JPH01215759A - 炭化珪素−炭素複合材シートの製造法 - Google Patents

炭化珪素−炭素複合材シートの製造法

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JPH01215759A
JPH01215759A JP63038740A JP3874088A JPH01215759A JP H01215759 A JPH01215759 A JP H01215759A JP 63038740 A JP63038740 A JP 63038740A JP 3874088 A JP3874088 A JP 3874088A JP H01215759 A JPH01215759 A JP H01215759A
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copolymer
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JP63038740A
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Keizo Shimada
島田 恵造
Toru Sawaki
透 佐脇
Setsu Watanabe
渡辺 節
Shiro Yamamoto
山本 至郎
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Teijin Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/515Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics
    • C04B35/56Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on carbides or oxycarbides
    • C04B35/565Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on carbides or oxycarbides based on silicon carbide
    • C04B35/571Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on carbides or oxycarbides based on silicon carbide obtained from Si-containing polymer precursors or organosilicon monomers

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、炭化珪素と炭素とを主成分とする複合材シー
トを製造する方法に関するものである。
[従来技術] 顆粒状又は超微粉末状の炭化珪素を用いて成形品を製造
することは従来公知であり、例えば炭化珪素の顆粒又は
超微粉末を水分又は有機結合材と共に混練して所定の形
状に成形し、焼結することによってシートとすることが
知られており、かかるシートは通電によ・り発熱するこ
とも知られている。
しかしながら、炭化珪素のみでは電気特性に問題があり
、短時間に高温発熱が困難であり、大型成形体の場合は
、抵抗値の高いものでもよいが、小型化することはむず
かしい。
このため、かかる炭化珪素シートの発熱体への応用はそ
の用途が制限されてくる。
[発明の目的] 本発明の主たる目的は、従来の炭化珪素シートにみられ
る上述の問題を解消し、電気特性及び耐酸化性のすぐれ
た炭化珪素−炭素系複合材シートを製造する方法を提供
することにある。
[発明の構成] 本発明者らは、上述の目的を達成すべく鋭意研究の結果
、炭化珪素に少量の炭素を含有させた複合材シートとす
ることによって、電気特性が大幅に改善された発熱体シ
ートが得られること、そして、かかる複合材を製造する
には炭化珪素の前駆体としてポリカルボシラスチレン共
重合体を用いることにより、均質な発熱体として好適な
上記複合材シートを製造し得ること、を見い出し、本光
  明に到達したものである。
ずなわら、本発明は、主としてポリカルボシラスチレン
共重合体からなる第一成分と炭素又はその前駆体の顆粒
状物又は粉末状物からなる第二成分とを特定割合で配合
した混合物を用いてシート状の複合成形体をつくり、該
複合成形体を焼成して、電気特性および耐酸化性のすぐ
れた炭化珪素−炭素複合材シートを製造する方法である
本発明方法において第一成分となるポリカルボシラスチ
レン共重合体(略称PC3S)は、それ自体新規な高分
子有機珪素化合物であって、その製法や性質については
特開昭62−275131号に詳しく記載されている。
このポリカルボシラスチレン共重合体は、ポリシラスチ
レン類を原料とし、これを熱処理又は/及び紫外線処理
することによって製造される。
原料として使用されるポリシラスチレンの組成は、次式
: で示される高分子有機珪素化合物であって、例えば、ジ
クロロジメチルシランとジクロロメチルフェニルシラン
とをトルエン、キシレンの如き不活性溶媒中でナトリウ
ム金属触媒を用い、その融点以上で反応させることによ
り容易に合成することができる。
このポリシラスチレン類に、熱処理を施すが又は紫外線
照射処理を施すことにより、本発明方法で使用するポリ
カルボシラスチレン共重合体(PC3S)が形成される
ポリシラスチレン類の熱処理は、300〜500℃、好
ましくは350〜450℃の温度で行われる。熱処理時
間は熱処理温度に応じて約5分〜10時間の範囲内で適
宜選択される。
例えば、300℃の温度で熱処理する場合は、5〜10
時間必要とするが、500℃の温度では約3〜10分、
450°Cでは10〜100分程度で十分である。
また、紫外線照射による処理においては、例えば出力5
〜50W/cmの紫外線ランプを用いて20〜200℃
の温度で照射するのが好ましい。照射時間は、出力5W
/cmのランプを用いる場合は5〜10時間、100〜
500 W/cmのランプを用いる場合は数秒〜数十分
間照射処理するのが好ましい。
上述の如くポリシラスチレン類を熱処理又は紫外線照射
処理すると、低沸物として一部ベンゼンが生成し、同時
にメチル基の転移によるカルボシラン(−3i−CHz
−)結合が生成されると共に、一部架橋化により高分子
量化され、軟化点が上昇し、成形温度も上昇する。
かくして得られるポリカルボシラスチレン共重合体は、
これらカルボシラン(−3i−CH2−)結した結合を
有する有機珪素ポリマーである。上記ポリカルボシラス
チレン共重合体の組成は赤外吸収スペクトル分析により
確認することができる。
すなわち、このポリカルボシラスチレン共重合体は、同
一分子中にカルボシラン結合とシラスチレン結合とを共
有する共重合体である。このことは、赤外吸収スペクト
ル分析においてカルボシラン結合に基づく吸収と、シラ
スチレン結合に基づく吸収とが夫々存在することが確認
されたことによっても明らかでおる。
本発明方法において、ポリカルボシラスチレン共重合体
(PC3S)は、軟化点50〜400℃の範囲のものが
用いられ、好ましくは80〜300℃のものが用いられ
る。軟化点が50℃以下のものは、炭素の顆粒又は粉末
と混合して成形するときの成形性は良好であるが、不融
化又は及び焼成工程(温度100〜450℃)でも変形
しやすく、また揮発性物を多く含むために収率が悪く、
焼成後に多孔質になりやすく、緻密な高品質の製品が得
られない。
一方、軟化点が400℃より高いものは、成形性や焼結
性に問題があり好ましくない。
この共重合体は、平均分子11000〜50000 、
カルボシラン結合とシラスチレン結合との共重合モル比
が773〜3/7の範囲内のものが好適である。
一方、第二成分となる顆粒状又は粉末状の炭素は、市販
のものを使用できる。なかでも平均粒径100μm以下
、好ましくは0.1〜10μmのものが好ましい。
また、炭素の前駆体としては、ピッチ、フェノール樹脂
が好ましく用いられ、これらも顆粒状又は粉末状として
用いられる。
本発明方法では、第一成分であるポリカルボシラスチレ
ン共重合体(PC8S)と第二成分である炭素又はその
前駆体の顆粒又は粉末とからシート状の複合成形体を形
成するが、そのための具体的手段としては例えば、次の
ような方法があげられる。
(a)第一成分と第二成分の夫々の粉粒体を乾燥又は湿
潤状態で混合して金型に入れ、圧縮してシートを形成す
・る方法。
(b)第一成分の融液又は溶液を第二成分の粉粒体と混
合して金型に入れ、圧縮してシートを形成する方法。
(C)第二成分が前駆体の場合、第一成分と第二成分と
の共通の溶媒に溶解し、押出法、注入法。
流延法等によりシート状に成形する方法。
本発明方法は、炭化珪素成形品の電気特性を改善するこ
とを主目的とするものであって、発熱体として有用な炭
化珪素を主体とする複合材シートを製造するものである
から、第一成分と第二成分との混合割合は、第一成分が
両成分の合計量に対して50重量%を超え99重量%を
超えない範囲、好ましくは60〜97重量%、更に好ま
しくは70〜95重量%となるようにする。第一成分の
量が前記範囲より少ないと電気特性は良好だが長期耐酸
化性に問題が生じ、前記範囲より多いと炭化珪素発熱シ
ートとしての特性が損なわれる。
本発明方法を実施するに当り、上記第一成分及び第二成
分に加えて、架橋剤としてホウ素化合物及び/又はチタ
ン化合物を添加混合することができる。ホウ素化合物と
しては、例えば、ホウ酸。
ホウ素のフェノオキシド、i−プロピオキシド。
t−ブトオキシド等が好ましい。
ホウ素化合物の添加混合量は、第一成分(PC3S)の
重量を基準にして1〜50重量%が適当である。
チタン化合物としては、i−プロピオキシチタネート、
t−ブトキシチタネート、チタニウムアセチルセトネー
ト、ポリ−1−プロピオキシチタネート、ポリ−1−ブ
トキシチタネート、酸化チタン微粉末等が好ましく用い
られ、その添加量はホウ素化合物と同様1〜50重量%
が適当である。
また、ホウ素化合物とチタン化合物の混合物を添加して
もよく、この場合も混合物として1〜50重量%が適当
である。
また、本発明の方法では、第一成分及び第二成分のほか
に成形助剤としてポリビニルアルコール。
ポリビニルブチラール ボキシメチルセルローズ、低中位高分子ポリエチレン等
の有機ポリマーを用いてもよく、さらに有機潤滑剤とし
て高級脂肪酸,高級脂肪酸エステル。
高級脂肪酸アミド、高級アルコールのうちから少なくと
も1種の化合物を添加混合してもよい。高級脂肪酸とし
ては、ラウリン酸,カプリン酸,ステアリン酸,パルミ
チン酸,オレイン酸なと、高級脂肪酸エステルどしては
ブチルステアレート。
動植物油脂ワックス(カルバナワックス、密ろう)など
、高級脂肪酸アミドとしてはオレイン酸アミド、リノー
ル酸アミド、リノール酸アミドなど、高級アルコールと
してはカプリルアルコール、ラウリルアルコール、ステ
アリルアルコールなどが好ましい。
これらの有i潤滑剤の添加混合量は、第一成分(PCS
S)の重量を基準にして0,2〜20重量%が適当であ
る。
本発明方法では、さらに、第一成分と第二成分のほかに
第一成分の重量に対し90重量%以下の割合で、平均粒
径約1μm以下の炭化珪素微粉末を混合することもでき
る。即ち、第一成分のポリカルボシラスチレン共重合体
の一部<90重量%以下)を炭化珪素微粉末でおぎかえ
ることができ、炭化珪素微粉末の併用により成形性が向
上すると共に、生産コストが低下りるという利点がある
本発明方法では、このようにして形成した複合成形体を
、必要あれば空気中で加熱して不融化させるか、あるい
は不活性ガス中で熱処理(予備焼成)を行った後、不活
性ガス中で焼成すると、第一成分(PCSS)は炭化珪
素に変化し、また第二成分が炭素前駆体の場合は炭化し
て、緻密で高品質の炭化珪素−炭素複合材発熱シートが
形成される。
[発明の効果] 上述の如き本発明方法により得られる炭化珪素−炭素複
合材シートは、炭化珪素粒子の間隔や表面に炭素が存在
して一体に焼結した緻密な構造物となり、全体として炭
化珪素成形物としての特性を維持するが、電気特性(導
電性)が大幅に向上し、電気発熱体としての性能を示す
と共に高温における耐酸化性にすぐれる。
このため、この複合材シートを高温の空気中で長時間使
用しても殆ど減量が生じない。
したがって、この複合材シートは、航空機やロケットの
構造材,核融合炉材料,防火構築物材料。
電気機器材料等、特に発熱シートとしての用途に特に好
適である。  。
[実施例] 次に、本発明を実施例及び比較例により更に詳細に説明
するが、本発明は、これにより限定されるものではない
実施例1 ジクロロジメチルシランとジクロロメチルフェニルシラ
ンの等モルを使いトルエン溶媒中、金属Ha分散触媒を
用いて110℃で重合反応させて得られたポリシラスチ
レン(軟化点50〜60℃)を390〜400℃で30
分間不活性ガス(窒素)中で熱処理し、次いで5分間減
圧下で同温度で処理して、軟化点330℃のポリカルボ
シラスチレン共重合体を(qだ。この共重合体のカルボ
シラン結合とシラスチレン結合との割合(モル比)は4
5155であった。
このポリカルボシラスチレン共重合体30(lをトルエ
ン200CCに溶解した溶液に炭素微粉末(用崎製鐵製
,球晶等方性カーボン> 270(lを加え、ニーダ−
で混練しながらトルエンを除去して細かい混練粉末を得
た。
この粉末を30mmX 30mmの金型に充填し、50
0K(J/cm2の圧力でプレスして厚さ2.5mmの
シート状成形体を得た。
この成形体を空気中で100〜300℃の温度範囲内で
徐々に昇温しながら合計3時間熱処理して不融化したの
ち、N2ガス雰囲気中で300℃から600℃まで1℃
/分の昇温速度で600・〜1200℃までは5℃/分
の昇温速度で昇温焼成し、さらに1200℃で1時間焼
成した。
得られた炭化珪素−炭素複合材の曲げ強度は13にg/
mfl12であった。この複合材シートの体積固有抵抗
値は3.2 XIO−2Ω・cmであり通電により急速
に発熱した。またこの複合材シートを空気中ioo。
℃で5時間処理したときの重量保持率は、後掲の第1表
に示すようにきわめて良好であった。
実施例2〜7 実施例]で得たポリカルボシラスチレン共重合体を用い
、その混合量をSiC換算で炭化珪素−炭素複合材の合
計量の30〜50重量%となるように種々変化させて実
施例]と同様の方法でポリカルボシラスチレン共重合体
と炭素微粉末との細かい混練粉末を調製し、実施例1と
同様のプレス条件。
不融化条件並びに焼成条件で処理して炭化珪素−炭素複
合材シートを得た。
得られた複合材を空気中800℃で1時間処理したとき
の重量保持率を後掲の第1表に列記する。
比較例] 実施例1で使用したと同様の炭化珪素微粉末を30m1
llX 30111mの金型に充填し、500にg/c
m2の圧力でプレスして厚さ2.5m1llのシート状
成形体を1qだ。
この成形体を実施例]と同様の不融化条件並びに焼成条
件で熱処理した。得られた炭素焼結体を空気中1ooo
’cで5時間処理したときの重量保持率を第1表に示す
実施例8 実施例1と同様にして得た軟化点230℃のポリカルボ
シラスチレン共重合体の微粉末45Qと実施例1で使用
したと同様の炭素微粉末5gを乳鉢で攪拌混練して細か
い混練粉末を得た。
この粉末を12.5mmx 125mmの金型に充填し
、500に!IJ /cm2の圧力でプレスして厚さ3
mmの成形体を1qだ。
この成形体を実施例1と同様の不融化条件並びに焼成条
件で熱処理して炭化珪素−炭素複合材シートを19だ。
この複合材シートの体積固有抵抗値は4.5×10−2
0・cmで通電により急速に発熱した。を空気中100
0℃で5時間処理した時の重量保持率は99.5%であ
った。
実施例9 実施例1と同様にして得た軟化点200℃のポリカルボ
シラスチレン共重合体100Qとピッチ30gとをトル
エン200ccに溶解したのちニーダ−で混線しながら
トルエンを除去して細かい混練粉末を得た。
この粉末を12.5mmx 125mmの金型に充填し
、500Kg /cm2の圧力でプレスして厚さ2.5
mmのシート状成形体を得た。
この成形体を実施例1と同様の不融化条件並びに焼成条
件で処理して炭化珪素−炭素複合材シートを得た。この
シートの体積固有抵抗値は3.5×10−30・cmで
あり、通電により急速に発熱した。
また、この複合材を空気中1ooo℃で5時間5I!!
理した時の重量保持率は98.0%であった。
実施例10 実施例1と同様にして得た軟化点250℃のポリカルボ
シラスチレン共重合体450qとステアリン酸(試薬特
級)10gをトルエン300ccに溶解した溶液に実施
例1で使用したと同様の炭素微粉末100(Jを加え、
ニーダーで混練しながらトルエンを除去して細かい混練
粉末を得た。
この微粉末を12.5mmx 125mmの金型に充填
し500K(J /Cm2の圧力でプレスして厚さ2m
mのシート状成形体を得た。
この成形体を実施例1と同様の不融化条件並びに焼成条
件で処理して炭化珪素−炭素複合材シートを得た。
この複合材シートは通電により温度が急上昇し良好な発
熱性を示した。また、この複合材シートを空気中100
0℃で5時間処理した時の重量保持率は98.Oでおっ
た。
実施例11 実施例1と同様にして得た軟化点180℃のポリカルボ
シラスチレン共重合体270gとボロントリーt−ブト
キシド5gをトルエン300ccに溶解した溶液に実施
例1で使用したと同様の炭素微粉末30(]を加え、ニ
ーダ−で混練しながらトルエンを除去して細かい混練粉
末を得た。
この微粉末を12.5mmx 125mmの金型に充填
し500K(] /cm2の圧力でプレスして厚さ2.
5mmのシート状成形体を得た。
この成形体を実施例1と同様の不融化条件並びに焼成条
件で処理して炭化珪素−炭素複合材シートを得た。この
複合材シートに通電すると急速に温度が上昇し良好な発
熱性を示した。またこの複 ・合材シートを空気中10
00℃で5時間処理した時の重量保持率は99,6%で
あった。
実施例12 実施例1と同様にして1qだ軟化点210℃のポリカル
ボシラスチレン共重合体160(]とへキサメチレンテ
トラミン10%を含むフェノール樹脂90(]をトルエ
ン400ccに溶解したのち、ニーダ−で混練しながら
1〜ルエンを除去して細かい混練粉末を得た。
この粉末を12.5mmx 125mmの金型に充填し
、500にC1/Cm2の圧力でプレスして厚さ2.5
mmの成形体を得た。
この成形体を実施例1と同様の不融化条件並びに焼成条
件で処理して炭化珪素−炭素複合材シートを19だ。
この複合材シートは、通電により急速に発熱することを
認めた。また、これを空気中1ooo℃で5時間処理し
た時の重量保持率は98.7%であった。
実施例13 実施例1と同様にして得た軟化点191°Cのポリカル
ボシラスチレン共重合体150部とテトラ−1−ブトオ
キチタネート30部をトルエン250ccに溶解し、こ
の溶液に実施例で使用したと同様の炭素微粉末20部と
さらに低分子ポリエチレン10部をニーダ−で混練しな
がらトルエンを除去して細かい混練粉末を得た。この微
細粉末を12.5mmx 125mmの金型に充填し5
000にg/Cm2の圧力でプレスして厚さ2.0mm
の成形体を得た。
この成形体を実施例1と同様に不融化及び焼成して炭化
珪素−炭素複合材を得た。この複合材シートに通電する
と急速に温度が上昇し、良好な発熱性を示した。またこ
の複合材シートを空気中1000℃で5時間放置しても
重量減少はほとんど認められなかった。
実施例14 実施例1と同様にして得た軟化点180℃のポリカルボ
シラスチレン共重合体270gをトルエン300CCに
溶解した溶液に実施例1で使用したと同様の炭素微粉末
30(lおよび平均粒径0.5μmの炭化珪素微粉末3
0gを加え、ニーダ−で混練しながらトルエンを除去し
て細かい混練粉末を得た。
この微粉末を12.5mmX 125m1llの金型に
充填し500にMCm2の圧力でプレスして厚さ2.5
市の成形体を得た。
この成形体を実施例1と同様の不融化条件並びに焼成条
件で処理して炭化珪素−炭素複合材シートを得た。この
複合材シートに通電すると急速に温度が急上昇し良好な
発熱性を示した。またこの複合材シートを空気中i o
oo℃で5時間処理した時の重量保持率は99.6%で
あった。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)主としてポリカルボシラスチレン共重合体からな
    る第一成分50重量%超過99重量%以下と炭素又はそ
    の前駆体の顆粒状物又は粉末状物からなる第二成分1重
    量%以上50重量%未満との混合物を用いてシート状の
    複合成形体をつくり、該複合成形体を焼成することを特
    徴とする炭化珪素−炭素複合材シートの製造法。
  2. (2)第一成分が平均分子量1000〜50000、カ
    ルボシラン結合とシラスチレン結合との比が30/70
    〜70/30のポリカルボシラスチレン共重合体である
    請求項(1)に記載の製造法。
  3. (3)第二成分が、炭素,ピッチ,フェノール樹脂のう
    ちから選ばれた少なくとも一種の物質の顆粒状物又は粉
    末である請求項(1)に記載の製造法。
  4. (4)第一成分及び第二成分に加え、さらに第一成分の
    重量に対し1〜50重量%のホウ素化合物,チタン化合
    物またはこれらの混合物を添加混合する請求項(1),
    (2)または(3)に記載の製造法。
  5. (5)第一成分及び第二成分に加え、さらに第一成分の
    重量に対し0.2〜20重量%の有機潤滑剤を添加混合
    する請求項(1)に記載の製造法。
  6. (6)第一成分及び第二成分に加え、さらに第一成分の
    重量に対し90重量%以下の炭化珪素微粉末を添加混合
    する請求項(1),(2)または(3)項記載の製造法
JP63038740A 1988-02-23 1988-02-23 炭化珪素−炭素複合材シートの製造法 Pending JPH01215759A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001019753A1 (fr) * 1999-09-13 2001-03-22 Japan Science And Technology Corporation Polymere organometallique ponte utilisable dans la preparation de materiau ceramique composite et procede de production

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WO2001019753A1 (fr) * 1999-09-13 2001-03-22 Japan Science And Technology Corporation Polymere organometallique ponte utilisable dans la preparation de materiau ceramique composite et procede de production

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