JPH01219875A - 熱定着ローラの製造方法 - Google Patents

熱定着ローラの製造方法

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JPH01219875A
JPH01219875A JP4608388A JP4608388A JPH01219875A JP H01219875 A JPH01219875 A JP H01219875A JP 4608388 A JP4608388 A JP 4608388A JP 4608388 A JP4608388 A JP 4608388A JP H01219875 A JPH01219875 A JP H01219875A
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roller
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fluororesin
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coating
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Shuji Kon
修二 今
Yuji Suzuki
祐司 鈴木
Toshimitsu Iwata
岩田 俊光
Junichi Fukahori
深堀 純一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、電子複写機等の熱定着部に使用される熱定着
ローラの製造方法に関する。
(従来の技術) 従来から、電子複写機等の熱定着部に使用される熱定着
ローラとして、アルミ等からなる金属芯軸上にブライマ
ーを介してシリコーンゴムやフッ素コム等のゴム材料を
被覆し、このゴム層上にトナーとの離型性に優れたPT
FE (ポリテトラフルオロエチレン樹脂)やPFA(
パーフルオロアルコキシ樹脂)等のフッ素樹脂層を設け
たものが知られている。
そしてこのようなローラのフッ素樹脂層の形成は、従来
、上述のPTFE等のフッ素樹脂のディスバージョン塗
布や粉体塗装等によりフッ素樹脂被膜を形成した後、全
体を加熱炉内に収容し380〜400℃程度の温度で数
十分間加熱してフッ素樹脂被膜を焼成する方法が一般に
用いられていた。
しかしながらこのような方法では、焼成中に基層である
ゴム層が長時間高温にさらされる結果、熱劣化を受ける
という問題があった。
この問題に対処して近時、500℃以上の高温で短時間
焼成する、あるいは加熱炉内にさらに赤外線ヒータや高
周波誘導加熱装置等の補助加熱手段を配設してローラ表
面の加熱を促進し、焼成時間の短縮を図る等の方法が提
案されてきている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながらこのような方法においては、加熱温度が高
くかつ時間が短いだけにローラ表面の加熱が不均一であ
ると、被膜の焼成に部分的な過不足を生じやすく、焼成
過剰部分ではゴム層の熱劣化を、逆に不十分な部分では
機械的強度の低下を招くおそれがある。しかも従来知ら
れる加熱手段では、ローラ表面を適正温度でかつ均一に
加熱することが無しく、たとえば加熱炉内部の温度封缶
を均一にすることは事実上はとんど不可能であった。
そこで本発明はこのような従来の問題に対処してなされ
たもので、フッ素樹脂被膜の焼成が適正かつ均一に行わ
れ、その結果ゴム層の熱劣化やフッ素樹脂層の焼成不十
分による機械的強度の低下のない高品質、高性能の熱定
着ローラを容易に製造することができる方法を提供する
ことを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の熱定着ローラの製造方法は、ローラ芯軸上にゴ
ム層を形成し、このゴム層上にフッ素樹脂を被覆した後
、このローラ芯軸を加熱雰囲気中に保持して前記フッ素
樹脂被膜を焼成させるにあたり、ローラ芯軸内部に、フ
ッ素樹脂被膜近傍の温度をほぼ均一に保持するように予
め長さ方向に熱容量が変化するように加熱された加熱棒
を挿入して焼成を行うことを特徴としている。
本発明のゴム層の形成に使用するゴム材料としては、耐
熱性に優れかつ適度な弾性を有するシリコーンゴムやフ
ッ素ゴムが適している。
また本発明に使用するフッ素樹脂としては、PTFES
PFA、FEP (テトラフルオロエチレン・ヘキサフ
ルオロプロピレン共重合体)等があげられる。このよう
なフッ素樹脂の被覆には、フッ素樹脂のディスバージョ
ンを塗布する方法、フッ素樹脂の粉体を静電塗装する方
法等、公知の方法を用いることができる。
さらに本発明において、フッ素樹脂被膜を焼成する際に
使用される加熱棒は、上記したように加熱雰囲気中に保
持されたローラの表面近傍、すなわちフッ素樹脂被膜近
傍の温度をほぼ均一に保持するように長さ方向に熱容量
を変化させたものであり、通常の円筒状の加熱棒の外径
を変化させることにより得られる。以下その具体例を図
面を用いて説明する。
第1図は、本発明における焼成過程を概略的に示す図で
、所定温度に設定された焼成恒温槽1内に、表面にフッ
素樹脂被膜2が形成されたローラが収容されており、か
つその芯軸3内部には加熱棒4が内挿されて、ローラ内
外から加熱されて、フッソ樹脂被膜2の焼成が行われる
。しかしてここで使用されている焼成恒温槽1は、奥側
(図面左側)の温度雰囲気が他よりやや高温になる傾向
にあり、したがって加熱棒4は、この不均一性を補うべ
く、焼成恒温槽1の奥側端部から加熱棒全長の175程
度が他の外径の9/lO程度の小径に形成されたものが
使用されている。すなわちこのような加熱棒4は、小径
部4aの熱容量が大径部4bの熱容量より小さいので、
結果としてローラ表面から与えられる熱量とローラ内側
から与えられる熱量の和かローラ全体にわたってほぼ均
等になることになり、フッソ樹脂被膜2の焼成は全体に
ほぼ均一に行われる。
なお第2図ないし第6図は加熱棒の形状例を示したもの
であるが、いずれも上述の例に準じて説明しうるちので
あり、たとえば第2図に示したものは、ローラ両端部近
傍の温度が中央部分よりやや高い加熱雰囲気の場合に適
した例である。
(作用) 本発明においては、ローラ表面から与えられる熱量とロ
ーラ内側から与えられる熱量の和かローラ全体にわたっ
てほぼ均等になるので、フッ素樹脂被膜を適正かつ均一
に焼成することができる。
したがってたとえば高温で短時間という焼成条件を適用
した場合にも、焼成の部分的な過不足を生ずることがな
くなり、ゴム層の熱劣化やフッ素樹脂層の機械的強度の
低下等の問題が解消される。
(実施例) 以下本発明の詳細な説明する。
外径50■、シリコーンゴム被覆長328Iliのシリ
コーンゴムローラ上に、PTFEディスバージョン(商
品名 AD−1、旭硝子社製)を常法により塗布した。
次いで、このローラを、第1図に示したように、600
℃にセットした焼成恒温槽1内に収容するとともにロー
ラ芯軸3内に予め同じ600℃に加熱しておいた加熱棒
4を挿着してそのまま所定時間保持し、PTFE塗膜2
を焼成した。なお加熱棒4はその一端側の小径部4aの
長さが全長の約115で外径が2211I11、残る大
径部4bの外径が25自信である。
このようにして得られた熱定着ローラは、焼成むらもな
く機械的強度の大きなPTFE層が形成されており、ま
たシリコーンゴム層の熱劣化もみられず高い品質を有し
ていた。
なお焼成後、ローラの表面温度をサーモトレーサー(日
本電気三栄社製)を用いて測定したところ、温度差は5
〜6℃と小さくPTFE塗膜2がほぼ均一な温度で焼成
されたことが確認された。
これに対し、比較のために、外径変化のない通常の加熱
棒4を用いて、上記実施例と同様にして得られた熱定着
ローラについて、焼成後間様に表面温度の測定を行った
ところ、20℃以上の温度差があった。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、フッ素樹脂被膜の
焼成にあたり、はぼ均一に加熱することができるので、
焼成ムラがなくなり、焼成過剰によるゴム層の熱劣化や
焼成不足によるフッ素樹脂層の機械的強度低下などが防
止され、優れた特性を有する熱定着ローラを容易にかつ
安定して製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかるフッ素樹脂被膜焼成
工程を概略的に示す図、第2図ないし第6図は本発明の
加熱棒の形状例を示す側面図である。 1・・・・・・・・・焼成恒温槽 2・・・・・・・・・フッ素樹脂被膜 3・・・・・・・・・ローラ芯軸 4・・・・・・・・・加熱棒 4a・・・・・・小径部 4b・・・・・・大径部 出願人      昭和電線電纜株式会社代理人 弁理
士  須 山 佐 − (ほか1名) 第1図 第3図 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ローラ芯軸上にゴム層を形成し、このゴム層上に
    フッ素樹脂を被覆した後、このローラ芯軸を加熱雰囲気
    中に保持して前記フッ素樹脂被膜を焼成させるにあたり
    、ローラ芯軸内部に、フッ素樹脂被膜近傍の温度をほぼ
    均一に保持するように予め長さ方向に熱容量が変化する
    ように加熱された加熱棒を挿入して焼成を行うことを特
    徴とする熱定着ローラの製造方法。
JP4608388A 1988-02-29 1988-02-29 熱定着ローラの製造方法 Expired - Lifetime JP2651590B2 (ja)

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