合わせにより実現される。
呼び記憶部21には、各階の乗場行先階登録装置14の操作によって行先呼びを登録した各利用者毎に、それぞれの利用者の行先呼びの情報(出発階と行先階)と、体温の情報と、行先呼びが割り当てられた乗りかご(割当かご)の情報が関連付けられて記憶される。
相乗り判定部22は、行先呼びの情報から得られる利用者の乗車区間と、現在登録済みの行先呼びの情報から得られる各利用者の乗車区間とに基づいて、各乗りかごの中で一定値以上の体温を有する利用者(以下、高体温者と称す)と、一定値未満の体温を有する利用者(以下、通常体温者と称す)とが相乗りになる乗りかごを判定する。前記「一定値」は、例えばウィルス感染の判断指標として定められた37.5度である。なお、相乗りになる乗りかごを判定する詳しい処理については後述する。
割当制御部23は、乗場行先階登録装置14を通じて登録された行先呼びに対して、各号機の運行情報(乗りかごの現在位置、運転方向など)に基づいて、割当対象の各乗りかごの中から最適な乗りかごを割当かごとして決定し、当該割当かごを当該行先呼びの登録階に応答させる。例えば、利用者の行先階を考慮して、同じ行先階を有する利用者を同じ乗りかごに乗車させるような割当制御がなされる。ただし、相乗り判定部22によって高体温者と相乗りになると判定された乗りかごが存在した場合、割当制御部23は、その乗りかごを割当対象から除外して、割当かごを決定する。
換気判定部24は、行先階に到着した乗りかごに対して一定時間の換気が必要か否かを判定する。詳しくは、換気判定部24は、高体温者が乗車していた乗りかごがその高体温者の行先階に到着した場合に、一定時間の換気が必要であると判定する。前記「一定時間」は、乗りかご内のファンの駆動により、かご室内の空気の入れ替えを必要とする時間に合わせて設定され、例えば2分である。なお、この一定時間は、乗りかごの大きさやファンの性能等に応じて任意に設定可能である。
戸閉待機判定部25は、割当制御部23によって決定された割当かごに対して戸閉待機が必要か否か判定する。詳しくは、戸閉待機判定部25は、高体温者が乗車していた乗りかごが割当かごとして決定された場合に、一定時間の換気が完了するまでの間、戸開せずに戸閉状態で待機が必要であると判定する。割当制御部23は、換気判定部24の判定結果を受けて換気制御を行う機能と、戸閉待機判定部25の判定結果を受けて戸開閉制御を行う機能とを備えている。
図2は、乗場行先階登録装置14の構成を示す図である。
乗場行先階登録装置14は、利用者の行先階を入力するための操作部14aと、操作部14aによって入力された行先階を有する行先呼びが割り当てられた乗りかご(割当かご)を表示するための表示部14bとを有する。また、本実施形態では、乗場行先階登録装置14に検温装置15が操作部14aと表示部14bの設置面に設置されている。この検温装置15によって検出された利用者の体温の情報は、表示部14bに表示される。
なお、行先階の入力方法としては、テンキーの操作によるものが一般的であるが、例えばICカードなどを用いた方法であっても良い。また、乗場行先階登録装置14は、乗場から離れた場所に設置されていても良い。
図2の例では、36.5度の体温を有する利用者が5Fを行先階として入力し、A号機の乗りかご12aが割り当てられたことが表示されている。利用者は、この表示に従ってA号機の乗場で待機することになる。
図3は、呼び記憶部21に記憶された情報の一例を示す図である。
乗場行先階登録装置14を通じて登録された行先呼びの情報は、当該行先呼びを登録した利用者の体温の情報とともに呼び記憶部21に記憶される。また、行先呼びに対する割当かごが決定されたときに、その割当かご情報が当該行先呼びと関連付けられて記憶される。
図中のP1~P6は利用者を示す。図3の例では、利用者:P1,体温:36.6℃,登録階:1F,行先階:5F,割当かご:C号機が呼び記憶部21に記憶されている。これは、36.6℃の体温を有する利用者P1が、1Fの乗場行先階登録装置14を操作して5Fを行先階として登録し、そのときにC号機が割り当てられたことを意味している。P2~P6についても同様である。
次に、本システムの動作について説明する。
図4は本システムの動作を示すフローチャートである。このフローチャートで示される処理は、主としてコンピュータである群管理制御装置20によって実行される。
任意の階の乗場において、利用者による乗場行先階登録装置14の操作で新規行先呼びが登録されたとする(ステップS11のYes)。この時、乗場行先階登録装置14に設置された検温装置15によって、登録者である利用者の体温が検出される。利用者の体温の情報は、新規行先呼びの情報とともに乗場行先階登録装置14から群管理制御装置20に送信される。
群管理制御装置20において、相乗り判定部22は、新規行先呼びを登録した利用者が高体温者であるか否かを判定する(ステップS12)。詳しくは、相乗り判定部22は、乗場行先階登録装置14から送られてきた利用者の体温が一定値以上である場合には高体温者であると判定する。
新規行先呼びを登録した利用者が高体温者であると判定された場合(ステップS12のYes)、相乗り判定部22は、当該高体温者が登録した行先呼びから得られる乗車区間と、呼び記憶部21に記憶された登録済みの行先呼び(未応答の行先呼び)から得られる通常体温者の乗車区間とを比較する(ステップS13)。詳しくは、相乗り判定部22は、呼び記憶部21の中から、体温が一定値以下の利用者の行先呼びを通常体温者が登録した行先呼びとして抽出し、その行先呼びに含まれる登録階と行先階から乗車区間を検出する。例えば、登録階が1F、行先階が5Fの場合、乗車区間は1Fから5Fである。なお、呼び記憶部21に通常体温者の行先呼びが多数記憶されていれば、これらの行先呼びを順次抽出して、それぞれに乗車区間を抽出し、前記同様に登録者である高体温者の乗車区間と比較する。
相乗り判定部22は、新規行先呼びを登録した高体温者の乗車区間と、通常体温者の乗車区間が重なるか否かを判定する(ステップS14)。乗車区間が重なるとは、2つの乗車区間の少なくとも一部が重なることを言う。例えば、利用者Paの乗車区間:1Fから5F、利用者Pbの乗車区間:3Fから4Fとすると、利用者Paの乗車区間と利用者Pbの乗車区間は、3Fから4Fで重なる。また、利用者Pcの乗車区間:1Fから4F、利用者Pdの乗車区間:4Fから5Fとすると、利用者Pcの乗車区間は、利用者Pdの乗車区間とは重ならない。
高体温者の乗車区間が通常体温者の乗車区間と重なると判定された場合(ステップS14のYes)、割当制御部23は、当該通常体温者が乗車している乗りかごを割当対象から除外する(ステップS15)。これは、高体温者の乗車区間が通常体温者の乗車区間と重なる場合には、その通常体温者が乗車している乗りかごに新規行先呼びを割り当てると、高体温者と通常体温者が相乗りになってしまうためである。ステップS15の後、割当制御部23は、割当対象の乗りかごの中から高体温者が登録した行先呼びを割り当てる乗りかごを決定する(ステップS16)。
また、高体温者の乗車区間が通常体温者の乗車区間と重ならない、つまり、通常体温者と相乗りになる乗りかごが無いと判定された場合(ステップS14のNo)、割当制御部23は、割当対象である全ての乗りかごの中から高体温者が登録した行先呼びを割り当てる乗りかごを決定する(ステップS16)。
一方、新規行先呼びを登録した利用者が高体温者でない、つまり、通常体温者であると判定された場合(ステップS12のNo)、相乗り判定部22は、当該通常体温者が登録した行先呼びから得られる乗車区間と、呼び記憶部21に記憶された登録済みの行先呼びから得られる高体温者の乗車区間とを比較する(ステップS17)。この場合も、呼び記憶部21に高体温者の行先呼びが多数記憶されていれば、これらの行先呼びを順次抽出して、それぞれに乗車区間を検出し、前記同様に登録者である通常体温者の乗車区間と比較する。
相乗り判定部22は、新規行先呼びを登録した通常体温者の乗車区間と、高体温者の乗車区間が重なるか否かを判定する(ステップS18)。通常体温者の乗車区間が高体温者の乗車区間と重なると判定された場合(ステップS18のYes)、割当制御部23は、当該高体温者が乗車している乗りかごを割当対象から除外する(ステップS19)。ステップS19の後、割当制御部23は、割当対象の乗りかごの中から、通常体温者が登録した行先呼びに割り当てる乗りかごを決定する(ステップS16)。
また、通常体温者の乗車区間が高体温者の乗車区間と重ならない、つまり、高体温者と相乗りになる乗りかごが無いと判定された場合(ステップS18のNo)、割当制御部23は、割当対象である全ての乗りかごの中から、通常体温者が登録した行先呼びに割り当てる乗りかごを決定する(ステップS16)。
図5に高体温者が登録した行先呼びを、通常体温者と相乗りになる乗りかごを割り当てない場合の具体例を示す。
A号機の乗りかご12aは、行先階が2Fである通常体温者を乗せて運転中であり、4F付近にいるものとする。B号機の乗りかご12bは、行先階が4Fである通常体温者を乗せて運転中であり、1F付近にいるものとする。C号機の乗りかご12cは、無方向待機状態であり、5Fにいるものとする。
いま、37.8度の体温を有する高体温者が、2Fの乗場行先階登録装置14を操作し、4Fを行先階として新規行先呼びを登録したとする。新規行先呼びの登録者が高体温者であるため、当該高体温者の乗車区間(2Fから4F)と、登録済みの行先呼びから得られる各通常体温者の乗車区間とが比較される。
登録済みの行先呼びから得られる通常体温者の乗車区間は、A号機の乗りかご12aに乗車した通常体温者の4Fから2Fと、B号機の乗りかご12bに乗車した通常体温者の1Fから4Fである。B号機の乗りかご12bに乗車した通常体温者の乗車区間は、行先呼び登録者である高体温者の乗車区間と2Fから4Fで重なる。したがって、B号機の乗りかご12bは、割当対象から除外される。割当制御部23は、B号機の乗りかご12bを除いた割当対象の乗りかごの中から割当かごを決定する。この例では、A号機の乗りかご12aがC号機の乗りかご12cよりも早く2Fの行先呼びに応答できるので、A号機の乗りかご12aが割当かごとして決定される。乗場行先階登録装置14の表示部14bには、割当かごとしてA号機の情報と登録者である高体温者の体温の情報が表示される。
図6は、通常体温者が登録した行先呼びに、高体温者と相乗りになる乗りかごを割り当てない場合の具体例を示す。
A号機の乗りかご12aは、無方向待機状態であり、2Fにいるものとする。B号機の乗りかご12bは、38.1度の高体温者乗せて、行先階2Fに向けて運転中であり、5F付近にいるものとする。C号機の乗りかご12cは、行先階が2Fである通常体温者を乗せて運転中であり、5F付近にいるものとする。
いま、36.3度の体温を有する通常体温者が、4Fの乗場行先階登録装置14を操作し、2Fを行先階として新規行先呼びを登録したとする。新規行先呼びの登録者が通常体温者であるため、当該通常体温者の乗車区間(4Fから2F)と、登録済みの行先呼びから得られる各高体温者の乗車区間とが比較される。
登録済みの行先呼びから得られる高体温者の乗車区間は5Fから2Fであり、これは行先呼び登録者である通常体温者の乗車区間と4Fから2Fで重なる。したがって、高体温者が乗車したB号機の乗りかご12bは、割当対象から除外される。割当制御部23は、B号機の乗りかご12bを除いた割当対象の乗りかごの中から割当かごを決定する。この例では、C号機の乗りかご12cがA号機の乗りかご12aよりも早く4Fの行先呼びに応答できるので、C号機の乗りかご12cが割当かごとして決定される。乗場行先階登録装置14の表示部14bには、割当かごとしてC号機の情報と登録者である通常体温者の体温の情報が表示される。
このように本実施形態によれば、各利用者の行先呼びから得られる乗車区間に基づいて、通常体温者と高体温者が相乗りになる乗りかごを割当対象から除外することにより、通常体温者と高体温者との同乗を避けて運行することができる。これにより、体温的に感染の疑いがある利用者がいても、その利用者との同乗によって感染することを防ぐことができる。
なお、高体温者(感染の疑いがある利用者)が乗車していた乗りかごが十分に換気されていない状態で、通常体温者が乗り込んでしまうと、通常体温者が感染するリスクが高くなる。したがって、高体温者が乗車していた乗りかごを換気対象かごとして、高体温者が降車したときに、戸閉状態でファンを駆動し、一定時間の換気が完了するまでの間、割当対象から除外しておくことが好ましい。
図7に高体温者が乗車した乗りかごを割当対象から除外する処理動作を示す。
利用者の乗車した乗りかごが、行先階に到着したとする(ステップS21のYes)。換気判定部24は、乗りかごに乗車していた利用者が高体温者か否かを判定する(ステップS22)。詳しくは、換気判定部24は、その乗りかごの情報に関連付けられた利用者の体温の情報を呼び記憶部21から読み出し、一定値以上であるか否かを判定する。
乗りかごに乗車していた利用者が高体温者であった場合(ステップS22のYes)、割当制御部23は、高体温者が降車後、当該乗りかごを戸閉した状態でファンを駆動して一定時間の換気を行い、その間は当該乗りかごに対する行先呼びの割当を制限する(ステップS23)。割当を制限された乗りかごは、一定時間の換気が完了するまでの間、割当対象から除外される。一方、乗車していた利用者が高体温者でない場合(ステップS22のNo)、乗りかごは割当を制限されることなく、引き続き割当対象となる。
図8は、高体温者の乗車した乗りかごを、一定時間の換気が完了するまで割当対象から除外する場合の具体例を示す。
いま、B号機の乗りかご12bに乗車していた37.6度の体温を有する高体温者が、行先階の2Fで降車したとする。このとき、B号機の乗りかご12bは、高体温者が乗車していたため、一定時間(例えば2分)の換気が完了するまでの間、割当対象から除外される。
ここで、例えば35.9度の体温を有する通常体温者が、1Fの乗場行先階登録装置14を操作し、5Fを行先階として新規行先呼びを登録したとする。A号機の乗りかご12aは、無方向待機状態であり、5Fにいるものとする。C号機の乗りかご12cは、行先階が5Fである通常体温者を乗せて運転中であり、3F付近にいるものとする。
このような場合、割当制御部23は、B号機の乗りかご12bを除いた割当対象の中から、割当かごを決定する。この例では、A号機の乗りかご12aがC号機の乗りかご12cよりも早く1Fの行先呼びに応答できるので、A号機の乗りかご12aが割当かごとして決定される。1Fの乗場行先階登録装置14の表示部14bには、割当かごとしてA号機の情報と登録者である通常体温者の体温の情報が表示される。
このように、高温体温者が乗車していた乗りかごに対して割当を制限し、換気完了後に割当対象とすることで、通常利用者は、十分に換気された乗りかごに乗車することができるので、乗りかご内で感染するリスクを低減することができる。
なお、上述した実施形態では、乗場行先階登録装置14に検温装置15が組み込まれている場合を想定して説明したが、単体の検温装置15を乗場行先階登録装置14に外付けで接続しておくことでもよい。この場合、検温装置15側で行先呼びを登録した利用者の体温を表示し、その体温の情報は、群管理制御装置20に直接送信してもよいし、乗場行先階登録装置14を介して群管理制御装置20に送信することでもよい。また、検温装置15に体温の情報に基づいて高体温者か通常体温者かを判断する機能を持たせ、群管理制御装置20には、その判断結果(高体温者/通常体温者を示す情報)だけを送信する構成であってもよい。
また、群管理制御装置20の機能の一部を、乗場行先階登録装置14が有していてもよい。
(変化例)
(1)高体温者が乗車していた乗りかごを含めた割当制御
上述した実施形態では、高体温者が乗車した乗りかごは、高体温者の降車後に一定時間(例えば2分間)の換気が完了するまでの間、割当対象から除外されていたが、この換気の時間を含めても、他の乗りかごよりも早く応答できる場合がある。ただし、感染リスクを考慮して、当該乗りかごが行先呼びの登録階に到着したときに、一定時間の換気が完了するまでの間は、戸開させずに、戸閉待機させておくことが望ましい。
図9は変化例1として、高体温者が乗車した乗りかごが割当かごに決定された場合の処理を示すフローチャートである。
いま、高体温者が自分の行先階で乗りかごから降車した場合を想定する。
任意の階の乗場において、利用者による乗場行先階登録装置14の操作で新規行先呼びが登録されたとする(ステップS31のYes)。割当制御部23は、高体温者が乗車していた乗りかごを割当対象に含め、所定の割当評価式に従って、割当対象の中から割当かごを決定する(ステップS32)。なお、高体温者が乗車していた乗りかごか否かは、呼び記憶部21に記憶された各号機毎の利用者の体温情報から判断できる。高体温者が乗車していた乗りかごに対しては、現時点から一定時間の換気が完了するまでの残余時間と行先呼びの応答時間とを考慮して割当評価する。
割当制御部23は、割当かごとして決定された乗りかごを行先呼びの登録階に応答させる(ステップS33)。ここで、乗りかご(割当かご)が行先呼びの登録階に到着すると、割当制御部23は、当該行先呼びを割り当てる前にその乗りかごに高体温者が乗車していた否かを判定する(ステップS34)。
高体温者が乗車していた乗りかごの場合には(ステップS34のYes)、割当制御部23は、その乗りかごの換気が完了するまでの間は、登録階で戸開せずに戸閉状態で待機させる(ステップS35)。一定時間の換気が完了するまで戸閉待機させておくことにより、利用者を十分に換気された乗りかごに乗車させることができ、乗りかご内で感染するリスクを低減することができる。一方、高体温者が乗車していた乗りかごでなかった場合には(ステップS34のNo)、割当制御部23は、通常通り、その乗りかごの到着と同時に戸開して、乗場で待っていた利用者を乗車させる。
図10は高体温者が乗車していた乗りかごを割当かごとして行先呼びの登録階に応答させる場合の一例を示す。
A号機の乗りかご12aは、行先階が11Fである通常体温者を乗せて運転中であり、5F付近にいるものとする。B号機の乗りかご12bは、37.6度の体温を有する高体温者が2Fで降車した後、換気中であるとする。C号機の乗りかご12cは、行先階が12Fである通常体温者を乗せて運転中であり、4F付近にいるものとする。
いま、35.9度の体温を有する通常体温者が、1Fの乗場行先階登録装置14を操作し、5Fを行先階として新規行先呼びを登録したとする。割当制御部23は、B号機の乗りかご12bを割当対象に含め、その割当対象の中から割当かごを決定する。この例では、B号機の乗りかご12bがA号機の乗りかご12aおよびC号機の乗りかご12cよりも早く1Fの行先呼びに応答できるので、B号機の乗りかごが割当かごとして決定されている。1Fの乗場行先階登録装置14の表示部14bには、割当かごとしてB号機の情報と登録者の体温の情報が表示される。
割当制御部23は、割当かごを行先呼びの登録階である1Fに応答させる。割当かごであるB号機の乗りかご12bは、高体温者が乗車していたため、行先呼びの登録階に到着したとき、一定時間の換気が完了するまで戸閉待機させておく。
ここで、B号機の乗りかご12bが2Fから1Fに移動している間にファンを駆動して換気を行えば、1Fに到着したときに、その移動中の換気時間を除いた残りの時間分の換気が完了するまでの間、戸閉状態が維持される。例えば、一定時間の換気を2分としたとき、B号機の乗りかご12bが2Fから1Fへの移動中に30秒の換気を済ませていたら、1Fに到着したときに、残り1分30秒の換気完了まで戸閉している。また、例えばB号機の乗りかご12bが2Fで待機中に1分だけ換気を済ませている場合には、2Fから1Fまでの移動時間の30秒を含め、1Fに到着したときに、残り30秒の換気完了まで戸閉している。つまり、B号機の乗りかご12bを割当かごとして、1Fで登録された行先呼びに応答させたとしても、計2分の換気によってクリーンな状態になるまでには、戸閉状態が維持されることになる。
なお、乗場に設置された到着通知用のランタンは、B号機の乗りかご12bの到着直前ではなく、計2分の換気が完了した時点で点灯させるものとする。これは、B号機の乗りかご12bの到着直前にランタンを点灯してしまうと、乗場ですぐに戸開しないことに、乗場で待つ利用者(行先呼びの登録者)が不審に思うからである。
このように、新たな行先呼びが登録された際に、高体温者が乗車した乗りかごを含めて割当処理を行えば、高体温者の降車階で一定時間の換気完了を待たずに、その乗りかごを早めに行先呼びに応答させることができるので、運転効率の低下を抑制することができる。
なお、1Fで高体温者が行先呼びを登録した場合に、高体温者が乗車していたB号機の乗りかご12bが割当かごとして1Fに到着したときに、一定時間の換気完了を待たずして戸開することであってもよい。
(2)高体温者の体温を強調表示
高体温者が行先呼びを登録した場合、検温装置15で検出された体温を強調表示するようにしてもよい。図11の例では、37.8度の体温を有する利用者が4Fを行先階として入力し、A号機の乗りかご12aが割り当てられたことが表示されている。登録者が高体温者であるため、体温が強調表示されている。
強調表示の方法としては、例えば、通常体温者の体温の表示サイズよりも大きくするか、通常体温者の体温とは別の色(例えば赤色)で表示するか、高体温者の体温には下線等や印を付加するなどの方法がある。これらの方法のいずれか少なくとも1つの方法により、高体温者の体温を強調表示することで、高体温者に対して体温が高いことを認識させ、感染への意識を高めることができる。
以上述べた少なくとも1つの実施形態によれば、感染の疑いがある利用者との同乗を避けてすることができ、乗りかご内で感染することを防ぐことができるエレベータの群管理システムを提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
11a~11c…エレベータ制御装置、12a~12c…乗りかご、13a~13c…換気装置、14…乗場行先階登録装置、14a…操作部、14b…表示部、15…検温装置、20…群管理制御装置、21…呼び記憶部、22…相乗り判定部、23…割当制御部、24…換気判定部、25…戸閉待機判定部。

Claims (4)

  1. 乗場に設置された乗場行先階登録装置を備え、この乗場行先階登録装置によって登録された行先呼びに基づいて、複数の乗りかごの中から最適な乗りかごを前記乗場に応答させるエレベータの群管理システムにおいて、
    前記乗場行先階登録装置を通じて行先呼びを登録した利用者の体温を検出する体温検出手段と、
    前記利用者の体温が一定値以上であった場合に、前記行先呼びの情報から得られる前記利用者の乗車区間と、現在登録済みの行先呼びの情報から得られる各利用者の乗車区間とに基づいて、前記各乗りかごの中で前記一定値未満の体温を有する利用者と相乗りになる乗りかごを判定する相乗り判定手段と、
    前記相乗り判定手段によって判定された前記乗りかごを割当対象から除外して、前記各乗りかごの中から前記行先呼びを割り当てる乗りかごを決定する割当制御手段と
    を具備し
    前記割当制御手段は、
    新たな行先呼びが登録された際に、前記一定値以上の体温を有する利用者が乗車していた乗りかごを含めて割当対象とし、
    前記一定値以上の体温を有する利用者が乗車していた乗りかごに前記新たな行先呼びを割り当てた場合には、当該乗りかごが前記新たな行先呼びの登録階で一定時間の換気が完了するまでの間、戸閉状態で待機させることを特徴とするエレベータの群管理システム。
  2. 前記相乗り判定手段は、
    前記利用者の体温が前記一定値未満であった場合には、前記行先呼びの情報から得られる前記利用者の乗車区間と、現在登録済みの行先呼びの情報から得られる各利用者の乗車区間とに基づいて、前記各乗りかごの中で前記一定値以上の体温を有する利用者と相乗りになる乗りかごを判定することを特徴とする請求項1記載のエレベータの群管理システム。
  3. 前記乗場行先階登録装置に設けられ、前記体温検出手段によって検出された前記利用者の体温を割当かごの情報と共に表示する表示手段を具備したことを特徴とする請求項1記載のエレベータの群管理システム。
  4. 前記表示手段は、前記利用者の体温が前記一定値以上であった場合に、前記利用者の体温を強調表示することを特徴とする請求項3記載のエレベータの群管理システム。
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